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「国民的女優」有村架純「なぜこの仕事をしているんだろうと思うことが今もある」

2021.11.19 Vol.Web original

 

「WOWOWオリジナルドラマ 前科者 -新米保護司・阿川佳代-」の完成報告会が19日、都内にて行われ、主演・有村架純と、共演の石橋静河、岸善幸監督が登壇した。

 原作・香川まさひと、作画・月島冬二による同名コミックをドラマと、その3年後を描く映画として実写化する話題作。

“前科者”たちの更生・社会復帰を目指す新米保護司を演じた有村は「この作品に携わるまで保護司は無償ということを、恥ずかしながら知りませんでした。実際の保護司の方とお会いしたとき“ハートは熱く、でも頭の中は冷静に”ということを大事されていると伺い、私も佳代としてその気持ちを大切にしていました」と振り返った。

 喜怒哀楽をあふれさせる主人公・佳代を演じきり「本当に楽しかったです。人を思って笑ったり泣いたり叫んだり。こんなにも気持ちが動く現場も久しぶりで、人のために生きるって本当に素晴らしいと毎日実感していました」と充実の笑顔。

 そんな有村について岸監督は「国民的女優なので、最初は緊張して“お任せください”と言ったんですけど、(佳代は)相手にしなければいけない登場人物がたくさんいるんですが(有村は)まるで侍のようにバッタバッタと…頼もしかったです(笑)。本当に国民的女優だと思いました」と絶賛。

 有村とは初共演という石橋静河も、感情がぶつかり合うシーンについて「有村さんの懐の深さをお芝居を通して感じ、しばらく心が震えていました」と有村への信頼を明かし、そんな石橋に有村も「石橋さんが演じるみどりが人間らしくて好きだなと、毎日“好き”が積もっていきました」と“相思相愛”ぶりを見せた。

鈴木伸之と犬飼貴丈が禁断のバディ 1月スタートの『ケイ×ヤク―あぶない相棒―』

2021.11.18 Vol.Web Original

 鈴木伸之が1月スタートのドラマ『ケイ×ヤク―あぶない相棒―』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週木曜23時59分)に主演することわかった。初回放送は1月13日の予定。

 ドラマは、鈴木演じる堅物な公安捜査官とヤクザが禁断のバディとなり、闇に葬られた事件を追う、あぶないサスペンス。バディを組むミステリアスなヤクザを演じるのは犬飼貴丈。“禁断の”というのは公安捜査官とヤクザであること、さらに2人が協力する関係を周囲から隠すために偽りの“恋人契約”を結ぶためで、2人は事件を追ううちに、巨大な陰謀に巻き込まれていく。薫原好江による同名のマンガが原作。

 鈴木は、「(この作品を)僕自身のターニングポイントにできるような、そんな気持ちで役と向き合い、役を通してさまざまな事に挑戦し、新しい一面をお見せできるよう取り組んでいきます」。さらに「皆さまの生活の中で、この作品が一週間のうちの楽しみの1つになっていただければと思います」と、意気込む。

 共演の犬飼は、本作について「はじめは要素詰め込み過ぎてないかなと、恐縮ですが心配していて、 原作を読ませて頂いた時にその心配が綺麗さっぱり消えてなくなるほど好きになっていたので、かなり前のめりな気持ちで撮影に臨めると思います」と、やる気。「ピリピリハラハラドキドキをお届けできる様に精一杯頑張ります」と話している。  

 監督の波多野貴文氏は「鈴木伸之さんと犬飼貴丈さんとは初めてですが、お二人のセンスや価値観と原作の化学反応がど う作品に表現されていくのか、今から楽しみです」と期待を寄せている。

 

 

FANTASTICSの八木勇征「自分自身も美しい存在でいようと…」萩原利久とドラマ『美しい彼』でダブル主演

2021.11.17 Vol.Web Original

 18日に放送スタートするドラマ『美しい彼』(MBSドラマ特区、毎週木曜24時59分~ほか)の第1話先行試写・完成披露トークイベントが17日、都内で行われ、ダブル主演する萩原利久と八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、大学編から登場する高野洸が登壇した。

 凪良ゆうによる同名小説を実写ドラマ化。男子高校生の初恋を描く。吃音症があることでいつもぼっちな男子高校生・平良があることがきっかけでクラスの中心人物である“美しい彼”清居にひかれ、恋に落ちてしまう。

黒木華がネットニュースの編集部員! 1月スタートの新ドラマ

2021.11.11 Vol.Web Original

 黒木華が1月スタートの新ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系、木曜22時~)に主演することが11日、発表された。黒木がフジテレビ系のドラマに主演するのは初。

