一木美里です。
今日はバレンタイン?
わたしは週末、親友たちと何種類もスイーツを作りました。
手作りスイーツたちは、バレンタインウィークに会える限り
仲良しの友達たちみんなに渡すつもりです。
今日は自分でたくさん食べてしまった、
グルテンフリーのお豆腐ドーナツのレシピを紹介します。
コラムカテゴリーの記事一覧
格闘家イケメンファイル Vol.66 暴走ハリケーン 塚越仁志(つかこし・ひとし)
取材当日は試合の10日前。減量もピークに入りピリピリしているのでは…と思ったのだが。
「ピリピリはしないです。腹ペコでぐったりはしていますけど(笑)」とイケメンスマイルで登場してくれて一安心。
「減量はだいぶ楽になりました。階級を上げて適正体重になったのと、長くやっているので落とし方も分かってきた。でもこの辺(ジムのある三軒茶屋)は、飲食店が多く誘惑がいっぱいあるので、練習が終わったらすぐ帰るようにしています(笑)」
埼玉県出身の塚越が、そもそも現在のジムに入ったきっかけはあの人。
「格闘技をやるならここって決めていた感じですね。昔からK-1が大好きで、ずっとテレビで見ていました。アンディ・フグとかが活躍している時で、そのあとに魔裟斗さんが出てきたんです。それで魔裟斗さんに憧れて、最初は魔裟斗さんが練習していた代官山の伊原道場に行ったんですけど、その後独立して現在のジム・シルバーウルフができるという事でここに来ました」
塚越といえば、2015年11月、Krushー67㎏王者への挑戦者決定戦で渡部太基と対戦、判定負けを喫して王座挑戦権を逃す。渡部はそのチャンスをものにし、2016年1月、牧平圭太を破り王座奪取に成功。その間、塚越は再び挑戦者決定戦に挑み、挑戦権を手にすると昨年10月に行われたタイトルマッチで、王者・渡部と対戦。その死闘は伝説になっている。
「渡部さんに挑戦したあの試合は、無我夢中であまり覚えてないんです。とにかくやり切った。デビュー以来ずっと練習を見てもらっている大宮司トレーナ―に、練習中に言われたことを出す事だけを考えて試合をしました。その結果、判定勝ちでベルトを取ることができた。もうその日は、歓声がすごすぎてセコンドの声も聞こえなかった。何も聞こえない中、ただ練習の事を思い出してやり続けた感じでしょうか。勝った瞬間は、泣くかなと思っていたんですけど、なんかぽかんとしちゃって(笑)。悪夢とかも見ていたし、どれだけ解放されるのかと思ったら、出し尽くしちゃって魂が抜けていた。だからその時の写真を見たら、全部ポカーンって口が空いている写真ばっかりでしたね(笑)」
2月18日(土)には、後楽園ホールで初防衛戦を行う。相手は激闘派と名高いモハン・ドラゴン。
「激闘派と言われ、すごく派手な試合をする非常にパワフルな選手。多分、他の団体のベルトを巻いたことがあったと思う。とても手ごわい選手だと思います。僕は対戦相手の事を細かく分析して、対相手の対策を必死で考えるというより、トレーナーと一緒にやって来たことを試合で出し切ろうと思うタイプ。試合が決まった時に、トレーナーと1回だけ相手のDVDを見て、方向性を決めたら、あとはそっちの方向を見て、練習をやり続けるだけですね。僕、ベルトを巻いたのが、去年の10月で初めてだったんです。人生で初めて。それも1回負けているK-1にも出ている渡部選手からもぎ取った。だから、このベルトを持った事の責任みたいなものをすごく感じるんです。下手な試合はできないし、せっかく渡部選手から引き継いだんだから、恥ずかしくない試合をしなければいけないと常々思っています」
鈴木寛の「2020年への篤行録」第41回 AI時代の人生戦略
AI(人工知能)の進化で、人間の仕事が奪われる未来の問題がますます注目を集めています。AIが2045年には人間の知能を超える特異点「シンギュラリティー」を迎えるという話の認知度が急速に上がっているように感じます。現在小学生の私の息子はその頃、30代後半。今年生まれた赤ちゃんは28歳。教育に携わる者としては、いまの子どもたちが、AI時代も食べていけるようにするには、どうすべきか危機感を覚えながら、日々の仕事に取り組んでいます。
