東京がひと際キラめく季節がやってきた。都内各地のランドマークにはカラフルなイルミネーションが輝き、早くもクリスマスツリーが登場した場所もあり、東京がもっとも“映える”タイミングだ。コロナ禍では2回目となるウィンタータイム。工夫と対策をしながら楽しく過ごしたい!
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メルセデスSUVの世界観を“キャンパーの聖地”で堪能する体験プロジェクト
メルセデス・ベンツ日本は、アウトドア需要の高まりを受け、プレミアムなキャンプなど、さまざまな体験を通してメルセデスのSUVの魅力を体感するプロジェクト「OPEN NEW DOORS with Mercedes SUV」を9月からスタート。プロジェクトの第1弾は「Mercedes me Forest」と題し、アウトドアブランド「ノルディスク」とコラボし、雄大な富士山を臨むキャンパーの聖地「ふもとっぱら」キャンプ場(静岡県富士宮市)で、特別エリアでのスペシャルなキャンプ体験を提供する。
同キャンプ場に、に参加者のためのプライベートエリアを期間限定でオープン。メルセデス SUVの各モデルの世界観で内装を作りこんだ大型テントを設置し、参加者にさまざまなサービスやアクティビティを提供する。
富士河口湖町で人気恋愛番組を追体験!「恋オオカミグランピング」開催
グランピングリゾート「PICA Fujiyama(ピカフジヤマ)」にて、ABEMA「恋とオオカミには騙されない」とのコラボイベント「恋オオカミグランピング」を開催。メンバーたちがアトリエで作った家具や小物を内装したドームテントに泊まれる「宿泊プラン」と、メンバーが作ったテーブルでコラボメニューが食べられる「デイユースプラン」が登場する。
国内の古墳の数はコンビニの約3倍! コロナ禍でも古墳グッズは売上増! 奈良県橿原市が古墳ブームをさらにコーフンさせる
「日本全国に、コンビニの約3倍存在し、村や町によってはコンビニはないけど、存在しているもの、なーんだ?」
なぞなぞのように聞こえるかもしれないけど、なぞなぞやとんちの類ではないんです。答えは、古墳。いたって本当の話なのだ。
文化庁の調査によれば、日本全国にある古墳の数は約16万基。対して、全国にあるコンビニの数は、2019年3月時点で5万8340店(日本フランチャイズチェーン協会発表)。コンビニはないのに古墳はある――。そんな村や町が存在するほど、古墳はいたるところに、実はあったりする。
そもそも古墳とは、人工的に土を高く盛った古代人のお墓のこと。3世紀中頃~7世紀末の古墳時代、多くの人は古墳を造り、寿命が尽きれば、そこに葬られていた。古墳と聞くと、教科書で習ったような巨大な「前方後円墳」をイメージしがちだけど、地方の権力者や村長レベルのプチ権力者もいたわけで、全員が全員、立派な古墳を造ったわけではない。下の写真も、意外に思うかもしれないが古墳なのだ。
こじんまりしたものや質素なものなどなど……、バラバラでしかも多彩。それゆえ、お気に入りの古墳や妙に気になる古墳もあって、古墳を巡る「墳活」、古墳を愛する女子「古墳女子」といった用語が誕生するまでに。じわじわと「古墳ブーム」は広がり続け、いまなお「古墳はキテる」と熱い視線が注がれているほど人気を博している、というからビックリする。
「おいおい、古墳ブームなんて聞いたことないぞ!」。そう言いたくなる人もいるはず。しかし、「古墳にコーフン協会」を設立し、現在、会長を務める古墳シンガー・まりこふんさんは、胸を張って説明する。
「今から4~5年ほど前に、「古墳にコーフン協会」は東急ハンズさんとコラボし、古墳グッズの販売イベントをはじめました。今年は、初年の3倍以上の売上増になるほどで、コロナ禍でもかなりの売上がありました。それだけ需要が伸びていて、買う側も作る側も増えているんですね」
