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コラム | TOKYO HEADLINE - Part 36
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アメリカ大統領選挙と日本の安全保障(上)【長島昭久のリアリズム】

2021.02.08 Vol.738

 2021年1月20日、ジョセフ・バイデン大統領の就任式が、2万5000人を超える州兵による厳戒態勢の下、無事挙行された。その場所は、わずか2週間前にトランプ大統領支持者らが暴徒化し5人の死者を出した合衆国連邦議事堂前広場である。そこで、バイデン新大統領は、国民に向かって「赤い州と青い州を争わせるような野蛮な戦争は終わらせよう!」と団結を訴えたのである。しかし、その場には、赤い州を代表するトランプ前大統領の姿はなかった。新大統領就任式に前任者が欠席するのはじつに152年ぶりとのこと。トランプ氏の気性もさることながら、バイデン新大統領を待ち受ける厳しい前途を暗示しているといえよう。

 それにしても、合衆国憲法に定められた大統領任期が終わる「4年目の1月20日正午」までの道のりは途轍もなく長く険しいものだった。とくに、「大規模な選挙不正により選挙結果が盗まれた」とする疑惑は、SNSに乗って米国のみならず世界を駆け巡り、トランプ氏に対する同情や熱烈支持とともに、バイデン氏の当選(延いては、アメリカ民主主義そのもの)の正統性を著しく傷つけることとなった。

 とくに今回の米大統領選挙をめぐっていささか驚いたのは、日本のネット上でトランプ擁護論が沸騰し、「不正選挙」に対し怒りをあらわにして米国民主党や不正選挙を否定するメディア、「不正選挙の訴え」をことごとく却下した米国司法制度にまで激烈な批判を浴びせる人が多かったことだ。日本人は、いつの間にこれほど米国の民主主義や司法制度に興味や関心を寄せるようになったのだろう。

 もちろん、日本のトランプ支持者の多くが、米国の民主主義や選挙制度などに特段の関心があるわけではない。トランプ氏の対中政策に共感したり、これまで誰も口にできなかったことをズバリ発言するその本音トークに心酔してきた人々が、(Qアノンらによる陰謀論はともかく)ネット上に氾濫する「不正選挙」の噂や「動かぬ証拠!」の数々によって正義感を掻き立てられたというのが真相なのではないか。

 しかし、安全保障の観点で考えると、今回の特異現象は誠に由々しき問題をはらんでいるといわざるを得ない。それは、SNSを通じた外部勢力による世論誘導工作(influence operations)の恐ろしさである。4年前の大統領選挙では、ロシア政府による選挙介入工作の深刻さに米情報機関が警鐘を鳴らしていた。今回の選挙で、ロシアや中国(北朝鮮やイラン)による誘導工作がどの程度結果に影響を与えていたかは定かではないが、少なくとも日本社会が外部からの世論誘導にどれほど脆弱であるか、図らずも浮き彫りになったのではないか。逆に、中国のような言論統制の徹底した全体主義国家は、日本のような開かれた民主主義国家に比べ、攻撃にも防御にも強い。

 米国にせよ日本にせよ、言論・表現の自由は最大限尊重しつつも、社会の分断を助長し国家を混乱に陥れ(安全保障を損なわせ)る「フェイクニュース・スプレッター(拡散者)」の存在には、十分注意すべきだろう。
(衆議院議員 長島昭久)

日本橋が「社会リノベーション」の発信源に【鈴木寛の「REIWA飛耳長目録」第2回】

2021.02.08 Vol.738

 農業や食に関わるビジネスで女性起業家の活躍が注目されています。私のゼミのOG、長内あや愛さんもその1人。2年前、慶應SFCを卒業するタイミングで、日本橋に「食の會日本橋」というレストランを創業しました。

 提供するのは「復刻料理」。福澤諭吉や渋沢栄一が食べたものはどんなものだったか、往時のレシピや食材を研究してきた成果をもとに考案したメニューが並びます。中学生の頃から「14歳のパティシエ」というブログを書き続けるなど、食への探究心は人一倍。SFCを卒業した後は慶應大学院の政策・メディア研究科で学び、今も事業の傍ら、食文化を追究。大学院でも、彼女は私のもとで修士論文をこの1月に書き終えたばかりです。

「福澤諭吉先生が食べたお菓子」も研究テーマの一つ。福澤は江戸末期、幕府使節団の通訳として二度の渡米、一度の渡欧をしています。福澤が要人同士の会談に随行し、訪問先からおもてなしを受ける際に出てきたのが洋菓子です。

