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EXILE TETSUYA「DANCEの道」第50回
DANCE EARTH FESTIVAL 2016

2016.09.26 Vol.675

 リオ・パラリンピックを見ていて、日本人選手の皆さんの活躍が素敵過ぎて毎日胸を熱くさせていただきました! 無いものを考えるより、あるものを最大限に生かせ! という言葉の通り、選手の皆さんが自分と向き合いそれぞれの人生をスポーツで輝かせている姿に、勇気とパワーをたくさんもらうことができましたし、今回は金メダルを取ることはできませんでしたが、次回2020年の東京パラリンピックでは! と期待が膨らみ、ワクワクしてきました。いよいよここから東京オリンピック、パラリンピック開催に向けてさらにスポーツ界が盛り上がっていくのが楽しみです。ひとまず選手の皆さん、本当にお疲れ様でした!

 今月は、そんな気合をたくさんいただきながら、「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」とEXILE THE SECONDのツアーのリハーサルを同時進行でやっております(笑)。どちらも初のフェスティバルやツアーなので、手探りでメンバーみんなとあーだこーだと話し合い、踊り合う毎日を過ごしております。

 10月15日の「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」は、2006年から始めた世界中を踊りこなすÜSAさんの10年間の旅が1日で体感できるような、凝縮した空間になると思います!

 ゲストアーティストには、海外からDe La Soulの皆さんが来てくれますが、90’s HIP HOPには欠かせないグループで、よくこの方たちの曲で踊っていました! 僕ら世代のブラックミュージック好きにはたまらない時間になると思いますし、僕らがどんな曲をルーツにDANCEをしてきたかを知っていただけると思います! そしてフェスといえば、この方々といっても過言ではないですし、音楽が最高なRickie-GさんやPUSHIMさん、そしてDANCE EARTH PARTYともコラボしたことのあるCrystal Kayちゃんの出演も決定して、ゆっくり音楽を楽しめたり、思いっきり騒げたり、とにかく最高なアーティストの皆さんが集まってくださいました。

 他にも、DJプレイやDANCEのワークショップがあったり、世界のDANCEを見ることができたり、キッズのためのキッズディスコがあったり、音楽やダンスを老若男女関係なくボーダレスに楽しめますし、食べ物や飲み物も世界中の美味しい物が集まっていて、噂によるとAMAZING COFFEEも出店するらしいので(笑)、ぜひ遊びにきていただきたいです。

 そんな「DANCE EARTH FESTIVAL 2016」のテーマソングとなるDANCE EARTH PARTYのニューソング「to the WORLD」がAWAにて23日より独占先行配信させていただいています。この曲はShizukaちゃんが、人生で初めて作詞をした曲で、ÜSAさんの10年間の旅での出会いや感じたこと、そしてこれから3人で伝えていきたいメッセージがたっぷり表現されていますし、それがきっとフェスティバルでは、来ていただいた皆さんと素敵な光景を作れると思っていますので、この曲もぜひチェックしてほしいです!

 今まで、リリースした曲もコラボした曲も、未発表な新しい曲も含めて、DANCEでEARTHをHAPPYにできるように準備して、皆さんをお待ちしておりますので、ぜひ10月15日、幕張海浜公園特設エリアで会いましょう。

第47回「超YEAH!!YEAH!!YEAH!!」」 EXILE TETSUYA連載コラム「DANCEの道」

2016.06.27 Vol.669

 これを知る者は
 これを好む者に如かず
 これを好む者は
 これを楽しむに如かず…

最近こんな言葉と出会いました! どんなことでも楽しむことがBESTで、知っていようが、好きでいようが、楽しんだ人には勝てないですね!

近頃、毎日をとんでもなく楽しませていただいております(笑)。確かにやるべきことがたくさんあって目が回るような忙しさではありますが、もっと忙しくしている人もいますし、“自分はまだまだだなぁ”と、感じることが多々あります。しかし、やるべきことがたくさんあるからこそ学びもたくさんあって、初めてやることはもちろんですが、DANCEパフォーマンスにしても、“日々勉強だなぁ”と思わされるとワクワクして仕方ないです!

 先日発表されましたが、EXILE THE SECONDの新曲『YEAH!! YEAH!! YEAH!!』が7月13日に発売されます! 今回の曲はEXILE THE SECOND2016年本格始動一発目のシングルで、まさに夏をEXILE THE SECONDと一緒に最高に盛り上がることのできるアゲアゲSUMMERチューンになっています。歌詞はメンバーのSHOKICHIが書いたのですが、突き抜ける超YEAH!!な感じは今までソロでも活動してきたSHOKICHIの新しい世界観を感じることができると思うので、ぜひ歌詞にも注目してほしいです!

