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CD | TOKYO HEADLINE - Part 13
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新しいスタートにフィットする音楽。『Hurt & The Merciless』The Heavy

2016.04.13 Vol.664

 小栗旬が出演し壮大な桃太郎の世界を描きだしたペプシネックスのCM。今でも強烈な印象を残すあのCMで音楽を担当したのが英バンドのザ・へヴィーだ。ソウル、R&Bにガレージロック、映画音楽を融合した独特のサウンドは、最新作においてもさく裂している。ソウルフルなボーカルやアレンジは体を揺さぶり、ヴィンテージ感とモダンミュージックが同居。アッパーでパーティー感もあり、知らずに体が動き出すアルバムだ。

 前作のブレークで日本でもその名を知らしめたが今年もまた前回同様フジロックでの来日がすでにアナウンスされている。絶好調のサウンドを生で味わいたい。

[ROCK ALBUM]COUNTER RECORDS / Beat Records 発売中 2200円(税込)

新しいスタートにフィットする音楽。『WILDFIRE』RACHEL PLATTEN

2016.04.13 Vol.664

 新年度のスタートにあたっていろいろなところで応援ソングを聴く機会が多い。そんななかで、いま最も注目したい応援ソング=ファイトソングが、米新鋭女性シンガーソングライターのレイチェル・プラッテンが歌う『ファイト・ソング』。昨年発表されると、本国アメリカはもちろん人気はイギリスにも波及。今では世界中で愛されている。この曲はなかなかヒットに恵まれないときに自分自身を奮い立たせるために書いた曲だそうで、その思いが同じように目標に向かって頑張る人に寄り添い、支持を集めるのだろう。本作は日本デビュー盤。今年もっとも注目したい1人の彼女。要チェック!

[ROCK ALBUM]ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 4月13日(水)発売 1800円(税込)

新しいスタートにフィットする音楽。『心の中の色紙』AL

2016.04.13 Vol.664

 長澤知之、小山田壮平らからなる4人組バンドのAL(アル)が満を持してファーストフルアルバムを発表。活動のスタートそしてバンドスタイルへの移行などあらゆるポイントに置いて耳の肥えたファンにピックアップされたり、支持者を増やしてきた。気合が入らないわけがない本作は美しいメロディーやハーモニー、そして風景でも見ているかのように聴きながら音で世界が描かれていく様子が見えて来るような感覚がある。バンドは本作を携えてツアーを行っている。東京の日程は5月6日の赤坂BLITZだがすでにソールドアウトとなっている。今年の目玉になりそう。

[J-POP ALBUM]Revival Records 4月13日(水)発売 2700円(税込)

新しいスタートにフィットする音楽。『生きたい』銀杏BOYZ

2016.04.12 Vol.664

 アルバムとライブミックスアルバムを同時発売してからだいたい2年。そして届く、待ちわびた彼の新しい音。『生きたい』は銀杏BOYZのロックと光と影の三部作の完結作だ。15分11秒のこの曲で峯田は歌う……というよりも吠える。罪のようなものを感じる、だから歌うんです、幸せになりたいよ、生きたくってさ……。フレーズの一つひとつがずしんと突き刺さる。その声になんだか自分も奮い立たせられる。この曲にはALのメンバーも参加している。もう一曲は『ぼあだむ』のリミックス。クボタタケシがリミックスを担当しているのも大きな話題になっている。

[J-POP SINGLE]初恋妄℃学園 4月13日(水)発売 1200円(税別)

新しいスタートにフィットする音楽。『Weezer(White Album)』Weezer

2016.04.11 Vol.664

 エモーショナルな世界観とギターを最初に手にしたときの「自分にはコレしかないんだ」感。米バンドのヴィーザーはバンドとして音楽シーンに頭角を表す前からその精神を貫き続けてきたような気がする。弾ける気持ち、はちきれんばかりに心の内で膨らんだ気持ち、どうにもならない感情、そんなものをロックミュージックに載せて綴り多くのファンの心を揺さぶっているのだ、今も。それゆえに、90年代に同じように青春を過ごした人、そしてそれ以降はメンバーより若い層に支持されてきた感がある。それがこの最新作、少し様子が違うようだ。

『ブルーアルバム』と呼ばれるファースト、セカンド『ピンカートン』という彼らの代表作の雰囲気を確実に感じさせつつも、年齢も経験も経た今、今の自分たちだからこそのウィーザーを聴かせる。それが同様に時間を過ごしてきた人に響く。ブルーアルバム、グリーンアルバム、レッドアルバム、そしてホワイトと4枚目のセルフタイトル作。彼らの気合が満ちあふれている。

[ROCK ALBUM]ワーナー 発売中 1980円(税別)

新しいグルーヴ「THIS IS WHAT THE TRUTH FEELS LIKE」GWEN STEFANI

2016.03.31 Vol.663

 ミュージシャンとしてはもちろん、ファッションアイコンとして、一女性として、世界から熱い視線を集め続けている、グウェン・ステファニーが、10年ぶりとなるソロアルバムをリリースした。全体的にビートが心地良く、軽快なダンスポップアルバムといった印象だが、アルバムや楽曲のタイトル、そして楽曲のリリックからは、離婚という人生のうえで大きな経験した彼女の前を向いて生きていこうという強い意思を感じる。リリース直前に来日公演を行ったが、ライブではアルバム収録曲も披露され、会場をヒートアップさせた。バンドとしても、ソロとしても世界を魅了してきた彼女。本作もまた多くの人たちの心をつかんで離さない作品になりそう。

