祭りをステージ上に上げてしまったような圧倒的なパフォーマンスで、ファン層をさらに広げているジャズバンドが、初のカバーアルバムを完成させた。カバーしたのは、北島三郎『帰ろかな』に始まり、YEN TOWN BAND『Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜』、Yellow Magic Orchestra『RYDEEN』、ロシア民謡『一週間』と、ジャンルも国籍も関係なくごちゃごちゃと12曲。聞きたくなったでしょ。
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CD 踊って寒さを吹き飛ばせ!
R&Bの貴公子・NE-YO(ニーヨ)の最新作。タイトルには、すべての夢を知覚するという意味が込められているそうで、本人が感じた夢が叶っていることに気づいた時の幸せな気持ちを、この作品を介して届けたいのだという。アルバムには、『ビコーズ・オブ・ユー』や『クローサー』のスターゲイト、さらにはカルヴィン・ハリスも参加。豪華なプロデュース陣と作り上げた渾身の作品だ。リードシングル『レット・ミー・ラヴ・ユー』をはじめ、質の高いサウンドと、艶のあるNE-YOのシルキーヴォイスもさらに磨きがかけられていて、すべてが聴きどころ。
CD BERRY JAM COLLABORATION / DJ MAYUMI
DJ界の姫と呼ばれ、国内外で活躍する実力派人気DJ、DJ MAYUMIの初のオリジナルアルバム。内容はとにかく豪華だ。姫のもとに、数多くのアーティストが集結した。ヒップホップエレクトロなリード曲『BERRY JAM』はDOUBLEとRIZEのJESSEを、パーティー気分を盛り上げる『PARTY UP』にはZEEBRA、HOKT、MAY’Sを招いている。そのほかにも、JAY’ED、JAMOSA、WISEなどなど20組以上のアーティストが参加し、ホットなサウンドを作り上げた。
CD VOICE OF MAGICIAN III 〜ROAD TO ZION〜 /HAN-KUN
湘南乃風のメンバー、HAN-KUNの最新ソロアルバム。サードアルバムとなる今作は、ソロ活動の集大成ともいえる作品。ドラマ『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』の主題歌で、パワフルなHAN-KUNの歌声と下腹に響くビートが印象的な『RIDE ON NOW』をはじめ、初のラブソングとして話題を集めた『JOYFUL DAYS』など代表曲を中心に全16曲を収録。曲ごとに異なるアプローチを試みながらも、ゆるぎないレゲエスピリットがあふれ出しているアルバムだ。
CD 続けることのすごさ、続けることの美しさ
ルックスどころか、サウンドさえも年齢不詳に! すでに40年以上の活動歴を誇るKISSの最新作。通算20枚目となるスタジオアルバムで、バンドはどう感じているかは不明だが、いわゆる節目の作品だ。ジーン・シモンズいわく「俺たち自身へもう一度向き直った」、さらに「KISSはさらにでかくなった。もはや、どのバンドも到達し得なかった場所にたどり着いたのだ」という。とにかく、自信作なのだ。『ヘル・オブ・ハレルヤ』をはじめ、『フリーク』『オール・フォー・ザ・ラヴ・オフ・ロックンロール』など、生き生きとしているだけでなく、心をロックする(揺らす)楽曲ばかり12曲を収録。ロックし続ける彼らの精神をを聴け。
Koizumi Chansonnier / 小泉今日子
デビュー30周年の節目を迎えた小泉今日子がシャンソンに挑戦したアルバム。とはいえ、ただシャンソンを歌うだけではないのが彼女らしいところ。人生観や感情を歌うやり方をモチーフに、ユーモアやちょっとした風刺的なものまでも組み込んで、彼女にしか歌えない作品に仕上げている。川辺ヒロシ、菊地成孔、小西康陽、さかいゆうらさまざまなアーティストが参加している。姉さんの歌声に聞き惚れる。
Quarter Century Box / UNICORN
デビュー25周年を記念してリリースされる、とにかく豪華なメモリアルボックス。収録されているのは、『大迷惑』から『Feel So Moon』までシングルを網羅したシングルベストと、デビュー以降のライブから厳選した音源で構成したライブベスト(それぞれ2枚組)と、ミュージッククリップ&『キューン 20 イヤーズ&デイズ』のライブ映像からなるDVD。これで秋の夜長はユニコーン漬け!
CD 2人で最強、2人でも最強!
メンバーの脱退によって2人体制になったにも関わらず、ライブではこれまで以上とも言えそうなパワフルな演奏でオーディエンスを圧倒し続けているチャットモンチーの最新作。新体制初となるフルアルバムとなる本作は、変化してさらにパワーアップしたチャットモンチーがぎゅっと凝縮された感があるとともに、タイトルトラックの『変身』で「変身するぞ」と歌うように彼女たちの変身宣言。コラボ作もしたASIAN KANG-FU GENERATIONの後藤正文、それに奥田民生がプロデュースを担当した曲も。さらに、エンジニアとしてジム・オルークがクレジットに名を連ねるなどオルタナティブ度も増した。チャットの変身を聞け!
アンド・ザット / The D.O.T.
The D.O.T.(ザ・ディー・オー・ティー)は、ザ・ミュージックのロブ・ハーヴェイと、ザ・ストリーツのマイク・スキナーによるデュオ。ともに、2000年代の英国ミュージックシーンの代表的存在だ。日本限定で発売したプレデビューEPは大絶賛、それに続くのがこのプレ・デビュー・アルバム。それぞれが前身のバンドやグループが休止後発表した楽曲を集めている。本デビューに期待が高まる!
パッセンジャー / リサ・ハニガン
アイルランドの女性シンガーソングライター、リサ・ハニガンの日本デビュー作。空に瞬く星を思わせるキラキラしたサウンドと歌声の織り成す透き通った世界観が、秋の夜長にぴったりとはまりそう。彼女は現在、日本ツアーを開催中。シンガーソングライターで、プロデューサーとしても才能を発揮するジョー・ヘンリーとのコラボツアーだ。リサのポップで美しい歌世界をライブで味わって。
kainatsuが待望の新曲『凜ダンス』をリリース
シンガーソングライターのkainatsuの待望の新曲『凜ダンス』が9月12日リリースされた。
「甲斐名都」のアーティスト名で2006年にメジャーデビューしたkainatsu。長く親しんだ名前の表記を今年4月に変更した後、第1弾のシングルとなる。
もともと小さな体で愛らしい笑顔と、女性としての優しさや柔らかさに目が行きがちだったkainatsuだが、この『凜ダンス』では、歌詞の中で「瞬間を生きてゆきたい 情熱のまま」と歌うように、運命に流されることなく抗うような力強い意思が加わった。文字通り再出発にふさわしい楽曲で、現在ヘアケアブランド「BEAS
HOW By Noz」のCMソングとして全国でオンエア中だ。
また、カップリングの『あいをつくろう』は東日本大震災直後に、自身の無力さを感じつつも、あふれ出た感情をそのまま歌った曲。直後のラジオ番組で生演奏し反響を呼び、こちらも早くからCD化を望む声が大きかった楽曲だ。