毎年、世界的に注目を集めた言葉を選出する “オクスフォード辞典が選ぶ今年の英単語”で2014年の“今年の言葉”に選ばれたのは「vape(ベイプ)」、つまり「電子たばこ/電子たばこを吸う」という言葉。そのブームの理由を、JTの『プルーム』の担当者・細田さんに聞いてみた。「日本でも最近は海外のようにニーズが多様化してきて電子たばこの注目度も上がっています。プルームは電子たばこではないのですが、Vapor(ベイパー)といわれる蒸気のようなもので楽しむたばこのスタイルなので愛煙家から“新しい!”と注目を集めているんですよ」。新しいというと?「プルームは本物のたばこ葉が詰まった専用のたばこポッドを電気で加熱するという、新しいたばこ用具です。味は苦みが少なく香りも良く、従来の愛煙家にも“新しい味だね”と喜ばれます。ビールとカクテルのようにそれぞれの違いを楽しめると思いますよ。1ポッドで10〜15分吸えますが、もちろん途中でやめても後でまた使えますから短いたばこ休憩も安心。ちゃんとたばこを味わいながらも火や灰、たばこの煙特有のにおいを気にする必要がない、新しいたばこなんです」。デザインもスタイリッシュだし、スマートな喫煙者に変身できそう!「プルームは、ベイパーを楽しむ“新しいたばこのスタイル”なんです。吸う人と吸わない人の間に壁を作らない。そんな夢を実現することに、担当者としてとてもやりがいを感じています」
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江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 元犬(もといぬ)
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第29回 『フォックスキャッチャー』とスティーヴ・カレル
23日に米アカデミー賞が発表されます。27日は日本アカデミー賞もあるし、映画に自然と注目が集まる時期です。『キキマス!』でもその話題になって、16日に関西ラジオ界のレジェンドである浜村淳さんが出演していただいたときにも、ノミネート作品であるクリント・イーストウッド監督の『アメリカン・スナイパー』の話で盛り上がりました。
米アカデミー賞にノミネートされているのは、すばらしい作品、俳優たちばかりです。『キキマス!』のなかでも話した作品、例えば『6才のボクが、大人になるまで。』は作品賞、監督賞、助演男優賞、女優賞であるとか複数の部門でノミネートされているし、『ゴーン・ガール』や番組で試写会をやった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も入っています。
さて、今年の米アカデミー賞では、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(4月10日公開)と『6才のボクが、大人になるまで。』が有力だと考えてますが、ノミネートされた作品や錚々たる俳優、監督のリスト見ていて気になるのは、『フォックスキャッチャー』で主演男優賞にノミネートされているスティーヴ・カレルです。彼はコメディー俳優で、これまでの出演作だと『40歳の童貞男』が有名なんですが、この作品では面白さだとかコメディー俳優であることの片鱗も見せません。すごくシリアスな演技をしています。
『フォックスキャッチャー』は、大企業のデュポン社の創業者一族の御曹司がレスリングの金メダリストを射殺してしまったという実話に基づいた映画です。スティーヴ・カレルはその御曹司という役どころ。ちょうど公開中だから映画館に足を運んでもらえるといいんだけど、スティーヴ・カレルの演技が、とにかくすごい。巨額のお金、それによって精神的に混乱していくレスリング選手……映画そのものもすごいんです。あと、これは僕が感じたことですが、劇中で描かれていることと、お金がもらえるなら芸をやる芸人の姿が重なってしまったりしてね。それも含めたうえで、スティーヴ・カレル、注目してます。アカデミーってコメディー出身の俳優が好きじゃないっていうのもあるから、そういうなかで受賞してほしいなって思います。
それと、浜村さんと盛り上がった『アメリカン・スナイパー』。アメリカで最強といわれた伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝を映画化したもので、イラク戦争を肯定してるといった意見も目立ちます。そういう見方をする人もいるんだろうけど、僕はこの作品はクリント・イーストウッドの皮肉だと思っている。この映画で彼が描いているのは、戦争をしたら、人を殺したら、殺した人も普通ではいられないということであって、歴史のなかでこれが延々と続いてるんだってことだと思っています。
そんなことを考えながら、米アカデミー賞の発表を楽しみにしたいと思います。
大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)
第28回 面倒くさいことだからやってみる
14日はバレンタインデーですね。……僕、あまり熱量がないんだよなあ。強いて挙げるなら、中2の時にチョコレートもらったんだけど、テンパっちゃって、そのまま窓から捨てちゃったの。…そしたら、まあ、泣いちゃってね。本当に苦いというか、嫌な思い出になってます。今年はそうですね、大谷家は記念日的な日は手巻き寿司って決まってるんです。だから、また家族で手巻き寿司食べますよ。そういうの、いいでしょ?
