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コラム | TOKYO HEADLINE - Part 272
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江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE

2013.11.10 Vol.604

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

社会コラム 鈴木寛の「2020年への篤行録」 

2013.11.10 Vol.604

 今回の記事からタイトルを変更しました。政治の世界から距離を置いたのを機に、社会コラムに視点をシフトします。タイトルの「篤行録(とくこうろく)」は、私が好きな古代中国の「中庸」に書かれた文章「博学之、審門之、慎思之、明弁之、篤行之」から名付けました。博学を机上の空論に終わらせず、それを篤く実行する、まさに真心をこめてやり遂げるところまで、しっかりとしたプロセスをまっとうすることが大事という意味です。五輪が開かれる2020年を変革の節目に、21世紀の日本や東京の社会をどう変革していくかその筋道を色々書いていきたいと思っています。

 本コラムの重要な論点の一つがソーシャルプロデュースです。子育て支援、復興支援、キャリア教育、クラウドファンディング、地場産業の活性化……慶応SFC助教授時代から送り出した多くの教え子がおかげさまで社会起業家として活躍中です。

 彼らは、役所では担い切れない、公共的な財・サービスの提供をしています。いわゆる「新しい公共」の担い手です。ただ、福祉や教育の分野が目立つ中で、ほぼ手付かずの領域も残されています。それはメディアです。公共性が高い割に、既存メディアがその商業性故に視聴率や販売部数につながる情報を優先しがちです。広告収入が主体の民間放送ならばスポンサーの顔色も窺わざるを得ないという構造的な問題もあります。そうしたことで、生活者の視点で大事なことが抜け落ちる。選挙報道で憲法や経済政策などが三大争点として取り上げられるのに、教育や社会保障のような地味でも生活に直結する問題が後回しになっていることがよくあります。

 今年に入り、NHKを退社された堀潤さんが市民メディアの動画サイトを起業し、NPO法人として運営を始めました。役所や企業発の「上」からの情報ではなく、生活者が「下」からもたらす情報にプロのジャーナリストの見識を組み合わせて発信する試みです。堀さんのような動きが増えるよう私としても研究・発信していきたいと思います。

(情報社会学者、元文部科学副大臣・前参議院議員)

小池百合子のMOTTAINAI 「遺品整理」

2013.10.27 Vol.603

 9月に他界した母の遺品整理をぼちぼちしています。大正生まれの母とは長年にわたってモノを処分する、しないで、しばしば衝突したものです。それも今はいい思い出です。

 衣類は私が着回しできるものはとっておき、あとは有効に処分。おびただしい服に囲まれながらも、母が実際に着ていたのは、昔からのお気に入りのもの数点でした。

 和服はタンス一竿をそのまま残しました。

 化粧品類はそのまま私が使うようにしました。それこそ「もったいない」ですから。ここ数年、外出といえば病院通いくらいでした。それも元気な時には病院へ、調子が悪いとふせるという高齢者にありがちの悪循環でした。

 書類関係は、私が海外から送った絵葉書などが大切にとってあり、あまり捨てられません。おびただしいパンフレットは墓石、墓地がらみのものばかり。最期は数年かけて、神戸の墓を東京に移す作業に躍起になっていました。いわゆる「終活」に一生懸命でした。自分で用意した墓に、相次いで夫と本人が入る結果になりました。

 それにしても、すべてにおいて「お始末」のよかった母は、最後まで自分で自分の始末をよくしたものです。この世代の人たちに共通しているのではないでしょうか。

 そこで、自分自身の回りをあらためて見回してみました。アラブ等の国々を回るたびに、王様や政府からいただいた、豪華だがとにかくかさばる記念品。専用の棚はすでに満杯です。

 写真のアルバムも何十冊とあり、キャスター時代のビデオテープは途中までDVDに移しましたが、数百本のオリジナルを処分する決心はついていません。

 山のような洋服は時折、親戚のこどもたちなどに譲っていますが、趣味が合わないかもしれません。たいした整理にはなっていません。

 ましてや選挙の用品となると、場所ばかり取りますが、必要と言えばすべて必要です。処分の対象にはなりません。

 結局、私も母と同じで、思い切った処分ができないのです。

 これまでも「断捨離」系の本を何冊も読みましたが、たいして実行できませんでした。ただ、私が母の遺品に対してしているように、私のモノも誰かが処分することになります。思い出を共有していない人からすれば、ゴミの山かもしれません。
 ならば、この際、自分の意思で処分するものは思い切って処分しようと思います。譲れるモノは譲って活用してもらいましょう。

 結局、墓に持っていけるものなど何もないのですから。そう思うと、気持がすっきりするものですね。
(衆議院議員/自民党広報本部長)

