世界的な指揮者である佐渡裕が育て上げてきた弦楽オーケストラ、スーパーキッズ・オーケストラ(SKO)が10周年を迎えることを記念し特別コンサートが開催される。同オーケストラは、阪神淡路大震災の復興のシンボルとして2005年に開館した兵庫県立芸術文化センターの先行事業として2003年にスタートしたもので、佐渡が芸術監督と指揮を務め、育て上げてきた。これまでに約100名の子供たちが参加、卒業し、国内外のコンクールで優秀な成績を収めたり、さらなる飛躍を目指して海外の名門大学へ進むなど、新たな才能を生み出している。
記念コンサートは、現役メンバーに加えて選抜された卒業メンバーが加わって、演奏を行うもの。「ホルストのセント・ポール組曲より」、「レスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲より」、「チャイコフスキーの弦楽セレナードより」、「モーツァルトの3つの協奏曲 K.107より第1番ニ長調」、「特別ゲストとしてニュウニュウを迎えての第2番ト長調」など。
スーパーなキッズたちによる演奏は、明るい未来を感じさせてくれるはず!
LIVEカテゴリーの記事一覧
東京の春を探しに「東京・春・音楽祭 −東京のオペラの森 2014−」
東京に春の訪れを知らせる音楽イベント「東京・春・音楽祭−東京のオペラの森 2014−」が、14日にスタートする。上野を舞台にした、クラシック音楽の大型イベントで、4月13日までオペラ、オーケストラ、室内楽などさまざまなクラシック音楽コンサートが行われる。
今年は10回目のアニバーサリー。イベントでは記念コンサートやイベントが計画されている。例えば、初日に東京文化会館小ホールで行われる「10th Anniversary Concert〜春が来た!」は、春を祝う名曲の数々を披露するものだ。
イベント恒例の「東京春祭ワーグナー・シリーズ」では、『ニーベルングの指輪』の4部作を今年から毎年順次上演。今回の演目は『ラインの黄金』となる。毎回好評の博物館や美術館でのコンサートも豊富なプログラムが用意されている。
文化施設や近隣施設で行われる無料コンサート「夜の街の音楽会」も予定されており、気軽にクラシック音楽に親しめる良い機会といえそうだ。
イベント詳細は、イベント公式サイトで。
レコードレーベルのパワー!「ビクターロック祭り〜音楽の嵐〜」
ロックバンドからアイドルまでさまざまなアーティストが所属するビクターエンターテインメントが主催するロックなイベント。若手アーティストから重鎮までが勢ぞろいする。メロディックなロックから、スモーキーなロック、さらには体の穴という穴から汗が吹き出しそうなアツいロックまで、多様なロックサウンドが楽しめそうだ。
2つのステージでライブが行われるので、フェス気分も味わえそう! ロックにまみれに幕張に行こう!
レコードレーベルのパワー!「U-EXPRESS LIVE 2014」
国内外のトップアーティストが所属するレコード会社ユニバーサル ミュージックが届ける、ライブエンターテインメントシリーズ『U-EXPRESS LIVE 2014』。幕張メッセで行われた昨年は、豪華絢爛の出演アーティストラインアップで同社のパワーを見せつけたが、今年もまた違ったメンバーで音楽ライブのスゴさを届けてくれる。
2日間の日程で、現状発表されている出演アーティストは初日がVAMPS、そして2日目がケイティ・ペリー、少女時代、そしてスペシャルゲストのきゃりーぱみゅぱみゅ。現状の顔ぶれをみると、日替わりで男性アーティストのパワー、そして女性アーティストによるガールパワーを堪能できるイベントになりそうだ。
開催日まで出演者は追加されていくようで、今後どんなラインアップになっていくのか楽しみ。
グローバルなライブイベントとして位置づけられているシリーズ、かつユニバーサル ミュージック主催ということもあって、追加アーティストも期待できる。
チケット発売中。
2014年のマストサウンドをチェック! Hostess Club Weekender
耳の肥えた音楽ファンや、海外からイチ早く音楽情報を手に入れる高感度な音楽リスナーのあいだで、最新のサウンドを楽しめるイベントとして定着したブランド「Hostess Club Weekender」。2014年もバラエティーに富んだアーティストを紹介してくれることは間違いなさそうだ。
その2014年第1弾となるイベントがいよいよ迫ってきた! 出演ラインアップは新しい年のキックオフにふさわしい豪華なもの。1日目のヘッドライナーは、グラスゴーが生んだ至宝、インストゥルメンタルバンドのモグワイ。先日リリースされたばかりの最新作『Rave Tapes』を携えての来日だ。この日は他にも、注目株のCHVRCHES(チャーチズ)、Daughterも出演する。2日目は、アメリカを代表するバンドとして存在感を示してきたThe Nationalが大トリ。その他にも、元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテらも絶賛するという米ロサンゼルス出身の女子4人組、Warpaint(ウォーペイント)や、米マルチ・インストゥルメンタルリストのYouth Lagoonらが登場し、刺激的なサウンドを聞かせてくれる。
すでに初日のチケットは手に入りづらい状況になっている。チケットはお早めに!
