話題のたらこスパ専門店に出汁スープで食べる「めんたい鯖」スパゲティ登場!

 今年1月にオープンした話題の進化系たらこスパゲティ専門店「東京たらこスパゲティ」。開店直後からSNSやメディアで取り上げられ、看板メニューの「炙りたらこのお出汁スパゲティ」を目にした人も多いだろう。気になりつつも機を逸していた記者だったが、季節限定メニュー「めんたい鯖とお出汁のスパゲティ」の噂を聞いてはいても立ってもいられない。7月に開店した2号店「東京たらこスパゲティ原宿表参道店」で、ようやく念願の「東京たらこスパゲティ」デビューを果たした。

 当初は女性に向けて和食ファストフードを作りたいという思いから、2〜3年前より和風スパゲティ専門店のアイデアをあたため、さらに専門性を高めた「進化系たらこスパゲティ」に着目したのが「東京たらこスパゲティ」。もともと身近なたらこスパゲティを普段から外でも食べてもらうべく、新たなスタイルのたらこスパゲティを開発。中でもそのままたらこスパゲティとしても、出汁スープをかけてお茶漬け感覚でも食べられる「炙りたらこのお出汁スパゲティ」は、お店を代表するメニューとなっている。
人気のお出汁スパゲティに「めんたい鯖」の切り身をトッピングした「めんたい鯖とお出汁のスパゲティ」
 今回お邪魔した原宿表参道店は、表参道から一本入った穏田キャットストリート商店会の左手に位置する。渋谷店に比べると近隣で働く人など、地元のお客さんが多く落ち着いた印象だ。季節限定メニュー「めんたい鯖とお出汁のスパゲティ」は、人気のお出汁スパゲティに「めんたい鯖」の切り身を贅沢にトッピング。「めんたい鯖」自体も店舗で明太子を仕込む際にできる漬け汁に、店舗で仕入れた鯖を漬け込んだオリジナルのもの。

 香の物とちりめんの小皿がついた定食スタイルで登場した「めんたい鯖とお出汁のスパゲティ」。まずは通常のたらこスパゲティとして、「めんたい鯖」と大葉や海苔、白いりごま、小ねぎ、みょうがを絡ませながら食べる。国産硬質小麦とタピオカ粉を使用した生パスタは、独特のもっちりした歯ごたえがあって、パンチのある「めんたい鯖」の味に負けずたらことの相性もぴったり。途中で出汁スープをかけると、鰹節と昆布の風味が合わさって一気に和テイストのスープスパに。麺のもっちり感は最後まで保たれ、「めんたい鯖」の油分が溶け出した出汁スープは絶品。出汁スープの味が薄まった場合には、テーブルに備え付けのオリジナル「明太醤油」で調整できる。ひと皿に160gのパスタが使われ、ボリュームもばっちりだ。

 とはいえせっかく来たので趣向を変えてもう一品、おすすめの土鍋パスタ「とろろ明太 大葉のソース」を注文した。ぽってりした土鍋の中に、すりおろした大和芋と明太子を合わせ、いくらと大葉、白いりごまがトッピングされている。箸ですくってひと口食べると、とろろの下の生パスタは大葉のジェノベーゼソースで和えてあり、ふわふわのとろろとスパイシーな明太子、爽やかな大葉の味わいに大満足!

 ランチはもちろん「明太子に合うワイン」を提供しているので、仕事帰りのチョイ飲みにも使える懐の深さがうれしい。今後も和食の食材や技法を取り入れつつ、新たなたらこや明太子のスパゲティを開発していくという「東京たらこスパゲティ」。たらこ、明太子好きもパスタ好きも定点観測しておきたいグルメスポットだ。

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