 ドラマは、大手出版社が運営するニュースサイトの編集部員が主人公の完全オリジナルの社会派“風”お仕事エンターテインメント。“恋愛ドラマ”の要素も含みつつ、ネット社会に生きる現代人の人とのつながりから生まれるさまざまな人間ドラマも描く。

 黒木が演じるのは、ネットニュースサイト閉鎖の危機を救うべく、経理部から異動してきた瀬古凛々子。放任主義の編集長をはじめ、男性ばかりの編集部で、取材をし、記事をアップしていくなかで、ネットニュースの仕事が少しずつ意味のあるものに変わっていく。

 黒木は、「ネットニュースにどういう風に切り込んでいくのか楽しみです。そして、瀬古凛々子という一人の人間が、真実に向かっていく様を共演者の皆さんと一緒に楽しみながら探していきたい」と、コメント。また演じる役については「演出や作風という表現でどこまでも広げられる可能性があるキャラクター」だとし、「人間関係を築くのが得意ではなく、とっつきにくい凛々子がどうなっていくのか、私自身も楽しんで作っていけたらと思います」。

 黒木にとって、2022年はドラマデビューから10周年となる節目の年。フジテレビ系ドラマで初主演となるが、「皆さんに楽しんでいただけるような作品になるよう、気負わず、いつも通り頑張りたいです」と意気込んでいる。

 演出は、『リーガル・ハイ』シリーズなどの石川淳一。

 

Netflixでドラマ化「新聞記者」若手官僚役に綾野剛、映画版にない新たな役どころで横浜流星が出演決定

2021.11.05 Vol.web original

 

 大ヒット映画『新聞記者』を新たなキャストで描くNetflixシリーズ「新聞記者」に出演する、主演・米倉涼子に続く新たなキャストが発表。映画版で松坂桃李が演じた若手官僚役を綾野剛が、そして映画では登場しなかった新聞配達員の就活生を横浜流星が演じることが分かった。

 映画『新聞記者』は、2019年6月に劇場公開され、近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込む鋭い視点で話題を呼んだ大ヒット作。第43回アカデミー賞の最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得したほか、多くの映画賞を受賞した。

 この衝撃作を、同作の制作会社スターサンズとNetflixの共同製作によりさらにスケールアップさせたドラマ(全6話)が2022年1月13日より全世界同時配信となる。

“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉涼子が演じ、監督は映画版に引き続き藤井道人が務めることはすでに発表されているが、今回新たに豪華キャストの出演が明かされた。

 理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一役に『ヤクザと家族 The Family』での藤井道人監督とのタッグも記憶に新しい綾野剛。

 そして、藤井監督がNetflix版「新聞記者」でどうしても描きたかったというキャラクターだという、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役に横浜流星。横浜が演じる木下を通して、映画版にはなかった一般市民、特に若者の視点から物語が描かれる。

 さらに、自分の意思に反し改ざん作業を強いられる公務員・鈴木和也とその妻・真弓を、吉岡秀隆と寺島しのぶが熱演。他、吹越満、田口トモロヲ、大倉孝二、田中哲司、萩原聖人、柄本時生、土村芳、小野花梨、橋本じゅん、でんでん、ユースケ・サンタマリア、佐野史郎と、日本映画界を代表する演技派がわきを固める。

 新キャストの発表と合わせて、予告映像・ティーザーキーアートも初解禁。全6話のドラマ化とあって、より大きなスケールで掘り下げられるストーリーと登場人物たちのドラマに期待が高まる映像となっている。

 Netflixシリーズ「新聞記者」は2022年1月13日よりNetflixにて全世界同時独占配信。

【解禁予告映像】https://www.youtube.com/watch?v=ikFlFJvmK6E

GENERATIONS 片寄涼太が初月9! ラジハに敏腕弁護士役でゲスト出演「親もとても喜んでくれました」

2021.10.29 Vol.Web

 

 片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)が月9ドラマに初出演することが分かった。現在放送中の『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系、月曜21時~)の第6話(11月8日放送)にゲスト出演するもので、片寄は「弁護士・武藤という男を一生懸命生きましたので、ぜひ見ていただけたらと思います!」とアピールしている。

片寄は敏腕弁護士役で登場。整形外科医の辻村(鈴木伸之)が、ある高齢女性の重大な病気を見逃したと主張し、医療過誤で訴える。エリートである医師たちは地位や名誉を守るために過ちを認めず、保身のためなら隠蔽にも手を染めるとして、唯織(窪田正孝)たち“ラジハ”メンバーにも一方的に情報提供を求める。見下すような武藤の発言に“ラジハ”メンバーは不快感を抱くが、武藤には医師たちを敵視する理由があって…。