 そして今回、新しい試みとしてLAを拠点にワールドワイドに活躍する振り付け師のショーン・エバリストに振り付けをしていただきました! これが自分にはものすごく刺激的で勉強することがたくさんあって、本当におもしろかったです! 今まで自分で振り付けをすることは多々ありましたが、今回はショーンとこの作品のイメージや見せ方などを密に話し合って作っていったのですが、今までの自分には無いアイデアだったり、DANCEをショーンが提案してきてくれて、何か自分の中で新しい感覚が刺激されるような経験ができて本当に楽しかったです。人間としてもダンサーとしてもコレオグラファーとしても本当にナイスガイで魅力的なショーンは、今までもLDHのアーティストの振り付けを手掛けていますが、引き続き僕らもコラボしていきたいと思っておりますので、皆さんぜひショーンをチェックしてみてください!
そんな想いの詰まったパフォーマンスが存分に楽しめて、曲の世界観にバッチリハマったMusic Videoも解禁されました! 夏のプールパーティーにスーパー豪華なメンバーをゲストに迎えて、撮影中でも終始楽しんじゃいました(笑)。PKCZ、EXILE AKIRA、EXILE NAOTO 、小林直己 、Crystal Kay、三代目J Soul BrothersからELLY、DOBERMAN INFINITY、パルクールパフォーマーのZEN、LAからFar East Movement、そしてDANCE EARTH PARTYと、皆さん二つ返事で駆けつけてくださいました! ひと時も目が離せないほど、さまざまなシーンにふんだんに出演してくれていますので、誰がどのシーンにいるのか探してみてください!

 そして続けての発表になりましたが、DANCE EARTH PARTYの新曲も8月3日に発売になります! 今回もヤバいです! “新しいお祭りを作りたい!”というUSAさんの長年の夢が、まずは音楽として形になりました! 最新のものと古き良きものがスペシャルにミックスされた曲『NEO ZIPANG〜UTAGE〜』。こちらの詳細も順次アップしていきますので、ぜひお楽しみに!

 そんな感じで毎日楽しいです(笑)

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第46回 大事なのは自分に正直になること

2016.05.23 Vol.667

 今年も淑徳大学の講義に向けてEXILEパフォーマンス研究所(E.P.I.)のスーツを新調しました! いつもEXILEの衣装などを作ってくれているLDHのアパレルチームに作っていただいたので、形も動きやすさもバッチリです! 今回は肩の所につけるE.P.I.のロゴマークを思い切って赤にしてみました! これからいろんなところで着る機会があると思うのでぜひチェックしてみてください。

 淑徳大学での最初の講義は教室で座学から始まりましたが、今回は前回と違ってまず机を取っ払って椅子だけにして、なるべく距離感を近づける事にチャレンジしてみました。でも、逆に僕が緊張してしまって出席を取る指が震えていて少し笑えました(笑)。やはり学生さんたちが変わるだけで昨年とは全く違う空間になるんだなぁと思いましたし、皆さんの学ぶことに対する真剣さがものすごく刺激になります。

 今回も夢を色紙に書いてプレゼンしてもらったのですが、表現学科ということもあり、皆さん明確にこうなりたいとか、こんなことでたくさんの人を笑顔にしたいとか、素敵な夢がたくさん飛び出してきて聞いていてワクワクしてきました。でも夢がまだ明確ではなく、この大学生活で明確にしていきたいとプレゼンしてくれた子もいて、その想いがさらに素敵だなぁと思います。夢を叶えるのってどうやるのが正解かなんて僕にも分かりませんし、人それぞれだと思いますが、まず自分に正直になることって物凄く大事なことなんじゃないかな?と思います。

 自分の長所や短所を自分自身が明確に理解して認めることで、今やるべき夢への第一歩が踏み出せるのかな? なんて思っています。これからこの学生さんたちと濃密な時間を過ごしながら表現とは何か? 自分の可能性とは何か?を一緒に学ばせていただきたいと思っていますので、ぜひ応援していてください。

 さて、先日発表になりましたが、この度、E.P.I.とフィットネスクラブTIP.X TOKYOとのコラボレーションでMUSICとSPORTSとDANCEの要素がぎっしり詰まった「RHYTHM WORKOUT」が6月よりスタートします! まずは渋谷、新宿、池袋の3店舗からなのですが、僕が今まで培ってきた経験や知識でダンスの可能性を広げられないかといろいろな活動をさせていただく中で、遂に健康にフォーカスしたDANCEの形を作ることができました。単純にEXILE TRIBEの楽曲を聞きながら身体を動かして汗をかけたら最高だなってずっと思っていたので、プログラムになってうれしいです!