そうした中、成毛眞さんの新刊「AI時代の人生戦略」(SB新書)が先月発売されました。書き出しから「『私は文系人間だから、理数系の話は苦手』などと言ってられない時代が、とうとうやってきた」と指摘します。日本マイクロソフト社長などを歴任された成毛さんだけに、サイエンスやテクノロジーに対して無頓着なままでは、これからの時代に生きていくことがいかに大変であるのか見通しておられるのです。
成毛さんは、STEM教育の重要性を提唱します。STEMとは、科学(サイエンス)の「S」、テクノロジー(技術)の「T」、エンジニアリング(工学)の「E」、マセマティックス(数学)の「M」を並べた造語です。さらに、テクノロジーの進化と密接な関わりのあるアート(芸術)の「A」も含めた「STEAM」という考え方も紹介しています。
AI時代に、AIを「使う側」になるのは一つの生存戦略ですが、「三角関数も二次方程式もわからない人が、AIやロボットを『使う側』に回れるとは思えない」という成毛さんの指摘は、まったくその通りです。OECDが世界各国の15歳に課す学力到達度調査(PISA)で、日本の子どもたちの科学的リテラシーは欧米よりは高めですが、油断はなりません。本でも指摘されるように、私立大学の文系の入試では、理数科目が免除されておりますし、文系と理系の垣根がなくなっていく時代の人材育成として非常に問題があります。
実は、この本では、私が成毛さんと対談した章が収録されています。私のパートでは、科学的リテラシーを引き上げていく取り組みとして、高校の科学部の人口を野球・サッカーと同程度に引き上げていくことや、大学入試改革の必要性など、STEM教育の意義を成毛さんと語り尽くしました。
また、堀江貴文さんも成毛さんと対談し、最新ビジネス動向についての対談を通じて、イノベーターがAI時代を見据えながらいま何を考えているのか、非常に興味深い内容になっております。ぜひご一読ください。
(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)
脱こじらせへの道 第40回 女性がAVにストーリーを求める理由
この「脱こじらせへの道」もついに40回を迎えました。
そんな中で今回は、過去もっとも過激な!?テーマを取り上げてみようと思います。
「AVの「中出し」プレイは好き? 嫌い?」
TOKYO HEADLINE史上、「中出し」の3文字が掲載されるなんて初めてなのではないでしょうか…!?
ええと、そもそも「中出し」って何?という方がいるかもしれないので、簡単に説明を。
ひとことで言ってしまえば、AV作品での男性のフィニッシュシーンの表現方法のひとつです。
AVは映像作品なので、見た目にわかりやすいクライマックスが必要とされます。
特に、今のメインユーザーは男性が多いので、男性が共感できるクライマックスということで、射精シーンでひとつの作品の区切りとされることがほとんどです。
射精がわかりやすいように女優さんの身体や顔にかけたりすることが多いのですが、それをせずコンドームをつけずに膣内で射精する描写を「中出し」と言うんですね。
さて、なぜ今回このアンケートテーマを取り上げたかというと、この「中出し」描写、女性にとってはどっちでもいいという意見が多かったんですよね。
女性向けAVと男性向けAVの違いとして、女性向けAVは物語性がある、ということを言われることがあります。
これは誤りではなく、実際にドラマ作品が多いのですが、女性向けAVの場合はプレイに必然性が求められる、というのが正確な言い方なのではないかと思います。
たとえば、セックスをする男女ふたりはどういう関係があって、どんな思いでそこに至ったのか、というような。
だから射精シーンも、そのふたりがどんな思いでそれを受け入れたかが重要なのです。
ふたりの関係性を踏まえた上で、中出しや射精シーンが必然的なのであれば、女性ユーザーも感情移入して見ることができます。
「夫婦設定なら違和感なく見られる」という意見もありましたが、この夫婦は愛し合っているから中出しをしたんだな、とか想像できるところが良いようです。
一方の男性ですが、「中出し」というジャンル自体を好む方が結構いらっしゃいます。
単体女優さんの「中出し解禁」ものは売れ行きが伸びますし、タイトルに「中出し」という言葉が入った作品も多数見られます。
アンケート結果にもありましたが、普段なかなかできないプレイだからこそ興味がわくという男性も多いでしょうし、征服感がある・支配欲が満たされるという意見もあるかと思います。