 

【インタビュー】ブランドディレクター、女優活動…新しいことに挑戦し続ける藤井夏恋の”夢の叶え方<『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』>

2021.10.28 Vol.Web Original

成功を夢見る若手起業家のリアルな人生ドラマを描く『会社は学校じゃねぇんだよ』の続編、『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』(ABEMA)の放送がスタートした。野村周平演じる主人公の恋人役の藤井は、本作が初めての連続ドラマ出演で、本格的な演技に初挑戦している。藤井もまた、自身がディレクターを務めるブランドを立ち上げながら、さなざまな活動も行う熱い若者の一人。新しいことに挑戦し続ける彼女に「夢の叶え方」を聞く。

 

撮影現場で「キャラクターと一緒に成長していく日々」

 

――本格演技は今回が初挑戦とのことでしたが、オファーが来た時はどう思いましたか?

正直、驚きの気持ちが大きかったです。ただ、お話をいただいたタイミングがちょうど、自分がディレクターを務めるブランド『NEROLI』を立ち上げた時期でもあって。ドラマの企画書には”起業”や”D2C”という言葉も並んでいて、今自分がやろうとしていることとリンクする部分が多いなと思いました。お芝居の経験もほとんどなく不安ではありましたが、学べることがあるんじゃないかなと。さらに新しいことに挑戦してみたい気持ちもありましたし、そういう意味では、すごくワクワクもしました。

――演技にチャレンジしてみての感想は?

キャストのみなさんや監督から受ける刺激も大きくて、吸収できることだらけの日々です。演技では、歌やダンスとはまた違った表現方法が求められるので、発見も多いです。でも、全部ひっくるめて「お芝居ってこんなに楽しいんだ!」というのが、今の感想ですね。

演じさせていただいた主人公の恋人・常田智美という女性は、ドラマ内で女性としてどんどん成長していきます。私自身、智美と一緒に成長していっているような感覚です。

ーー演じた「常田智美」は、藤井さんの目から見てどんな役ですか?

智美はすごく芯のある、負けず嫌いな女の子なんです。ドラマでは智美が恋と仕事の狭間で揺れ動く気持ちが描かれていくんですが、智美はいつもどこかかっこいいところがあって。

普通の女の子だったら言えないようなことも言っちゃう。でも、オンオフはしっかりしていて、バランスがいいというか……シンプルに、女性としてあこがれています。

――ご自身も、ドラマの内容に共感する部分が多いのでしょうか。

智美のキャラクターにも、ドラマの内容にも共感する部分は多いです。ストーリーが進む中で様々な人の”裏切り”があって、そこがこのドラマの見どころでもあるんです。夢を叶えるために、何かを決断して切り捨てていくシーンも多く描かれています。

台本を読んでいる中でも、夢を叶えるということの大変さを実感するタイミングも多かったです。でも、それをやり遂げていく登場人物たちに、いつの間にかすごく背中を押されるんです。

亀梨和也「タイトルの意味を考えながら楽しんで」来年春放送の『正体』で脱獄する死刑囚

2021.10.28 Vol.Web Original

 

 亀梨和也が22年春に放送・配信の「連続ドラマW 正体」(WOWOWプライムなど)に主演、脱獄する死刑囚を演じることがわかった。

 染井為人による同名の傑作サスペンスを映像化するもの。ある夫婦の殺人容疑者として逮捕され、死刑を宣告された主人公・鏑木慶一は移送中に脱獄。逃走するなかで潜伏先で出会った人たちを窮地から救っていく。彼が指名手配中の死刑囚だと気づいた時に、救われた人たちは彼は本当に殺人犯なのかと疑問を抱き始めて……。 

 亀梨は本作でドラマWに初出演。「ドラマだけれど、一本一本、映画的な現場の進み方、撮り方で。本当に一枚一枚重ねているという感じではあるので、ちゃんと重みを感じてもらえるものになるんじゃないかと思います」とコメント。「鏑木慶一とはいったい何者なのか。彼の“正体”、このタイトルの意味を考えながらドラマを楽しんでいただけたらうれしい 」とやる気だ。

 本作では、映画『事故物件 恐い間取り』で組んだ中田秀夫監督との再タッグ。「こうしてまた早い段階でご一緒できるということがとても光栄で、非常に楽しみ」と亀梨。「現場では中田監督とすごくスムーズに意思疎通できているので、初めましてじゃない強みっていうのはすごく感じています。 おこがましいかもしれませんが、中田監督とは信頼関係があると感じているので、僕も魂を全開にしていられるというのは、すごく居心地の良い現場だなと思っています」と話している。