EXILE TETSUYA 「DANCEの道」第14回 スポーツ祭東京2013での感動的なできごと。

2013.10.27 Vol.603

みなさんはどんなことで感動したことがありますか? 音楽を聞いた時、映画を観た時、きれいな景色を見た時、恋人にプレゼントをもらった時……さまざまですが、僕は先日DANCEで感動しました。そもそも感動って何なんでしょうか? 辞書で調べてみると、【感激。全身を打たれるような感動。魂の震え】とありました。魂の震えって、すごくインパクトのある表現ですが、EXILEという活動をさせていただいていると、何となく分かる気がします。

 心が素晴らしい何かを感じて震えるように動いてしまうことが感動といえるのだとしたら、僕は10月14日に東京・味の素スタジアムで行われた「スポーツ祭東京2013」の閉会式で、福島県の月舘中学校の皆さんと東京の中学校の生徒の皆さん、全部で約300人とEXILEメンバーで『Rising Sun』を踊った、『中学生 Rising Sun Project 夢の課外事業 SPECIAL』は本当に感動的な出来事でした。6月から始まった今回の夢の課外授業は、メンバーのUSAさんとNAOKIと自分で月舘中学校に行くことから始まりました。やはり最初はあの難しいステップに苦戦している生徒さんたちがたくさんいましたが、僕たちが教えに行けないときも毎日練習をしていたみたいで、もう一度福島に行った時には踊れるようになっていて本当にビックリしました。きっと相当な練習をしたのが見て分かったし、上級生のみんながしっかりと下級生のみんなを引っ張っているその光景になんだか涙が出てきて感動しました。「東京の味の素スタジアムで踊る時は福島代表として頑張ります」と言っていた言葉通り、閉会式では300人で『Rising Sun』を踊り切ってくれました。本番が始まる前に僕らに挨拶に来てくれた生徒の代表の女の子が「今回の夢の課外授業で踊ることが自分の生き甲斐になりました」と感謝の気持ちを伝えてくれました。まだまだ外で思いっきり遊ぶことが制限されている地域も多くある福島の子が、DANCEを通じて笑顔になれる、まさに感動的な言葉でした。

「スポーツ祭東京2013」は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのキックオフイベントになっていて、そこで日本を元気にという気持ちを胸に『Rising Sun』を踊ることができたのは意味のあることだと信じています。

 後日スタッフさんが月舘中学校を再度訪れたら文化祭が行われていて、体育館にこんな素敵な物があったそうです、写真に見えますが、これは実は折り紙を小さく切って張り付けた張り絵なんです! 僕たちがDANCEを教えてこんなにも素敵なお返しをしていただいて、本当に感動です、ありがとうございました。

友香の素 vol.131 サツマイモ掘りでアンチエイジング

2013.10.27 Vol.603

あっという間に10月ですよ。早い、早い。あと2カ月で今年が終わるなんて…なんという事でしょう! あんなに暑かった夏があったことが嘘のように、日を追うごとに肌寒くなり、いつの間にか秋! でも、秋ってステキ。読書の秋、そして…なんといっても、食欲の秋ですよ!

 6月にファーミングで(農業)で植えたサツマイモが、ちょ〜うど収穫の時期を迎えたので、先日、友達とサツマイモ掘りに出掛けました。短かったつるが伸びて、大きな葉っぱが辺り一面を覆っていました。早速、 軍手をして、土を掘ることおよそ20センチ。指先にゴツゴツと固い感触が! 「あった、あった〜」っと、友達と大興奮の中、掘り進めると、あるあるある〜! 自然とテンション上がります(笑)。一体何個あるのかな?! サツマイモ掘りって宝探しみたいでまたそれが楽しいんだなぁ。途中でちぎれないように根元を引っ張りながら掘り上げると…15センチくらいのが5個採れました! 思わず「やったぁ」っと、声が出る。皆も良い笑顔をしていました。

 サツマイモ掘りって何回経験しても楽しく感じるのは、小学生のころに学校行事でサツマイモをクラスで植えて、秋にまたその畑に皆で出掛けて、サツマイモ掘りをした、あの感動を心身が忘れていないからかもしれない。大人になった今でも、泥だらけになりながら、手探りで土の中のサツマイモを掘り当てたその瞬間に、心身がタイムスリップ! 小学生の自分に戻っているもの。だから、ある意味、凄いアンチエイジングかも! なんて(笑)。でも、その脳のタイムスリップぶりは、刺激としてなかなか良いですよね。

江戸瓦版的落語案内 Rakugo guidance of TOKYOHEADLINE

2013.10.26 Vol.603

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第14回「スポーツ祭東京2013での感動的なできごと。」

2013.10.15 Vol.DANCEの道

 みなさんはどんなことで感動したことがありますか? 音楽を聞いた時、映画を観た時、きれいな景色を見た時、恋人にプレゼントをもらった時……さまざまですが、僕は先日DANCEで感動しました。そもそも感動って何なんでしょうか? 辞書で調べてみると、【感激。全身を打たれるような感動。魂の震え】とありました。魂の震えって、すごくインパクトのある表現ですが、EXILEという活動をさせていただいていると、何となく分かる気がします。