 今回インストラクターには僕たちの想いも伝えやすく、DANCEもしっかり踊れる人を探して、面接まで直接させてもらったのですが、やはりEXILE PROFESSIONAL GYMの生徒の皆さんが一番適任だと思い4人を選ばせてもらいました。想いを伝えて、知識を伝えて、スキルを身につけながらみんなで一緒に作っているのでぜひ体験していただけたらうれしいです。

 皆さんがDANCEを通じて自分の求める健康的な心や身体を見つけられる手助けになればと思っております。このプログラムは凄く簡単に誰でも参加できるように考えましたが、めっちゃ汗かくと思うのでビチョビチョになりながらぜひ楽しんでください(笑)。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第45回 欲求の先にある夢の実現

2016.04.23 Vol.665

 僕がDANCEを始めたころは、もっとDANCEをカッコよく踊って有名になりたいとか、好きなことをやってお金持ちになりたいとか、モテたいとか(笑)、とにかく、たくさんの漠然とした欲求を“夢”と呼んで過ごしていたように思います。あのころは、まさか自分がEXILEになれるなんて思っていませんでしたし、公共放送でDANCEの教育番組をやらせていただけるとも、大学で講義をさせていただけるとも、夢にも思っていませんでしたが、あの時の欲求はいい意味で実現できたのかな? とも思います。ですが、今の自分自身、まったく満足していませんし、たくさんの叶えたい夢や欲求があるのです。このままいくと間違いなくEndlessに欲求は膨らむばかりだと確信しておりますが、人間の欲求には段階があってそれを順番に感じて順番に階段を上っていくらしいです。
 
1、まずは生理的欲求 生きる上での本能的で根源的な欲求です。例えばお腹すいたとか生命維持のために必要な衣食住などが主だと言えます。
 
2、次に安全の欲求 簡単にいうと良い健康状態で安心して暮らしたいという欲求です。
 
3、次は社会欲求と愛の欲求 誰かに必要とされたい受け入れてほしいとか、どこかに所属したいという欲求。

4、そして承認の欲求 学校のクラスですごいって言われたいとか会社で認められて出世したいという欲求。

 この4つの欲求を満たした人に訪れる欲求が、

5、自己実現の欲求です。これも簡単にいうと自分の能力や可能性を最大限に発揮して、夢を叶えるためにするべきことをしたいという欲求です。
 分かりにくかったらすみません(笑)。文章にすると難しく感じますが、学校や会社、グループ、大きくいえば地球に所属していれば当たり前に感じる欲求だと思います。しかし、自分が今現在どこの段階にいるのかを把握することが大切なんだと思いますし、次に感じる欲求がどんなものか分かっていれば夢実現のヒントや近道にたどり着くような気がします。今の自分の最大の欲求は術後でリハビリ中の左肩を1日でも早く直したい! が1番プライオリティが高いのですが、何重にも異なる段階の欲求がカテゴリー別に存在していて、毎日最高に刺激的で楽しいです(笑)。まぁこんな当たり前のことをややこしくて難しく書いてしまいましたが、毎回このコラムではかなり自由に書かせていただいているので、皆さんの夢が叶う何かのヒントになるように聞いていただけたらうれしいです。これからも自己実現者を目指して、一つでも多くの笑顔とHAPPYの交換ができるように頑張っていこうと思っておりますので引き続きよろしくお願い致します。

 そして最後に、先日熊本で発生した地震により多くの災害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。
 日本を元気に!!

