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平成ノブシコブシ 徳井健太の菩薩目線 | TOKYO HEADLINE - Part 3
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徳井健太の菩薩目線 第94回 とんでもなくみっともないおじさんの話。 今日も、無意味に頭を下げさせられている人がいる。

2021.04.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第94回目は、あまりにいやしいおじさんの行動について、独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第93回 30代、40代はまだ子ども。この国を悲観しても、悲観しすぎないように。

2021.04.02 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第93回目は、何をもって大人と言えるのか、独自の梵鐘を鳴らす――。

 40代は、まだ子どもなんだなって。俺は、どんな風に歳を重ねていくのか考えてしまった。

 事の発端は、『スッキリ』で、政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長に、加藤(浩次)さんがインタビューをしていたことによる。加藤さんが、日本のコロナ対策に関するさまざまな質問を投げかけていく中で、尾身会長は、「3年後には戻ると思う」といった趣旨の回答をしていた。

 100%我慢する必要はない。だけど、今までやっていたことやできていたことを30%を我慢してほしい――。たしかに、ライブに足を運んでいた回数を10回から7回に減らす、会食の機会を5回から3回に減らすと考えてみると、それほど窮屈に感じることはない。減らしてことによって生じたジブン時間に、一人で完結できること、例えば本を読んだり、Netflixを観たりすれば、それはそれで有意義だろう。長い人生を考えれば、たかだか3年。そんな時間も悪くはない。

 尾身会長は、“30%の我慢”を語る際、子どもにはしゃぐなと言っても、はしゃいでしまうじゃないですか、30代も40代の若者は――、とも付言していた。

 ハッとした。70歳を超えている尾身会長からすれば、30代も40代も子どもに見えていたんだなって。俺たちのような40歳のおじさんが、ルールを守れない20代の若者を見たとき、「ガキだな」と思うように、70歳を超えた仙人みたいな人にとっては、30代も40代も子どもに見える。だとしたら、何歳になったら大人になれるんだろうか。

 そもそも何をもってして大人なのか。数字の上では、20歳になれば成人という形で大人の仲間になることができる。とは言え、形式上の大人であって、中身の伴わない大人なんてたくさんいる。自分の中で、大人の条件を考えてみたとき、誰かのために頑張れるといった犠牲心のようなものが備わっている人は、大人なのかなと思う。それだって“大人的”なだけであって、正解じゃないんだろう。

「五十にして天命を知る」と言われているけど、先人の言葉は正しいんだなとも思う。かつては人生50年と言われたように、40を超えたら今で言うところの晩年扱いだった。にもかかわらず、30代はガキだと説いている。亀の甲より年の劫だ。

 歳を重ねていくと、「死」がリアルに迫ってくる。20代は、無駄に自暴自棄だったり、向こう見ずだったり、死に対する願望がどこかに潜んでいる。一方、晩年を迎えると、「まだ死にたくない」と未練を覚える人は少なくない。もしかしたら、年を取ったときの方が、鮮明に記憶の中にやりたいこと・やれなかったことが、若者よりも浮かび上がるのかもしれない。

 自分のことを大人という人間は、大人じゃないとも思う。60の人に、「あなたは大人ですか?」と聞いて、「いやいやどうなんでしょうね」と煙に巻く方が、大人感はある。「私は大人です、当たり前じゃないですか!」なんて答える人は、子どもっぽさがドバドバとにじみ出ている。

 尾身会長の言葉は、哲学的な示唆に飛んでいたように思えた。たしかに、SNSやヤフーコメントで悪口を書いてるような人間は、30代40代が多いだろうし、「子ども」とは言い得て妙だ。しかも、「自分はそれなりに世の中を知っている大人である」という体で、いっぱしのコメントを残していく。大人は、そんなものに時間を費やさない。

 10代が万引きして捕まっている姿を見たとき、「あ~そういうことする時期だよね」と思うように、30代40代が桜を見たさに目黒川に殺到してしまうのも同じなんだと思う。「なんでこの状況下で出かけるの? 信じられない!」なんて思うより、「そういうことをしたくなる年頃だよね」と考えた方がいいんじゃないのかな。

 選挙権だって、10歳から与えてもいいんじゃないだろうか。仙人レベルから見れば10代も20代も30代も40代も子ども。だとしたら、若いときから政治に関心を持たしたほうがいいような。

 40歳になったとき、70になるまでは、まだ30年もある。30年もあるって考えたらいろいろできそうだし、何をするのか、どんなことを考えるのか、とても大事なことなんだなと思う。だから悲観しても、悲観しすぎることはない。自分が70になったとき、30代40代がどう見えているのか、とても楽しみだ。

徳井健太の菩薩目線 第92回 新宿、渋谷、池袋、横浜……駅構内を複雑かつ不親切にするのは、人を不愉快にさせるため?

2021.03.20 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第92回目は、ターミナル駅のわかりづらさについて独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第91回 報道、バラエティ……プロのカメラマンの異次元さ。アクシデントも微動だにしない。

2021.03.10 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第91回目は、カメラマンのすごみについて独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第90回 私欲ではなく、誰かのためにするギャンブルは、どういうわけか当たることが多い

2021.03.01 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第90回目は、ギャンブルへの向き合い方ついて独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第89回「モテたい」よりも「面白いと言われたい」という欲が、服装に表れる

2021.02.20 Vol.Web Original

 

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第89回目は、服ついて独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第88回 漠然とした貯金って、皆勤賞みたいな不気味さがある

2021.02.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第88回目は、給料ついて、独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第87回 荷物検査での悲しい出来事。そして、代官山のハンバーガーとボートレース若松

2021.01.30 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第87回目は、日本が誇る保安検査所について、独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第86回 またまたまたタクシーで“お笑い”について考えた。ある運転手の決断と言葉。

2021.01.20 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第86回目は、タクシーで遭遇した人生観について、独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第85回 謹賀新年「願いや望みというのは努力の先にあるものだと思う」

2021.01.10 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第85回目は、新年の目標について、独自の梵鐘を鳴らす――。

徳井健太の菩薩目線 第84回「麻雀を打ちながら、「差別とは何だろう」と考える日が来るなんて」

2020.12.30 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第84回目は、麻雀で遭遇した話すことができないおじいさんについて、独自の梵鐘を鳴らす――。

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