【インタビュー】A.B.C-Z 5人の魅力が全開!主演映画『オレたち応援屋!!』

「僕はYouたちのファンだよ」と生前、ジャニー喜多川氏も大きなエールを贈っていた5人組グループA.B.C-Z。彼らがデビュー当時から単独で座長を務める舞台ABC座の5作目舞台を原案とした映画が公開。A.B.C-Zが“応援”に込める思いを直撃!

それはグループ結成のずっと前…



 2008年に5人でグループを結成したA.B.C-Z。それぞれの出会いや第一印象は?

河合郁人(以下:河合)「はっしー(橋本良亮)がジャニーズに入ってきたときは、すごいキレイな子が入ってきたなと思ったのを覚えていますね。ちょうど僕らとキスマイ(Kis-My-Ft2)が同じ楽屋にいて、モニターに映ったはっしーを見て、整った顔してるねという話をしました」

戸塚祥太(以下:戸塚)「僕もはっしーと会ったときのことを覚えています。エレベーターの中で、ちょうどジャニー(喜多川)さんと一緒にいて、A.B.C-Zのみんなもいたときだったと思う。すごくキレイな顔立ちしてるな、ご両親に会いたいな、と思った」

橋本良亮(以下:橋本)「どういうこと?(笑)」

五関晃一(以下:五関)「僕は、入所当時の塚ちゃん(塚田僚一)のことは、なんかとんでもない子がいるなと思ったのを覚えている。先輩のコンサートのJr.コーナーだったかな? 先輩グループがいる前で、振り付け師さんが急遽、みんな真ん中を開けてと指示を出したんです。そしたらそこを、まだ小さな塚ちゃんがバク転で通り抜けて…。なんだこの子!とみんなビックリですよ(笑)。その後、歌番組の間奏になると塚ちゃんがアクロバットをするのが定着したけど、実はけっこう長いこと、隣でタイミングをカウントしてくれる先輩がいないとアクロバットに入れなかったんだよね」

塚田僚一(以下:塚田)「そうでした(笑)」
五関「先輩のゴーを待っている塚ちゃんの真剣な顔がかわいかった」
河合「今もよく同じ顔するけどね(笑)」

全員:爆笑

五関「でもどんなにテンパっていてもアクロバットやらせるとすごいのは幼いころから変わらない」

塚田「河合のことは、出会った当初からジャニーズのことが本当に好きなんだな、天職だなと思っていました。ジャニーズじゃない河合が想像できない。ジャニーズになるべくして生まれてきたという感じ。後輩思いだし、仲の良い先輩もたくさんいて、ジャニーズであることを心底楽しんでいる感じがする」

戸塚「五関くんはダンスがすごく上手で、周りの子も“こいつ知ってるぞ”みたいな目で見ていました。河合は、確かコンサート会場で初めて会ったと思う。お互いまだ研修生で、大部屋で大勢と一緒に待機していたんですけど、その中で一番印象に残ったのが河合だった。まさに塚ちゃんが言ったとおりジャニーズになるべくして、という感じでした」

河合「研修生時代、懐かしいね。その時代からお世話になっている方々や、初期のころから応援してくださっているファンの皆さんもいて、いろいろな人に応援されてきたんだと改めて思います」

 そんな彼らは結成以来、常に一番近くで支え合い、応援し合う存在でもある。

塚田「五関くんは、まだ本当にジャニーズに入りたて、ちびっこJr.時代から先頭に立ってみんなを引っ張ってくれたのを覚えています。五関くんのダンスは僕とは違うタイプというか、とても軽やかな感じがして僕は当時から好きでした。今ではA.B.C-ZだけでなくSnow Manなどの他のグループの振り付けも手がけるようになって。僕も新曲が出ると、五関くんが今回はどんな振り付けをしてくれるか毎回楽しみです」

五関「メンバーから期待してもらえるのは励みになります。でもそれがプレッシャーになることがないのが、A.B.C-Zのいいところかなと思う。Snow Manや他のグループの振り付けを任されたときはもちろん自分の仕事として臨んでいますが、A.B.C-Zの曲では、みんなが、もっとこうしたいという希望や提案をしてくれるので僕の中では、僕がゼロから大まかな形は作るけど、そこから先はみんなで一緒に作り上げていくという感覚。僕自身も振り付けを考えながら早く5人で踊ってみたいなと、常に楽しみな気持ちです」

塚田「河合は、メンバーの中で自分が話を回す役割を担うようになって大変なときもあると思うけど、それも今ではのびのびとやっている感じがする。あと、ものまねも楽しみに応援しているので、今後レパートリーをどんどん増やしてほしいです(笑)」

河合「いま地道にレパートリーを増やしていて、けっこうストックもあるのでぜひお楽しみに(笑)。これも応援してくれる人たちがいてくださるからこそやる気も出る。またものまねグランプリにも出られるように頑張ります」

五関「とっつー(戸塚)は弱音を見せるのが苦手なところがあるから、こっちもひそかに応援することが多いかも。(堂本)光一くんの舞台『SHOCK』で、僕らがアクロバットをやらせてもらっていたときも、とっつーが難しめの技に挑戦して何度も背中から着地したりして、それでも一切弱音を吐くことなく頑張っていたのを今も覚えている。その時も陰ながら、頑張れ!と応援していました」

橋本「僕は後から入ったこともあって、ずっとみんなから応援される側です(笑)」

五関「確かに加入当初はね。良亮が入って2つ目のコンサートがキスマイとの合同コンサートで、あれは大変だったと思う。当時すでにキスマイも僕たちも何曲かオリジナル曲を持っていたけど、そのときの良亮にとっては全部が新曲みたいなものだったから」

橋本「いつもみんなから応援される側の僕ですが、気持ちとしては僕も常にみんなを応援しています。あまり力にはなっていないかもしれないけど(笑)。A.B.C-Zは、1人がみんなのために、みんなが1人のためにということを大切にしてきたグループ。だから敢えて応援していると言わなくても家族のような絆で、いつもつながっていると思っています」
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