男性ファンにとってはどちらかというと、この「中出し」という行為自体にプレミアム感を感じているのではないでしょうか。
とは言っても、以前このコラムでも書いたのですが、AVはエンターテイメントであり、そこで描かれる「顔射」や「中出し」は演出上のものですので、世間的にこれが標準というわけではありません。そこは勘違いのないように改めて書いておきます。特に「中出し」については…ですね。
2017年は男女の違いにフォーカスを当てていますが、今回のテーマでも男女の違いは大きく現れますね。
男性は「自分の種を残したい」という思いが強く、だからこそ女性への征服感が強く出る「中出し」という行為に共感する人が多いのだと思います。
対して女性は、「この人の子供を産みたい」という「特定」を意識することが多く、必然性を求める、ということが強く現れた結果となりました。
とはいえ、最近はそればかりではないという傾向もあります。
エロメンや人気AV男優の女性ファンが増えてきたことにより、好きな男優さんの感じている姿を見たいということで、あえて射精シーンを見たいという女性ユーザーの声を聞くことも多くなりました。
ですのでGIRL’S CHではあえて男優さんの射精シーンを撮ったりしているなんてことも。
これまでは男性ユーザーがほとんどであったAV業界も、女性ユーザーが徐々に増えてきたことによって、中出しや射精シーンもこれまでと違った描かれ方をしていくのかもしれませんね。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.24『グリーンポイント・パンケーキ』 #ニューヨーク #パンケーキ #朝ごパン #ブルックリン
一木美里です。
先日、親友の結婚式へ行ってきました!
花嫁と話して親友たちはカラフルなドレスで参加。日本で一番売れている服は黒らしく、黒や紺が多いのは結婚式も同じ。
最近、結婚式の参列の際できるだけ黒以外にしようという呼びかけもあるんだそうです。
今週まではNYコラム。故ヒースレジャーが出資していたことでも有名な、
Brooklynのカフェをご紹介します。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.23『真ん中にある意味』 #ニューヨーク #朝ごパン #スイーツ
一木美里です。
先日、相貌心理学という顔つきから読み解く心理学の講座に通ってきました。
ヨーロッパでは企業の採用などにも取り入れられているという心理学。
とてもおもしろかったです。
今週もニューヨークでのお店をご紹介します。
脱こじらせへの道 第39回 男女で違う「勝負下着」の考え方
前回は、女性と男性の無駄毛処理に対する意識の差から、女性は同性の外見に厳しいというお話をしました。
それに続き、今回はこんなアンケートから、男女の意識の違いを考えてみたいと思います。
「好きな人と会うときに着ける」「常に勝負下着」勝負下着、ありますか?
勝負下着、いわゆる「いざというときにつけるお気に入りの下着」というようなものと言えるかと思います。
前回の無駄毛処理と違って、「ある」が「ない」を若干上回る程度となりました。
よく聞くエピソードですが、女性の皆さん、せっかくお気に入りの下着をつけていたのに彼が気付いてくれない、という経験はありませんか?
男性は女性の下着をあまり見てくれていないと感じる女性は多いのではないでしょうか。
高い下着でも男性からはそう見えなかったり、その逆で、安い生地の下着が男性に好まれたりするということもあります。
実際男性に聞いても、全然女性の下着の値段はわからない、なんて言われることもありますよね。
だから女性は、勝負下着を用意してもがっかりしてしまうということも多いのかもしれません。
そんな経験を経て、あえて勝負下着は持ってないという方が意外と多かったのかもしれませんね。
今回のアンケートで興味深いのは、実際相手に見せるタイミングがなくても勝負下着をつける機会がある、という意見があったことです。
誰かに見せる目的ではなく、自分自身の気分をあげるためにお気に入りの下着をつける、ということみたいです。
今回の勝負下着に限らず、大事な日にお気に入りの服を着たり、香水をつけたり、というような行動は、女性なら共感できるのではないでしょうか?
