BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE | SUM BABY ーー月刊EXILE

BALLISTIK BOYZ待望の4枚目となるシングル「SUM BABY」が、8月4日にリリースされる。キャッチーなトラックが夏の暑さにもピッタリな“夏全開”のサマーポップ「SUM BABY」ほか、「HANDS UP」「Blow Off Steam」「Chasin’」の全4曲を収録。今回は各楽曲の世界観や制作の裏側、今後の展望にいたるまで多岐に渡って語ってもらった。

SC_ photography_大塚健二 styling_Jumbo(SPEEDWHEELS) hair&make_大木利保(CONTINUE), 藤原早代(CONTINUE), 富樫明日香(CONTINUE), 中山伸二(CONTINUE) text_オオサワ系 edit_亀井敬介

 

それぞれ楽曲に個性があり、
これこそがBALLISTIK BOYZの音楽性の強みなのかなと、改めて感じました
――日髙竜太

 

─「SUM BABY」はどのような経緯で制作されたのですか?

日髙竜太(以下日髙):去年の夏曲である「SUMMER HYPE」をリリースさせていただき、その次に「Animal」を発表させてもらって、僕たち的にはいい流れで来ていると実感していました。今回シングルをリリースできるとなったときに、ファンの皆さんからの期待値と言いますか、僕らへのハードルもすごく上がっていると感じていたので、せっかく出すなら今まで以上に素晴らしいものを出したいという強い想いがあり、いろいろと考えながら制作に取り組んだ結果、前作からだいぶ時間が経ってしまいました。そんななか、今回「SUM BABY」をリリースすることができました。楽曲はもちろん、MVでも「SUMMER HYPE」との差をつけようと思い、自分たちなりにさまざまなアイデアを監督さんにぶつけながら制作していきました。前作を超えた作品に仕上がっていると思います。

─最初に楽曲を聴いたときの感想を教えてください。

深堀未来(以下深堀):「SUMMER HYPE」とは違うといいますか、ビートもヒップホップ寄りのなかで、メロディはすごくキャッチーで覚えやすいです。聴いていて楽しくなりますし、「SUMMER HYPE」よりも、もうひと段階大人になったサマーソングだなと思いました。
奥田力也(以下奥田):前回の「SUMMER HYPE」は夏っぽさが強調されていましたが、今回の「SUM BABY」はそれにプラスして、女性に問いかけているような歌詞があって、そういった意味では、前回よりも少し大人に成長した僕たちの歌やパフォーマンスが表現できそうだなと感じました。

─お気に入り、または印象に残っている歌詞を教えてください。

砂田将宏(以下砂田):あえて「SUMMER HYPE」というワードを入れたのはすごくおもしろいなと思いました。遊び心があり、なおかつ曲全体に夏感があっていいなと思いました。
海沼流星(以下海沼):全体的にどこをとってもいい歌詞だなと思います。前回の「SUMMER HYPE」と違う部分といえば、“いつもと違う胸のザワメキも あれもこれも全部 夏のせいにしよう”など、女性に語っているような歌詞が多く出てくるのですが、そこに対してメンバーそれぞれが声質を工夫して歌っているところです。ここはぜひチェックしてほしいです。

─レコーディングの際に意識したことはどのようなことですか?

加納嘉将(以下加納):夏の曲はほかの季節の曲と違って、どれだけ明るく楽しく歌えるかとか、楽しさが伝わるかが重要だと思ったので、より明るく、笑いながら歌うような感じを意識しました。メンバー7人で旅行に行ったり、バーベキューをしていることを想像しながら、リラックスして歌いました。

─パフォーマンスをする際、意識されたことは何ですか?

松井利樹(以下松井):ファンの皆さんが、ライヴなどで真似して踊れるようなものになっています。もちろん、ダンスをやったことがない人でもすぐに覚えられます。誰でもできるような振り付けを力也が考えてくれました。
奥田:前回の「SUMMER HYPE」のときと同じく、簡単に真似できるということやキャッチーさのある振り付けにするということは考えました。特に今回の振り付けは、誰もが見てすぐに踊れちゃうようなものになっていて、最後の部分はカメラで写真を撮っている動きをベースに振り付けを作りました。これは、ファンの皆さんのそれぞれの思い出や、僕らとの思い出というものを大切に、この夏も思い出を残していけたらいいなという思いを込めて作りました。

─カップリング曲についてお聞きします。「HANDS UP」は、どのような世界観をイメージして制作をされましたか?

加納:この曲は僕たちの単独ツアー「PASS THE MIC ~WAY TO THE GLORY~」のライヴから披露させていただいている楽曲なのですが、いつもライヴの最後に歌わせてもらっています。特にこの1年間はライヴができないなど、自分たちが思うような活動ができなかった悔しい日々でした。そんなときでも応援してくれて、支えてくれたのはBBZ Familyの皆さんで。そんな僕たちとBBZ Familyの皆さんとの絆を歌詞に込めています。

─「Blow Off Steam」は、どのような世界観をイメージして制作されましたか?