これからもずっと、心に少女。 CHARA SPECIAL LIVE “JEWEL”
唯一無二の個性たっぷりの歌声とサウンドで聴くものすべてを魅了してしまう、歌姫CHARA(チャラ)が新年を迎えて初めてとなるライブを開催。ライブは昨年リリースしたアルバム『JEWEL』を携えて行われるもの。タイトル通り、キラキラと輝く楽曲ばかりが収められている作品で、ライブで味わうとそれぞれの楽曲がさらに輝きを増す。
会場は、昨年六本木に新登場したEX THEATRE ROPPONGI。音響設備の良さなど、音楽ファンの間でもすでに高い評価を集めている。そんな会場で、CHARAの歌声を聴く。すばらしい一夜になること間違いなしだ。
これからもずっと、心に少女。 アヴリル・ラヴィーン
ロックやパンク、ときにはしっとりとしたバラードで、世界を魅了し続けるカナダ出身の女性アーティスト、アヴリル・ラヴィーンがジャパンツアーを敢行する。昨年リリースされた最新アルバム『Avril Lavigne』を携えてのツアーでは、アップ・トゥ・デイトされたアヴリルのロックでたくさんのオーディエンスを魅了する。
最新作は、通算5枚目にしてセルフタイトルをつけたことからも、自信作であり、トップアーティストとして揺るぎない地位を築くとともに公私ともに充実しているであろう彼女が自分自身や彼女のキャリアに対峙したともとらえられる作品。大人たちに中指を立てるティーンエイジャーの叫びを代弁してきた彼女も、世間一般から見れば立派な大人に成長したわけではあるが、『ネヴァー・グローイング・アップ』と今もなお大人になることをビシッと拒否。パーティーしたり騒いだり「私たちは変わらないわ」と歌うこの曲ではあるものの、年齢も経験も重ねながらもロック精神を貫くロック女子としてのスタンスを聞かせてくれる。
ライブではアルバム収録曲はもちろん、みんなが聞きたいあの曲やその曲もプレイしてくれるはず。アヴリルと一緒にロックしよう!
LIVE 苦節30周年……30年続けりゃ、武道館に届く!?
自らの音楽をジャパニーズR&E(リズム&演歌)と呼び、独自の音楽で多くの支持を集めているバンドの怒髪天。結成30周年を迎える今年、ついに日本武道館のステージに立つ。タイトルは『怒髪天結成30周年記念日本武道館公演“ほんと、どうもね”』。応援し見守り続けてきたファンへの感謝の気持ちもあるだろうが、苦節30年超、頑張り続ければ武道館の舞台にも立てる!と、若いバンドにゲキを飛ばすメッセージ的な公演にもなりそうだ。
ちょうど1年前に本紙はボーカルの増子直純にインタビュー。当時、武道館での公演を「ま、でかい誕生パーティーだよね」と話し、増子自身は特に気負いはないと話していた。しかし、バンドは、最高の誕生パーティーのため2013年を30周年のプレ・イヤーとして、この日のために準備を重ねてきたのだ。音頭『ニッポン・ワッショイ』を含む『日本列島ワッショイ計画』を皮切りに、アルバム『ドリーム・バイキングス』、『どっかんマーチ』などをリリースするとともに、怒涛のライブツアーを繰り広げ、気分をアゲてきたのだ。
急きょ追加席が発売されるなど、パーティー当日は満員御礼必至。みんなで一緒に日本を担ぎ上げよう!