大事な日だから、いつもより魅力的な自分になりたい。
好かれたい、好かれる自分でいたい。
そういった気持ちから、自分をよりよく見せたいと思い、こういった行動に出るのではないかと思います。
女性にとってはそのくらい、「好かれる」「愛される」ということが大事なんですよね。
【江戸瓦版的落語案内】寝床(ねどこ)
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
一木美里のおいしくたべようの会 vol.22『カスタマイズ・ベーグルでわかること』#NY #ベーグル #朝ごパン
一木美里です。
今週もNEWYORKのおすすめ朝ごパンのお店をご紹介します。
EXILE TETSUYA「DANCEの道」第54回『新しい世界』
2017年初めてのDANCEの道。皆様本年もどうぞよろしくお願い致します。今年もどんな事が起きるのか自分でもワクワクしていますし、改めてまた一年で自分の目指すのはどんな夢が叶えられるのか? そして、その先にある笑顔にどれだけ出逢う事ができるのか? 全ては自分次第ですが、集中して楽しみながら活動していきたいと思いますので皆様、温かく見守って頂けたら幸いです。
1月は、まず東京ドームで開催された「ふるさと祭り 東京 2017 ー日本の祭り・故郷の味ー」に始まり、そしてEXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017”WILD WILD WARRIORS”も福岡公演から始まりました。昨年に引き続き、全国のアリーナをWILD WILD WARRIORSたちは駆け抜けていきますし、ファンの皆様のおかげで、まだまだ進化していける可能性があるのでは? なんて事も思えるツアーになっております。
どんな活動でも可能性を広げる事は、新しい世界を見るチャンスだし、そこにはチャレンジが生まれます。一つでもたくさんの新しい扉を開けたいなんて思う今日この頃ですが...、先日さっそく新しい世界を観に宮古島に行ってきました。
皆さんは海の中の世界を観に行った事はありますか?
僕は、今までシュノーケルをつけて素潜りしたり、サーフィンなんかをして遊んでいた事はありますが、今回はウェットスーツを着てタンクを背負って、たくさんの機材を装着して、海の中にお邪魔してきました。
まずはライセンスを取るための、筆記試験や実技講習などをするのですが、初めて海の中でレギュレーターという空気が出る機器をくわえて呼吸をした時は、何とも言えない感覚で不思議でした(笑)。少しずつ深くなるたびに不安が増して、空気の減る量も多くなり、身体にかかる圧力も大きくなっていくのですが、目の前に広がる世界は本当に美しくて、言葉にするのが難しいくらいの光景でした。
海底のダイナミックな地形や、そこにある珊瑚と群がる魚たちに挨拶をすませて、呼吸を落ち着かせて身体を安定させるのに苦労しながらも、海底よりも少し浮いた所を漂っていると、自然の前で自分は本当にちっぽけな存在なんだと思わさせられます。上を見上げて水面を見るとぼんやりと太陽がゆらゆらしていて、宮古島の海底の10メートルも20メートルも下にまで、光と暖かさを届けていて、やはり海はとっても偉大な存在なんだと思いました。
しかし、なぜスキューバーのライセンスを取得しようとしているのかといいますと...。実は昨年からWOWOWさんがEXILE THE SECONDの密着をしてくださっていて、今までにも6人みんなでいろんな話やリハーサルやステージの裏側を撮って、放送していただいていたのですが、今回はパフォーマーを一人ひとり違った企画でフォーカスして撮ってくださいました。その中で僕は、スキューバーダイビングのライセンスを取得して、海の中での水中DANCEや、その後、自分の感じたままに宮古島の素敵な場所でDANCEを踊らせて頂きました。
今年の自分の目標はインプットをメインに活動しようかと決めていたのですが、いきなり新しい世界をインプットできて、そこで見た事、感じた事を、素敵な島の音楽でDANCEができて、幸せな経験をする事ができました。
自然に感謝する事で、周りの人たちにも感謝できるようになる。
そんな事を想いながら踊らせて頂いたので、ぜひ皆様1月28日放送のWOWOWを観て頂けたらうれしいです。
