アートフロントギャラリー 開催中〜6月12日(日)
デュッセルドルフを拠点に制作を続けるアーティスト、藤堂良門の新作個展。かつてヨーゼフ・ボイスが1982年のドクメンタ7において7000本の樫の木を植え、7000個の玄武岩を置いた「7000 Eichen(7,000本の樫の木プロジェクト)」を想起させる展覧会タイトルから伺えるように、本展では、ボイスのように社会との関係性の中で芸術を実践しようとする藤堂の作品性に触れることができる。
今回の展覧会では、ドローイング作品を日本で初めて展示する他、本の間にガラスをはめ込んだ作品も展示。藤堂作品では、積層ガラスを間に挟んだ作品群がよく知られているが、本と石、物質は違えど一貫したコンセプトを見てとることができるはず。
ガラスを通して見える世界に、手を伸ばしたくなるとき、鑑賞者と作家、そして社会はつながるのだ。
【時間】11〜19時 【休】月曜 【料金】入場無料 【問い合わせ】03-3476-4869 【交通】東急東横線 代官山駅 より徒歩 5分 【URL】http://artfrontgallery.com