俳優で映画プレゼンターの赤ペン瀧川「AIを積極的に使っていくほうが映画業界的には明るい未来があるんじゃないか。AIが進化したら、よりアナログの価値が上がるとも思う」

俳優で映画プレゼンターでもある赤ペン瀧川

 全編生成AIで製作した、3人の監督によるオムニバス映画『generAIdoscope:ジェネレイドスコープ』が現在、東京・吉祥寺のアップリンク吉祥寺で上映中だ。毎回、上映後にはトークイベントが開催されているのだが、9月5日には俳優と映画プレゼンターという二つの顔を持つ赤ペン瀧川が出演し、『グランマレビト』を手掛けた映画監督・映像ディレクターの山口ヒロキ監督にAI映画についての疑問をぶつけ、AI映画の今後についても花を咲かせた。

 2人はTOKYO HEADLINE WEBで「AI映画の現在と未来」というテーマで対談を行い、それがきっかけでこの日の出演となった。対談の際には山口監督の作品しか見ておらず、瀧川は曽根剛監督の『AZUSA』と安達寛高監督の『モンキーズ・オデッセイ』は初見とあり、改めてAI映画の可能性に驚きを感じた様子。

 瀧川はまずは「何に驚いたってモンキーズ・オデッセイのエンドロールの短さですよね。マジで?って(笑)。これだけ少ない人数でこういう映像が作り出せるんだということにやっぱり驚いたし、めちゃくちゃ可能性があるなと思いました。だから“こういう物語を作りたい”“こういう映像が作りたい”でも作れないという人が、この生成AIツールを使うことによっていろんな作品を作ることができるんだということの証明でもあるので、めちゃくちゃ未来はあるなと僕は思いました」とこの日もAIの可能性について言及した。

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