2017年が始まったかと思えば、すぐに容赦なく進んでいきますが(笑)、時間は全ての人に与えられた平等で大切な物なので、しっかりと呼吸を整えて、濃ゆく密な時間にしていき、更にたくさんの笑顔と出会いたいと思っておりますので、皆さん今年もどうぞよろしくお願い致します。
格闘家イケメンファイル Vol.65 修斗の未来を託された高校生 箕輪ひろば(みのわ・ひろば)
「毎日楽しいです。学生なので時間がたっぷりある分、格闘技につぎ込めるだけ時間をつぎ込んでいます」と現役高校生の箕輪ひろば。しかし、もともとは大人しい少年だった。
「水泳はやっていたんですけど、球技とか運動がずっと苦手だったんです。小さい頃からピアノをやっていて、中学時代は吹奏楽部でフルートを吹いているようなバリバリの文科系(笑)。しかし、父親が体を鍛える意味で、何か運動をやらせたいと思っていたようで、中学に入学するタイミングで道場に入門しました。父の紹介と言ったら聞こえはいいですが、半分だまされたような感じで(笑)。ですから、プロの格闘家になりたいと言った時は、すごく驚いていましたね。ここまで格闘技にのめり込んだのは、入門してすぐに見た同じ道場で、世界チャンピオンにもなった山上(幹臣)さんの試合。まさにその世界戦だったんですけど、衝撃を受けて自分もこうなりたいと。その時は小学生が、将来プロ野球選手になりたいと言っているレベルでしたが、その思いはずっと持っていたと思います。ですからきつい練習も楽しくやってこられました」
とはいえ、その強さは有名で、順調にプロデビューとなるはずが…。
「心残りがひとつあって、僕は最後のアマチュアの戦績が負けで終わっているんです。地区大会でも順調で、全日本のトーナメントに出場した時、絶対に優勝できると確信していたのに、コロッと負けちゃった。優勝できると思っていた自分の気持ちが甘かった。完全にその気でいたし、このまま無敗でいい感じでプロに上がって…とか想像していたんですけど、ちょっとマジか?! みたいな感じで(笑)。そこは挫折というより反省ですね」
それなりにつまずきもあったが、それでも順調に格闘家としての道を歩んできた。そのモチベーションと強さの秘密は?
「やはり山上さんという憧れの選手の存在は大きいですよね。僕はその人の背中をずっと追いかけている。しかも同じ団体の新人王で、同じ階級。それで世界チャンピオンになっているので、憧れであり、目標であり、いつかは追い抜きたい存在でもあります。また、この環境で練習できているというのも、自信になっている。辞めていく選手もいる中、とても厳しい環境の中でもしっかりと練習できていたという気持ちはありますね」
プロになってから今までを振り返って。
「2016年はすごく充実していました。常に試合があって、その試合一つひとつに向けて追い込んでいけた。修斗だけでも4戦していますが、修斗以外の試合にも出ているので、それらの経験がすべて自分の糧になっていると思います。今はいい流れでどんどん試合を組んでもらっているので、その勢いを崩さずに、同期の中では1番でいつづける。そして2017年は、もっと上に行かなきゃいけないので、どんどん上を食っていこうと思います。その先にはもちろんチャンピオンも狙う。20歳までにはベルトを巻いて、その後は世界に挑戦していきたいと思っています」
目指すファイター像は?
「代表から常に言われているんですけど、打撃や蹴りではボクサーやキックボクサーに、テイクダウンの攻防では柔道家やレスリングの選手に、そして寝技だったら柔術やグラップリングの選手に勝つのが総合格闘家なんだと。寝ても倒れても打撃でも組んでも、常に勝てと言われてきたので、何をさせても箕輪が一番強いと言われる選手になりたいです。総合的に一番強くなる。それが目標です。例えば寝技のほうが得意だからといって打撃に苦手意識を持つのではなく、打撃もしっかりできて、倒せて、最後はしっかり一本を取れるファイターですね。そうやって勝つのは当然として、お客さんには、強いファイターというより、面白いファイターだと思われたい。最近僕が感じるのは、負けない試合をするファイターが多いんじゃないかなっていうこと。それでは見ている人は面白くないと思うので、やはり勝ちにいって、しっかり相手を倒す。明確にどちらが勝っているか分からなくても、お互いにしっかり攻撃して、常に攻防を繰り広げている状況を見せる。そんなファイターとして活躍していきたいです。格闘技に詳しくなくても、それどころかまったく知らなくても、僕の試合を見て“面白かったね、かっこよかったね”って言ってもらえるようなファイターになります」