SearchSearch

2025!黒田勇樹の独断と偏見による“クロデミー賞”発表!後編!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.31 Vol.web Original

 筆者の独断と偏見による、今年の映画を振り返るこの企画。公正を期するため、選考基準は「この連載で扱ったもの」と、定めます。
 気になった作品は、是非過去の記事などで詳しくご確認下さい。

 今回は、ノミネートが多いので前後編です。

 さて、後編1つ目「実話部門」
 定期的に、ハリウッドでは作られているイメージですが、今年は特に豊作だったと思います。「実話を元に作られた」というやつですね。今年以外でいえば「ソーシャルネットワーク」とか「マネーゲーム」とか「ボヘミアンラプソディ」とか「ヒーローだと思われている人物の、人間らしさを描く」が、トレンドだと思われます。

 今年良かったなと思ったのは実際に起きた潜水事故を基にした映画『ラスト・ブレス』。
 事実を描くことはもとより、それを映画的に表現し、こちらまで窒息しそうになる演出は圧巻でした。
『ブライアン・エプスタイン 世界最高のバンドを育てた男』もとても良かったですね。ビートルズのプロデューサー兼マネージャーだった男の半生を描く話だったのですが、感情の動きがとても繊細に表現されていて「今まで聞いていたビートルズの楽曲への感動」が2倍にも3倍にもなる名作でした。

「アクション部門」
『ドライブ・クレイジー:タイペイ・ミッション』『フライト・リスク』『エレベーション絶滅ライン』『バレリーナ:The World of John Wick』…あげたらキリがないし、順位もつけられないぐらい今年はアクションが豊作でした!「なんにも考えずに、楽しく2千円で2時間過ごせる」。これが映画の本質だと思っているので、僕はこれからもアクション映画たちをペロペロ愛していこうと思っています

「時空部門&大賞」の発表です。
 元々、バックトゥザフューチャーで、映画沼にハマった筆者なので「時空」を扱う作品にはこだわりがあって、目線も厳しいです。
 昨今タイムトラベルや、パラレルワールドを扱う作品が増えていてクオリティが上がる反面、「既視感」が多くなってきているのも事実。

 今年の「時空映画」、次点からの発表です。
『次元を超える』、この映画はもう、本当に「観客が次元を超えさせられる」そんな映画でした。不条理極まりないのですが、どこかに「条理」がある気がして最後まで目が離せない。で、最後まで何もわからない。家に帰ってからも空想を繰り返し、ずっと楽しめる素敵な映画でした。

 さてさて、他にも『ランド・オブ・バッド』の、ラッセルクロウ、『ワン・バトル・アフター・アナザー』のレオナルド・ディカプリオ『殺し屋のプロット』のマイケル・キートンとアル・パチーノ!まだまだ、書ききれないのですが、そろそろ文字数の限界なので大賞を発表したいと思います。

「時空映画&映画そのものの大賞」
『HERE 時を越えて』!!
 ストーリーや映像表現、音楽、演技、特殊メイクから、セット、衣装、CG、全てを駆使しているのにうるさくない。
 46億年を定点カメラで映したような、壮大な世界観の作品。
 全てが「これは映画でしか出来ない」という表現が溢れ出る傑作でした。
 元々は絵本だったそうなのですが、それを映像として具現化した形を想像する監督、実現させるスタッフ、キャスト、進歩した技術、全てが噛み合っており「現代における映画というパッケージの最高傑作」だと、思いました。
 これから映画を作る人は、あれに立ち向かわなければいけない。
 その一人として、最高に背筋が伸びる作品でした。

 さぁ、来年も頑張っていっぱい映画観て、いっぱいなんか作るぞ!皆様、良いお年を!

2025!黒田勇樹の独断と偏見による“クロデミー賞”発表!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.24 Vol.web Original

 さあ、間もなく終りを迎える2025年!筆者の独断と偏見による、今年の映画を振り返ろうと思います!

