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ART | TOKYO HEADLINE - Part 21
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ART ”時代のリアル”を見つめて

2012.09.24 Vol.566

 時代のリアルに呼応し、強い社会的メッセージを持つ作品を生みだし続ける現代アーティスト集団・Chim↑Pom(チンポム)が、大規模個展を渋谷パルコにて開催。

 2005年、卯城竜太、エリイ、林靖高、岡田将孝、水野俊紀、稲岡求の6名によって結成。以降、タブーという概念にとらわれることなく“現代のリアル”を見つめ、強いメッセージ性を放つ刺激的な作品を発表してきた。国内のみならず海外でも大きな注目を集めている。東日本大震災をきっかけに開催した2011年5月の個展「REAL TIMES」では、渋谷駅に設置された岡本太郎の壁画『明日の神話』に福島第一原発事故の絵を付け足した作品も展示し、大きな話題となったことも記憶に新しい。

 そんな彼らが、ついに大規模個展を開催。パルコならではの新作が、パルコミュージアムはもちろん渋谷パルコ屋外にも展示される。渋谷を舞台にした“コラボ”にも注目だ。

ART 待望の日本初個展を開催中!

2012.09.10 Vol.565

 いま、世界で最も脚光を浴びる写真家の1人として名を連ねる、ライアン・マッギンレーの、日本初個展がついに実現。マッギンレーは1977年、アメリカのニュージャージー州ラムジー生まれ。2000年、弱冠22歳にして自主企画の展覧会、自費出版した作品集で話題を集めるとそのわずか3年後、ホイットニー美術館で同館史上最年少で個展を開催。現在までに、グッゲンハイム美術館、サンフランシスコ近代美術館、ヒューストン美術館、スミソニアン博物館・国立肖像画美術館(ワシントン)など、さまざまな美術館が彼の作品を所蔵している。

 本展では、動物と裸のモデルをとらえた最新シリーズ「Animals」を紹介。動物と裸のモデルたちとの、不思議な緊迫感とコラボ感に注目だ。

 また、清澄白河の小山登美夫ギャラリーでは29日まで、マッギンレーが友人たちと旅したロードトリップのシリーズを展示する個展「Reach Out, I’m Right Here」を同時開催。ぜひ両方のギャラリーで、新世代を代表するユニークな写真家の2つのシリーズを鑑賞してみて。

アノ人の隣に座ってみたい…!?

2012.09.03 Vol.564

 丸ビル開業・丸の内商店会10周年を記念して開催されるユニークなアートイベント。有楽町と大手町をつなぐ約1.2kmに及ぶ丸の内仲通りを中心に、坂本龍馬や西郷隆盛、アインシュタインといった歴史上の偉人から、石川遼や松井秀喜などのアスリート、所ジョージや鈴木福などお茶の間の人気者まで、時代をリードしてきた著名人をモチーフにしたブロンズ像をベンチに設置。期間限定で、20体のブロンズ像がお目見えする。このアートイベントは、丸の内商店会がパートナーシップ協定を締結するロンドンのボンドストリートにある、ベンチオブジェにヒントを得ているとのこと。キュレーションは、アートや街づくりなど幅広い分野で活躍する山田五郎。大人から子供までが気軽にアートを楽しめるイベントだ。“著名人たち”の隣に座って一休みしたり、記念撮影をしながら、丸の内で街歩きを楽しんでみては。

アートの中に”天使”を感じて

2012.08.27 Vol.563

 美術、写真、建築をはじめ幅広いジャンルに独自の批評を展開した思想家・多木浩二が、ワタリウム美術館のために書き下ろした写真論『歴史の天使』をもとに、2012年版として再構成して12人の作家の作品とともに展示する。

 展示は7章に分けて構成。出展は、アメリカ社会のダークサイドを人物写真を通じて表現したダイアン・アーバス、肖像写真のシリーズ「20世紀の人間たち」を手掛けたアウグスト・ザンダー、前衛芸術運動の中心人物として知られるマン・レイ、有名人の肖像などでも知られるロバート・メイプルソープ、日常空間で非日常的光景をとらえたデュアン・マイケルズ、解剖中の屍体などを被写体に独特の美意識で神話的なイメージにまとめあげたジョエル=ピーター・ウィトキン、写真を使ったインスタレーション作品で知られるクリスチャン・ボルタンスキー、現代写真に衝撃を与えたロバート・フランク、シュルレアリスムの代表的画家であるルネ・マグリット、詩集『吠える』で知られるアレン・ギンズバーグ、社会的メッセージの強い作品で評価を得るチン↑ポム、第25回木村伊兵衛写真賞を受賞した鈴木理策の12作家。それぞれの写真表現に感じるのは“天使”の存在か、はたまた不在か。

新宿駅周辺全域がアート空間になる!

