光沢と透明感のある歌で支持されている、Ms.OOJAが人気ラブソングをカバーする企画アルバムの最新版。『Time goes by』(Every Little Thing)、『Hello,Again〜昔からある場所〜』(MY LITTLE LOVER)、『M』(プリンセス プリンセス)など世代を超えて愛される女性アーティストが歌うラブソングを歌う。ロック、ダンスなどオリジナルの楽曲の選曲はジャンルレスだが、総体的にはアコースティックで温もりのあるアレンジで、歌をしっかりと聞かせるプロダクションになっている。愛を感じさせてくれるカバーアルバムだ。
CDカテゴリーの記事一覧
「リスペクトする」ということ。 クリスマス・キス / アリアナ・グランデ
ルックスも実力も兼ね備えネクスト・マライアの呼び声も高い、アリアナ・グランデ。彼女の魅力は本国アメリカのみならず世界各地に飛び火。彼女は間違いなく今年世界を揺るがせた1人になった。本作は彼女が日本のファンに向けて贈る少し早めのクリスマスプレゼント。『サンタ・テル・ミー』などアリアナならではのクリスマスソング3曲に加えて、ワム!の『ラスト・クリスマス』、さらにアーサ・キットの名曲をカバーした『サンタ・ベイビー feat.リズ・ギリース』と定番曲も収録している。名曲&定番曲へのリスペクトと彼女の個性が融合した心温まるアルバムだ。
「リスペクトする」ということ。 Why not Clammbon!? / クラムボン
結成20周年イヤーを迎えたクラムボン。本作は、そのキャリアを通じて、ファンはもちろん、ミュージシャンやクリエイターたちからもリスペクトを集めている彼らの姿を一つの作品の形にして表現したともいえる、トリビュートアルバムだ。参加アーティストも、ストレイテナー、salyu × salyu、レキシ、NONA REEVES、Buffalo Daughter、GREAT 3、TOKYO N
o.1 SOUL SETに、小室哲哉!とバラエティーに富んだという言葉では表現しきれないメンバー。クラムボンの数々の名曲のなかから14曲を収録している。彼らの魅力が滲み出る作品だ。
「リスペクトする」ということ。
アート・オブ・マッカートニー〜ポールへ捧ぐ
ザ・ビートルズを含めて半世紀以上に渡り、自身が生み出す音楽で世界を楽しませ続けている、サー・ポール・マッカートニー。本作はその偉業を称えるとともに、彼の音楽とともに時を重ねてきたアーティストたちがポールに捧げるトリビュート。ボブ・ディラン『今日の誓い』、ハリー・コニック,JR『マイ・ラヴ』、KISS『ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー』、ビリー・ジョエル『007 死ぬのは奴らだ』など、リストを見るだけでも豪華。日本盤のスペシャル・ボーナス・トラックでは井上陽水が『アイ・ウィル』で参加。
「リスペクトする」ということ。Best Always / 大滝詠一
心をつかむメロディーからなる名曲の数々を残し、日本の音楽史を語るうえで欠かすことができないレジェンド、大滝詠一さんの初めてのベストアルバム。『幸せな結末』『君は天然色』『恋するカレン』といった人気ポップソングはもちろんシングル曲など、はっぴいえんど、ソロ、ナイアガラレーベルでのソロ名義アルバムの収録曲からコンパイルした究極のベスト盤だ。ディスク2枚に厳選した35曲を収めた。初回生産限定盤には、初出のカラオケを収録したボーナスディスクもついてくるスペシャル感満載の作品。一家に一枚的な必携の作品。
「リスペクトする」ということ。宇多田ヒカルのうた −13組の音楽家による13の解釈について−
宇多田ヒカルのデビュー15周年を記念するアルバム第2弾。第一線で活躍する13組の著名アーティストに宇多田の楽曲を自由に表現してもらうというものだ。参加しているのは、井上陽水、椎名林檎、岡村靖幸、浜崎あゆみ、ハナレグミ、AI、吉井和哉、LOVE PSYCHEDELICO、加藤ミリヤ、大橋トリオ、tofubeats with BONNIE PINK、KIRINJI、そしてJimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Brysonと、それぞれ世代もジャンルも、さらには国境も超えて、バラエティーに富んだメンバー。先行配信中の『SAKURAドロップス』(井上)、『Letters』(椎名)、『FINAL DISTANCE』(AI)、『Keep Tryin’』(KIRINJI)の4曲も4者4様で、それぞれ宇多田の楽曲に新たな側面を加えた仕上がりになっていて、宇多田の楽曲はもちろん、それぞれのアーティストの魅力も引き出している。何度でも聞きたいアルバムだ。
