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コラム | TOKYO HEADLINE - Part 258
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格闘家イケメンファイル Vol.11 魔裟斗の遺伝子を継ぐ男 左右田泰臣(そうだ やすおみ)

2014.10.27 Vol.629

 落ち着いた物腰に、癒し系笑顔。格闘家というより、今時のサッカー選手のようだと思っていると、小さいころは筋金入りのサッカー小僧だったことを告白。

「格闘家になることも、ましてやプロになるつもりは全然ありませんでした。小中高とずっとサッカーをやっていて、高校3年の夏に引退した時に、体力作りのために何か別のスポーツをやろうと思ってジムに入ったぐらいですから。このジムを選んだのも、近くて学校帰りに通いやすかったから(笑)。でも、1度見学に来た時に、すごく丁寧に教えてくれて、それがすごくいいなと思って決めました。それまで格闘技はやっていませんでしたし、小学校のころから新日本プロレスが好きで、ずっと見ていたぐらいです。プロレスをやるっていう発想? それはなかったな(笑)。実際ジムに通い始めて練習してみると想像以上に楽しくて。それでもまだプロへとは考えていなかった。ただ、このジムでプロになるには、アマチュアの大会の1番上のクラスで3勝するっていう条件があって、普通に試合に出ていたら、その条件に近づいてきたので、せっかくなら挑戦してみようかなと。天才肌? とんでもないです。趣味でやっていただけで、最初はセンスなかったと思いますよ。でも単純にジムにいることが楽しかった」

 最初からプロを目指しているわけではなかったと言いながらも、入門からわずか2年でプロデビューしたというのだから、そこには人一倍の努力もあった。

「この世界は、小さいころから空手やレスリングをやっていた選手が多いので、僕は珍しいほうだと思います。でも、その分練習量で埋めていますので、それはまったく気になりません。練習大好きですし、今はキックボクシング中心の生活で、自分のジムでの練習以外にも、ほかのジムに行って練習したり、筋トレしたり、すべての時間をキックボクシングに使っています」

 そんな左右田の趣味とは…?

「食べ歩きと銭湯です(笑)。もう、食べることが大好きなんですよ。今住んでいる街はもちろん、どこかに出かけるときは、その街の情報をインターネットで調べて、おいしいものを食べに行く。食べていることに生きがいを感じています(笑)。魚介類が苦手なので、肉とかラーメンとか。オススメ? ジムの近くにある徳島ラーメンのお店サンチャ フカミ(NOODLE&BAR SANCHA FUKAMI)っていうお店はおいしいです。お店の方も応援してくださって、試合で勝ったらご馳走してくれるし(笑)。銭湯巡りは仲間と銭湯マップ持ってスタンプラリーみたいな感じで、いろいろ回っています。この辺だとおすすめは、池尻大橋の文化浴泉ですね。水風呂が冷たくて、きれいなのが、銭湯選びのポイントです(笑)」

 11月3日に迫ったK−1 WORLD GP 2014〜 −65kg初代王座決定トーナメント〜の1回戦で木村“フィリップ”ミノルと対戦する。

「トーナメントは初めての経験で、未知の世界。だから集中を切らさないということが一番大事だと思っています。1試合目勝てば、そのまま勢いで行けると思うので、それを信じて1試合目の事しか考えずにやります。相手の木村選手は20歳そこそこなのに、すごく強い選手。風貌も堂々としているし(笑)。自分とは違うタイプの選手ですが、お互いにパンチを得意としているので、おもしろい試合になると思います。また、今回のトーナメントではそれぞれタイプが違うメンバーがそろっているので、この階級の試合としては、見所が多く素晴らしい大会になると思います。ぜひ、会場に足を運んで、ストレスを発散する気持ちで、楽しんで見てもらえたらと思います」

