こんにちは、田口です。
今回は「女同士でエッチな話題……どこまでできる?」というアンケートからこじれについてお話したいと思います。
いつもアンケートは、テーマによってコメント数に差が生まれるんですが、今回はコメントがいつもより多かったですね。
ふだん言えない分、ここで吐き出そうという気持ちもあるのかもしれません。
ということからも、やっぱり、女性はいつでもエッチな話題ができるわけではない、というのが見てとれますよね。
そしてエッチな話題といっても真剣な相談事として話すパターンがほとんど。
悩み相談のほかにも、何が良かったとか悪かったとかいう会話がメーンになっているということは、セックスに対してまだ夢を抱いているというか、日常とは地続きではないんだな、という感じがします。
最近流行りの“あるあるネタ”だったり、「セックス中にこんな面白いトラブルがあって〜」というような話をするちう人はほとんどいませんでした。
(ちなみに、私はこの面白系が結構好きです。ほかの女性にもそういう人が増えればいいのに……と、GIRL’S CHでも「女の子のエッチなあるある大辞典http://girls-ch.com/original/daijiten.php」という企画を配信していたことがあります。)
細かく見ていくと、経験の少ない人や、処女であるとか、なんらかのコンプレックスを持っている人ほど話しにくいようです。
男性の場合は経験人数の少なさがコンプレックスになることがあるかと思うんですが、女性は経験人数ではなく、そもそも処女かどうかということが大きいようです。一度経験してしまえば、2人だろうが10人だろうがそんなに差はないと思います。
「100人超えてます」なんていうのは別ですけどね。周りがひくから話しにくいという場合も……。
これは私の経験談なのですが、女性同士でイク・イカないという話題で会話をしたことがありまして、イッたことがあるという人は積極的に話すのですが、イッたことのない人は無口になります。「イッたことがない自分はおかしいのかも…」という不安が募り、言い出しにくいのかもしれませんね。そのときは、誰かが「イッたことのない」という話を切り出すことでようやく、そういう人も「実は私も」と会話に加わってくれました。
女性のセックスの話は、ふだんあまりしないし、メディアにもそんなに載っているわけではないので、どういう状態が普通なのかとか、何が流行っているのかということが分からない。だから仲間内で話をしたいんだけど、あまりに過激なことを言ってしまうとひかれる可能性もあるし、反対に無知すぎて恥ずかしい場合もあるから、おずおずとさぐり合いながら会話をしているといったことなんだと思います。
男性の場合、情報が溢れかえっているので、自分のやっていることが普通かどうかはだいたい分かる。AVもここまではノーマル、このへんは特殊、といったように分かりやすくジャンル分けされてますしね。
では情報が多くなればいいのかというと、私はそうではないと思ってます。
最近は女性の性に対してあけすけなメディアが増えてきています。女性向けのコラムサイトでも、「こんなビッチな経験がある!」とか「こんなアブノーマルなことをしちゃった!」とか「セフレが何人いて…」というような過激・暴露系の記事が多くて、そういう記事を見過ぎちゃうと、「私、全然そうじゃないから、そういう話題は恥ずかしくてできない」と思ってしまう人もいると思うんです。