 自分たちは引き続きこのテーマを強く持って活動していきます! 大変で不安な毎日が続いていると思いますが、心を強く持ってどうか負けないでください。1日でも早い復旧、復興、そして皆さまのご健康を心から願っております。
EXILE TETSUYA

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第44回 マイナスを気にするのではなく長所を伸ばしてプラスにすること

2016.03.25 Vol.665

 卒業のシーズンを迎え、たくさんの方々が一つの節目を迎えたと思います。自分も学生時代のことを思い出すと懐かしい気持ちになりますが、あのころはまだDANCEもやっていなかったですし、夢は大工さんになることでした。そこからいろいろな経験や出会いと別れを繰り返しながら今の自分がいます。あの時の自分からは想像もできないくらい変化や進化もしてきましたが、たくさんの点と点を線にして、線と線を面にして、面と面が立方体になり多角面な自分を作っていこうと今も日々努力しています。

 そんな面の一つでもあります、僕の個人活動の『EXILEパフォーマンス研究所』は引き続き“DANCE is SPORTS”をテーマに活動させていただいていますが、最近パラリンピアンのアスリートの方に会って対談したり、試合を観に行ったりしています。先日リオパラリンピックの水泳の選考試合を観てきました、選手の皆さんそれぞれ障がいはあるのですが、僕が観ていて思ったのは不自由なことをマイナスにせず、むしろ自分の身体の使える部分を120パーセント以上で使えるように努力してプラスにしているんだなぁと感じさせられました。

 今の僕は手術後で、左肩が動かず踊れない状況なのですが、だったら動くところを思いっきり強化して今まで以上に動くようにしてしまえばいいんだ!と強く思わせていただきましたし、自分はまだまだ気合が足りないなぁと感じました。なので最近は左肩のリハビリとその他の部位の筋トレな毎日をストイックに送っています。

 やはりアスリートの皆さんはストイックですし、その競技に向かう真っ直ぐさは勉強になることばかりです。今年はオリンピック、パラリンピックイヤーということもあり、リオを目指す選手はもちろんですが、リオが終わった後の2020年東京オリンピック、パラリンピックに向かって、すべてのアスリートの皆さんが気合が入っていて盛り上がっているようにいつも感じます。引き続きこういった活動も含めパフォーマンスの向上に努めたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。

 さて先日『Eダンスアカデミー』のシーズン3のキッズのみんなが卒業を迎えました。ちょうど1年前のこのコラムを読み返していたら、キッズのみんなのことを書いていました。初めて出会ったころは基礎もままならない状況で教えるのも大変でしたが、一つひとつ階段を登ってNHKホールという大舞台で堂々とお客さんを楽しませるDANCEができるまでになったことを本当にうれしく思います。僕たちがやっているストリートDANCEが教育番組になること自体に時代の変化も感じますし、まだまだやれることがあるんだなぁと思わせていただいています。そんな『Eダンスアカデミー』が4月8日からシーズン4に突入することが決定しました。新しい新入生と共に内容もさらに進化させて、もっとたくさんの方々がDANCEを通じて楽しんで頂ける番組作りを目指していこうと思いますので、シーズン4もどうぞよろしくお願い致します。

 これから新しく新入生や新社会人になる皆様、環境の変化などで戸惑うことだったり、壁にぶち当たることもあるかと思いますが、そんな時に僕たちの音楽やDANCEが皆さんの支えになったり背中を少しでも押すことができるように、軸をブラさず真剣にエンターテインメントと向き合っていきたいと思いますので、一緒に夢に向かって頑張っていきましょう。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第43回 子どもはすべての可能性を持っている

2016.02.19 Vol.665

 年を重ねて成長し、いろいろな経験をしてたくさんのモノを得ると、それと同時に他の可能性を閉ざさなければならなかったり、何かを捨てなければならない時があるといいます。

 僕もそれが普通だと思っていたし、むしろ当たり前だとも思っていたのですが、先日ある人と話をしていたら、「大人になっていろいろな経験やモノを手に入れたように感じるけれど、実はそれ以上にたくさんのモノを失っている、だから産まれたばかりの赤ちゃんはすべてを持ち合わせた最強の自由なアーティストだと思う」と言っていました。

 その言葉は僕の心をドキッとさせ、そしてワクワクもさせてくれました!

 確かに子どもの発想にハッとさせられることが度々ありますし、自由でいいなぁなんて思うこともあります(笑)。自由でいいなぁと思うってことは、自分は何かを我慢しているってことにも気付かされます。

 でももし本当に何かを失っているとしたら、それを失わないように大切に守るのではなく、常に攻めの姿勢で可能性の扉の鍵を開けまくって行きたいなぁと、昨日メンバーの直己と食事をしながらそんな話をしていました(笑)。