 公正を期するため、選考基準は「この連載で扱ったもの」と、定めます。
 気になった作品は、是非過去の記事などで詳しくご確認下さい。

 今回は、ノミネートが多いので前後編です。

 まずは、今年の映画界の総括ですが、去年は「コロナ禍を終え、邦画のエンタメ性が復活してきた」というイメージだったのですが、そこに加え「洋画もエンタメ作が帰ってきた!」という、印象。「エンタメ作が好き」という、筆者のフィルターもかかっている気がしますが、明るく楽しい映画が、国内外で沢山作られ、世間を明るくしていた様に見えました。

 では、まず「助演男優賞」
 これは、もう『爆弾』の佐藤二朗さんでしょう。ほぼ主演なのですが、あくまでも犯人役を怪演され、主人公たちがそれに対してリアクションをすることで話が進むのであくまでも「助演」と、させて頂きます。ただ、若い俳優たちのあのリアクションは佐藤さんの怪演がなければ引き出されないレベルのものだったと思うので、まごうことなき“助演”で“大賞”です。

 次点で、市原隼人さん。ドラマ「もしがく」からのエントリーです。「映画じゃないから次点」というワケではないのですが、とてもご本人の魅力が輝く役をやられていたので「この人が70才になったとき、どんな俳優になっているのだろう」という期待を込めて。年取っても『おいしい給食』やってて欲しい。

「主演男優賞」
 吉沢亮くん一択! 6月公開『国宝』7月公開の『ババンババンバンバンパイア』、どちらもとてつもない興行成績を叩き出していて、現時点で『国宝』が約170億『ババンバ〜』が約5億。
 2カ月月で25億円!年でいえば約200億の興行収入を叩き出したんですよ!
 他の、スタッフ・キャストの努力も加味するべきだと思うのですが、あえて吉沢くんを「200億の男」と、呼ぼうと思っています。
 次点はムロツヨシさん。『身代わり忠臣蔵』を始めとして最近コメディ俳優という印象を塗り替え「カッコいい」役が増えてきた気がします。本人側のイメージ作りなのか、制作側や世間のイメージなのかはわかりませんが、ここまで来たら「背筋が凍るような悪役」とかもやって欲しいな、と眺めています。

 あ、全然文字数足りない。

 とりあえず、前編は脚本賞を発表して終わりたいと思います。
 次回は、ジャンルごとの作品賞と大賞を発表するので、そちらもお楽しみに!

「最優秀脚本賞」は『みんな、おしゃべり!』
 始めてみた時は、その構成の巧さに気絶しそうになりました。
 手話、日本語、クルド語、モールス信号や、新しい文字、未知の言語など、沢山の言葉が入り混じる「言語コメディ」とでもいうのでしょうか?人種差別や言葉の壁など社会問題を扱っているように見えて、それを軽々と飛び越えるような痛快コメディ。
 今年、必見の映画の1作だと思っています。

 それでは、また来週!後編で!

最高の続編!ディズニー映画『ズートピア2』が、色々な意味で“バディもの”の大傑作だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.17 Vol.web Original

 黒田勇樹です。

 やっと2026年一発目の公演が情報解禁となりました。

 1月27日から2月8日の日程で朗読劇「豆知識男VSライフハックガール」をやります。男女1人ずつの2人芝居でさまざまな組み合わせが楽しめます。いしだ壱成くん、範田紗々さんも出ます。僕も飯嶋ひな、ナナエさん、楠木園凜、範田さんを相手に4回やらせていただきます。

 ご興味のある方はぜひ。

 では今週も始めましょう。

あのスピッツの名曲を名匠行定勲監督が映画化!映画『楓』で、福士蒼汰と福原遥に涙とキュンが、止まらない!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.10 Vol.web Original