今年のバレンタインデーは土曜日で会社も休みで良かったっていう女性も少なくないっていう話題が出てますね。そういうのを見てると、バレンタインデー、それにお返しするホワイトデーを含めて、女性にとっても男性にとってもなんだか面倒くさいことになっちゃってる感じがします。これって、お菓子メーカーの戦略でしょっていうのもあるしね。そういうの、分かる。僕もそう思ってたところもあるし。でもねえ、最近、ちょっと考え方が変わったところもあるんですよ。何ていうのかな、こういう不確かな気持ちのやり取りって人とのつながりのパイプ、ライフラインなんじゃないかなって。
中学生とか高校生とかは好きとか恋とかのときめきがあるだろうけど、そこを過ぎた人たちにとってはバレンタインデーって社会性を示すひとつの機会だって考えられるんじゃないかって思うわけ。5日の放送に、ベストセラーの『お金が貯まるのはどっち?』の著者、菅井敏之さんがゲストで来てくれたんだけど、お金に好かれるためには親と話すことだっていうの。親と話すってちょっと面倒くさいことだけど、家族も自分の資本だって考えればそういうことも信用なんだよね。それを積み重ねていくことで自分自身が社会のなかで通用するんだっておっしゃってました。もしかしたら、面倒だなって思っちゃうバレンタインデーにも同じことが言えるかもしれない。そう考えてくと、義理チョコをみんなにプレゼントする女性、そういう人をお嫁さんにしたらいいと思うんだよね。社会性のある人って、自分が社会のなかで生きていくなかで、大きな味方になるから。
そういえば、そういう義理チョコだけじゃなくて、感謝とか友情の表現としてのチョコもありますよね。さすがに男同士でやり取りはしないけど、誕生日にはプレゼントを送り合います。その時は、僕も、大地さんもボケはないんですよ。真剣に選びます。昔、クリスマスに若手芸人を集めて2000円以内でプレゼントをもってこいっていうのをやったことがあるんだけど、そういうときに大人のおもちゃとか持ってくるとブーイングでした。プレゼントは相手を喜ばすことを考えないと。1個のボケじゃだめだと思うんです。
さて16~19日まで『キキマス!』はスペシャルウィークです。「人生は山あり谷あり大谷あり!ラジオ私の履歴書」と題して、浜村淳さん(16日)、キダ・タローさん(17日)、ドリアン助川さん(18日)、ガッツ石松さん(19日)とレジェンドが登場。レジェンドのみなさんからお話を伺っていきます。さらに、今週、来週、再来週と『キキマス!』で現金総額200万円プレゼントも実施中です! お楽しみに。
今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 凪〇(門前仲町)
おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?
