皆さんには旅をした記憶はありますか? いつもの生活では触れる事のない場所や時間や経験、出会いやハプニング……いろいろな刺激がありますが、それが多い旅をすると自分の世界が広がり、一生忘れることのできない記憶になります。
僕が初めて旅をしたのは19歳の時です。この時期は、車の免許を取り、行動範囲や自分でできることも広がって、とにかく何か新しい刺激を求めていました。DANCEと出会ったのもちょうどこのころでした。特に思い出深いのが、ヒッチハイクで横須賀から高知県の四万十川を見に行くという旅で、近くの高速道路のサービスエリアから、“西へ西へ”と書いたボードを持ち、次々と車を乗り継いで進んでいくなかで、心優しい方たちと出会い、行ったことのない場所へ行き、たくさんの刺激を受けた初めての旅は、一生の記憶になりました。あの時に見た景色や、感じたことは今でも鮮明に思い出せます。
4月16日にリリースされる、DANCE EARTH PARTYの『PEACE SUNSHINE』の歌詞はUSAさんが書いています。今までUSAさんが旅をして来たことで感じてきた“CHANGE THE WORLD”というテーマや今回の舞台のエッセンスがたくさん盛り込まれていて、本当にUSAさんらしい優しさやポジティブさが言葉としても躍っています。昨年の舞台から今までに僕も何度かUSAさんのDANCE EARTHの旅にはご一緒させていただきました。歌詞を初めて読んだ時、その時に一緒に見た景色や感じたことが、この曲の歌詞にはたくさん盛り込まれていると思いましたし、あの時の景色が鮮明に蘇ってきました。
今回の舞台『Changes』では、この曲をテーマに、観に来ていただく皆さんをまたDANCE EARTH WORLDにご招待したいですし、この曲を聞いていただいた皆さんに、僕が見た旅の景色を、見て感じてもらえるようにお届けしたいと思っています。
しかしこの『PEACE SUNSHINE』はBPM(曲のテンポ)がめちゃめちゃ速いんです! 今まで踊った曲の中でも1位確実の速さ。もちろん振りも速くて難しいステップを入れていたりと、DANCE EARTHならではの難易度です(笑)。先日、このMUSIC VIDEOを撮りました。今回のPARTYはEXILE TRIBEのメンバーで構成されています。EXILE NAOKI、GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディー、素敵に歌ってくれているDreamのShizuka、Aya、Ami、Erie、そしてEXILE USAさんと僕の8人です。今までに一度もなかった感覚でのDANCEは新鮮でいて刺激的でした。いつも見ることのできない、Dreamやメンディーの撮影風景にも驚かされました。特にDreamの4人は10年以上のキャリアがあるのでカメラの前に立った時のスイッチの入り方は、さすがだなぁと感じ尊敬しました。みんながそれぞれのグループで培ってきたものを、この仲間で相乗して更にカラフルな色を発して行きたいと思っています。『PEACE SUNSHIN』も、それをテーマソングにした舞台『Changes』もぜひ楽しみにしていてください……エガオ(笑)
コラムカテゴリーの記事一覧
『コカ・コーラ FIFA ワールドカップトロフィーツアー』特集連載第2回
実はホンモノの公開は4年に2回だけ
第10回大会から使用されている現在のトロフィーは、募集で選ばれたイタリア人彫刻家シルビオ・ガザニガ氏制作のもの。重さ6175グラムのうち約5000グラムが純金。ではその価格は…というと、現在の金買い取り価格でおよそ2000万円。とはいえこれはあくまで金としての値段。当然、実際の価値は計り知れない。サッカーファン以外にあまり知られていないのが“トロフィーに触れることができるのは歴代優勝国のチームと各国の国家元首のみ”ということ。触れるどころか見ることも難しい。現在、本物が優勝チームに渡されるのは表彰式の時だけ。表彰式後には本物はFIFA本部に戻され、優勝国にはレプリカが贈呈される。つまり本物を目にすることができるのは表彰式とトロフィーツアーだけなのだ。そんな貴重なトロフィーを世界各地で公開するツアーでは、トロフィーはルイ・ヴィトン社製の特注ケースに納められ、ボーイング社製の専用機で運ばれる。同乗するのはFIFAとコカ・コーラ社の各代表、そして一人何役もこなす専任チーム。訪問国滞在中、保管場所を知っているのも彼らだけ。そんなトロフィーの実物を間近で見るチャンスをお見逃しなく。
友香の素 vol.136
先日、映画『イン・ザ・ヒーロー』の撮影が終わりました。アクションシーンがあったので、年末から共演者の皆さん全員と共に、アクションジムに通って殺陣の練習を開始。木刀、蹴りやパンチ、マット運動などの練習を行いました。
その中でも特殊だったのが、トランポリンや、ワイヤーの練習!