砂田:自分たちの単独ツアーのオープニングにパフォーマンスをした曲です。これはHIROさんのアイデアだったのですが、ファンの皆さんに会えない期間が長い間続いて、僕たちもそうですが、ファンの皆さんもいろいろと悔しい思いをして、いつ会えるんだろうと、不安な思いがあったなかで、心の中に溜まりに溜まったエナジーをここにぶつけようというテーマを持って作られた楽曲です。スピード感のあるイントロは、これから始まるライヴに勢いをつけるのにぴったりです。

─「Chasin’」は、どのような世界観をイメージして制作されましたか?

奥田:ラッパー3人で作らせてもらい、自分たちのやりたい音楽やテイストにすごく近づいた曲になったと思います。前回の「HIGHWAY」の第2弾の楽曲で、「Cha
sin’」を日本語に訳すと「追いかける」という意味合いがあるのですが、メンバー全員が必死に這い上がるじゃないですけど、まだまだ自分たちはここから走り続ける、みたいな歌詞を英語と日本語で書かせてもらいました。BALLISTIK BOYZの7人でパフォーマンスをするときとは、また違った雰囲気といいますか、世界観をこの曲から感じていただけたらうれしいです。あと自分たちで作詞をしている分、自分の気持ちや思いをストレートに表現できたので、その辺も意識して聴いてほしいです。
海沼:前回の「HIGHWAY」も3人で書かせていただき、デビューして間もない段階で作詞させてもらうというのはなかなかできないことなので、すごく光栄でした。制作をする際、「HIGHWAY」から繋げていきたいよねという話を3人でして、メンバーが高速道路を走っていく、夢を追いかけていくというテーマのもとで書きました。今はこういったご時世ですが、背中を押してくれるような歌詞は、僕らも実際に歌っていて勇気づけられます。ファンの皆さんが気持ちが下がっているときに、この曲を聴いて少しでも元気を与えられるような、それが仕事でもなんでも頑張るきっかけになってくれればいいなと思います。
松井:「HIGHWAY」に続いて、また自分たちの作詞作曲で楽曲をリリースさせてもらえたことがありがたいですし、すごくうれしく思います。ほかの曲と比べて、自分たちで作らせていただいたからこそ、ありのままの自分たちを、より感じていただける楽曲なったと思います。

─今作には、ライヴやドキュメンタリー映像も収録されていますが、見どころを教えてください。

海沼:本当はライヴ会場に直接来ていただき、僕たちのライヴで溜まっていたストレスを発散してもらうのがいちばんだと思うのですが、現状ではなかなか難しいですし、外出をするのが怖かったり、会場に足を運ぶことにためらいを覚える人もたくさんいると思います。そんな状況下のなか、「Save Your Neighbor」を掲げライヴを行う僕たちの想い、ライヴへの情熱や僕たちのファンの皆さんへの思いなどを語っているので、映像を通じて、僕たちがこれまで考えてきたことや気持ちを共有できたらうれしいです。こういうご時世のなか、ここまで走り続けることができているのは、ファンの皆さんのおかげです。この映像を観て、皆さんが少しでも喜んでくれたらうれしいです。

 

今夏はまだ、今までどおりの夏を100%楽しむことは難しいと思いますが、
曲を通して本来の夏を想像しながら過ごしていただきたいです
――加納嘉将

 

─今回のシングルは、BALLISTIK BOYZにとってどのような位置付けの曲になったと思いますか?

加納:今夏はまだ、今までどおりの夏を100%楽しむことは難しいと思いますが、曲を通して本来の夏を想像しながら過ごしていただきたいです。「HANDS UP」と「Blow Off Steam」の2曲には、僕たちがライヴを通して、コロナ禍で活動ができなかった悔しさやファンの皆さんへの思いなどが詰まっています。また「Chasin’」は、ラッパー3人が作詞作曲をしたことで、これまでのBALLI
STIK BOYZにはない新たな表現を示すことができたと思っています。
日髙:リード曲こそ「SUM BABY」ですが、どの曲もリード曲にふさわしいスペシャルな楽曲だと思います。それぞれ楽曲に個性がありますし、これこそがBALLISTIK BOYZの音楽性の強みなのかなと、仕上がりを聴いてみて改めて感じました。