 先月肩の手術をした僕は、いま現在も踊れず、リハビリの毎日を過ごしていて、1日でも早く治すという可能性にかけています。とはいえ、術後の経過もリハビリも順調で心配はないのですが、正直焦ってしまったりする日もあります(笑)。調子の良い日、なかなか上手くいかない日、それぞれありますがこれだけ自分の身体と向き合うこともあまり無いので、この先、一生一緒に踊っていく身体としてゆっくり語り合いながら付き合って行こうと思っていますので、どうかご心配なさらずに気長に待っていて頂けるとうれしいです。

 そんな踊れない時期だからこそできることもたくさんあって、実は忙しい毎日なんです(笑)。THE SECONDのファンクラブ限定イベントも始まりますし、その準備やEXILEメンバー会議もしたり、DANCE EARTH PARTYの打ち合わせやE.P.I.の活動など、楽しみがたくさんなのですが、そんな中、先日マドンナさんのライブを見てきました! 世界最高のエンターテインメントといわれるSHOWは、ステージも演出も歌もダンスも本当に見応えがあって純粋に楽しかったです(笑)。やっぱりいいステージを見ると無性に踊りたくなってしまいますが、そこは我慢我慢(笑)。とにかく打ち合わせやインプットをめちゃめちゃ溜め込みたいと思っています。

 そしてもう一つ楽しかった出来事は、1月4日から赤坂サカスに出店していたAMAZING COFFEE。2月14日のバレンタインデーまで、無事に終了することができました。本当にたくさんのご来店ありがとうございました! 店内の装飾や豆のブレンド、新メニューやグッズなど自分のやりたい世界観を自由にプロデュースさせて頂きましたが、スタッフのみんなとの連携で日々進化させることができましたし、皆さんからのメッセージが本当にありがたかったです! まだ東京にしか出店できていないので、これから機会があればぜひいろいろな場所での出店も目指して行きたいと思いますので、引き続きAMAZING COFFEEをどうぞよろしくお願い致します。

 そんなこんなで現在、踊れない自分をエンジョイしていますので、来月のDANCEの道もお楽しみに(^o^)v

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第42回『絆』が生み出す『力』

2016.01.22 Vol.DANCEの道

 絆という言葉は、本来は犬・馬・鷹などの家畜を通りがかりの立木につないでおくための綱。しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていたらしいのですが、今ではそんなネガティブな印象を受ける言葉ではないですね。人と人とのつながりや支え合う、助け合うという意味として使われ始めたのは比較的最近のことらしいです。

 2015年いっぱいをもってEXILEのパフォーマーを卒業したMATSUさん(松本利夫)、 ÜSAさん、MAKIDAIさんの3人が創始者メンバーとしてEXILEを語った書籍『キズナ』が1月22日に発売になりました。僕は先輩3人が卒業を口にした時から、この書籍を作ろうとアイデアが出た時から、EXILEメンバーとして、EXILEファンとしてこの本を読む時を楽しみにしてきました。

 3人の絆はもちろんですが、HIROさんとの絆、ATSUSHI君との絆、AKIRA、TAKAHIRO君との絆、二代目メンバーとの絆、新メンバーとの絆、LDH全体の絆、そしてファンの皆様との絆……出会い方も違えば世代も、時代も違う訳ですから、それそれの絆があります。きっと御三方にとっては本質にDANCEがあってDANCEが好きだったから生まれたたくさんの夢や目標と同じ方向に向かって走る『仲間』こそが『絆』なんだろうなと、生意気ながら思います。EXILEの今があるのも、未来に向かってみんなで頑張っていけるのも先輩たちが今でも、そしてこれからも先輩でいてくれるからだと心から思います。ぜひそんなEXILEの歴史書を皆さんにも読んでいただけたらうれしいです。

 さて、話は変わりますが昨年の年末に発表させていただいた、僕の左肩脱臼の手術の事なのですが、年が明けてからもたくさんの方々から応援やご心配の声をいただいておりまして、大変恐縮な気持ちと心温まるうれしい気持ちでいっぱいです。皆様本当にありがとうございました! 無事に手術も終わりリハビリがスタートしています。自分のDANCEの道の中に、まさかDANCEのために手術やリハビリをすることがあるなんて想像もしていなかったのですが、今となってはやってよかったなぁと思っています。とはいえ、やはり手術当日は正直ビビりましたし、術後はめっちゃくちゃ痛かったし、今は踊りを踊れるような状態ではないですが、一日、また一日と時間が経過する度に痛みが減っていったり、可動域が少しずつ広くなっていくのが楽しくなってきました。