長島昭久のリアリズム 国家と安全保障を考える(その四)
国際連盟の常任理事国入りを果たし、悲願の「一等国」に上り詰め、得意の絶頂にあった帝国日本。それが1920年代初頭をピークに坂道を転がり落ちて行った最大の要因は、大陸中国との関係悪化であり、その主舞台は中国の東北地方「満州」でした。そして、そのきっかけは、政治的には大正4年(1915年)の大隈重信内閣による「対華21カ条要求」であり(ちなみに、今年は100周年)、軍事的には田中義一内閣における満州某重大事件(いわゆる「張作霖爆殺事件」、1928年)といえます。忘れてはならないのは、前者が中国人民のナショナリズムを爆発させ、後者がその後の満州事変、日中戦争へと日本を駆り立てた動乱の導火線となっただけでなく、帝国日本と欧米列強(事実上の国際社会)との衝突を決定的にした事件であったということです。その後の泥沼が敗戦へとつながって行ったことは論を俟ちません。
じつは、朝河博士による警世の書が世に出る3年前に、明治の元勲・伊藤博文が帝国日本の悲惨な末路を見抜いていました。日露戦争「勝利」の翌年、当時朝鮮総督だった伊藤は、満州における日本の排他的な行動がやがて中国のみならず英米の反発を招くことを予知し深刻な危機感を抱いていました。日本は、門戸開放・機会均等・領土保全を錦の御旗にしてロシアと戦った。しかし、このまま日本が満州に居座り続ければ、結局はロシアを追い出し、代わって同じことを日本がやっているだけではないかと。伊藤は、桂太郎首相をして当時の国家首脳陣を一堂に会した「満州問題に関する協議会」を開催させたのです。そこでは、桂首相、加藤高明外相はじめ主要閣僚ほか、山県有朋や大山巌ら元老も顔をそろえ、満州をめぐる侃々諤々の議論が重ねられました。満州権益に固執する陸軍への伊藤の批判に対し、児玉源太郎参謀総長は陸軍を代表し、「我々は満州を日本のフロンティアとするために戦い、夥しい同胞の血を流してこの権益を確保したのだ」と反論。最後は伊藤の「国際秩序を重視しないと日本は世界から反発を受け中国から恨みを買って世界の孤児となり、二進も三進も行かなくなる」との結論で合意したものの、その後、実際には何だかんだ理屈をつけて満州からの兵力撤収を拒み続けたのです。
そこから、ワシントン海軍軍縮条約が締結され(1921年)、陸軍でも山梨軍縮(1922年)や宇垣軍縮(1925年)が断行され、幣原外交(1924-27年)が展開されるなど、国際協調路線を模索する動きもありましたが、最後は、大陸中国への侵略と南進による英米との衝突という愚かな二正面作戦を自ら選択し、まさしく伊藤の予言通り二進も三進も行かなくなり、ついに破滅の道へと突き進んでしまったのです。
(衆議院議員 長島昭久)
江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 雛鍔(ひなつば)
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
格闘家イケメンファイル Vol.18 グランドスラム・イズム 伊藤盛一郎(いとうせいいちろう)
プロ2年目、若干21歳にして9戦の戦歴を持ち、2月22日にはベルトをかけてチャンピオンに挑む伊藤盛一郎。整った顔立ちだが、話をするとくしゃくしゃの笑顔を見せるギャップに女性だけではなく、男性ファンも魅了!?
「最近、男性のファンが増えているんです。フェイスブックとかツイッターとか、友達じゃなくても絡めるので、結構メッセージとかいただきますね。しかも昨日は男性のファンの方が直接ジムに来て電話番号を渡そうと…。まずはお友達から…って言われてはいませんが(笑)。でも応援してくれるファンの声は素直にうれしいです」
格闘技を始めたきっかけは部活。
「もともと中学校の時から高校まで柔道をやっていて、高校3年で部活を引退する時に、このまま何もやらなくなるのはつまらないと思って、格闘技をやろうと思いました。実家が横浜なので、インターネットで“横浜”“格闘技”で検索したら、トップで今のジムが出てきて、ここにしようと(笑)。でも実は勝村(周一朗)先生(リバーサルジム横浜CEO、元修斗世界フェザー級王者)は、僕が小学校5年生の時に、1年生の臨時教諭として、いとこがお世話になっていたので、昔から知っていたんです。そういうつながりもあり、今のジムに決めました」
プロになってから大変だったのが減量。
「きつい時ときつくない時がありますが、毎回10キロ弱は落としています。1カ月半前ぐらいからちょっと食生活に気をつけて、1カ月を切ったら、本格的に食生活を見直し、走ったりします。食べないと動けなくなるから、食べつつ体重を落とし、疲労を抜きながら。だいぶ減量にも慣れて、最近はそこまできつくありませんが、最初のころはしんどくて、TSUTAYAで食べ物の本を立ち読みしていた(笑)。ちょうど焼き肉の本を手にとってぼんやり見ているところをいとこに見られて、勝村先生にチクられたこともあります。盛ちゃんやばいよって(笑)」
減量中の食事管理も自分でやる伊藤。好きな女性のタイプは…。
「自分は背がちょっと低いので、自分より低いか同じぐらいの子がいいです。あとは目がぱっちりしていて、鼻がすっとしていて…。結構うるさいですか(笑)? 性格的には、格闘技をやっているので、なかなか会えない時期とかもあるけど、その辺を理解してくれる子。格闘技は知っていても知らなくても大丈夫です。あとは料理ができれば。減量中のご飯を作ってもらいたい。タレントでは…アーティストのBENIさんとか。性格は分からないので、顔ですけど(笑)」