 心が素晴らしい何かを感じて震えるように動いてしまうことが感動といえるのだとしたら、僕は10月14日に東京・味の素スタジアムで行われた「スポーツ祭東京2013」の閉会式で、福島県の月舘中学校の皆さんと東京の中学校の生徒の皆さん、全部で約300人とEXILEメンバーで『Rising Sun』を踊った、『中学生 Rising Sun Project 夢の課外事業 SPECIAL』は本当に感動的な出来事でした。6月から始まった今回の夢の課外授業は、メンバーのUSAさんとNAOKIと自分で月舘中学校に行くことから始まりました。やはり最初はあの難しいステップに苦戦している生徒さんたちがたくさんいましたが、僕たちが教えに行けないときも毎日練習をしていたみたいで、もう一度福島に行った時には踊れるようになっていて本当にビックリしました。きっと相当な練習をしたのが見て分かったし、上級生のみんながしっかりと下級生のみんなを引っ張っているその光景になんだか涙が出てきて感動しました。「東京の味の素スタジアムで踊る時は福島代表として頑張ります」と言っていた言葉通り、閉会式では300人で『Rising Sun』を踊り切ってくれました。本番が始まる前に僕らに挨拶に来てくれた生徒の代表の女の子が「今回の夢の課外授業で踊ることが自分の生き甲斐になりました」と感謝の気持ちを伝えてくれました。まだまだ外で思いっきり遊ぶことが制限されている地域も多くある福島の子が、DANCEを通じて笑顔になれる、まさに感動的な言葉でした。

「スポーツ祭東京2013」は2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのキックオフイベントになっていて、そこで日本を元気にという気持ちを胸に『Rising Sun』を踊ることができたのは意味のあることだと信じています。

 後日スタッフさんが月舘中学校を再度訪れたら文化祭が行われていて、体育館にこんな素敵な物があったそうです、写真に見えますが、これは実は折り紙を小さく切って張り付けた張り絵なんです! 僕たちがDANCEを教えてこんなにも素敵なお返しをしていただいて、本当に感動です、ありがとうございました。

三代目J Soul Brothers 山下健二郎 Monthly Column All the Best!! EXPG Report

2013.10.14 Vol.602

今回のAll the bestは完成したばかりのEXPG横浜校に行ってきました。当たり前ですがめちゃくちゃ綺麗(笑)。生徒のみんながうらやましい。綺麗な鏡、綺麗なフロア、クリアなサウンド、オシャレな照明……いい時代になりましたね〜(笑)。

 できたてホヤホヤなので情報もあまりなく、レッスン内容をどうすればいいのか悩みましたが、ルーククラス(初心者クラス)ということもあり、ダンスの楽しさを伝えたかったので得意のステップを教えることにしました。教えたのは、ロボコップとプロペラ。難しいステップだけあって、みんな初めはてこずってましたが、何回も反復し、ていねいに教えると、徐々にですが体が動き出して形になってきました。レッスン後は、みんなの夢や目標を聞いたり、質問に答えたりして、コミュニケーションを取りました。みんなの、キラキラ輝いたまっすぐな気持ちが伝わりました。

 そして、今回は人生初となるクラス編成テストの審査もさせていただきました。EXPGには、定期的にクラス編成テストがあります。インストラクターの前でダンスをして、上のクラスに上がれるかどうかを決めます。僕も生徒時代にはこのテストで何回も痛い目にあってます(笑)。だけど、このテストのおかげで、オーディションで緊張しなくなったり、レベルが上がったことを肌で感じました。

 審査は緊張しましたが、みんなの一生懸命な姿を見られて楽しかったです。審査後はオーディションを受けるにあたっての自分なりのアドバイスや体験談などを赤裸々に話してみんなも真剣に聞いてくれました。今日のレッスンや話が何かのきっかけになってくれたら幸せです。EXPG横浜校からスターが出ることを心から楽しみにしています。

鈴木寛の政策のツボ

2013.10.13 Vol.602

 TOKYO HEADLINEの読者の皆様、ご無沙汰しております。前回は6月下旬の掲載でしたから4カ月が経ちました。参院選では残念ながら3選を果たせませんでしたが、55万2714人の方々にご支援いただき、教え子、仲間、応援団にも恵まれた選挙となりました。これからは在野の立場から、ライフワークである「人づくり」、そして積み残した「国づくり」の課題に取り組みます。