[POP ALBUM]ユニバーサル 発売中 2700円(税込)

新しいグルーヴ「MIND OF MINE」ZAYN

2016.03.30 Vol.663

 世界を魅了した1Dこと、ワン・ダイレクションのメンバーとして活躍しながらも、昨年突如グループを脱退して世間を騒がせたゼインが、満を持してソロデビュー。本作はその記念すべきアルバムだ。年明けに発表した『ピロウトーク』は、ボーカルとしても、サウンド的にも聴きごたえのある楽曲だったが、その曲を含むデビューアルバムは、初めてのアルバムとは思えない出来栄え。伸びやかでエモーショナルな歌声が心を揺さぶる。とはいったものの、1Dとして世界で活躍してきたことを考えれば当たり前のことかもしれないが。『ピロウトーク』はアレンジ違いのザ・リヴィング・ルーム・セッションも収録した。1D脱退からちょうど1年のその日にリリースするのは、ソロへの意気込みか。

[POP ALBUM]ソニーミュージックジャパンインターナショナル 発売中 2200円(税別)

新しいグルーヴ「Cry & Fight」DAICHI MIURA

2016.03.29 Vol.663

 さまざまなダンスミュージックを世に送り出してきた、三浦大知が放つ最新シングル。ソロデビュー10周年イヤーを終えて、新たな一歩を踏み出すその日リリースされるスペシャルなシングルだ。日本を代表する音楽プロデューサーであるUTA、そして国内外で活躍するビートメイカーで、DJ、そしてプロデューサーであるSeihoとのタッグで生み出したサウンドは、聞けば気分がアップリフティングされるEDMサウンド。しかしリリック世界は、どこか切なさが漂う。一聴、相反し兼ねないこの要素が組み合わせられ、極上なダンスミュージックになっている。ソロになって丸10年。唯一無二の存在でありつづけてきた彼だからこそ、歌い、踊り、パフォーマンスをやり遂げられる楽曲といえそうだ。

[J-POP SINGLE]SONIC GROOVE 3月30日(水)発売
[MUSIC VIDEO 盤]1994円 [CHOREO VIDEO 盤]1944円[CD ONLY 盤]1296円(すべて税込)

新しいグルーヴ「THE JSB LEGACY」三代目J Soul Brothers

2016.03.28 Vol.663

 ダンス&ヴォーカルグループ、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の最新アルバム。昨年リリースしたアルバムの出荷が100万超、それに伴うツアーも120万人を動員し名実ともに現在のJ-POPシーンを代表する顔となった三代目JSB。最新作は彼らの今を凝縮し収録している。『STORM RIDERS feat.SLASH』を始め、『Summer Madness feat.Afrojack』『Unfair World』といったおなじみのシングル曲を筆頭にボーナストラックを含めて13曲を収録。CRAZYBOY(ELLY)参加した『Feel So Alive』など新曲も収録した聴きごたえのある内容。ミュージックビデオを含め映像も豊富。目と耳、そしてココロで味わいたいアルバムだ。

【J-POP ALBUM】rhythm zone 3月30日(水)発売
[CD+2DVD]5616円 [CD+2Blu-ray]6696円 [CD+DVD]4320円 [CD+Blu-ray]5400円[CDアルバム]3240円(すべて税込)

新しいスタートにぴったりな音「CHAOSMOSIS」PRIMAL SCREAM

2016.03.15 Vol.662

 英ロックバンド、PRIMAL SCREAM(プライマル・スクリーム)が最新作を発表。1980年代から長きに渡って音楽シーンに新風を吹き込み続けている存在で、通算11枚目のスタジオ・アルバムとなる本作においてもまた新鮮なサウンドを聴かせてくれる。フロントマンのボビー・ギレスピーはこのアルバムについて、いろいろな感情が交じり合っていて「ブルースのようにリアルな題材を取り上げた上で、モダンな音で表現したかった」と話している。その結果、心が揺さぶられたり、きつく絞られるような感覚を味わったり、希望を感じさせるポップネスがあったり。スカイ・フェレイラ、ハイムらも参加。

[ROCK ALBUM]ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 3月16日(水)発売 2400円(税別)

新しいスタートにぴったりな音「Barbara Barbara, we face a shining future」Underworld

2016.03.15 Vol.662

 世界を席巻し続ける英グループ、アンダーワールド。名曲、名盤の数々を世に送り出してきた彼らだが本作はグループにとって、新たなスタート、再生という位置づけのアルバムになるようだ。彼らの音楽の特徴は、ダンスミュージックやロック音楽などさまざまなサウンドを結び付けたエレクトロニックミュージックと、囁くようなボーカルのコンビネーション。機械的で無機質な印象の説明だが、響く音楽は至極有機的で、それで多くの人を魅了している。散りばめられたキャッチーなフレーズもあって、そのポップさはCMソングとして起用されるほどだ。

 とはいえこの最新作、これまでとはちょっと違うよう。本作でメンバーは新しい制作プロセスにトライ。毎日新しい何かを作り、見直すことはしない——。このやり方が、本作のまばゆいばかりの明るさや爆発しそうなエネルギー、そして幸福感の源流となっているよう。すでに本作をもって来日。今夏のサマーソニックに出演も決まっている。

[ROCK ALBUM]Beat Records 3月16日(水)発売 2450円(税別)

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