2019年には、巨大な鍵穴を想起させ、誰もが歴史の教科書で一度は見たことがあるだろう「仁徳天皇陵古墳」を含む、「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府堺市)が世界文化遺産に登録されたことは、記憶に新しいところ。我々が想像している以上に、古墳はその姿に負けないくらい人気の面でも盛り上がっていて、古墳に魅せられる人は増えているというのだ。よくよく見たら、古墳ってシフォンケーキみたいでかわいいし、埴輪はちょっと間抜けでかわいい。それに、 「コンビニはないのに古墳はある」なんて聞くと、妙に親近感を覚えて、「小さい古墳ってどんな感じなの?」と見てみたくなる。ハマる角度が人それぞれ、それもまた古墳の魅力なのだ。
歌にしてしまうまでの古墳愛を持つまりこふんさんにオススメを聞くと、「ありすぎて選べないのですが、奈良県橿原市の古墳群は見てほしい」とコ―フン気味に話す。
実はまりこふんさん、旅行会社が定期的に企画する古墳を巡るバスツアーの識者として、ツアーに同乗し、案内やミニライブを行うなど、古墳の魅力を伝えるために奔走している第一人者でもある。「2年前くらいからは年6回全日程ほぼ満席、すべて催行しています。いやはや、ありがたいことです」と謙遜するが、定期的にバスツアーが開催されるほど、古墳人気は本当に右肩上がりなのだ。古墳だからと、話を盛っているわけではないんです。
橿原市――。日本で有数の「字面はよく見るけどそのたびに読めない市」かもしれない。“かしはら”。この地域周辺にある古墳が「面白い」らしく、なんと12月と来年1月には『古墳シンガーまりこふんさんと行く「橿原・飛鳥古墳にコーフン旅行」』というツアーが組まれるほど、橿原市も古墳を介して街の魅力を伝えようと奮闘している。
なかでも、まず見てほしいと力説するのが、橿原市が古墳の魅力を伝えるべく連携するお隣・明日香村にある「石舞台古墳」(上写真)だ。大小約30個の石英閃緑岩が使用され、石の総重量は2300トン(!!)。もともと覆われていた盛土は失われ、天井石が露出。結果、巨石が積まれている姿がむき出しになり、その様子は異様にして圧巻だ。中は空洞になっていて、日本最大級の横穴式石室を持つ。埋葬された人物は、6世紀後半にこの地で政権を握っていたと言われる蘇我馬子の可能性が高いという。
明日香村は、1956年の合併の際に現在の地名になるが、それまでは飛鳥村という地名だった。古代における飛鳥の中心的地域であったとされ、推古天皇、聖徳太子、蘇我馬子、蘇我入鹿、中大兄皇子(天智天皇)、中臣鎌足(藤原鎌足)、天武天皇、持統天皇らが生きたいた時代の中心――、歴史のテストに出てきた古代のオールスターが存在していた、とんでもないエリアなのだ。
さらには、飛鳥時代は「天皇」という呼称がはじまることや日本初の元号「大化」を定めたことを筆頭に、貨幣経済のはじまり、時計と暦の開始、大陸との交流、官僚制度の構築などなど、今に続くたくさんのエポックメイキングな枠組みも、この地から生まれたと言われている。明日香村は、歴史上の人物が登場し始める歴史の始点であると同時に、古代の終点でもある。それを教えてくれるのも、やっぱり古墳だったりする。
冒頭、古墳はコンビニの3倍ほど存在すると説明したが、それほどあった古墳がなぜ造られなくなったのか? 疑問を覚えた人もいるはず。
それは、飛鳥時代に仏教という国際的な思想が伝来し、隆盛することで、各地の古墳にまつわる信仰や儀式が希薄化し、古墳そのものの存在意義もなくなってしまったから。開明的になった人々は、古墳造成に費やす労力を都市開発やインフラに費やしただろうし、実際に仏教が浸透するにつれて古墳が小さく、シンプルになっていくことも確認されている。そして、奈良時代になると上流社会の間では火葬墓が一般的になり、古墳はその姿を消していくことになる。