トランポリンの形は丸で、大きさは直径1メートルくらいのミニサイズ。足を着いてビョンビョン飛ぶ布の部分は、さらに小さくて直径50センチくらい。そこに向かって5メートル程離れたところから走り込み、トランポリンの1.5メートル程手前から踏み切って50センチの布に飛び乗ります。そこにかかった力をトランポリンのバネが跳ね返し、ビョンと飛ぶはずなんですが、身体の動かし方のコツがわかるまでは、体重をトランポリンに上手くかけられない状態なのでバネが受ける力も少な過ぎて、ピョコンっみたいなミニジャンプになったり。コツを掴むと高く飛べて面白いんですけど、それまでが大変でした(笑)。
それから何といっても特殊なのが、ワイヤー。トランポリンは、自分でも地面からジャンプするのでその感覚は元々ありましたが、ワイヤーは空中に浮きます。強いて例えるなら遊園地のブランコみたいな物に座って、スタートするとワイヤーで吊られながら高くまで上がっていって機械がグルグル回って身体が斜めになって風を切って飛ぶ……あれにちょっと似ている感覚! ワイヤーも人力で引っ張ってフワッと身体が持ち上がる場合とコンピューターを使う場合がありますが、ジャンプと違い、当たり前だけど自分の意志で浮く訳ではないので、皆さんの「せーの」の掛け声で浮きます。最初のフワッとなる瞬間は重力に逆らう感じがあって、日常にはないその瞬間の感覚を楽しめるのが、ワイヤーアクションの醍醐味かもしれません。
ワイヤーで吊られるなんて、なかなかないことだけに印象深い作品になりそうです。
小池百合子のMOTTAINAI「両国に必ずプラスとなる日本とクウェートの連携」
東日本大震災から3年。
今年も3月11日に天皇・皇后両陛下のご臨席のもと、三周年追悼式がしめやかに行われました。被災地を代表しての、3名のご遺族の弔辞は、壮絶な内容ながらも、静かに、淡々としたもので、それが、かえって会場の涙を誘っていました。
民主党政権下で行われた1年目の追悼式では、皇室のお迎えもおざなりでした。外交団による指名献花では、200億円にも上る巨額な被災地支援を国民規模で行ってくれた台湾の代表者が外されるなど、問題が相次ぎました。
3回目の追悼式は学習効果というよりは、安倍政権の細かな気配りが随所に見えました。皇室のお迎えも自然と起立で行われ、外交団などの献花も、大使を務めた期間順と、整然としたものでした。
特に目を引いたのが、クウェートの議員団による献花が行われたことです。4名の国民議会議員が長い民族衣装に身を包み、献花をするさまは迫力がありました。
クウェートは東日本大震災発生後、もっとも多額な支援を寄せてくれた国です。中身は原油500万バーレルの贈与や三陸鉄道南リアス線への車両3台など、太っ腹なもの。原油は日本全体の原油消費量の2日分、約400億円に相当します。台湾の支援額の倍にあたります。
おりしもクウェート・日本友好議員連盟の皆さんが議員交流のために来日されていたことから、追悼式への出席が叶いました。50年以上の友好関係にあるクウェートの対日支援について、日本国内はもとより、クウェート国内でもあらためて認識してほしいものです。
クウェートと日本の共通項は70〜80年代末ごろにかけ、それぞれの地域で光り輝いていたことです。クウェートは湾岸アラブ諸国でもいち早く開発が行われ、おしゃれな店やレストランが軒を並べるなど、憧れの国ではありました。政治が安定し、経済も順調、社会も活発でしたが、イラク・イラン戦争、湾岸戦争と地政学上も不安定になりました。いち早く民主化したものの、頻繁に選挙や内閣改造が行われ、首相や大臣がころころ替わる。産油国のクウェートで石油大臣の椅子が何か月も空席であったことも幾度かありました。
クウェートの内なる戦いが続いている間に、まわりのアラブ首長国連邦(アブダビ、ドバイ)やカタールなどがスイスイと追い抜いていったということでしょうか。
両国の議員連盟(日本側会長は小池)として、お互いにもう一度光り輝く国になるために、しっかり連携してくこととしました。
けっこういいコンビになるかもしれません。
(衆議院議員/自民党広報本部長)
EXILE TETSUYA「DANCEの道」第19回「PEACE SUNSHINE」
皆さんには旅をした記憶はありますか? いつもの生活では触れる事のない場所や時間や経験、出会いやハプニング……いろいろな刺激がありますが、それが多い旅をすると自分の世界が広がり、一生忘れることのできない記憶になります。