友香の素 vol.144  ガーデニングは格闘技

2014.10.27 Vol.629

 ひと雨降るごとに気温も下がって、肌寒いを通り越し、寒くなってきた今日このごろ。気が付けばもうすぐ11月ですよ! 早いものです。

 今年の春に作ったハーブガーデンは、春・夏でそれぞれのハーブが大きく成長し、始めは10センチ程度の苗だったものが、今ではこんも〜りとした立派な株に成長。美しい庭に育ってくれています。この秋は、来年も元気に育つように、伸びきった枝葉を切って姿を整える「切り戻し」という作業をしました。そして、来年の春に向けて、チューリップやスイセンなどの球根類を200球ほど、土中に植え込みました。

 後は、冬に備えての作業を残すばかり‥‥っと思いきや。ひとつ、とって〜も気になることがあるのです。今年、初めて植えてみた2本の「皇帝ひまわり」ちゃん。それこそ春は10センチの苗でした。現在、見上げてもてっぺんが見えないくらい巨大に成長、測ってみたらなんと3メートル60センチもある! 今まで育てたなかで一番大きい‥‥。当初、ネームプレートには「巨大生物シリーズ・皇帝ひまわり」と書いてありました。確かに、巨大生物です。そして、ひまわりと名のつくことから、花は一個で咲く時期は夏かと思いきや、たくさんの花を付け、咲くのも「晩秋」なんです。11月から12月の初めに咲いてくれるようです。この間の一度目の台風が過ぎ去った後、庭に駆け付けてみると、あの暴風雨で1本が根元から横倒しになっており、もう1本も斜めに倒れかけていてグ〜ラグラ。「晩秋、晩秋!」と楽しみにしていたのが、このまま駄目になったら?! ショックでした。元に戻すのも、なんせ相手が大きくて重さもあるから、汗はかくわ、息はゼイゼイ切れるわで、ちょっとした格闘技です。でも、またすっくと地面に立つ姿を見た時は安心しました〜。2度目の台風は対策をしたので無事でした。

 ガーデンも落ち着き始めた今日このごろですが、晩秋は皇帝ひまわりちゃんの出番です。立派な花を咲かせておくれよ〜!

小池百合子のMOTTAINAI シリア難民の子どもたちが学ぶ「さくら小学校」ができました 

2014.10.27 Vol.629

 以前、この欄でもご紹介したクラウド・ファンディングの手法による「シリア難民のこどもたちへ学校を!」プロジェクト。わずか3か月のうちに設立に必要な資金を集めることができ、10月10日に開校式を迎えました。

 学校名は「さくら小学校」です。

 50名近い超党派議員による「シリア難民支援議員連盟」が主催するこのプロジェクトは、3000円から30万円までの支援コースを設け、あっという間に目標の1000万円をクリアしました。

 支援額ごとに「ギフト」を選べ、30万円コースを選んでくださった方には「小池百合子とトルコ料理を楽しむ」という特典?も。クラウド・ファンディングに詳しい堀江貴文さん(ホリエモン)のアドバイスによる高額支援コースは思いのほか好評で、これが下支えとなり目標額を達成できたといえます。

 議連会長を務める私自身が、昨年はヨルダン、今年5月にはトルコへ飛び、難民の実態を見てまいりました。その結果、トルコへ逃れたものの、難民キャンプにも入れずにちりぢりに暮らしていることで、学校にも行けないシリアの子どもたちへ教育を提供することがよいと判断したのです。
 現在、シリア内戦の影響で150万人から200万ともいわれる難民が隣国トルコへ逃れ、多くは老人、女性、そしてこどもたちです。

 ちなみにかのスティーブ・ジョブズも父親はシリア人。アメリカ留学中に生まれた子が彼です。難民と化した彼らの中から、ひょっとして第二のスティーブ・ジョブズが生まれてもおかしくないのです。問題は、トルコの言語はトルコ語、シリア難民はアラビア語がベースで、トルコの学校には行けないことです。

 無教育のまま大人になっても就職先はそう簡単には見つけられず、結局、一生難民生活を強いられることになります。場合によっては、かのイスラム国なる集団等に加わる恐れも多分にあります。