つまり明日香村は、古墳時代の終わりであると同時に、その後の中世へとつながる近代的古代の幕開けの場所、ということになる。時代の境い目である江戸城や大阪城にも負けない、歴史のダイナミズムが詰まった場所。なのに、城のように絢爛豪華に主張するでもなく、ひっそりと、もっこりと存在するマイペースな古墳たち。墓なのに、ものすごく雅かつ躍動感にあふれる、そのギャップが知的好奇心とは何かを教えてくれる。
とは言っても、難しい知識や事前準備がなくても楽しめるので大丈夫。下写真は、同じく明日香村内にある高松塚古墳だが、まるで抹茶フレーバーのプリンのよう。見た目がかわいいこの古墳も……実はすごい。
昭和47年、石室内に極彩色の壁画(国宝)が発見され、特に西壁の女子群像は、歴史の教科書のカラーページに登場するまでに。7世紀末から8世紀初頭にかけて築造された終末期の古墳と言われ、天井には星宿図が描かれていた。かわいい姿からは想像できないほどすさまじい古墳、たとえるなら90年代の名CM、北浦共笑の「私脱いでもスゴイんです」を彷彿とさせる古墳である。隣接する高松塚壁画館では、壁画発見当時の現状模写をはじめ、一部復元模写、棺を納めていた石槨の原寸模型のほか、副葬されていた大刀装飾金具なども見ることが可能だ。
明日香村だけでもレジェンドクラスの古墳が揃うが、橿原市の古墳力もコ―フン間違いなしだ。「橿原市の約70%は遺跡なんです」と教えてくれるのは、同市教育委員会文化財課の松井一晃さん。なんと、市の約7割の範囲が何かしらの遺跡や遺構とは、橿原、恐るべし。今まで読めなくてごめんなさい!
「新沢千塚古墳群は、誰でも楽しめる公園なのですが、この一帯には約600基の古墳があります。日本を代表する群集墳でもあるんですよ」(松井さん)
その容貌はまるで“日本のカッパドキア”と呼びたくなるほどで、モコ、モコ、モコと古墳群が目に飛び込んでくる姿は圧倒的。「これが全部、古墳なの?」と目を疑うこと間違いなしだ。
「こういった光景を我々はワンダ墳(=素晴らしい古墳のこと)と呼んでいます。古墳浴(=森林浴的な)するには最適の場所です」(まりこふんさん)
たしかに、初心者でも「ワンダ墳!」と叫びたくなるほどの美観。明日香村は貴族の古墳が多かったが、橿原市には名もなき首長たちの古墳も多数あるため、バラエティ豊かな古墳を体験することができる。例えば、下写真の小谷古墳は被葬者は不明だが、中に入ると面白い発見がある。通常時は、鉄柵で周囲を囲まれているため、中に入ることができないが、ツアーなどで見学する際は開放されるという。外から眺める、そして中に入る。古墳は“一粒で二度おいしい”というわけだ。
もちろん、どこか異界に足を踏み入れるような憂惧する気持ちも生まれる。「無理矢理石室に入る事をすすめることを、私たちは石ハラ(セキハラ)、石室ハラスメントと呼んでいます。楽しむ気持ちを忘れないでくださいね」とまりこふんさんがレクチャーするように、相手の気持ちを尊重しつつ、墳活すること忘るべからず。
「(手前部分の)石棺の一部が欠けていることが分かると思います。これは盗掘された痕跡です。古墳を修復したり復元したりはしていません。この空間内部は、古代、そして盗掘された姿のまま今の時代に残っています」
そう松井さんが解説するように、古墳が歩んだ歴史をそのまま追体験できるのは、改めて考えるとものすごいこと。だって、“古代の人間が葬られていた墓を、そのあとの時代の人間がこじ開けて、現代の人間が見ている”のだから。この小さな空間に、約1400年の変遷が詰まっている。こんなマジカルな体験ができるのも古墳ならではだろう。
小谷古墳から南東に500メートルほど歩いたところにある橿原市の巨石「益田岩船」も外すことができないスポットだという。たどり着くと、あ然とする。鱗滝さんと炭治郎がいたのかしら……。
なぜこんな巨石が山奥にポツンと?