2月22日(日)ディファ有明で開催される「〜FIGHTING NETWORK ZST〜 ZST.44」のフライ級タイトルマッチで王者八田亮と対戦する。
「チャンピオンに自分が挑むわけですが、特に相手について研究とかはしていません。もちろん寝業師で、グラップリングがとても強い選手だということは知っていますが、映像を何度も見て…ということはしません。あまり考えすぎず、自分の普段の動きができれば勝てると思っているので。頭使いすぎると体が固まっちゃうんですよね(笑)。チャンピオンは得意のグラップリングでくると思うんですけど、自分は自分の戦い方がある。総合格闘技ですから、パンチや投げなど、全部使って戦って倒してやろうと思っています。見に来ていただいた方が感動するような試合にしたい。ピンチもあるけど、最終的にそれも全部乗り越えて勝つ。最後はきっちり自分がベルトを取りますが、そこまでに、お客さんが泣いちゃうぐらいのストーリーがある。という試合をお見せしたいですね」
将来的な目標は?
「格闘技をやっている人たちは、海外に出たいという人が多いと思いますが、自分は日本でやっていきたいです。大晦日にテレビでやっているような大きな大会に出て、日本の人にもっともっと格闘技を知ってもらいたい。そして日本で最強っていうのを目指しています。また、横浜が地元なので、横浜アリーナで試合をしてみたいです。で、横浜を歩いていたら声をかけられるぐらい有名になるのが目標ですね(笑)」
鈴木寛の「2020年への篤行録」 第17回 日本のピケティブームをどう読む?
フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏の「21世紀の資本」がベストセラーになっています。6000円近くもする高価で幅4㌢の分厚い本が10万部を超える売れ行きを見せているのは異例なことでしょう。1月下旬にはご本人も来日し、講演やマスコミ各社のインタビューに応じていました。米ハーバード大学のマイケル・サンデル教授のような一大ブームになっています。
「r>g」(資本収益率>経済成長率)の不等式に集約させ、資本家と労働者の格差が広がっているとの主張はシンプルでわかりやすい。本国フランスではそれほどのブームではありませんでしたが、米国では50万部の売れ行きだったそうです。スーパー経営者の出現で上位1%の階層が総所得の2割、同10%で半分を占めるという格差に対し、問題意識を持つ人が多いのでしょう。
日本は、欧米ほどの格差社会ではありませんが、それなりに関心を持たれているのは実質賃金が目減りしているからでしょうか。加えて非正規雇用の増加という「お国事情」がブームの下地にあるのかもしれません。しかし、日本の場合、本来注視すべき本当の格差は世代間の格差です。個人金融資産の6割を60代以上の世代が握っているのに、若い世代への富の移転が進まず、年金の受取額も40歳以下では半分を割るとの試算まで出ています。所得に関するデータでは米国は世界一の格差大国ですが、年金に関して日本は米国の3倍以上。もちろん、このギャップは世界最大です。
ピケティブームの影響で再分配を巡る論議も高まりそうです。国会の質疑でも取り上げられていましたが、印象的だったのが読売新聞。1月26日の社説でピケティを取り上げたのですが、後段の方で「ピケティ説に乗じ、過剰な所得再分配を求める声が、日本でも強まってきたのは気がかりだ」とブームにくぎを刺しています。その翌日の解説面では1ページを割いた特集を組んだものの、英フィナンシャル・タイムズ紙がピケティ氏のデータの使い方を問題視した記事を紹介するなど批判的な内容を全面的に押し出していました。
読売新聞が指摘するところの「過剰」な再分配とはどのレベルを想定しているのか、社説を読んだだけでは分かりませんが、経済格差が世代を超えて固定し、教育格差にまで広がらないように適切な対策は取らなければなりません。経済のグローバル化に加え、先進国では少子化が進み、相続での遺産分割もされづらくなっていますから、教育行政の現場を預かる身としては、ピケティブームが浮き彫りにした問題点に注視していきたいと思います。(東大・慶大教授、文部科学省参与)
ノッポン弟オススメ! from TOKYO TOWER vol.9
さて、「夜景」に3Dプロジェクションマッピング映像を投影する「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA」が大好評の東京タワーで、またまたロマンチックなイベントを開催するよ。2月14日は…そう、バレンタインデー! ということで、バレンタインデー当日に、限定イベント「愛のステップアップ!? バレンタインデーは外階段で東京タワーに昇ろう!」を開催します。普段は土曜・日曜・祝日の11〜16時限定で開放している約600段の外階段を、2月14日に限り、21時まで延長。東京の美しい夜景を楽しみながら150mの大展望台まで歩いてのぼることができるんだ。
そして当日は9時から16時まで展望台に来てくれた中学生以下のお友達に、東京タワー塔体の形に似ている江崎グリコの「ジャイアントカプリコ〈イチゴ〉」をプレゼントするよ。そして17時以降に展望台へ来てくれた全員にはポッキーをプレゼント! さらに、外階段で歩いて大展望台までのぼった人全員に、特典として非売品の「ノッポン公認 昇り階段認定証」をプレゼント! 認定証のデザインは全10種類。どんな認定証がもらえるかな?