 山の向こう側はシリア国境というトルコのハタイ県に「さくら小学校」は位置します。生徒は小学1年生から8年生までの約300人。教員も同じ難民から教師経験者12名を集めました。教員募集には150名もの応募がありました。

 結局、「子供には教育を、大人には雇用を」確保することができました。サッカー議連から贈られたボールには男の子たちが目を輝かせ、女の子たちはくまモンに歓声をあげました。

 今後も学校運営に費用がかかります。ぜひともトルコ料理コースでなくともご協力をお願いいたします。
(自民党衆議院議員)

大谷ノブ彦 カタリマス!第6回 芸人”愛”じゃなくて、芸人”熱”

2014.10.27 Vol.629

 先週の『キキマス!』はスペシャルウイーク。日本の音楽史を彩るレジェンドに登場していただきましたが、初日20日は小林幸子さんがゲストでした。ネット上では、“ラスボス”なんて言われて大人気。新しいことをどんどん吸収していく、その柔軟性、しなやかさ、バイタリティーには、学ぶところがいっぱいあります。

 小林さんは、ニコニコ動画だとか、コミケだとか、やってみたらって言われて乗ってみて今の状況になった。歌をやる、演歌だからって留まっていたら、今の輝き方、いろんな形で解釈してもらえるようになることはできなかったんじゃないかなって思うんです。僕も、ラジオを始めて、「昼もできるよ!」って言われて『キキマス!』をやってるわけで、みんな人から言われてやってみた。「肩書きって人から“つけられる”ものなんだ」って『キキマス!』でマキタスポーツさんが語ってたけど、僕には“LFが生んだナルシストラジオDJ”という肩書きがついた。僕に何が向いているのか、それは人が決めればいいことなんだって思うんです。

 人が提案してくれたこと、肩書きに、乗れるか乗れないか。この違いは“愛”か“熱”だって思います。愛、例えば、芸人“愛”だとか映画“愛”。すごくいい響きだけど、“愛”って縛るんだよ。「芸人とはこうじゃなきゃいけない」「映画とはこういうものだ!」とかね。そこから広げることを許さない。若手芸人で「…なんか、俺のやりたかったことじゃない」っていう奴もいるけど、そういう奴で自分がやりたかったことをやる奴なんて見たことないし、絶対やめるんだよ。そんな“愛”に縛られてるのを「ブレてない」っていう人もいるけど、それってそんなにかっこいいかな。

 それに対して“熱”は広がっていくもの。閉じ込めたりしないし、伝染もしていく。芸人なのに絵を書いているだとか、芸人なのにDJをしてるだとか、“愛”ある人には痛い奴って思われちゃうとは思う。だけど、“愛”ある人たちのコミュニティーのなかで留まってるよりも、そこから広がっていったら、やり続けてたらどうなるんだろうってやってくほうが面白いと思うし、より広く伝わっていくと思うんです。だから、僕は、芸人“愛”よりも芸人“熱”だと思う。そう思ってやってます。

 最近、ある人から、いい顔をしてるって言われたんです。もちろん、男前だとかそういう意味じゃなくて、だけど。“愛”よりも“熱”をやり続けているからだと思う。だから、これからも、“熱”なんです。