「近くに斉明天皇陵の可能性が高い牽牛子塚(けんごしづか)古墳があるのですが、おそらくは益田岩船は失敗作だろうと。というのも、牽牛子塚古墳の横口式石槨と形が似ているため、当初は益田岩船を墳墓にしようと作っていた……けど、問題が生じて無理となった(笑)。そして、放置したと思われます」(松井さん)
古代人のやらかした理由……その続きは、ぜひともツアーに参加するなどして、自身で確認してほしい。古代人の中にも“しくじり先生”がいた! ことを知ったあとで、この巨石を眺めてみると、何も知らずに見ていたときのような不気味さはなくなり、「やっちゃったな」と同情する気持ちがわいてくるほど。想像力を育ててくれることが、歴史の醍醐味なのだとしたら、橿原市はものすごい可能性を秘めている場所だ。
玄室(古墳の内部にある棺を納める部屋)に入ることができない古墳もたくさんある。しかし、橿原市は同市の魅力を知ってもらうために、積極的に内部を公開する機会を創出している。
古墳は想像している以上に面白い。奥が深い、というよりもホントに「面白い」のだ。同じ古代でも、縄文時代や弥生時代の遺跡と違って、古墳は目の前に存在している。だから、あれこれ想像しやすいし、勝手に自分好みか否かの点数なんかも付けたくなってくる。そんな古墳が橿原市にはまだまだたくさんある。さらに言うなら、国内にはコンビニの約3倍ある。そりゃ、飽きないし、ハマる人が増えていくのがわかる。
「見た目がかわいいとか、自分好みの古墳があった――、興味を持つポイントはなんでもいいんです。実際に古墳を見ると、惹かれるものがきっとある。しかも、中に入れない古墳もある。こんなに近くにいるのに、こんなに遠くに感じる愛おしい存在は古墳だけです(笑)。もっと墳友(ふんゆう)を増やして、古墳のすばらしさを広められたら最高ですね」(まりこふんさん)
玄室へと続くトンネル(羨道)は、あなたを超面白い世界へといざなう、動線かもしれない。改めてもう一度。古墳、キテます。
(取材と文・我妻弘崇)
【宮崎・日南】離島「南郷大島ミュージアム」で自然とアートの融合を体験
宮崎の日向難に浮かぶ無人島「大島」で島全体を博物館に見立て、地元にゆかりのある芸術家や南郷町の人々を中心としたアートプロジェクト「南郷大島ミュージアム」が開催されている。このプロジェクトは、第35回国民文化祭・芸文祭みやざき大会の「さきがけプログラム」だ。
会場は「人と自然とアートの融合を体験する」をテーマに大島を7つのエリアに分け、宮崎出身のアーティストが大島の美しい景観にマッチする芸術作品を島内に演出した「アート基地」、地元の大人たちが童心にかえって本気で制作した「秘密基地群」や、地元南郷地区の5つの小・中学校の児童・生徒が、地域の大人たちの協力のもと制作し展示した「飫肥石アート作品展」の他「学習会、ウォーキング会、島の図書館」「あけぼの号アートシップ」「南郷大島古写真館」「かつお一本釣りギャラリー」といったさまざまなアート企画が用意されている。
今こそ行きたい秋キャンプ!東京駅から2時間の離島リゾートがすごい
秋の深まりを感じて、いつもと違う景色や食に出会いたくなるこの頃。近場で旅を楽しむマイクロツーリズムが注目されるなか、ちょっと陸から離れた「離島旅」はいかが?東京駅から約2時間で行ける「初島」でおしゃれなグランピングや海鮮BBQが楽しめると聞いて、さっそく記者が行ってみた。
ジップラインでゴジラの体内に!? 淡路島に実物大ゴジラアトラクションオープン
兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」に、日本が世界に誇る「ゴジラ」が全長約120mの実物大で登場し、ジップラインやシューティングなどのアトラクションを楽しめる『ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~ 』を10月10日にオープンする。
新アトラクション『ゴジラ迎撃作戦』は、淡路島に上陸した世界最大の実物大ゴジラをテーマにし、ゴジラの強大さと迫力を存分に体感できる世界唯一のエンターテインメントアトラクションだ。
with コロナな新しい夏の楽しみかた。【To enjoy Summer 2020 with COVID-19】
いよいよ夏に突入するが、予定は組んだだろうか。2020年のメインイベントだった東京オリンピック・パラリンピック大会、夏の醍醐味ともいえる花火大会や夏祭り、夏の代名詞となった夏の音楽フェスも続々延期・または中止となっている。アミューズメントパークや商業施設での夏ならではの催し物も、少し控えめだ。それでもやっぱり夏を満喫したい。新型コロナウイルスと共生する、with コロナな夏。さあ、どう過ごす?
