何気ない日常に潜むさまざまな光景を、独自の視点から切り取った写真集『うめめ』などで幅広い層から人気を得ている写真家・梅佳代が、美術館で初の個展を開催。
ちょっとした“衝撃”の瞬間をとらえたストリートスナップのシリーズや、知り合った人々にカメラを向け意外なまでの表現力を引き出した『女子中学生』『男子』、祖父や祖母ら家族の日常というパーソナルな題材ながら誰もが共感する普遍性にあふれた『じいちゃんさま』など、梅の作品には、一見ごくありふれた光景にひそむかけがえのない瞬間が見事に切り取られている。
本展では、それら梅佳代の代表的なシリーズを網羅し、数々の未発表作品を交えて再構成した作品約390点を展示し梅佳代ワールドの全貌に迫る。
アートには興味がない、写真展を見に行ったこともないという人の心をも瞬間的につかんでしまう、梅佳代ワールドの魅力を体験してみて。