動員記録更新そしてSNSの台頭
「東京ゲームショー2011」が9月15〜18日、幕張メッセで開催された。今年は震災の影響による節電対策を施しての開催とされていたが、ふたを開けると、例年と変わらぬ熱気に包まれた。17日には過去最高の約8万6200人が、最終日の18日にも約8万7000人が詰めかけ、30分繰り上げて午前9時30分に開場するなど、総来場者数は22万2668人で過去最高を記録。初めて20万人を突破した昨年を約1万5000人も上回った。
PlayStation Vitaでライフスタイルが大きく変わる!?

ソニー・コンピュータエンタテインメント
今年一番の注目はソニー・コンピュータエンタテインメントの新型携帯ゲーム機「PlayStation Vita(プレイステーション・ヴィータ)」(PS Vita)。ブースには80機の試遊機が並べられ、長蛇の列ができた。
15日に行われた「PlayStation Vitaの全貌」と題した基調講演にも多くの観客が集まった。ここで改めて発売が12月17日であること、また26タイトルが同時発売され、100以上のタイトルが制作中であることも合わせて発表された。
そして実機デモでは「PS Vitaのあるライフスタイル」が語られた。一例をあげると、ゲーム起動時に画面に表示される「ライブエリア」。ここには「ユーザーがそのゲームについて欲すると思われる情報」が集められる。これは趣味趣向の近い人たちが自動的に集まれるようなシステムだ。
そしてプレイステーション 3(PS3)とはクラウドサーバーを使いセーブデータを共有、クロスプラットフォームでの対戦、リモートプレーなど豊富な連携を誇る。
またAndroid端末とのクロスプラットフォーム展開「PlayStation Suite」についての詳細も発表された。
「モンスターハンター 3G」1200枚の整理券が1時間で!!


ドラゴンズ ドグマのブース
カプコン
今年も多くの話題作を取りそろえ、ビジネスデーでも整理券がなくなるほどの人気を見せたカプコン。なかでも注目は12月10日に発売予定のニンテンドー3DS対応のハンティングアクション「モンスターハンター3(トライ)G」。同作の試遊機は17、18の両日とも1200枚の整理券が1時間でなくなった。今回明かされたのはまだまだ「情報の第一弾」。システム面やモンスターについてはこれから随時発表されるとのことで、発売まで目が離せない。
またプレイステーション 3/Xbox 360の「ドラゴンズ ドグマ」にも多くの人だかりができた。「ドラゴンズ ドグマ」はカプコンが初めて制作する「オープンワールド」のアクションゲーム。オープンワールドというのは文字通り、目に見えているエリアすべてに行くことができるということ。
「ポーン」と呼ばれる仲間たちとともにキメラやゴーレム、ハイドラ、グリフィンなどおなじみのモンスターと、剣・弓・魔法で戦うという正当的なファンタジーストーリーが展開される。プレイヤーの分身である主人公もポーンも幅広くエディットが可能で、独自のキャラ作りも楽しめる。
なお会場内で発表された「日本ゲーム大賞2011」では、『モンスターハンターポータブル 3rd』が年間作品部門で「大賞」を受賞。ユーザーの一般投票により今後発売予定の期待作を選出する「フューチャー部門」では『モンスターハンター3(トライ)G』、『ドラゴンズ ドグマ』および『アスラズ ラース』が選ばれた。
GREEが初出展にして最大級のブースで参戦
GREE
ソーシャルゲームの雄GREEが初出展ながら最大級のブースで参戦した。ブースにはグリーの自社タイトルから各社のタイトルまで、30タイトルが展示された。
GREEの田中良和社長は15日に行われた講演で「10億人の会員獲得も不可能ではない」と語った。4月に買収した米SNS大手「オープンフェイント」などを合わせた国内外の会員数は6月末で1億2000万人を突破。来年6月までに3億人を目指すという。
スマートフォンの普及で各社もスマホ向けにゲームを投入する。例えば、スクウェア・エニックスは「アンドロイド」を搭載した携帯端末向けのゲームサイトを今冬開設。「ドラゴンクエスト」などの名作をスマホ向けにも展開する。
今回のゲームショーではアンドロイド対応ゲームは昨年の3件から49件に急増。スマホ向けゲーム全体では98年に上った。来年以降は、この数はもっと増えることが予想される。