僕が初めて旅をしたのは19歳の時です。この時期は、車の免許を取り、行動範囲や自分でできることも広がって、とにかく何か新しい刺激を求めていました。DANCEと出会ったのもちょうどこのころでした。特に思い出深いのが、ヒッチハイクで横須賀から高知県の四万十川を見に行くという旅で、近くの高速道路のサービスエリアから、”西へ西へ”と書いたボードを持ち、次々と車を乗り継いで進んでいくなかで、心優しい方たちと出会い、行ったことのない場所へ行き、たくさんの刺激を受けた初めての旅は、一生の記憶になりました。あの時に見た景色や、感じたことは今でも鮮明に思い出せます。
4月16日にリリースされる、DANCE EARTH PARTYの『PEACE SUNSHINE』の歌詞はUSAさんが書いています。今までUSAさんが旅をして来たことで感じてきた”CHANGE THE WORLD”というテーマや今回の舞台のエッセンスがたくさん盛り込まれていて、本当にUSAさんらしい優しさやポジティブさが言葉としても躍っています。昨年の舞台から今までに僕も何度かUSAさんのDANCE EARTHの旅にはご一緒させていただきました。歌詞を初めて読んだ時、その時に一緒に見た景色や感じたことが、この曲の歌詞にはたくさん盛り込まれていると思いましたし、あの時の景色が鮮明に蘇ってきました。
今回の舞台『Changes』では、この曲をテーマに、観に来ていただく皆さんをまたDANCE EARTH WORLDにご招待したいですし、この曲を聞いていただいた皆さんに、僕が見た旅の景色を、見て感じてもらえるようにお届けしたいと思っています。
しかしこの『PEACE SUNSHINE』はBPM(曲のテンポ)がめちゃめちゃ速いんです! 今まで踊った曲の中でも1位確実の速さ。もちろん振りも速くて難しいステップを入れていたりと、DANCE EARTHならではの難易度です(笑)。先日、このMUSIC VIDEOを撮りました。今回のPARTYはEXILE TRIBEのメンバーで構成されています。EXILE NAOKI、GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディー、素敵に歌ってくれているDreamのShizuka、Aya、Ami、Erie、そしてEXILE USAさんと僕の8人です。今までに一度もなかった感覚でのDANCEは新鮮でいて刺激的でした。いつも見ることのできない、Dreamやメンディーの撮影風景にも驚かされました。特にDreamの4人は10年以上のキャリアがあるのでカメラの前に立った時のスイッチの入り方は、さすがだなぁと感じ尊敬しました。みんながそれぞれのグループで培ってきたものを、この仲間で相乗して更にカラフルな色を発して行きたいと思っています。『PEACE SUNSHIN』も、それをテーマソングにした舞台『Changes』もぜひ楽しみにしていてください……エガオ(笑)
江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE
貧乏人の八五郎、長屋に引っ越したはいいが、部屋に置く家財道具が一切ない。そこで絵かきの先生にお願いして、壁に紙を張り、そこに家具の絵を書いてもらうことにした。「まずは床の間を描いてください。そうそう、うまいもんですね。で、その脇に金庫をお願いします。ちょっと扉を開けて、そこからちょろっと札束が見える感じで」。ずっと欲しかったものを、細かい注文をあれこれつける八五郎。「次は…箪笥をお願いしますね。そして茶箪笥も。その中には洋酒の瓶を並べて、一番下には羊羹をちょこっと置きたいな。でね、長火鉢の上には鉄瓶を乗せて、お湯が沸いているように、湯気を出しておいて下さい。あと、猫。動きがあったほうがいいから、そうだなあくびをしているところをお願いします。それから、脇には脱ぎっぱなしにした着物と、長押には先祖伝来の槍を一本…」。そんな八五郎の注文に呆れながらも書き終わると、なるほど立派な座敷が完成した。その夜、八五郎が寝ているところに、泥棒が忍び込む。ところがこの泥棒が近眼ときた。「長火鉢に鉄瓶がかかったままで、無用心だね。おっ、金庫の扉が開いて、札束が飛び出てるよ。どれどれ…」。手を伸ばすも、もちろんのこと札束はつかめない。