LIVE 世界一高いクリスマスツリーの下で……
各地のイルミネーションが出揃い、いよいよクリスマスムードが盛り上がって来た。そんなハッピーな雰囲気が漂うなかで、さらに気分を高めてくれるのが音楽。コンサートホールで、ライブハウスで、さまざまなクリスマスライブが行われている。
世界一高いクリスマスツリーをイメージしたライトアップが展開中の東京スカイツリーのふもと、東京スカイツリータウンでも、25日まで毎日クリスマスライブが展開中だ。「J:COM×Universal Music presents TOKYO SKYTREE TOWNR Christmas Countdown Live」と題されたシリーズで、日替わりでアーティストが登場。キックオフとなった1日には、一青窈が2000人を前に代表曲を軸にしたライブパフォーマンスを行った。
出演は女性アーティストがメイン。それぞれ独自の世界観を持ったアーティストたちが、美しい歌声で、クリスマスを彩る。今後は、11日には、『COVERS 3』をリリースするBENI(11日)を始め、人気アイドルのPASSPO☆(12日)、リアルを歌うJuliet(14日)、セクシーな歌声で魅了する杏子(20日)と、最終日25日の岡本真夜まで豪華アーティストが集う。
観覧は招待制(すでに締切)だが各日100名の当日枠がある。当日券の配布は東京ソラマチイースト4階のJ:COM Wonder Studioで10〜15時まで。予約枚数がなくなり次第終了する。
刺激的&クリエイティブなフェス
国内最大級のエレクトロニック〜ダンス・ミュージック・フェス「エレクトラグライド(エレグラ)」がいよいよ29日に迫ってきた。
大盛況のうちに幕を下ろした昨年。今年はさらにそれ以上の盛り上がりをみせそうだ。すでに発表されているところでは、人気沸騰中の英アーティストのジェイムス・ブレイク、世界中のフロアを沸かせるベルギー出身の兄弟DJユニットの2manydjs、さらにはエネルギッシュなパフォーマンスでロックファンをも取り込んでいる米バンドの!!!(チック・チック・チック)、プロデューサーとしても手腕を振るうエイドリアン・シャーウッドとダブステップの王者ピンチがタッグを組むシャーウッド&ピンチ、他にも注目度上昇中のファクリー・フロア、マシーンドラムが名を連ねる豪華かつ刺激的なラインアップ。さらに10日には、さまざまなジャンルを取り込んだサウンドで人気のドイツ出身モードセレクターがDJセットで出演することも発表され、エレクトロニック〜ダンス・ミュージックファンの心拍数をあげている。
【日程】11月29日(金)20時開場開演【会場】幕張メッセ展示ホール【料金】前売8800円 当日9800円【URL】http://www.electraglide.info/ ※18歳未満入場不可。要写真つきID
LIVE この瞬間を楽しもうよ!
ナオト・インティライミ
この人が居ればその場がぱっと明るくなる太陽のような男、ナオト・インティライミ。彼が行う『ナオト・インティライミ LIVE キャラバン2013@ARENA Nice catch the moment!』が横浜アリーナで、10月31日と、11月1日の2日にわたり、開催される。この春発売された最新オリジナルアルバムのタイトルを冠したライブだ。
ホールツアー、アリーナツアー、夏フェスへの出演といったライブ、コンセプトアルバム『旅歌ダイアリー』を含む2枚のアルバムの制作、さらには映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』の公開など、濃密な時間を過ごしてきた彼の今が反映されたステージは、いつも以上に見ごたえあり、楽しむ要素がふんだんな内容になるだろう。
彼のライブの特徴はのめり込みやすさにある。世界を旅して来たという彼の背景もあるだろうが、音楽はもちろん、トークやユニークな演出で観客をぐいぐいとひきつけてしまう。例えば、彼の作る音楽を聞いたことがなかった人も関係なく彼のワールドに引き込んでしまうのではないだろうかというほどの引力を感じる。ぜひ足を運んで!
【日程】10月31日(木)、11月1日(金)18時開場/19時開演【会場】横浜アリーナ【料金】前売指定席6300円 当日要問い合わせ【問い合わせ】ディスクガレージ 050-5533-0888