トビウオバーガーに屋久鹿タコスも!新宿で希少な屋久島食材のグルメが楽しめる「屋久島フェア」
日本各地から産地直送で届く食材を生かしたメニューや地域の魅力を楽しむことができる新宿のオープンカフェテラス「バスあいのり3丁目テラス」。同所にて16日より期間限定で、鹿児島県屋久島町の希少食材を体験できる「屋久島フェア」が開催される。開催に先駆けて行われた試食会から、屋久島の食の魅力をレポートする。
屋久島町は、鹿児島市内から約130km南方に位置する島。屋久島と火山島である口永良部(くちのえらぶ)島の2島からなる町で、九州最高峰の宮之浦岳(標高1936m)を擁し、周囲132km、面積504.29平方km、人口は9月末現在で1万1877人となっている。特産品はポンカン、たんかん、パッションフルーツ、マンゴーやその加工品、トビウオすり身や地魚の燻製、ニホンジカの亜種であるヤクシカのジビエ、芋焼酎、屋久杉工芸品など。島独自の自然美や生態系が評価され、1993年には日本初の世界自然遺産に登録されている。
今回紹介される食材の「トビウオ」は漁獲高日本一を誇り、体長の大きなものが獲れるのが特長。刺身やフライ、焼き魚などさまざまな料理で食べられている島民のソウルフードだ。ニホンジカに比べて小柄な「ヤクシカ」はその肉も希少で、脂肪が少ない赤身で鉄分が豊富に含まれたヘルシーな食材。「アオリイカ」はイカの王様と呼ばれるほど味が良く、冷凍にしてもほとんど味が落ちないそうで、刺身、天ぷら、煮付けなどどんな料理でもおいしく食べられる。屋久島産を中心とした無農薬生姜だけで作った「ジンジャーシロップ」は、オリジナルブレンドのスパイスや「かごしまブランド」に認定される「たんかん」の豊かな風味が味わえる。
離島である屋久島の食材は島外への出荷が難しいものも多いが、今回は貨客混載の「バスあいのり便」を利用することで、産地直送の新鮮な食材を使った特別メニューが提供できるという。