新型コロナウイルスの感染拡大防止による緊急事態宣言の解除後、6月からは無観客+配信という形で徐々に演劇がスタートし、6月末にはソーシャルディスタンスを保つために客席を減らしながらも観客を入れての公演もスタートした。
そんなコロナ過のまだまだ手探りの状況の中、劇団かもめんたるがこの時代ならではの作品を創りあげた。
劇団かもめんたるは2013年にキングオブコントで優勝したお笑いコンビ「かもめんたる」が2015年に立ち上げた劇団。もともと演劇的要素の強いネタが得意な彼らとあって、演劇に進出するのもごく自然な流れではあったのだが、キャストオーディションを開催したり、所属の劇団員も生まれるなどいつの間にか本格的な劇団に成長した。また作・演出の岩崎う大は昨年11月の第8回公演『GOOD PETS FOR THE GOD』が第64回岸田戯曲賞最終候補に選出されるなど、演劇界において着々とその存在感を増している。
今回は座席数も約50%に抑えての公演。これまで満員の観客を集めていただけにすでに前売りが完売の日も出ているので要注意。また「応援セット」として今公演のTシャツと特別冊子(全14ページ)をセットにして販売中。座席数を削らなければいけない分、文字通りこちらでも応援したいところ。