「あれ?なんだ?箪笥の引き出しも開かないよ。おや、猫もずっとあくびをしたままだ。こりゃ、全部絵じゃないか!」。落胆するも、相手が“あるつもり”なら、せめてこっちも“盗ったつもり”になろうと、仕事を始めた。「一番下の引き出しを開けたつもり。大きな風呂敷を広げたつもり。風呂敷に引き出しの中の着物を入れたつもり。金庫の札束を取ったつもり。それを風呂敷に入れたつもり」。ひと通り盗ったつもりになると、「全部まとめて風呂敷を縛ったつもり。そしてそれを背負ったつもり」。そんな泥棒の気配に気付き八五郎が目を覚ました。しばらく様子を見ていたが「ずいぶんおかしな泥棒だね。そちらがそうくるなら、こちらも」と布団を跳ね上げたつもりになると「長押にかかっている槍を取りりゅうりゅうとしごいたつもり。そしてそれを泥棒の脇腹めがけ、ブスっと突き刺したつもり!」。泥棒、脇腹を押さえ、「イテテテ。血がだくだくと出たつもり」
All the Best!! EXPG Report vol.11
単純なステップほど奥が深くて難しい
鈴木寛の「2020年への篤行録」 第5回 新知事が着目すべき「絆」の力
ソチオリンピックも、浅田真央さんは残念でしたが、メダルも8個獲得できてよかったです。3月から始まるパラリンピックもみんなで応援しましょう。
早いもので都知事選が終わって、まもなく1か月になります。新知事が舛添さんになったことで、2020東京オリンピック・パラリンピックを返上しなくてすみそうです。ようやく知事も決まりましたので、オリンピック・パラリンピックの準備の遅れを、一挙に挽回していかねばなりません。
今のところ新知事の動きにそつは無さそうです。13兆円の補正予算案のうち、選挙中の公約を反映できたのは77億円にとどまりました。年度末の選挙でしたので、本当の意味でのお手並みは再来年度の予算からになりますが、自転車レーンの推進計画の調査費等として2000万円を計上するなど、独自色を少しでも出そうと工夫しています。東京は先進諸国の大都市のなかでも、自転車レーンの整備が遅れています。自転車の活用を主張するNPOが知事選中に各候補に対し、公約化を求めていましたが、就任早々、NPOや市民団体の要望に応じた動きをみせました。
一方、自民党、公明党を始めとする手堅い組織選挙での圧勝だった分、特定の支持母体におもねらないか心配もあります。ただ、就任早々、自民党の憲法改正草案について「『国防軍』はダメ。せめて自衛軍までだ」などと手厳しく批判して周囲を驚かせました。リベラルな国家観をお持ちの舛添さんらしく、是々非々の姿勢は貫いていただきたいと思います。
前々回でも申し上げたように、新知事の大きな仕事は急激な高齢化への対策。震災対策も喫緊の課題です。厚労相経験者ですから行政手腕は折り紙つき。高齢化対策の公約を見ると、「予防医療・認知症対策の拡充」「特別養護老人ホーム、ケア付き住宅等の高齢者向け住居の増設」などを掲げています。また、防災については「木造住宅密集地域の改善」「防災・維持更新を中心としたインフラ整備の効率化」などを進める意向を示していました。当然のことながらハード面の整備は重要で、老朽化した首都高の建て替えのような大型プロジェクトは、オリンピック・パラリンピック開催準備の流れを最大限に活用すべきです。個人的には、日本橋の上にかかる首都高速道路をぜひ取り払ってもらえば、青空に開かれた日本橋界隈を新しい東京の観光名所にしていけると思います。テムズ川やセーヌ川に負けない、東京の風情となることは間違いありません。
さらにソフトパワーも欠かせません。一人暮らしのお年寄りの孤独死を防ぎ、大震災直後の自力救助のためには、日ごろから隣近所で助け合い、見守り合うことが求められます。しかし現実の都会生活では、人間関係が希薄化しています。かつて私が、地域住民が学校の運営に参加する学校コミュニティづくりを進めてきたのは、実はいざという時に助け合える関係性を再構築することが「裏テーマ」でした。都知事選で家入一真さんが「居場所づくり」を公約に掲げていましたが、私と同じ問題意識からでしょう。舛添さんなら、人の絆の力は重々承知していると思いますが、私からも追々提言していきたいと思います。
(元文部科学副大臣・前参議院議員)
『コカ・コーラ FIFA ワールドカップトロフィーツアー』特集連載第1回
日本へは4月10日に到着予定!