EXILE TETSUYA DANCEの道 第27回 DANCEって本当にすごい

2014.10.27 Vol.629

青い空、広がる海、少しだけ丸みを帯びた水平線に目を奪われて2日間の天気予報に感謝した。今年のネイチャーダンスキャンプ in DANCE EARTH ビレッジ。僕は今回で3回目の参加です。去年に引き続き、今年も福島の子供たち20人くらいがバスに乗って到着。はじめは少し緊張気味でしたが、ランチのころには、すっかり打ち解けて、ケンチを呼び捨てにしてました(笑)。今年も100%元気な子供たちで、とにかく踊ることが大好きなんだなぁっていうのが伝わってきます。このキャンプ、メンバーのUSAさんのプロジェクトのDANCE EARTHの活動の一環で、今回で5回目になりますが、自然の中で、子どもたちにDANCEを通じていろいろなことを感じてもらうのが目的です。僕も普段はスタジオにこもってDANCEしているので、でっかい空の下で踊るというのは、ものすごい気分転換になります。眩しいほどの日差しや気温、肌を通り過ぎる風、土の匂い、波の音や鳥の声、人間の持っている五感で感じながら自分を解放するというのは何かをリセットしたようで、とても気持ちいいです。
 今回みんなで踊る楽曲として、DANCE EARTH PARTYの『PEACE SUNSHINE』を振り付けました! 音の速さに最初はびっくりしていたみんなも、さすが普段福島のスタジオで踊っているだけあって、2日間で踊れるようになっていました。レッスンが終わっても音がかかっている限り踊り続ける子供たちの無邪気さとDANCE熱は見ているだけで笑顔になってしまいます。毎回そうですが、最終的には自分がみんなから元気をもらったなぁと感じさせてくれるこのキャンプには、これからも参加させていただきたいと思います。

 さて、話は変わりますが、先日知り合いに送ってもらったDVDを見てビックリしました! それは大学のDANCEサークルの発表会の映像だったのですが、踊っているみなさんが聴覚障害者だというのです。耳が聞こえなくてどうやって音を取ってDANCEをしているんだろうと疑問に思い、すぐに会いに行ってきました。そこは、授業が終わった夕方の筑波技術大学敷地内の武道場。外まで聞こえるくらいのノリノリな音が響いていました。中に入ると鏡の前で十数人の生徒さんが踊っています。端から見たら何の違和感もない普通のDANCEレッスンに見えます。耳が不自由と言っても、普通に会話できる人からほとんど聞こえていない人までさまざまで、サークルのリーダーの合図やスピーカーから聞こえるかすかな音、そして振動をすべての神経を研ぎすませながら踊っているのです。レッスンは普通に音をかけてリズム取りやアイソレーション、振りの練習と進んで行きます。見ているだけはウズウズするので僕も参加(笑)。最初は生徒さんも僕も緊張していてうまくコミュニケーションが取れなかったのですが、皆さんがDANCEを見せてくれたり、僕もEXILEの楽曲を振り付けたりしていたら、やっぱり最後は全員汗だく笑顔でイェーイ!!ってなっていました(笑)。

 DANCEって本当にすごいなぁ……。国境だろうが障害だろうが超えてくれるんです。そんなことを目の当たりにしたこの経験は僕にいろんなことを感じさせてくれました。うまく言葉ではいえないのですが、何かまた一つ自分のなかで突き動くエネルギーになりました! 筑波技術大学のDANCEサークルの皆さんありがとうございました! また一緒に踊りましょう!!

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE 猿後家(さるごけ)

2014.10.26 Vol.629

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

ノッポン弟オススメ! from TOKYO TOWER vol.7

2014.10.26 Vol.629

 もうすぐ11月、街にはイルミネーションが灯る季節だね。恒例の東京タワーイルミネーションが、今年も11月3日からスタートするよ。オレンジ色に輝く東京タワーと、地上で輝く幻想的なクリスマスツリー。この共演は、東京タワーでしか見ることができない絶景。あのクールなお兄ちゃんでさえ、思わず「キレイだ…」ってつぶやいちゃうんだから(笑)。東京タワーでも、この冬注目の映画「くるみ割り人形」とコラボレーションした『東京タワー ウィンターファンタジー「くるみ割り人形」イルミネーション』が冬季限定で始まるよ! 