 こんな状態な今だからこそ感じることだったり、考えること、聞ける話や喋れることを探していき、ピンチをチャンスに変えたいと思っています。昨年のコラムにも書かせていただきましたが、2016年はEXILE、THE SECOND、そしてDANCE EARTH PRATYの3グループでの活動が本格的にスタートします! EXILEとしてはいよいよ『先輩』メンバーとして『背中』を見せる番ですし、THE SECONDとしては『アリーナツアー』が待っています。そしてDANCE EARTH PARTYでは今後、さらに『DANCEでEARTHをHAPPY』にしていきたいと思っています。一日でも早くリハビリを終えて、このすべての活動を、『絆』を大切に超全力で楽しみたいと思っておりますので、皆様引き続き2016年も温かい応援よろしくお願いいたします。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第41回 「2015年 to the 2016年」

2015.12.25 Vol.DANCEの道

 ふと入ったお店のトイレの壁にこんな文章を見かけました。

「人の欠点が気になったら器の小さい人

人の短所が見えなくなってきたら相当の人物

人の長所ばかり見えてきたら大人物」

 なるほど…(笑)。皆さんはどんな人ですか?

 僕は…、まだまだですね(笑)! 要するに人は人に見られているし、人からどう見られるかは自分次第ってことなのかな? まぁ他人にどう思われても自分がこう! って決めた生き方ならばどう見られてもいい! なんても思いますが、どうせなら周りの人たちがHAPPYになる生き方を僕は選びたいですね。

 何か上手くいかない事が続く時って必ず自分中心な考え方をしている時だなって思います。生きていれば必ず良い事もあれば悪い事もある。だけど周りの人たちが手を差し伸べてくれるかくれないかは自分次第なんだと思います。トイレの壁にあった、他人の長所ばかり見える人は周りにたくさんの仲間がいて相乗効果しながら生きているんだろうなと思います。今年の僕はそんなふうに過ごせただろうか?

 2015年も残りわずかな年の瀬に、今年をいろいろ振り返るとしっかりとやるべき事を残さずできたのか? 何をやり残したのか? なんて考えてしまいますね。しかし、いくら振り返っても時間は戻らないので、来年のことを考えていたら、あまりにも楽しそうな事がありすぎてワクワクしっ放しです(笑)。

 まず、EXILEの活動はもちろんですが、2015年に正式メンバーになったDANCE EARTH PARTY、そして先日発表になりました、THE SECOND from EXILEの本格始動が始まりますし、秋からはアリーナツアーも決定しました! 個人で3グループを兼務する事はなかなか経験できない事ですが、自分のパフォーマンスの可能性や色をグループに合わせて表現できる2016年になるので自分でも気合が入っています。SECONDのメンバーで今から来年に向けていろいろと画策していて、二代目の時から応援していただいているファンの皆さんにも、これから僕らを応援してくださる皆さんにも喜んでもらえるような企画をたくさん用意していますので、ぜひ楽しみにしていてください。

 他にも僕がやっている個人活動のEXILE パフォーマンス研究所やAMAZING COFFEEなど、本当に自分で言うのもおこがましいですが、2016年は勝手にパーフェクトイヤーと名付けてすべてに全力の情熱をぶつけて頑張らせて頂こうと思っておりますのでTETSUYA’s 七変化お楽しみに! そして今年は何と言ってもマツさん、ウサさん、マキさんのEXILEでのパフォーマンスがラストを迎えるので、最後の最後の最後の最後のワンカウントまで、しっかりとお三方の背中を脳裏に焼き付けたいと思います。皆様2015年良いお年をお過ごしください! そして2016年の素敵な年明けを迎えられるように心から願っています!(^o^)v

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第40回「ただ踊りたいから踊ってるんだろ?」

2015.11.20 Vol.DANCEの道

 アメリカ・カリフォルニア州の砂漠の真ん中にそびえるSalvation Mountainという丘は、レオナード ナイトさんという方が30年かけて作り上げたアートです。そこには大きくGOD IS LOVE、「神は愛だ」と、カラフルに描かれています。そこに立ってみれば分かるのですが、こんな大作を1人で作るにはあまりにも過酷な環境だと思いました。毎日いったい何を考えながら水を汲みに遠くまで行き、泥や粘土を混ぜながら丘にペイントをしていたのか…。ぜひ、お会いして聞きたかったのですが、レオナードさんは昨年亡くなられたと知らされました。

 DANCE EARTH PARTY(DEP)のミュージックビデオをこのSalvation Mountainで撮ろうと言い出したのがÜSAさんで、前から行ってみたい場所のひとつだったらしいです。