─最後に『月刊EXILE』の読者の皆さんにメッセージをお願いします。

深堀:僕たちの想いが詰まっている各楽曲はもちろんですが、MVも今までと違う僕たちらしさがより鮮明に表れたものになっているので、ぜひチェックしていただけたらと思います。世の中的にはまだまだ不安な状況が続いていますが、ちょっと暗くなりがちなそんなときこそ、今回のシングルを聴いて楽しんでほしいです。これからも応援よろしくお願いします。
松井:今回のシングルは特にライヴに対する想いや、より成長した自分たちを見てほしいという気持ちなど、いろいろな思いが詰まったものになっています。コロナ禍で、なかなか思うような行動が取れないなか、自分たちがニューシングルをリリースすることで、少しでも多くの人たちに笑顔になってもらえたらうれしいです。過去にライヴでも披露したことがある、思い出深い楽曲も収録されているので、そういった曲も聴いて楽しんでいただけたらありがたいです。
加納:「HANDS UP」「Blow Off Steam」は全国ツアーをともにしてきた楽曲ですし、「Chasin’」も東京公演でやらせていただいた大事な楽曲です。新曲「SUM BABY」は、今後ライヴを開催するたびに必ず披露する楽曲だと思うので、曲も振りもぜひ覚えてほしいです。今回の4曲は絶対にライヴ会場で、生で聴いてほしいと思っています。これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!
海沼:4曲すべてが、リード曲としてリリースしてもおかしくないほど、こだわって作らせていただきました。今まで応援してくださっているファンの皆さんにはもちろん、まだ僕たちのことをよく知らない人、さらには音楽好きの耳の肥えた人まで、どんな人が聴いても必ず満足していただける楽曲になっていると思います。ひとりでも多くの方に聴いていただけたらうれしいです。
奥田:僕たちとしては今回、4曲のなかでどの曲がいちばんいいという意見はなくて、全曲それぞれ違った魅力があることはもちろん、世界観もバラバラで、まったく違ったレコーディングになっているので、そう言った意味ではこれまでのBALLISTIK BOYZにはない楽曲に仕上がっていると思います。個人の声質だけでなく、歌い方も細かな部分にまでこだわって行いましたし、MVも今までとはまったく違った雰囲気になっています。ファンの皆さんの期待に応えられるような作品になっていると思うので、チェックしてもらえるとうれしいです。ファンの皆さんはもちろん、僕らのことを知らない人でも、とにかくひとりでも多くの方に聴いていただきたいです。常にスキルアップ、レベルアップした音楽を届けたいと思っているので、これからも応援をよろしくお願いします!
砂田:4曲すべて、僕らの思いが詰まっています。「SUM BABY」のMVは、今までの僕たちにとってもそうですし、LDHのほかのグループのなかにもなかったような珍しい作品に仕上がっています。ある意味、挑戦的な作品でもあるのですが、BALLISTIK BOYZとしては手応えのあるものになり、新たな可能性を感じてもらえるような作品になっていると思います。ドキュメンタリーも、この映像を通して楽曲やパフォーマンスが完成するまでのプロセスなどから、僕らの新たな一面と言いますか、いつもとは違ったストーリーが垣間見えると思います。たくさんの人にチェックしていただけるとうれしいです。
日髙:リード曲の「SUM BABY」は、前回の夏曲である「SUMMER HYPE」を超えたいという思いからリリースをさせてもらいました。「HANDS UP」や「Blow Off Steam」も自分たちのツアーでの思い出を筆頭に、さまざまな思いが詰まった楽曲になっています。「Chasin’」は「HIGHWAY」からの繋がりで生まれて、ラッパー3人が挑戦できた楽曲にもなっていて、そういった意味では4曲すべてが、いろんな人の思いが詰まった大事な曲になっています。今回のシングルを通じて、BALLISTIK BOYZの新たな可能性が垣間見えると思いますので、ぜひ聴いてほしいです。そしてライヴで直接会えるのを楽しみにしています。

Single information
「SUM BABY」
08.04 ON SALE

[CD +DVD]RZCD-77384/B ¥4,950
[CD]RZCD-77385 ¥1,500

 

日髙竜太《GALLERY DEPT》のパンツ¥99,000(idea by Sosu)《used》のブーツ¥22,000(Safari 2号店)《JAM HOME MADE》のブレスレット¥9,350、バングル¥50,600(JAM HOME MADE TOKYO)加納嘉将《used》のパンツ¥8,800(Safari 4号店)その他スタイリスト・本人私物 海沼流星(LANVIN)のTシャツ ¥154,000、スニーカー ¥91,300 (ともにCORONET) 深堀未来(SELF MADE BY GIANFRANCO VILLEGAS)のハイネック ¥ 24,000(THE WALL SHOW ROOM)(used)のパンツ ¥16,500(Safari 4号店)(JAM HOME MADE)のピアス 各¥16,500(JAM HOME MADE TOKYO)その他スタイリスト、本人私物 奥田力也(used)のデニムパンツ ¥9,900(Safari 1号店)その他本人私物 松井利樹(THOM BROWNE)のジャケット ¥446,600、パンツ ¥228,800、ニット ¥133,100(以上THOM BROWNE)その他スタイリスト、本人私物 砂田将宏《KENZO》のニット¥71,500(KENZO paris japan)《used》のパンツ¥33,000(Safari 1号店)《Manolo Blahnik》のシューズ¥125,400(ブルーベル・ジャパン株式会社)《JAM HOME MADE》のネックレス、リング[全て参考商品]
(JAM HOME MADE  TOKYO)

月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )9月号より


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