クリスマス気分を盛り上げるミュージック
SNOW SMILE / 清水翔太
心を弾ませたり揺さぶったり。人気も実力も兼ね備える清水翔太が放つ新曲は恋人たちに贈る心温まるクリスマスソング。なかなか会えなかった2人が特別な夜に出会い、手をつないでイルミネーションに彩られた街を歩く。幸せいっぱいにあふれた曲で聞く人すべての心をほんわかとさせてくれそう。清水の優しく語りかけるようなボーカルはもちろん、ベルなどクリスマスならではのサウンドアレンジメントもあって、クリスマス気分をぐっと盛り上げてくれるはず。マストチェックの作品だ。
クリスマス気分を盛り上げるミュージック
ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー(ジャパン・エディション)/ ペンタトニックス
仏覆面エレクトロ・デュオ、ダフトパンクのヒットソングの数々をカバーして世界から注目を集めた、アカペラグループのペンタトニックスによる、日本独自企画のクリスマスアルバム。実に20曲も収録したボリュームたっぷりの作品で、今からクリスマスまでヘビーローテーションしたくなる内容。『きよしこの夜』などトラディショナルな楽曲から、Fleet Foxesの『ホワイト・ウィンター・ヒムナル』などバラエティーに富んだ楽曲に挑戦。映画『アナと雪の女王』から『レット・イット・ゴー』も収録。日本の楽曲では山下達郎の『クリスマス・イブ』をカバーしている。美しいハーモニーが織りなす深みと神秘的なムードを兼ね備えたクリスマスの世界観、そして家族や仲間と特別な時を過ごすパーティー感など、本作でさまざまなクリスマスを味わえる。この年のクリスマスのサウンドトラックとしてベストなチョイスだ。
クリスマス気分を盛り上げるミュージック
Christmas Hearts / クリス・ハート
エモーショナルな美声で多くの人を酔わせるシンガーのクリス・ハートが、自身初となるクリスマスアルバムを完成させた。オリジナルアルバムを携えてツアーした今年、各地でさまざまな要望が寄せられるなかで実現したものだ。わずか3週間で制作したという本作には、山下達郎『クリスマス・イブ』やジョージ・マイケル『LAST CHRISTMAS』を筆頭に国内外の代表的なクリスマスソングのカバーやオリジナル全11曲を収録。クリスマス気分が一気に盛り上がること請け合いのアルバムだ。
生けるレジェンド、レジェンド to be を聴く!
百八円の恋 / クリープハイプ
そこを突かれると痛い。クリープハイプはそんなところを突いてはぐりぐりと押してくるけれど、実は優しい。そんなロックバンドだ。そんなわけでというわけでもないが、表題曲『百八円の恋』では「痛い」と「居たい」を連呼する。でもそれが重なるほどにじわっと心に染み入っていく。曲冒頭の“もうこの映画も終わる”のラインも聴く人をこの楽曲の世界へとグッと引き込む。この曲は映画『百円の恋』の主題歌。カップリングの『君の部屋』『ラジオ』にしても、楽曲と聴く人が密接している感覚を与えてくれる。12月にはニューアルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』を発売。
生けるレジェンド、レジェンド to be を聴く!
Oh Yeah!!!!!!! / チェコ・ノー・リパブリック
注目度急上昇中のロックバンド、チェコ・ノー・リパブリックのメジャーファーストシングル。タイトル曲は『ドラゴンボール改』のエンディングテーマ。ドリーミーかつキャッチーなメロディーという彼らの持ち味が発揮された踊れるロックサウンドに前向きなリリックが載せられているが、ふわっとした優しいボーカルで歌われていることで、それがすんなりと体に入ってくる印象だ。カップリングの『Come On』『Sunday Juggler』はタイトルトラックに比べると、サウンド、使われている言葉などからバンドとして攻めている印象だ。今チェックしておきたいバンドだ。