今回は、現在配信中の中島知子監督作品「秘密」にちなんで、
「彼に嘘をついたこと、ありますか?」というアンケートで話を進めてみたいと思います。
嘘はついていないにしても、彼に黙っているという部分も含めて、彼に言えないことがあるという点では、ほとんどの方が当てはまるのではないでしょうか?
特にGIRL’S CHのアンケートでは、やはり恋愛に関する嘘が多かったようです。
不倫、浮気、経験人数(少なく伝えてしまう)などなど…。
不倫や浮気は、今年に入ってからメディアで様々なニュースになっていましたね。
最近も某アーティストさんがW不倫で話題になっていました。
不倫に関することは過去にもこのコラムで何度も話題にしてきたのでそちらを読んでいただくとして、男と女、いつの時代もこの嘘はなくならないのでしょう。
余談ですが、こういった不倫に関する話題を友人とするときは、完全に意見が分かれます。
「不倫なんて絶対ダメ!!」という不倫全否定派と(そういう人は過去にもこれからも不倫をしなさそうな性格だったり)、だいたい話を濁すのは経験者。
不倫はする人は何回もするし、しない人は絶対しない、というのが私の経験上の意見なのですが、なぜでしょう?
機会があれば考えてみたいものです。
嘘の話に戻しますが、前提として「嘘はばれる」ものだと思います。
小さい嘘をこつこつと積み重ねて収拾がつかなくなる人。
ここ一発で大きな嘘をつく人。
「ここ一発で大きな嘘をつくために小さな嘘はつかない」という人もいるようです。
昔、古畑任三郎が「嘘がうまい人は本当に嘘をつくべきところだけ嘘をつく」といったことを言っていたと思うんですが、後者はこういう人のことなんでしょうね。
でも、ほとんどの嘘や隠し事が、結局ばれちゃうんですよね。
人の口に戸は立てられないものです。「この人なら大丈夫」と信頼している人も、その人が思う「この人なら大丈夫」に話して次第にみんなが知っているなんてことも。
不倫なんかの場合は、承認欲求を満たされたい、肯定されたい、という思いから話してしまうこともあるのではないでしょうか。
「とはいっても、どうしても嘘をつかなきゃいけない場面もあるんじゃない?」という声もありますが、そんな時ってあるんでしょうか。
「かわいい嘘はいいんじゃない?」というのもそう。
つくほうが「かわいい嘘」と思っていても、つかれるほうはそう思わないかもしれませんから。
例えば、経験人数や離婚経験に関するような嘘。
私のまわりでは本当の経験人数や、離婚経験が言えない、という女性もいます。
これは日本社会が女性に対して、
「清楚であること」「純潔であること」を必要以上に求めている結果とも言えるかもしれません。
AVには清楚系という女優さんのジャンルがあるし、処女もの作品はなくなりません。それらは男性から一定の支持を受けているのです。
(某女優さんは、どんなにハードなプレイをしていても”永遠の処女”なんていう呼び名で呼ばれているくらいです)
それを思うと、日本人男性の純潔・清楚への憧れがいかに強いものかがわかります。
ただ、私もこうして年齢を重ねてきて、
20代の頃は「二桁以上はヤリマン!」みたいな考え方をしていたこともありましたが、普通に恋愛をしていれば、経験人数は当然増えていきますよね。
処女とかヤリマンとかそれ以前に、現実問題としてそういう事実があることを、男性も女性も正しく認識した上で、女性には自分の経験人数に自信を持ってもらいたいと思います。
少ないことは、自分を大切にしてきたり、何かに打ち込んできた結果。
多いことは、それだけの異性を愛すことができた人生経験。
ということで良いのではないでしょうか。