2012.08.20 Vol.562

 昨年10月に「繋がりの誘発」をテーマに開催された「学生クリエイターズ・フェスタin新宿2011」に続き、今年も新宿を舞台に、さまざまなアートが展開。

 今年の特別企画として、日本を代表する前衛芸術家で、新宿区名誉区民でもある草間彌生の、かぼちゃの巨大バルーンが新宿NSビル内に登場するほか、アートディレクター・北川フラム監修による「新宿西口高層ビル10daysパブリック・アート展」を開催。また、CGアートの第一人者・河口洋一郎が手掛ける進化型宇宙生物の立体造形作品を、新宿区役所本庁舎他各会場に展示。

 他にも、昨年も好評だった「学生アート・コンペティション」や、親子で楽しめる「こどもアートプログラム」、横町の街並みを描いた巨大のれんが出現する「思い出横丁町並み絵巻プロジェクト2012」など、会期中はユニークなイベントを多数開催。新宿の街でアートを満喫してみよう。

エヴァの原点、ここにあり!

2012.08.06 Vol.561

「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明監督が“館長”となって、その創作活動の原点であり、多大な影響を受けてきた“特撮”の世界を紹介する、注目の展覧会。
 精巧なミニチュアで作られた町や山や海を舞台に、怪獣やヒーロー、スーパーマシンたちが大活躍する様を特殊撮影を使用して描きだす、通称“特撮”。円谷英二が始めた日本の特撮は、昭和のエンターテインメントの一大ジャンルを築き上げた。現在も、その影響を受けたクリエイターや熱心な愛好家は多い。しかしデジタル技術の発展とともに特撮の形も様変わりした、かつて現場で使われてきたミニチュアや小道具などは破壊されたり散逸し、失われつつあるという。それら、貴重な財産を保護したいという庵野監督の思いから実現した本展では、『海底軍艦』(1963年)の轟天号などのメカから、怪獣やヒーローなど、特撮作品に登場したミニチュアたちが大集合。さらに、当時の雰囲気を体感できる“特撮美術倉庫”の再現や、特撮を支えた職人たちの技術紹介、特撮のミニチュアステージを体験できるコーナーなど、特撮ファン感涙の展覧会となっている。また、企画・庵野秀明、巨神兵・宮崎駿、監督・樋口真嗣によるスタジオジブリ最新特撮短編映画『巨神兵東京に現わる』も会場で初公開される。

安齋肇ワールド、今年のテーマは”ヘアー”

2012.07.30 Vol.560

 イラストレーター、アートディレクター、ソラミミストとして多彩な活躍でファンを楽しませる安齋肇。毎年恒例の個展が、この夏も開催! 今年のテーマは「HAiR」。なぜヘアなのかは謎だが、ヘアにまつわる作品を披露するという。ヘアーな絵画? ヘアなTシャツ? ヘアな家具? ヘアな楽器? そしてヘアといえば帽子? 安齋いわく、とにかくテーマはヘアで「平和な部屋を作りたいです」とのこと。安齋ならではのユニークな視点で、笑いあり驚きあり、楽しくてピースフルな展覧会となること間違いなし。展覧会を見終わった後は、ヘアの見方が変わるかも!?
 そしてこちらもお楽しみ。毎年人気の、アートな新作Tシャツ、手描きT(通称・巨匠T)に加え、復刻Tも登場する予定。Tシャツ好きなら、ぜひこの機会にアートなレアTを手に入れるべし。

岡田裕子展 「No Dress Code」

2012.07.16 Vol.559

ミヅマアートギャラリー 7月11日(水) 〜8月11日(土)
 近年、写真やビデオ、インスタレーションを中心に発表を続けてきた岡田裕子が、絵画と人間の身体性をテーマに「描くこと」「造形すること」について探求した新作を発表する。現代において、美術の表現技法は非常に多岐に渡るものとなっている。そんな時代だからこそ岡田は「描くことと人間の関係」「絵画の再考」に思いを込め、新作に挑む。
 展覧会のタイトル「No Dress Code」は、新作のモチーフである下着や衣服を彷彿とさせるビジュアルにもちなんでいるが、その根底にはドレスコードなし=指定や規定なし、すなわち“表現にルールはない”という意味合いが込められている。本来、絵画にルールなど無く、それを描く人間も選ばない。今回紹介される新作は、まさにノールールというべき、ユニークなもの。“平面絵画”のために使われるキャンバスを、“布”としてのイメージに還し、下着のような衣服のような、不思議な物体が形作られる。そこには、2次元の平面の中で3次元的な世界が構築されるという、スタンダードな絵画のルールは存在しない。新作絵画6点のほか映像作品、インスタレーション作品を展示。
“ノードレスコード”だからこその探求を楽しんで。

