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カルチャー | TOKYO HEADLINE - Part 43
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MIYAVIが9月にEPリリース!最新アルバム収録曲をアコースティック&ストリングスアレンジ

2020.08.03 Vol.Web Original

 サムライギタリストこと、MIYAVIがEP『Holy Nights (Lockdown 2020)』を9月4日に配信リリースする。

 EPは、最新アルバム『Holy Nights』の収録曲3曲をアコースティック&ストリングスにリアレンジしたもの。東京にいるMIYAVIと、共同プロデューサーであるレニースコルニク率いるロサンゼルスの制作チームとが遠隔でのセッションを行って制作した。収録されるのは、「Holy Nights (Lockdown 2020 ver.)」「Heaven Is A Place On Earth (Lockdown 2020 ver.)」「Bang! (Lockdown 2020 ver.)」、各曲のインストゥルメンタル。

 MIYAVIは、「今このタイミングだからこその空気感が詰まってるんじゃないかなと思います。この時代に生まれてきた ”Holy Nights” という作品の世界観と存在意義、決して憂いだけではない、それぞれの楽曲に込められた希望への想いも感じてもらえれば幸いです」と、コメントを寄せている。

 8月28日には「MIYAVI Virtual LIVE」の開催が決定。豊洲の「teamLab Planets TOKYO」から、MIYAVIの近未来的なギターミュージックと、世界中からも注目を浴びるteamLabが創り出す光のアートとが融合する進化系ライブを世界に向けて発信する。

マキタスポーツとスージー鈴木が音楽愛がむき出しの「オンラインパーティ」! 4日開催

2020.08.02 Vol.Web Original

 マキタスポーツとスージー鈴木が、楽器片手に、好きな音楽やその構造について語る人気音楽番組バラエティー番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』が、4日に配信イベント『ザ・カセットテープ・ミュージック~みんなで飲もう、オンラインパーティ~(※飲食持込可)』を開催する。

 番組初の配信イベント。番組で取り上げてきた時を越えて愛される名曲の数々を作るドラマティックな転調や、勝った気持ちになる「ガッチャマン進行」など番組内で飛び出したテーマの楽曲をつまみに、出演者も視聴者も一緒に楽しく飲もうという試みだ。

 番組では現在、イベント内で実施予定「ドラマティック転調コンテスト」「あなたの街のガッチャマン」コーナーでノミネート曲を公募している。応募は公式サイトからできる。

 イベントは4日20時から。チケット料金は2500円で、イープラスで発売中。配信終了後24時間アーカイブ視聴できる。

 番組は、80年代の歌謡曲を聴きながら、歌詞やメロディー、コード進行、楽曲に仕掛けられている魅力などについてトークする番組。BS12 トゥエルビで、毎週日曜21時から放送中。

LDHの映像配信サービス「CL」グランドオープン! 所属アーティストらが日替わりで7夜連続でライブ配信

2020.08.01 Vol.Web Original

 EXILEや三代目 J SOUL BROTHERSなどが所属するLDHとサイバーエージェントがタッグを組んだ映像配信サービス「CL(読み:シーエル)」が8月1日にグランドオープンした。音楽ライブやオリジナル番組、アーティストの貴重映像などLDHコンテンツを有料配信するサービスで、事前登録者数はプレオープンから1か月半で10万人を突破している。

 オープンを記念し、所属アーティストが日替わりで登場して7 夜連続でライブ配信をする「CL WEEK」を開催する。初日1日はEXILE THE SECONDとEXILE TAKAHIROが登場し、パフォーマンスとトークを繰り広げる。2日以降の出演は、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONS、劇団EXILE、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、DOBERMAN INFINITYで、それぞれユニークな配信になりそうだ。

 ライブ配信は、プレミアム会員、プレミアム PLUS 会員限定。

埼玉・所沢に「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」がオープン

2020.07.31 Vol.web Original

 アート集団チームラボがプロデュースする「チームラボ どんぐりの森の呼応する生命」が、埼玉県所沢市に8月1日から常設展示される。同展示は、ところざわサクラタウン内、「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンに合わせて併設する東所沢公園 武蔵野樹林パークに設置された。また、隈研吾がデザインを担当したカフェも同時オープンする。

バンクシー展に『バンク尻―』? 江頭 2:50の作品を期間限定で展示

2020.07.29 Vol.Web Original

 ストリートアーティストのバンクシーの作品が集まる展覧会『バンクシー展 天才か反逆者か』(横浜・アソビル)で、お笑い芸人の江頭 2:50による「バンク尻―」が期間限定で展示される。

 江頭が自身のYou Tubeチャンネル「エガちゃんねる」内で制作した作品で、同チャンネルに登場するブリーフ団によって運び込まれた。設置の様子は同チャンネルで見られる。

『バンク尻―』は、江頭がバンクシーに共鳴し制作。“お尻から噴射した粉”を使う独特な手法を使って仕上げられたステンシルアートで、作品には「こんな時代だからこそ1人でも多くの民衆を笑顔にしたい」という思いのもと、現代の政治、社会、文化、論理、矛盾、戦争への批判、皮肉、風刺を含んだメッセージを攻撃的に表現しているという。