映画「くるみ割り人形」は、「アナと雪の女王」「マレフィセント」に続く2014年を締めくくるファンタジー映画。“ハローキティ40周年”を記念して、たくさんのクリエイターたちと一緒に制作した“極彩色ミュージカル・ファンタジー映画”なんだ。主人公の声を大人気の有村架純さんが演じるほかベテランからアイドルまで各界の10大スターが声の競演をする上、テーマ曲をきゃりーぱみゅぱみゅが歌うことでも話題に。そんな映画「くるみ割り人形」の世界観をイメージしたツリーとイルミネーションが東京タワーの入り口に展示されるよ。ツリーの周りにはファンタジーな装飾を施したイルミネーションガーデンを設置、映画の音楽と光がシンクロしたイルミネーション・ショーが華やかに展開。そして大展望台は、人形の国やネズミの国をイメージしたイルミネーションで彩られ、映画「くるみ割り人形」の東京タワー限定フォトスポットも出現。キラキラとした映画の世界に迷い込んだような ワクワク感がいっぱい体験できるのでぜひ遊びに来て、冬の楽しい思い出を作ってね。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第17回 チームスマイル・豊洲PITで俺のグッドタイム

2014.10.22 Vol.628

 今週20日から、『キキマス!』ではスペシャルウィークが始まっています。「忘れられぬミュージック! 波乱万丈我が人生に名曲あり!」と題して、日本の音楽史を語るうえで欠かすことができないレジェンドをお招きして、それぞれの「忘れられぬミュージック!」とともに、お話を伺っています。

 初日には小林幸子さん、そして昨日は加山雄三さんに来ていただきました。お二人の最近の動きを見ているとすごいというか、感銘を受けます。小林さんはニコニコ動画で人気爆発して、コミケ行ったりとか、これまでとはまた違った輝き方をしている。加山さんも若いミュージシャンを引き連れてライブを行っていたり、お二人とも新しいことに挑戦してらっしゃる。それも、楽しんでやってらっしゃるんですよね。そのしなやかさ、バイタリティーから学ぶところがいっぱいあるなって思いながらやってます。今日22日は大竹しのぶさん、南こうせつさんが、そして明日23日は谷村新司さん、森山良子さん、布施明さんがみなさん生出演してくれます。

 番組では同じテーマでリスナーのみなさんから、人生のグッドタイム、またはバッドタイムを彩った楽曲のリクエストを受け付けています。毎日いろんなエピソードとともに、たくさんのリクエストをいただいているんですが、ここでは僕の話を少しさせてもらおうかな。

 先週末、豊洲に新しいライブハウス「チームスマイル・豊洲PIT」が誕生しました。そのオープニングとして、ウカスカジーやゲスの極み乙女、キマグレンが出たライブイベントがあったんですが、そのアフターパーティーにDJとして呼んでいただきました。会場はライブハウス横のフットサル場だったんだけど、僕らが出てったらみんなお客さんが座ってたんです。「俺らと一緒に30分間ウソやりましょう、パーティーしましょう」って、お客さんを強制的に立たせて、「空撮してるぞー」とかあおって、やったんです。そしたら、徐々にみんな踊りだして、オアシスの『ドント・ルック・バック・イン・アンガー』をかけたら、全員で熱唱。終盤ふと後ろのほうを見たら、ミスチルの桜井さんや鈴木さんも来てたし、ゲスの極み乙女。のメンバーもキマグレンもみんな踊ってました。終了後、桜井さんが「DJ ダイノジ、最高!素晴らしい!」って抱きしめてくれました。「音楽好きじゃなきゃできないよ」って。アーティストにそれを言われるって……。最高のグッドタイムでした。

    
 ちなみに、「ミスチルの忘年会出てよ、年末どうですか?」って!!! そりゃ、行きますよ、もちろん、ノーギャラで参加させてください!

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第26回「五代目J Soul Brothersという夢」

2014.10.15 Vol.DANCEの道

 秋も深まり、ついつい美味しい秋の味覚を食べ過ぎてしまう季節になりました。なんだか夏の思い出に浸りながら寂しさを感じる匂いもしてきて、いよいよ寒さがやってきます。今年はどんな秋がやってくるのか楽しみです。

 さて、EXILE TRIBEはドームツアーが始まりました。何回経験してもドームの規模感には圧倒されてしまいます! リハーサルから演出やステージング、皆さんの前に立った時のことを頭の中で何度も想像して来ましたが、やはりファンの皆さんのエネルギーは僕の身体中をビリビリ駆け抜けます。あの歓声と笑顔と感動がいつまでも続いてほしいと思ってしまいます(笑)。LIVEってやっぱり格別ですね! 年末まで全国ツアーを皆さんと楽しみたいと思っていますのでこれから見に来る皆さん、ぜひお楽しみに!