 今回のDEPの新曲『DREAMERS’ PARADISE』のイメージと、この場所のパラダイス感は写真で見て一目でリンクするものがあり、メンバーもスタッフさんもワクワクしながら、まずサンディエゴに到着し、そこから車で3時間走ります。街を外れるとそこから見える景色はひたすら荒野(笑)。岩と砂と枯れてしまいそうな植物と一本道だけです。早朝の暗いうちに出発した僕たちは、そんな荒野に昇る太陽がいつもより厳しくそして偉大だと感じたことがなんだか不思議でした。

 途中に立ち寄った村の一角で撮影はスタートし、イメージシーンやÜSAさんと僕のDANCEシーンを撮ったのですが、踊り始めてビックリしたのが、汗をあまりかかないのです。カラッカラに渇いた空気と40度以上の気温が汗をみんな蒸発させてしまい、気づいたら脱水症状になってしまうので常に水分を取らなくてはいけません。踊っては休み、また踊っては休みと、なかなかハードな撮影になったのですが、画を見てみるとそんな気温と空気が間違いなく日本では撮れない雰囲気を映し出していました。空は高く、大地は広くまさにDANCE EARTH!! そもそも海外で撮影できることなんてあまりないので、果てしなくテンションは上がりますね(笑)。個人的に今回音は入ってないのですが、ミュージックビデオで初めてタップダンスに挑戦することもできたので、ぜひ観てみてください。

 Salvation Mountainを目指しながらメンバーとスタッフの皆さんと本当に旅をしているみたいな撮影は、ようやく目的地に到着してShizukaちゃんも加わりカラフルな「丘」の上に立つと気持ちが落ち着いたのを覚えています。レオナードさんが30年かけて描いたアートとDEPの音楽とダンスが融合して、勝手にですけど、なんだか暑いけど頑張れって言われているような気がして夢中で踊ってしまいました。

 もしかしたらレオナードさんは何も考えていなかったのかな? ただそう思ったから、そしてそこに良さげな丘があったから気長に毎日水を汲みに遠くまで行き、泥や粘土を混ぜながら丘にペイントをして過ごしていたんじゃないのかな? そんなふうに思った僕は、ただ踊りたいから踊ってるんだろ? それだけでいいし、それ以上もそれ以下もないんだって聞こえたような気がしました。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第39回「DANCEをすると素直に育つ」

2015.10.23 Vol.DANCEの道

これは僕の持論なんですけど、DANCEをする子は素直に育つと思っています。今までDANCEをやって来て、いろんな人と出会ったり別れたり、今ではDANCEを教える番組(Eテレ『Eダンスアカデミー』)や大学で講義をしたり、DANCEを通じてたくさんの人たちと関わってきて思ったことです。まぁ一言で言うといい奴が多いと言うか、いい奴ばかりなんです(笑)。自分がDANCEをやっているから僕はいい奴なんです! なんていうつもりもありませんが(笑)、今まで出会った人たちは、性別、年齢、育ち、国が違えど、みんないい奴ばかりなんです。

 でも実際のところ、これはなんでなんだろう? と不思議に思った僕は、自分なりに考えてみたんですけど、たぶん言葉を持たない表現方法っていうことが大きく関わっているのではないかと思いました。

 言葉って嘘もつけるし、まわりくどくも言えるし、駆け引きもできます。例えば、口喧嘩をしたら、わざと相手を傷つけることも言えますし、黙ったままだと何考えているか分からなくて、さらに怒りを買う場合もあります。でもDANCEの場合、それが一切ありません。DANCEの喧嘩といえばDANCEバトルですが、まず触れてはいけないルールなので相手を肉体的に傷つけることはないですし、嘘もつけなければまわりくどく伝えることもありません。とにかく自分の持っている伝えたいことを、DANCEで素直に全力で相手にぶつけるバトルは、とにかくお互いが気持ちいいのです。もちろん負けるとめちゃめちゃ悔しいという気持ちにはなりますが、そこで勉強することは、とにかくDANCEを好きになって夢中に練習するしかないんだってことなんです。何年か前に僕のダンサーの友達がダンサーの彼女と付き合っていて、些細な事で喧嘩になりその喧嘩が派生してDANCEバトルになったそうです(笑)。こんなことはめったにないですが、もちろん終わった後には仲直りしました! たぶん言いたいことを全部素直に伝えきったんでしょうね(笑)。バトルに限らず、EXILEがやっているようなステージでも、クラブでのSHOWでも同じことがいえると思います。お客様にDANCEで言いたいことを伝えるにはかなりの練習やリハーサルが必要ですし、伝えたいことをストレートに表現するのが一番伝わりやすいと思います。HAPPYなら笑顔でとか、怒っているなら何かを破壊するような動きを入れるとか、悲しい時には繊細に、目立ちたかったら思いっきりハチキレて!などなど、とにかく言いたいことをストレートに表現するのがDANCEだと思いますし、見ている方にはそれが一番親切な気がするからです。