この日は東京タワーの塔体ライトアップもバレンタインデーを記念した色に包まれるんだ。ピンク色と赤色の「ダイヤモンドヴェール」が日没から22時まで点灯するから、東京タワーに向かう道のりでもロマンチック気分が味わえるよ。もちろん、恋人同士だけじゃなく、家族やお友達と東京の美しい夜景を楽しむのもおススメ。
1年に1度のバレンタイン限定イベントに、たくさんの人が参加してくれたらうれしいな。僕とお兄ちゃんも待ってるよ!
大谷ノブ彦 カタリマス(裏) 第27回 ベイスターズ本に感動した
最近、すごく感動した本があります。村瀬秀信さんという方が書かれた『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』という本。まあ、ベイスターズ本です。自分のブログにも書いたんだけど、これがすごく面白い。
野球が好きな人なら知っていることだと思いますが、横浜DeNAベイスターズの前身として横浜大洋ホエールズがあります。そのころ、それ以前から、球団はどこかどんぶり勘定というか、おおらかというか。現場のノリでやると勝つ、うまくいくっていうところがあったみたいです。僕も野球が好きでずっと見てきましたから、ち密な野球をやる人たちが鳴り物入りでやってくるんだけど、みんなうまくいかないっていうのは見てたんです。ノリというか、そういう楽観的なチームの雰囲気。当時はぼんやりと感じてただけで、うまくつかめてはなかったですけどね。
それで読みながら思ったことが、この感じ、今のベイスターズじゃないかってこと。DeNAがオーナーになって、いろいろ透明化して、これまで取っていなかったデータを取るようにしたら、ファンも観客動員も増えた。中畑清監督が来たら、チームにハマった。球団オーナーはち密に、現場は気持ちや熱さ・ノリを重視する。それで、ベイスターズはうまくいってるし、魅力的になっている。でも、もともとそういうチームだったんだよねって。選手もみんな変わってるのに、そのイズムがずっと流れ続けているって面白いですよね。
そんなことを考えつつ思うのは、中畑監督は偉大だってこと。絶好調だとか、キャンプ初日に記者の前で海に向かって歌っちゃうとか、そういうイメージがあるけど、もともとは引っ込み思案だったそうですよ。長嶋さんにあこがれて、ああいう人になりたいって、自分自身を変えてきたんです。最初は講演に呼ばれても5分しか話せなかったそうですが、あれもできるんじゃないか、これもできるんじゃないかって少しずつ増やしていって最終的には2時間じゃ収まりきらないほどになったそうです。努力すれば変わることができる、それを体現している人なんですよね。そんな人ですから、やっぱり、ほだされちゃいますよ。
さて、プロ野球は各球団が先日、キャンプインしました。『キキマス!』では毎日、現地入りしているアナウンサーからキャンプリポートしてもらっていますが、聞くたびに面白いことでいっぱい。僕も来週見に行く予定です。中畑監督に会えるかなあ。
最後に改めて。この連載でも番組でも言ってますが、今シーズン、僕は横浜DeNAベイスターズを応援しますよ!