 展覧会は9月27日まで同所で。

「立体怪談」を得意とする講談師の決定版人物評伝『評伝 一龍齋貞水 講談人生六十余年』

2020.07.28 Vol.731

 神田松之丞が大名跡である六代目神田伯山を襲名するなど、にわかに講談が注目を集めている。講談とは、高座に置かれた釈台を張り扇で叩いて調子をつけながら、軍談(修羅場)や政談などを面白おかしく語って聞かせる話芸のことだ。時折寄席に行くだけで講談はおろか落語にも明るくない筆者だが、伯山を始めその師匠である人間国宝の三代目神田松鯉の講談はやはり聞かせる。

 講談の世界では「講釈師、冬は義士、夏はお化けで飯を食い」と言われ、夏の風物詩となる怪談物。初見の際は場内が暗転して驚いたが、さらに釈台のスイッチを操作して照明や音響、大道具などを効果的に用いた「立体怪談」を得意とするのが講談師初の人間国宝で本書の主人公、六代目一龍齋貞水だ。

 本書は読売新聞の記者である著者の長年にわたるインタビューと取材に基づいてまとめられ、本人も決定版と認める人物評伝。貞水の半生はもとよりジャンル解説や演目一覧、先人の講談師との思い出、巻末には講談年表が収録されるなど資料性も高い。講談に興味を持ったすべての人に読んでほしい良書なのである。

【オススメDVD 4選】物語に、映像美に、スリルと謎に釘付け! 映画の世界に入り込む、没入必至のエンターテインメント

2020.07.26 Vol.731

話題の映画や気になる海外ドラマ、チェックしておきたかったあの音楽に、話題のコミックス――。TSUTAYAのレンタルなら気軽にたっぷり楽しめます。さて今月のおすすめは……?

矢沢永吉、最新ライブ公演のプレイリストを公開! ライブ映像有料配信プロジェクトで

2020.07.25 Vol.Web Original

 矢沢永吉の未発売ライブ映像の有料配信プロジェクト「3 BODY’S NIGHT」(サンバディーズナイト)”の第2弾として、2019年の「ROCK MUST GO ON」ツアーの横浜アリーナ公演(12月4日)を8月6日に配信することを記念し、同公演のセットリストを8月9日までの期間限定でプレイリストとして公開している。

 プレイリストは、Apple Music、Amazon Music、Spotify、LINE MUSICで公開。これまで配信されていなかったアルバム『いつか、その日が来る日まで…』に収録されている曲も入っており、プレイリストが公開されている期間は音源配信も解禁になる。

 2019年は、矢沢が古希を迎えたアニバーサリーイヤーで、7月に自身初となる音楽フェス「ONE NIGHT SHOW 2019」を開催。9月4日には7年ぶりのオリジナルアルバム『いつか、その日が来る日まで…』をリリースし、同作を携えて、11月16日からツアーをスタートした。このツアー中盤では喉の不調で、キャリアのなかで初めての公演を中止した。

 8月6日に有料配信するライブ映像は、現時点で最新のものとなる。

 映像配信は8月6日20時からスタート。有料配信の収益の一部は、新型コロナ感染症の治療や研究開発にあたる医療機関に寄付される。詳細は特設サイトで。

小池徹平「めちゃめちゃ楽しみ!」ミュージカル『るろうに剣心 京都編』が主要キャストの配役発表 

2020.07.24 Vol.Web Original

 小池徹平主演で、11月3日に開幕するミュージカルミュージカル『るろうに剣心 京都編』の配役が23日発表された。緋村剣心役の小池を筆頭に先日発表された主要キャストが勢ぞろいして配役発表会が行われ、 You Tube でライブ配信された。

  小池は 「『るろうに剣心』は小学生の頃から読んでいた大好きな作品です。剣心を演じるのがめちゃめちゃ楽しみ」と、あいさつ。演出の小池修一郎氏に体幹を鍛えるように言われているといい「殺陣が激しい作品になるんじゃないかなと思っています」とコメントし、初日を待ちわびるファンの期待を膨らませた。

 配役発表会は、主要キャストはそれぞれ別の場所から参加するスタイルで行われた。

 剣心の最大の敵である志々雄真実を演じる黒羽麻璃央は、「僕の中でナンバー1漫画であり、ナンバー1アニメである『るろうに剣心』に出演し、志々雄真実を演じられるのは……最高です」と喜びのコメン ト。また、「志々雄真実は原作の和月先生が『悪の美学の集大成』とおっしゃっている。さまざまな悪役の中で も、ここまで悪に徹して自分を『極悪人』と言える男はなかなかいないなと思います。包帯で顔を隠している役なので、中身で勝負しないとけない」

 剣心を支えるヒロイン神谷薫役は綺咲愛里。宝塚歌劇団を卒後業して以来、初の舞台となる。「立場ある役をさせていただけるということで光栄であるとともに身の引き締まる思い。薫らしい強さ、可愛らしさを表現していきたい」と、話した。