 一言でDANCEと言っても、この世界には限りなくジャンルが存在するので一概に僕の言っていることが正しいとは言いませんが、身体を動かす表現方法としては間違っているともいえないのではないでしょうか? 今や日本では義務教育の中にDANCEが入っていたり、本当にたくさんのキッズダンサーがいて、習い事の一つの選択肢に入るくらいになってきました。神経系が成長する小学期や身体系が成長する中学・高校の時期に、DANCEをするのは間違いなくいいことなのは前に研究したことがありますが、素直な子に育つという説もこれからさらに研究していきたいと思います。ご興味のある教授さんなどいましたらご連絡お待ちしています(笑)。最後に一言だけ言わせていただきますが、これはあくまで僕の持論です。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第38回「体育館に響くピアノの音」

2015.09.25 Vol.DANCEの道

 いよいよ開幕した『EXILE LIVE TOUR 2015 AMAZING WORLD』ですが、大阪・京セラドームに足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました! 初回から3日連続公演でかなりハードスケジュールでしたが、その分、半端なく幸せな時間を過ごすことができました!

本番は3日間だったのですが、実は今回、大阪に1週間いました。毎日リハーサルをしては反省会を繰り返して最後の最後まで妥協しないで、最高の形を初日から表現することができ、メンバーをはじめスタッフの皆さんも準備万端な幕開けだったと思います。聞いた話ですが、世界中探してもEXILEほどリハーサルをするアーティストはいないらしいです。リハーサルをただすればいいものでもありませんが、それだけEXILEのライブに対する想いが強く、そして環境が恵まれているということです。多分ですが、こんなに恵まれた環境でステージに立てるダンサーは、間違いなく世界中探してもいないでしょうね(笑)。これは紛れもなく、先人が今まで創り上げてきた歴史が、僕らをこんな素晴らしい環境でステージに立たせてくれているんですね!

 今回の「AMAZING WORLD」はそんなEXILEの歴史から現在、そして未来を感じるライブになっていますが、やっぱりEXILEのライブはいいですね! とにかくハチキレて伝えるEXILE流な表現が僕はたまらなく好きです。ファンの皆さんと創り出すあの空間で、たくさんのことを感じ、想いがあふれてきます。

 自分のDANCEの道はこれからどうなるか分かりませんが、間違いなくライブツアーがあるからこそ、この道を歩けているんだと思います。「AMAZING WORLD」は、まだまだ始まったばかり! これ以上書くと内容まで書いてしまいそうなのでこの辺で(笑)。これから見に来られる皆さんも、まだまだ進化してどんな最終日を迎えるのか、ぜひ楽しみにしていてください!

 さて、そんな中、先日、2012年からスタートしたRising Sun projectが今年も無事にSPECIALを迎え、たくさんの笑顔と出会うことができました! 今回は福島の会津若松の中学生と横浜の中学生、総勢300人のみんなと『Rising Sun』を踊りました。

会津若松には、3カ月前に足を運んでレッスンしてきたのですが、先日最後のレッスンを終えると、全校生徒のみんなが体育館で合唱をプレゼントしてくれました。合唱ってなんであんなにも心に染み入るんでしょうね……。体育館に響くピアノの音に陽の光が射し込んで、一生懸命に歌う生徒の皆さんの気持ちが、なんともいえなく幸せでした。

 そんな皆さんの想いを胸に日産スタジアムで踊った『Rising Sun』は僕たちにとっても一生の思い出になりました!『日本を元気に!』をテーマにしたこのプロジェクトはこの先も世界中に、日本はこんなに元気になりました!!と、感謝の気持ちを伝えられる日まで続けて行きたいと思っていますのでどうぞよろしくお願い致します。

 夏も終わり涼しくなってきて、気づけば9月後半です。年末に向けてさらに加速して、DANCEの道を走り抜けたいと思っていますので、皆さんぜひ楽しみにしていてください。

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