ART 現代美術家・天明屋尚プロデュースのギャラリー誕生

2012.07.09 Vol.558
 日本画と現代風俗を絶妙に取り入れた"ネオ日本画"を標榜し、絵筆で闘う"武闘派"を名乗る現代美術家・天明屋尚がプロデュースするコマーシャル・ギャラリーがオープン。"奇想天外"から名づけられた"TENGAI"には、従来の美術を逸脱した、小さな枠にとらわれない作家を紹介するという意味が込められている。  オープン第1弾の個展は、スイッチと関係性を持った作品を作り続けている辻野裕明。2010年「TAGBOAT AWARD」で天明屋尚賞を受賞し、その後、天明屋尚がキュレーションしたBASARA展にも参加して注目を集めた作家だ。1971年東京生まれ。97年に武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業し、以来、一貫してスイッチにこだわった作品を発表している。近年はLEDを取り入れ、スイッチを押すと色とりどりの色彩が光り輝く小さな作品を発表。  本展では、シリーズ作品Prayer1からPrayer3の他、次なる展開を見せる新作4点を展示。視覚と触覚を使って、遊び心ある辻野作品を体感してみよう。 ------------------------------------------------------------ 【時間】11〜19時【休】日月祝 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3462-0682 【交通】東急東横線 中目黒駅正面出口より徒歩8分 【URL】http://tengaigallery.com/

蜷川実花写真展 ヘルタースケルター

2012.07.02 Vol.557

パルコミュージアム 7月5日(木)〜23日(月)

 岡崎京子の原作を、監督・蜷川実花、主演・沢尻エリカで映画化した超話題作『ヘルタースケルター』の世界観を体感できる展覧会。世界的フォトグラファーとして幅広い活躍を展開する蜷川実花だが、初めて監督した長編映画『さくらん』でも高い評価を得ており、本作は映画監督第2作目となる。伝説的コミックを原作に、常に注目を集める女優・沢尻エリカを主演に迎え、蜷川監督がメガホンをとり映画化するということで、早くから大きな注目を集め、完成した作品を見たマスコミなどからすでに絶賛の声が続々と上がっている。  今回の展覧会では、蜷川監督自身が撮りおろしたスチールフォト、劇中に登場する雑誌用のファッションフォト、さらには劇中の衣装や美術も展示。映画『ヘルタースケルター』で表現した蜷川実花の世界観を、リアルに堪能できる。  また、会場内ショップでは 本展展示作品を網羅した蜷川実花写真集「HELTER-SKELTER MIKA NINAGAWA」(パルコ出版)の他、映画関連商品も、映画の公開に先駆けて先行販売される。

【時間】10〜21時(最終日は18時まで・入場は閉場の30分前まで)【休】会期中無休【料金】一般500円 学生400円 小学生以下無料 ※ 映画『ヘルタースケルター』前売券か半券提示で半額【問い合わせ】03-3477-5873【交通】JR渋谷駅 徒歩5分 渋谷パルコ パート1・3F 【URL】http://www.parco-art.com

デヴィッド・リンチ展

2012.06.25 Vol.556

8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery 6月27日(水)~7月23日(月)

『イレイザーヘッド』『ツイン・ピークス』『マルホランド・ドライブ』など、数々の傑作映画を手掛けてきた鬼才、デヴィッド・リンチ。彼は映画監督のみならず、絵画や写真、アニメーションや立体作品、音楽制作など、幅広い表現活動で知られており、2007年に開催されたパリのカルティエ現代美術財団での個展でも高い評価を得ている。そんな彼の水彩、ドローイング、リトグラフを中心とした最近の作品を紹介する注目の展覧会だ。 「絵のこととなると、私が本当に美しいと思うのは暗いもののほうだ」と語るリンチ。本展でも、そのダークな美しさで、彼のファンから初めて触れる人までを魅了するに違いない。  会期中には関連イベントとしてデヴィッド・リンチ短編映像の限定上映も行われるのでこちらもお見逃しなく。

【時間】11~20時 【休】会期中無休 【料金】入場料無料 【問い合わせ】03-6434-1493 【交通】東急田園都市線、東京メトロ副都心線 渋谷駅15番出口直結 渋谷ヒカリエ8F 【URL】http://www.hikarie8.com/artgallery/ 【関連イベント】デヴィッド・リンチ短編映像 限定上映:7月13日、14日の20時より。要事前予約。有料。詳細はギャラリーのホームページにて

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