 剣心のもう一人のライバル・四乃森蒼紫役の松下優也は「人気キャラクターというプレッシャーはあります。でも、 2020年上半期は空白の時間があったので、年末に向けて“吐くほど“頑張りたいです」とやる気みなぎるコメント。

 志々雄の右腕である瀬田宗次郎を演じる加藤清史郎は「宗次郎は志々雄さんに助けてもらって、志々雄さんに忠実な思いを持っている青年。そういう部分も出しながら、宗次郎の 感情の葛藤も表現できたら」。また「凄腕剣士という名を汚さないように殺陣を頑張ります」と意気込んだ。

 斎藤一役の章平は、斎藤の必殺技“牙突“で登場して盛り上げ「早く劇場でやりたいです!ウズウズしています」。

 その一方で、IHI ステージアラウンド東京で芝居の経験がある山口馬木也は「今、徹平くんの後ろに見えている劇場を見るだけで汗が止まらない!」。山口は剣心の師匠・比古清十郎を演じる。

 本条鎌足を演じるのは、奥野壮(男劇団 青山表参道 X)。見た目は女性だが実は男性という役どころに「ジェンダーレスの役は初めてで、難しいとは思いますが、しっかり役作りをして頑張りたい」。さらに「大胆な殺陣の中で、鎌足ならではの美しさやしなやかさを表現したい。ただその中にも力強さがありますし、プラス志々雄真実への愛という強さを表現できればと思っています」と意気込んだ。

 相楽左之助にはミュージカル初挑戦の岐洲匠、巻町操は同じくミュージカル初挑戦の鈴木梨央が演じる。 仙名彩世が駒形由美を演じる。

 小池は「斬新な発表で楽しかったです。早く皆さんと直接会いたい」と感想を語り、「キャスト一同劇場でお待ちし ています!」と呼びかけた。

 イベントの模様は、公式 YouTube チャンネルで見られる。

 ミュージカル『るろうに剣心 京都編』は和月伸宏による大ヒットコミックス「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」が原作。明治時代の日本を舞台に、新撰組や紀尾井坂の変などの史実を絡ませながらもオリジナルストーリーで展開する剣劇漫画を、数々のミュージカルを成功に導いてきた小池修一郎が手掛ける。

 舞台は、IHI ステージアラウンド東京で、11月3日~12月15日。

劇場に演劇が、そしてお客さんが帰ってくる 東京芸術劇場『赤鬼』

2020.07.24 Vol.731

 新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言が解除され、6月から徐々に演劇が劇場に戻ってきた。臨時休館していた東京芸術劇場も7月24日から満を持して自主演劇事業を再開。その第一作として、同劇場の芸術監督を務める野田秀樹氏の作・演出による『赤鬼』が上演されることとなった。

 出演するのは、野田が演劇人の発掘・育成を目指して募集し、ワークショップなどで修業に励む「東京演劇道場」の道場生ら。

 同作は1996年にNODA・MAP 番外公演として初演。以降、それぞれの国の俳優とワークショプを重ね、それぞれの国の言語で演じるというプロジェクトとして、国内にとどまらず海外でも上演されてきた。

 主な登場人物が4人であることから基本的にはキャストは4人なのだが、1998年にタイ人キャストで上演された「タイバージョン」では総勢16人が出演。今回はこれをアップデートした「17人キャスト版」を東京演劇道場生らの4つのチームで連続上演する。

 本作は“赤鬼”が漂着したある漁村を舞台とし、「他者への想像力の欠如と不寛容」「移民や異なる人種への差別」「未知なる存在といかに共存するか」といったテーマが描かれる。まさに新型コロナウイルスに右往左往し、他人の行動に過敏になり、やがてコロナとともに生きる知恵を振り絞りながらおずおずと生活を動かし始めた現在社会のよう。

 野田戯曲の普遍性と先見性を改めて感じさせられる。

【ART】リアルでも、オンラインでも「DOMANI・明日展 plus online 2020」

2020.07.24 Vol.731

 文化庁では、日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関等で研修を行う支援をする「新進芸術家海外研修制度(在研)」を実施し、その成果発表の機会として、研修を終えた若手中堅美術家による企画展「DOMANI・明日展」を1998年から開催してきた。

 しかし今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により国内外で展覧会や芸術祭など多くの文化的な催しが中止や延期に。そんな現状を受け、文化庁初のオンライン企画展として「DOMANI・明日展 plus」を緊急開催。今年1~2月に開催された「DOMANI・明日 2020展」の試みを引き継ぎ「〈前夜〉を生きる」をサブタイトルとし、20世紀以降の大きな自然や人為的災害の「あと」を現代作家の表現に見出していく。いまコロナ禍に直面するわれわれにとって、より心に響く展覧会。参加するのは「新進芸術家海外研修制度」の研修経験者7作家に加えゲスト作家として青山悟。

 展覧会WEBサイトは、同研修経験のあるデザイナーを含むチームが構築。現実の美術展体験とも重なり合うようなデザインを目指し、これからの美術鑑賞の美術表現の発信と共有をめぐりさらなる可能性を探る試みとなっている。

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