世界中が熱狂する4年に1度のサッカーの祭典、FIFA ワールドカップ。6月から始まるブラジル大会を目前に、その優勝トロフィーが来日する。現在のトロフィーは1974年の第10回大会から使用されているもので、高さ36.8センチ、重さ6175グラム、18カラットの純金製。土台を彩る緑の層はマラカイト(孔雀石)製。トロフィーの下部側面と裏側には1974年以降の優勝国の優勝年と国名が刻まれている。世界に1つしか存在しないこのトロフィーを間近で見る機会は日本のトップ選手でさえ、ほとんどない。そんなトロフィーを間近で見たいという世界中のサッカーファンの願いを叶えたのが、長年FIFAとパートナーシップを結んできたコカ・コーラ社だ。2022年までにFIFAに加盟する209の国と地域をすべて回るという壮大なトロフィーツアー、その第3回目となる今回は、8カ月で90カ国を巡る史上最長コース。89カ国目となる日本へは4月10日に到着予定だ。イベントでは、ガラスの展示ケースに納められたトロフィーを間近で見ることが可能。鏡を設置し、トロフィーの下部や裏側も見やすいようになっているとのこと。次回、詳細続報を待つべし!
江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE
落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。
小池百合子のMOTTAINAI 「政治には不可欠な国家的大義と国民の共感」
東京都知事選挙は、事前の予想通り舛添要一氏の大勝利で終わった。記録的な大雪まで味方につけた舛添氏だが、ホッと一息つく暇もなく、仕事に取りかからねばならない。
東京五輪の準備をはじめ、福祉、教育、そして日本のエンジン役として首都東京の経済再生など仕事は山積みだ。
一方、三位に甘んじるという不本意な結果に終わった細川・小泉元首相連合だが、なごり雪は存外根雪となって、ますます小泉純一郎の思いに火をつけたように思う。
「脱原発」、「原発即ゼロ」で自ら再稼働を始めた小泉元首相にとっては、にわかに起こった都知事選挙は絶好のPRの機会でもあった。勝てばベスト。負けても、主張を訴えるチャンス・・・。05年の郵政選挙で見せた、あの小泉首相の執念が急に萎むとも思えない。
しかし、その動きがメディアが期待するような、新党結成、政界再編につながるとは思えない。「政権交代」の旗印の下だけに集まり、大失敗に終わった民主党の例もある。
ワンイシュ—政治は、結局、複雑な国家運営にはかえって障害になることがある。
もう一つの選挙、東京に次いで、今後は大阪の市長選が巻き起こった。
こちらも「大阪都構想」というワンイシューを巡る動きだ。
一時は、その一挙手一投足に注目を集めた橋下徹氏だが、突然の大阪市長辞任に、多くの人が冷めた眼差しを向けている。橋下氏の発言を読み解くならば、むしろ政治に飽き飽きといった感が漂っている。本当に橋下氏が再出馬するかも疑わしくさえ思う。
私は政治は、国家的大義を掲げつつ、国民の共感を得るアートだと考えている。どんなに立派な大義があっても、国民の共感なしには成し遂げられない。人々の共感を得ても、大義が伴わなければ、ポピュリズムに陥る。
脱原発も都構想も大義はあれど、マジョリティーの共感を呼び起こせてはいない。都知事選の結果は、その一つの証左だろう。
増税など、共感どころか、反感につながりやすい政策も、ていねいに説明して、大義につなげる作業が不可欠だ。
元首相や前市長と、出入りが激しい政治の世界だが、国民の多くは政治の安定と経済再生に大義と共感を見出しているに違いない。
(衆議院議員/自民党広報本部長)