 中田監督は、亀梨について、「主人公の鏑木が「正体」を隠す=見た目だけでなく、設定に合わせて、話し方や「性格」までも劇的に変化させていくのを、チャレンジしがいのあると楽しみにされているように感じます」。また、主人公が逃亡しながら姿を変えていくことに触れ、「それぞれの「変装」の高い質を追求し、各キャラクターをリアルに掘り下げて、「確かにいるな、こういう人」と 視聴者の方々に納得していただく努力を亀梨さんと共にしたいと思います。その奥に「鏑木」のヒューマンな「正体」が ゆっくりと、でも鮮明に浮かび上がってくるような作品を目指したいと思います」と意気込んでいる。

 共演者は今後発表される。

赤楚衛二と坂口健太郎で『ヒル』ドラマ化 来年3月放送開始

2021.10.25 Vol.Web Original

 人気マンガ『ヒル』『ヒル・ツー』を連続ドラマ化する『WOWOWオリジナルドラマ ヒル』(WOWOWプライムなど)として、2022年3月から放送がスタートすることがわかった。ドラマは2シーズン構成で、主演はSeason1が赤楚衛二、Season 2は坂口健太郎。

 格差社会の闇を描く新時代の社会派復讐サスペンス。他人になりすましをされた青年が、他人に寄生する不法滞在者“ヒル”の存在を知り、彼らに立ち向かっていく。その中で、なぜヒルたちが生まれたのか、なぜ彼らは社会から落ちこぼれてしまったのかを知ることで、彼自身も本当の愛情に気づき、心の機微を取り戻していく。

 赤楚は、他人になりすましをされ、殺人未遂罪で警察に追われるユウキを演じる。警察から逃れる中で、知り合った仲間と共に、ヒルから自分の身分を取り返そうと奮闘する。

「原作、台本を読ませていただき、もしかしたら自分の身近にもあるのではないか?と思わせられるようなお話しで、ヒルの生態や法律が、社会のルールに通用しない中での、其々のキャラクター達の人間模様に引き込まれました」と、赤楚。「撮影中は苦痛と憤怒が心の中に渦巻く日々でした。 日常に潜む陰鬱としたヒルの世界に浸かって下さい」と語る。

 坂口が演じるのは伝説のヒル、カラ。ユウキになりすました男にヒルとしての生き方を教え、また掟を破る者を罰する“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ。過去に母親的存在のヒルを仮面をつけた男に殺害されており、その男に復讐することを心に誓って生きている。  

 坂口は「カラの過去、生きる意思ではなく、方法だけを教えてしまった後悔。カラの中での正義とはなんなのか。どこか身近に感じるヒルという生き方をするカラを通して、皆さんに何か伝わればうれしいなと思います」と話す。

 原作を手掛けた今井大輔氏は、連載終了から8年が過ぎてのドラマ化を喜ぶとともに、「それぞれのSeasonで赤楚衛二さんと坂口健太郎さんが主演でのドラマ化なんて上手すぎる話、 騙されてると思いましたが、本当の話でよかったです。 朗らかな印象の赤楚さんと柔らかい印象の坂口さんがそれぞれ陰のあるキャラクターをどう演じるのか楽しみです」と、コメントを寄せている。

 Season1とSeason2が、それぞれ6話ずつの全12話。

大島優子が初大河「大切にバトンを握りしめようと心に決めた」<青天を衝け>

2021.10.19 Vol.Web Original

 大島優子が放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で初めて大河ドラマに出演することがわかった。ドラマが18日、新たな出演者を発表した。

 演じるのは「伊勢八」の名で知られた豪商の伊藤八兵衛の娘、伊藤兼子。明治維新後に家業が大損失を出して没落し、路頭に迷う妹たちを養うために、芸者として身を立てることを決意し、置き屋の門を叩く。

 大島は、「お話が来たときは、喜びと興奮で歓声をあげました。しかし、その歓びも束の間、もうゴールが見えてきているではありませんか。この作品を彩ってきたスタッフの皆様、そして出演者の皆様、携わっているすべての方の費やしてきた時間と重みを一身に受け止めて、大切にバトンを握りしめようと心に決めました。最後まで、振り落とさずに走り続けたいと思います」と、ドラマの公式サイトにコメントを寄せている。