 最近はツアーと平行して、全国のEXILE PROFESSIONAL GYMのみんなとTETSUYA’sカリキュラムというレッスンをしています。今年で2年目になりましたが、今回も楽しい時間を過ごせています。前回のDANCEの道でも言いましたが、DANCEから曲を作るという企画、実はこのカリキュラムのために作ったんです! みんなでDANCEの可能性について話したり感じてもらえたり、日本語の歌詞で振りを作ってみたり、それを発表したり……。1つの曲から学ぶことはたくさんあって、本当に作ってみて良かったなと思いました。いつか皆さんにもお見せできたらうれしいです!! 3時間のカリキュラムはみんなにとっていい時間になってもらえればうれしいですが、僕にとってもたくさんの財産を与えてくれます。それは去年もやったのですが、みんなに色紙に夢を書いてもらって発表してもらうというもので、いたってシンプルなんですがいろいろと考えさせられます。アーティストになりたい人、EXILE TRIBEに入りたい人、E-GIRLSになりたい人、人を笑顔にするパフォーマー、世界に通用するDANCER、体育教師、飛行機のパイロットなどなど、それぞれがさまざまな夢を発表してくれます。中でも面白くて考えさせられたのが、五代目J SOUL BROTHERSになりたいと書いた男の子の夢です。まだ四代目も存在していないのに!(笑)と思いましたが、考えてみれば去年はこんな事書いた人はいなかったなぁなんて思ってハッとしました。もしかして僕たちEXILEやEXILE TRIBEが進化や変化することによってそのピラミッドの裾野にいる生徒たちの夢や目標も進化や変化するのかもしれない! そう思いました。

 夢を与える職業とはよく言いますが、自分に必死で、EXILEにも必死でなんとかここまで来た今、目の前でそれを目の当たりにすると責任の重大さを痛感します。でもこれはネガティブな意味でプレッシャーを感じているわけではありません。こんなにもキラキラした目で自分の夢を堂々と語る素敵なキッズたちの輝きが、僕やEXILEまでもキラキラ輝かせてくれるんです!! まさに相乗効果(笑)。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第16回 芸歴20周年のお祭りで「衝撃」との邂逅

2014.10.15 Vol.628

  3連休、ダイノジは芸歴20周年の祭りを楽しんでました。11日に記念ライブの『吉本東京ダイノジ寄席』、そして13日にトークライブ『ダイノジのキスで殺してくれないか』。13日は台風が来ていたんですが、いろんなイベントが中止されるなかで、「みんな、中止を決定するの早すぎないか?」なんて思うところもあって決行。来てくれた人、楽しんでもらえたかな。

 2日とも、豪華な面々に出ていただきました。ライブは、中川家さんに、タカアンドトシ、そして次長課長。トークのほうには、品川庄司に、イジリー岡田さん。いうなら、“豪華なメンバー頼り”の2日間です。

 ずっと知ってる品川庄司、『キキマス!』を通じて知り合ったイジリー岡田さんも豪華ですが、『吉本東京ダイノジ寄席』に関しては、ダイノジ、そして僕にとって衝撃を与えてくれた人に出ていただきました。ターニングポイントとなった人たち、ともいえるかもしれない。

 中川家さんは、漫才師として一番尊敬している人。いつだったかなあ、舞台に出てから30分ぐらいネタに入らないっていうのをやってて。あれを見た時に、「これ、ジャズだ!」って、衝撃を受けた。テレビでもしっかりと見せてくれるけれど、生、ライブでの中川家さんのスゴさって、言葉や活字では表せないものがあります。