広島県の注目エリア「きてみて三原」ゆるっと瀬戸内の食・絶景・アートの旅③
二日目は小佐木島を離れ、再びJR三原駅周辺を散策する。JR三原駅にほど近い「三原城天主台跡」は、毛利元就の三男である小早川隆景公によって建てられた三原城の名残り。当時は櫓(やぐら)が32、城門が14もあり、特に天主台には広島城の天守閣が6つも入る日本有数の広さを誇ったそう。ちなみに三原市の代表的なお祭り「三原やっさ祭り」の“やっさ”とは、三原城の築城を祝って老若男女を問わず踊り出たことが由来とされている。JR三原駅のコンコースから入ることができるアクセスの良さもポイント。
さらに、JR三原駅構内の「うきしろロビー観光案内所」内には、だるま制作を体験できる「三原だるま工房」が。JR三原駅を降りた瞬間から何かとお目にかかっていた伝統工芸品「三原だるま」。特長は鉢巻き姿で目が描かれ、「願いが成るように」とだるまの中に鈴や小石などの鳴り物が入り、転んでも起き上がること。今回は鉢巻きの柄と眉や目、口を絵付けする「面相書き」に挑戦した。手のひらに収まるサイズの「にぎりだるま」に思い思いの顔を描いていくのだけれど、意外と難しい! ただし、ちょっとゆがんでも愛嬌のある顔に仕上がるので、そんなに気にしなくても大丈夫。自分で描いた「三原だるま」は大切な思い出になるだろう。
【住所】広島県三原市城町1-1-1
【営業時間】月・木:13〜16時、土曜:10〜20時
【定休日】月・木:午前中、火・水・金・土:午後
【料金】制作体験(土)、面相書き(月・木):各600円
【問い合わせ】0848-67-5877(うきしろロビー観光案内所)
【URL】http://www.mihara-kankou.com/sightseeing/655
広島県の注目エリア「きてみて三原」ゆるっと瀬戸内の食・絶景・アートの旅②
イタリアンや陶芸を満喫した後は、瀬戸内海随一といわれる景観を誇る竜王山へ。瀬戸内海国立公園の一部に指定される標高445mの竜王山は、晴れた日には山頂の展望台から四国山地が遠望でき、しまなみ海道10橋のうちの7橋を一望できる。春には桜が咲き誇り、お花見を楽しむ多くの観光客で賑わうそう。今回の宿泊先である三原沖の小佐木島も見えるので、ちょっとした旅情に浸ることも。
竜王山から下山したら、いよいよ三原港からフェリーに乗って小佐木島に移動する。フェリーは一日に往路が4便、復路が3便運航していて運賃は片道390円、約14分の航海で島に到着。初の離島旅は否が応にも気分が高まる!
広島県の注目エリア「きてみて三原」ゆるっと瀬戸内の食・絶景・アートの旅①
広島県の南東部に位置する三原市は、古くから交通の要衝として栄えた城下町。美しい瀬戸内海と緑の山々に囲まれ、三原沖の離島・小佐木(こさぎ)島は今年初開催する「ひろしまトリエンナーレ2020 in BINGO」の舞台ともなる注目エリア。JR三原駅に隣接する三原城天主台跡や昔ながらのタコつぼ漁で獲れるプリプリの「三原やっさタコ」、江戸末期から作られている「三原だるま」など見どころが盛りだくさんだ。そんな広島県三原市の美しい景色やグルメ、アートが満喫できる一泊二日の旅をご紹介。
旅のスタートは山陽新幹線・山陽本線・呉線の発着駅であるJR三原駅から。駅構内では早速大きな「三原だるま」がお出迎え。豆絞りの鉢巻きと見開いた目が特長の「三原だるま」の雄々しい姿に見送られ、いざ三原市内へ出発! 瀬戸内海に沿って走る国道185号線の海辺には、稲荷大明神神社の小さな鳥居が見える。現在、厳島神社の大鳥居は「令和の大改修」に入っているため、思わぬ場所で海にそびえる鳥居を拝めてラッキーな気分に。