 この日は、渋沢栄一の息子の篤二に泉澤祐希、栄一の孫の敬三に笠松将、栄一の次女に池田朱那ら渋沢家とその一族、大島を筆頭に井上馨の妻・武子に愛希れいから社交界を彩る明治の女性たち、岩崎弥太郎の弟の弥之助に忍成修吾ら実業界の面々が発表された。

 制作統括の菓子浩氏は「いよいよラストスパートです。あらたにお迎えした素晴らしいキャストの皆さんと一緒に、駆け抜けたいと思います。最後までドラマチックな展開が続きます、どうぞご期待ください!」とアピールしている。

 最終回が放送される12月26日まで目が離せない。

 発表されたキャストは以下の通り。

<渋沢家とその一族>
渋沢篤二(栄一の息子)…泉澤祐希
渋沢敬三(栄一の孫) …笠松 将
穂積陳重(歌子の夫) …田村健太郎
阪谷芳郎(琴子の夫) …内野謙太
渋沢琴子(栄一の娘) …池田朱那

<明治の女性たち>
伊藤兼子(豪商・伊勢八の娘)…大島優子 ※大河ドラマ初出演
井上武子(井上馨の妻)…愛希れいか ※大河ドラマ初出演
井上末子(井上馨の養女)…駒井 蓮 ※大河ドラマ初出演
益田栄子(益田孝の妻)…呉城久美 ※大河ドラマ初出演
大倉徳子(大倉喜八郎の妻)…菅野莉央

<実業界>
岩崎弥之助(岩崎弥太郎の弟)…忍成修吾
大倉喜八郎(実業家)…岡部たかし
佐々木勇之助(第一国立銀行 行員)…長村航希

<青天を衝け> 大倉孝二「全然楽しく演じてない」大隈重信に「必死」であ~る?

2021.10.16 Vol.Web Original


 大隈重信の人気が急上昇中だ。放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で大倉孝二が演じている大隈が、「であ~る」の口癖とともに、ある種の理想の上司像ともいえる弁論でSNS上を沸かせている。

「(「であ~る」が)口癖であったことは知っていたのですが、どこまでやるかは現場次第だと思っていました。際立ててほしいというお話が合ったので、探り探りでやらせていただきました」

 登場するたびに何か「おかしれぇ」ことが起こりそうな予感がする。画面を通じて見る大倉はなんだか楽しそうだが、「全然楽しく演じてないです、必死です」と本人はいう。

 オファーがあったときには「大隈重信さんにいろんな思いを持っていらっしゃる方がいると思うので、私なんかに務まるのかという気持ち」だったという。

「正直に言わせていただければ、確か総理大臣だったよなということと、早稲田大学を作ったなのかなぐらいの知識しかありませんでした。そこから資料を読ませていただいたり、調べたりするなかで、なかなかおもしろい資料も多くて。ちょっと天真爛漫なところがあったり、民衆に愛されたというワードが多かったりしたので、少し自分(が演じるの)でもアリな可能性が出て来たぞと思いました。あまり立派な役柄は自分でやり遂げられるか怪しいところがあるんです」

 とにかく弁が立ち、そして情熱あふれる人物。吉沢亮演じる渋沢栄一が新政府に必要であると説得したシーンも熱かった。

「あのシーンは最初から最後まで通して何度もやった撮影でした。すごい緊張感で、そこに僕の必死さも表れていたと思います。自分がどうこうではなくて、吉沢君の心を動かすことに尽力していて、それを彼がどう受け止めてくれたのかがお芝居にあふれていたと思います」

 新政府はもちろん、その周辺も、明治政府編は刺激的な人物ばかり。そうじゃない人を探す方が難しい。演じるキャストもまた然りで、「特にイッセー尾形さんは、いろんなタイプのお芝居をされて、突然全然違うことをやられたりするので、刺激にもなるし、勉強にもなります」と話す。

 色濃いキャラクターたちによる物語はさらに注目も集めそう。

「私自身、見どころを考えていたりしないのですが、脚本を読んでいたり、演じていると、(新政府は)それまで誰もやったことがないことを手探りの中でやっている刺激的な場所だったのだなと思います。僕は大声を出しているだけですが、みんなで議論し、(現代にあることの)発端がここにあったのではないかと身近に感じられると思います」

 もちろん、大隈の今後も楽しみ。

「上っていったり下っていったり、なかなかいろいろなことがあります。いい部分だけじゃなく弱い部分もたくさん描かれています。渋沢との言い合いもまた出てくるので楽しんでいただければと思います。あ、「あーる」も出てきます(笑)」

『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時から、BSプレミアム・BS4Kで18時から放送中。再放送(土曜13時5分~)もある。

 

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)

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