 黒田勇樹です。

 一気に冬らしくなってきました。まあ12月なのでしようがないといえばしようがないので、ここは我慢して生き抜こうと思う今日この頃です。

 昨今、スキマバイトやnoteを書いてるだけの人に見られているかもしれませんが、年明けにやる公演の準備を着々と進めています。とんでもないことになりそうなので、ご期待ください。

 では今週も始めましょう。

三谷幸喜25年ぶりの連ドラ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』を、クライマックスの前に考察したい【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.12.03 Vol.web Original

 黒田勇樹です。

 今週はいつにも増してnoteな1週間でした。なんだ、noteな1週間って! いや、次回作に向けて虎視眈々の1週間でもあったので、ご安心ください。

 今週はちょっと趣を変えてドラマのことについて書いてます。では始めましょう。

野球×家族×運命!実話をもとにした映画『栄光のバックホーム』に、2時間ずっと泣かされた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.26 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 11月20日に秋葉原で特撮監督の國米修市監督とトークショーを行ってきました。國米監督は映画『もしも、僕の彼女が妖怪ハンターだった。。。』シリーズの監督で、僕はその第1作目から出させていただいておりまして、そんな感じで呼んでいただきました。

 いろいろと真面目な話からバカな話まで、とても楽しいイベントでした。久しぶりに人前に出たので、ちょっと緊張しました。嘘です。

 懇親会もあって、ファンの皆さんと直接交流できて、これもまた楽しかったです。来てくださった皆さん、ありがとうございました。

 では今週も始めましょう。

鳥類の名演技に涙するとは、思わなかった!実話をもとにした映画『ペンギン・レッスン』が、感動的すぎた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.19 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 映画『もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)』の特別上映&トークショーが11月20日に秋葉原のBECKアキバでありまして、黒田は國米修市監督とトークショーを行います。

 20日の昼くらいまでにこのコラムをご覧になってくださった方はぜひお越しください!

 20日の夕方以降にこのコラムをご覧になられちゃった方には「トークショーをやってきました!」とのご報告です。

 では今週も始めましょう。

給食スペクタクルコメディ!?『おいしい給食 炎の修学旅行』の市原隼人が面白すぎた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.12 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 最近、いわゆる「スキマバイト」というものをやっています。いろいろな仕事があって、とても勉強になってます。やはりものを作る上で、経験というものはとても大事だなと思う今日この頃です。

 その辺のことはnoteにじっくり書いてますのでご興味があればぜひです。

 では今週も始めましょう。

佐藤二朗の怪演が爆発する!サスペンスアクションムービー『爆弾』が、恐ろしい作品だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.05 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 今週も特に社会復帰するでもなく、noteでいろいろなことを書き連ねる1週間でした。

 いや、よく考えたらもともと復帰というほど社会と関わっていたのかという疑問すらわいてきたりしています。それにnoteでいろいろ発信しているんだから、実は社会復帰はしているだろうと思うようにします。

 何を書いているのか最早自分でも分からなくなってきたので、今週も始めましょう。

ハイブリッドノワールムービー!『殺し屋のプロット』にただただシビれた!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.10.29 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 noteでいろいろなことを書きまくる1週間を過ごしていました。いや、もっと前からだったか…。

 まあ、これはこれで悪くないのですが、そろそろ社会復帰せねば…。ということで11月16日にヨコハマシネマノヴェチェントで行われる「もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら・・・(おしまい)」の上映後のトークショーに出演します。

 いや、随分先の話じゃないか。それまでに社会復帰は果たしていそうですが、元気な黒田を見に来てくださればです。

 では今週も始めましょう。

言語のバトルロワイヤル!『みんな、おしゃべり!』が、とんでもない映画だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.10.22 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 しばらく仕事が凪の状態なので、AIでいろいろ遊んだりしています。いや、このご時世、AIをいじる、仲良くなっておくのはもう仕事かもしれません。

 ということで、今週もびっしり仕事してました。

 では今週も始めましょう。、

Copyrighted Image