 長内さん曰く、お菓子というのは「非日常を演出し、人間にとって栄養価の高いもの」。お菓子を楽しんだ福澤たちは、当時最先端の西洋文化に触れ、のちの日本の近代化に身を投じていったことを考えると、お菓子ひとつとっても、歴史的ストーリーを感じさせます。

 長内さんが店を構えた日本橋は、以前から私にとっても重要拠点の一つでした。2016年にはライフサイエンス領域のイノベーションに取り組む人たちの拠点や人的交流を進める場として、「ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン」(LINK-J)を立ち上げました。ここをハブにするように、日本橋エリアでは300社以上の関連ベンチャー、スタートアップが活躍するまでになってきました。

 日本橋は長内さんにとって「食文化の聖地」。コロナ禍で大きな試練に見舞われながらも、老舗の多いこの街に新しい風を吹かせようとしています。そして、日本橋本町は江戸開府以来、薬屋が商いをし、いまも製薬会社が拠点を置いています。伝統ある「くすりの街」で、私や教え子たちが関わってきたLINK-Jが先進的医療の歴史をこれから作ろうとしています。

 折しも、日本橋の頭上を通っていた高速道路の地下化への動きが加速しつつあります。街づくり、食、医療…あらゆる分野で日本橋エリアがその伝統的リソースを礎に、日本社会に新しい付加価値を提案する「社会リノベーション」の発信源になろうとしています。
          
(東大、慶應大教授)

【ひめくりワンダホー】チョコちゃん(4歳11カ月)

2021.02.08 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

【ひめくりワンダホー】うたちゃん(3歳9カ月)

2021.02.07 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

【ひめくりワンダホー】海くん(1歳6カ月)

2021.02.06 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

Dream Ayaのフォトコラム【フォトバイアヤ】第75回 男の子の撮影は緊張します。

2021.02.05 Vol.Web Original

昨年末、男の子を撮影させてもらいました。

鷺谷祐くん。

【ひめくりワンダホー】ルークくん(11歳11カ月)

2021.02.05 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」第23回 所作

2021.02.04 Vol.Web Original

30代のテーマは「他人と自分を認メンディーで褒メンディー!」どうもメンディーです!

本日は最近自分の中でも普段の生活の中で意識している”所作”について話していこうと思います。

まず話の前にそもそも所作というものを皆さん意識したことがありますか?

しょ‐さ【所作】

・1 行い。振る舞い。しわざ。「一日の所作を日記に記す」

・2 身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな所作をする」「役者の所作」

辞書で調べるとこう言った説明があります。

その人の言動である立ち姿や話し方、話の聞き方や食べ方

つまりはその人、本人の人と成りを表すもの全て。

例えば友達と街中を歩いていても、話していて意識は友達にしか向いていないかもしれませんが、皆さん実は街中の全員に見られていますよ。

「いやそんなことないよ。人間というものは自分に1番興味があるものだし、周りなんて気にしていない。ましてや今後二度と会うこともないであろう街中の人たちなんて、興味ないでしょ。」と思う方もいるかもしれない。ですがそんなことはない。めちゃくちゃ見られてます。人の目を気にせず、自然と出るものが本物の所作であるとは思うのですが。

ものを雑に扱ったりする人よりも、仕草が綺麗で趣のある人、いいですよね。

【ひめくりワンダホー】まろんちゃん(12歳10カ月)

2021.02.04 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいい犬の写真を毎日ご紹介。

まさに!エンドロールまで見逃すな!映画「名も無き世界のエンドロール」と“おじさん”!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.02.03 Vol.web Original

こんにちは、黒田勇樹です。

 非常事態宣言が延長になったようで、まだまだ我慢の時間が続きます。

 やることがなくて困ったら、このコラムのバックナンバーを探っていただけると、すでにDVDになっていたり配信で見られるようになっている作品もあると思うので、ぜひいろいろな作品を見てあげてください。

 そして宣言が開けたらぜひ映画館で映画を! いや、映画館は別に今も行ってもいいんですけどね。

 では今週も始めましょう。

【ひめくりワンダホー】りおんくん(7歳11カ月)

2021.02.03 Vol.web original

 このコーナーでは愛犬ポータルサイトワンダホーのフォトコンテストに応募されたかわいいペットの写真を毎日ご紹介。

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