 近況報告も兼ねると、選挙後は2020年オリンピック・パラリンピック招致委員会のメンバーとして活動しておりました。ブエノスアイレスのIOC総会に際しては、IOC委員の方々へのロビイング活動の追い込みに力を尽くしました。終わってみれば東京は一次通過を果たし、イスタンブールとの決選投票も圧勝でした。オリンピック招致を仲間たちと呼びかけ始めてから7年。2016年大会招致はコペンハーゲンのIOC総会会場で涙をのみ、昨夏は文科副大臣としてロンドン大会のメダリストパレードを銀座で敢行。都民の皆様の思いを結集し直し、もう一度、勝負に出てやっとつかみ取った歓喜でした。ブエノスアイレスに弾丸ツアーで駆け付けてくださった方、都内のパブリックビューイング会場で見守って下さった方……これも熱烈な応援のたまものです。

 さて招致実現した今後が本番です。2020年大会は、東京のインフラを再開発する契機ですが、どんなに立派なハードが整っても、それを動かすソフトパワーが必要なのです。ソフトとは、「人とコミュニティ」に他なりません。

 ブエノスアイレスの招致プレゼンを思い出してください。佐藤真海選手のスピーチに感動された方は多いと思います。走り幅跳びで3度パラリンピック出場の彼女は病気で片足を失い、東日本大震災では故郷の宮城・気仙沼が被災しました。しかし二度の災禍をスポーツで乗り越えられたという彼女の言葉は、IOC委員の心を鷲づかみにしました。私も委員の反応を見て東京の勝利を確信したほどの感動がありました。2020年の本番は、佐藤選手の思いを体現するよう、老若男女、障害の有無、国籍を問わず、皆でスポーツを楽しみ、互いの友情を深める機会にしなければなりません。

 IOCに提出した大会計画はまだまだ修正可能です。オリンピックとパラリンピックを全て同時開催するのは難しいかもしれませんが、一部の競技だけでも実現できないでしょうか。2020年東京大会が、人と人との融和を象徴する大会の画期的な事例だったと後世に刻まれるように、様々な関係者に働きかけてみたいと思います。

(元文部科学副大臣・前参議院議員)

吉川晃司 SAMURAI ROCK
最終回 スピリッツ・オブ・ロック!

2013.10.13 Vol.602

 2010年の4月のスタートから3年半。ついに、番組が幕を下ろす時がやってきた。最後の収録には、終了を惜しむ声がたくさん寄せられた。「充実した時を過ごせました」と、冒頭であいさつした吉川も感慨深げだ。

 音楽番組であったはずが、震災の後から内容は激変。メインとなる話題は、原発、放射能、政治と、社会派に。「震災以降、自分のなかでもまるで違ったんでしょうね。ロックの番組が、どんどん社会派番組に変わっていって申し訳なかった」と苦笑いしつつも、「スピリッツ・オブ・ロック——。ロックの精神はあった」と、胸を張る。

 この日の話題も、“黒い花火”に始まり、先日幕を下ろしたミュージカル『SEMPO〜日本のシンドラー 杉原千畝物語〜』、開催が決まった2020年の東京五輪、五輪と復興の問題、集団的自衛権と振り幅が広い。ほっこりトークで癒されたと思えば、背筋をしゃんとさせられ、日本の未来に想いを馳せたりと、聞くほうの感情も大きく揺さぶられる。収録も終盤に差し掛かると「言い始めると、最終回なのにキリがないね」と、吉川。いつも以上に言い足りないと見えて、「エネルギーを貯めてまたどこかで再開したい。この番組はよく頑張ってくれました。言いにくいこともかなり言わせてもらった。ほんとうに残念」と、しみじみと語った。

 終了後、番組は吉川にとってどんな存在だったのかと尋ねた。「緊張感であるとか、責任だとか、いろんなものを一番感じる時間だったね。公共の電波を通じて届けるわけだから、その伝え方を含めて、一言に大きな責任がともなう。だから、いろいろ調べたり、メディアはこう伝えているけどもっと正しい情報があるんじゃないかとか、専門家に電話して聞いたりしてさ。もちろん、自分自身が知りたいという気持ちが基本としてあるんだけど、この番組や番組を聞いてくれる人たちがいるからこそ、そういう行動を後押したし、それによって育てていただいたという気持ちがあるね」

 第1回目の放送で吉川は、「言いたいことを言い、かけたい音楽をかける番組にしたい」、「たとえ非難ごうごう雨あられだとしてもですね、この“エッジ・オブ・ハート”、四角ばった、摩擦係数の高い展開をしていきたいですね。自分なりの価値観……素敵だなと思うことをいろいろ話していけたら」と、意気込みを語っていた。振り返ってみれば、社会派に変わったとはいえ、結局最初からまったくブレてなかった。スピリッツ・オブ・ロックを語り、伝えることを貫いてきた、吉川の『ロックの殿堂』だった。

江戸瓦版的落語案内 ネタあらすじ編

2013.10.13 Vol.602

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

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