 タカアンドトシは、僕らがピンチだったときに北海道のローカル番組でレギューラーくれたこともあるし、教えられることがいっぱいあったかな。あれはペナルティのヒデさんの結婚式だったかな、タカが急に行けなくなったことがあったんです。昔、僕は芸人の集まりとか行かなかったし、行かないつもりだったんだけど、「絶対、行ったほうがいい」って説教されたの。普段行かない人が行くから面白い。面白いことなんて言おうとしなくていい、行ってお祝いするだけでいいんだって。芸人ってどうしても面白くありたいって思うけど、そういうことやらない人が行ってただはしゃいでる。それが面白いんだって。『キキマス!』でも、このコラムでもよく言ってることだけど、「当事者でいれば何かが起きる」ってことを教えてくれた。それを邪魔する芸人のプライドなんて脱ぎ捨てろ、そういう闘いもね。

 そして、次長課長さん。ブレークのきっかけになった『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』、自らオーディションを探し当てて行ったのは有名な話。「こういうオーディションがあるけど…?」って誰か、例えば会社とかが言ってくれるのを待っててもダメで。向こうは面白い人を待ってるんだから、自分から行かないとって。『細かすぎて〜』のオーディションに自分たちも行くようになって、それがきっと、のちの『めちゃ2イケてるッ!』のオーディションにつながっていったんだと思ってます。

 楽しかったなあ。芸歴20周年のお祭り、いろいろやってきてますけど、毎回感じることがあります。それにこれで終わりじゃなくて、地方でのイベント、DJなど、年末まで続いていきます。……楽しいことしかないな。

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE あくび指南(あくびしなん)

2014.10.13 Vol.628

 町内の空家に最近、あくびの仕方を教える「あくび指南所」なるものがオープン。それまでいくつもの習い事に行くものの、不器用なのと飽きっぽい性格で何一つ身についていない男が、興味をしめす。1人では不安だと友人を誘うも冷静な友人はあくびは自然に出るもので、わざわざ教わりに行くものじゃないとそっけない。だが男は「それをわざわざ月謝を取って教えようというのだから、余程奥が深いに違いない」と渋る友人を強引に連れてあくび指南所へ。そこにいたのは、いかにも師匠然とした通人風の老人。いわく、「そなたたちがやっているのは、駄あくびというやつ。あくびを風流にやるところに趣がある」らしい。付き添いの男は、稽古をせずに玄関先に座り、稽古の様子を見ていることに。師匠はまず、四季のあくびの中から、一番やさしい夏のあくびを伝授するという。舞台は隅田川の首尾の松付近で、船に乗っている設定。「船の揺れに体を預け、煙草なぞ吸いながら『おい、船頭さん、船を上手へやっておくれ。日が暮れたら、堀から上がって一杯やって…』話している間は、船の動きに合わせて体を前後に揺らしますよ。『そして晩になったら、吉原にでも行って新造でも買って、粋な遊びをしようじゃないか。船もいいけど、一日も乗っていると…退屈で……退屈で…(フワァとあくびをしつつ)ならねぇ』と、こうやるんだ」。「へー、うまいもんだね」と関心する男がやってみるが、これがなかなか難しい。「体を揺らすの?こうかい?」と船がひっくり返りそうな勢いで体を揺する。「そうじゃない、もっとゆっくりと」「おい船頭、上へやってくれ!でもって、吉原で行って…へへへ、吉原ではいつもの店に行く前に、ちょいとあそこを冷やかして…」と話は脱線。しかも「退屈で、退屈で…ハークション!」とあくびではなく、くしゃみをする始末。それを見ていた連れの男「まったく、習うほうも習うほうだけど、教えるほうも教えるほうだね。やってるほうはいいけど、こんなくだらないことを見せられているこっちのほうが、退屈で…退屈で…(フワーッとあくびをする)ならねえ」。すると師匠「お連れさんのほうがご器用だ。見ていて覚えた」。

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