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映画 | TOKYO HEADLINE - Part 223
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『マネーボール』

2011.11.07 Vol.530

ブラピが“メジャーボールを変えた男”に!

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『ソーシャル・ネットワーク』の製作陣が、ブラッド・ピットを主演に迎え、メジャーリーグを舞台に描く奇跡のトゥルーストーリー。ブラピが演じるのは、卓越したチームマネジメントや球団運営で知られ、メジャーリーグの名GMの1人として称えられるビリー・ビーン。メジャーリーグの異端児といわれながらも、独自の理論を貫き野球界の常識を変えた人物だ。プロ野球選手から球団のフロントに転身した異色のGMが、いかにして貧乏球団を常勝軍団へと変えていったのか。彼が、イェール大経済学部卒だが野球経験の無いピーターと出会って生みだした“マネーボール理論”とは…? 

 短気で風変わりなビリーと野球経験のないピーターのコンビが、周囲からバカにされ空回りしながらも、しだいに大きな奇跡を成し遂げていく様子は痛快の一言。ビジネス書としても人気の原作を、感動のサクセスストーリーとして楽しめるおススメの一本。

STORY:元プロ野球選手のビリー・ビーンは若くしてアスレチックスのGMとなるがクセのあるマネジメントが災いしてか、チームは低迷続き。あるときビリーは、野球経験はないがデータ分析が得意なピーターと出会い、野球界の常識を覆す独自の理論を生みだしていく。

監督:ベネット・ミラー 出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン他/2時間13分/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給/11月11日(金)より丸の内ピカデリー他にて公開 http://www.moneyball.jp


仲里依紗インタビュー 妊婦ヒーローになる!

2011.11.07 Vol.530

気鋭・石井裕也監督最新作で“妊婦ヒーロー”役! 『ハラがコレなんで』

判断基準は粋か粋じゃないか。自分のことより他人のことを優先させる“妊婦ヒーロー”登場! この個性的すぎるキャラクターも、彼女が演じれば愛すべき主人公になる。注目の実力派女優・仲里依紗を直撃!

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ヘアメイク:宮澤譲 スタイリスト:栗田泰臣(エトレンヌ) 撮影:神谷渚

 思えば『ゼブラーマン ーゼブラシティの逆襲ー』をはじめ個性的なキャラクターを演じることが多いような…。「お話を頂いて脚本を読んでみると“今度もユニークな人物だなあ”って思うことが本当に多いんですよ。そういう役が求められる何かがあるのかな(笑)」

 本作で演じるのは、さまざまな人を勇気づける妊婦という役どころだ。

「何しろ“妊婦ヒーロー”ですからね。最初にその言葉を監督から聞いたときに“え?”って思いましたよ(笑)。でも演じていくうちに、どんどん分かってきて面白くなっていきました。光子ってすごいんですよ。自分も大変な状況なのにそんなこと全く見せないで人のことばかり心配するし、思い切りの良さとかもハンパないし。そんな自分のペースに、どんどん周りを巻き込んでいくんです」

 光子は、金無し、家無し、ダンナ無しの妊婦。“粋”に生きることを信条とし、少しのことでは動じない。かなり個性的な人物だが、仲が演じる光子は観客の心にすんなりと入り込んでしまう。

「確かにかなり強烈な人物なんですけど、実はちゃんと“女の子”の部分もあって、私はそこがすごく好きなんですよね。ラスト、産気づいた光子が陽一に支えられながら“一人じゃなくてよかった”と言うところがあるんですが、私はそこで、ヒーローじゃない光子の人間性を感じたというか。誰かに支えられてほっとする姿に、安心したんですよね。ただ、光子は一方的にワーッとしゃべるし、自分の妄想でいきなりもらい泣きするし(笑)、相手の人と芝居を作っていくというより、一人芝居状態になりがちだったので、そのあたりが難しかったですね」

 かつて住んでいた長屋に戻った光子は、その“粋”な行動力で長屋の人々に変化をもたらしていく。旬な若手俳優・中村蒼が不器用な青年・陽一を好演。

「蒼くんとは何年かぶりの共演だったんですけど、すごく大人になられていて。この作品が、10代最後の作品だったんですよね。撮影中に20歳の誕生日を迎えたんですよ。大人になっていく姿を見ることができたなあ、と勝手にお姉さん目線で見ていました(笑)。蒼くんて、いわゆる“イケメン”という役が多いイメージがあったので、最初は陽一を蒼くんが演じると聞いてすごく意外に思ったんですよ。だけど、現場に入ったら“陽一”がいましたね。あの、もさっとした感じとか、ぜんぜん蒼くんじゃない(笑)」

 陽一の叔父・次郎役はベテラン・石橋凌。

「石橋さんて、悪役とか重厚な役のイメージがありましたけど、今回は全然違っていて、さすがだなと思いましたね。光子にすごい勢いで一方的に説教されてオロオロして、あげくに頭叩かれて(笑)。石橋さんを叩くってすごい経験ですよね、二度と無いですよ(笑)」

 不器用すぎて幸せをつかめない人々の中に飛び込んだ妊婦ヒーロー・光子の珍妙な活躍に大笑い間違いなし。

「いろんなことがハチャメチャなんですけど、実はすごく大きなメッセージが込められている作品なんです。少しだけでも、自分より誰かのために行動できたら世界は変わるんじゃないか…そんなことを、おもしろおかしく伝えるのも、この映画のいいところだと思います」

 今こそ、求められるメッセージ。そう思わずにはいられない。

「今私が思うのは、自分にできること、目の前にあることをきちんとやろう、ということですね。光子って、とりあえず目の前で困っている人に精いっぱいの手助けをするんですよ。リストラされたサラリーマンになけなしの小銭をあげたり(笑)。後先のこと考えて何もしないくらいなら、小さなことでも目の前のことを片付けていくほうがいい。そうしたらいつかゴールが見えるかもしれない。で、ちょっと道に迷ったら光子のように昼寝して風向きが変わるのを待つ、と(笑)」

 光子を通して女優・仲里依紗の“粋”が伝わる、おススメ映画!

(本紙・秋吉布由子)

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『ハラがコレなんで』

監督:石井裕也 出演:仲里依紗、中村蒼他/1時間49分/ショウゲート配給/11月5日より渋谷シネクイント他にて公開 http://harakore.com/
©2011『ハラがコレなんで』製作委員会


東京国際映画祭 グリーンカーペットに映画人が大集合!

2011.10.31 Vol.529
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(写真上段左)ミラ・ジョヴォヴィッチは沿道のファンを魅了 (写真上段中央)人気子役の芦田愛菜に“かわいい〜”の声 (写真上段右)ジャッキーは江角マキコと中川翔子に囲まれて (写真下段左)深紅のドレスで目を引いた仲里依紗 (写真下段右)野田佳彦内閣総理大臣と枝野幸男経済産業大臣も今日はにこやか
©2011 TIFF


 第24回東京国際映画祭(以下:TIFF)が22日に開幕し、エコをテーマの1つとするTIFF恒例のグリーンカーペットイベントが六本木・けやき坂にて開催。ジャッキー・チェンが日本語版ボイスキャストの江角マキコ、中川翔子とともに登場したのを皮切りに、国内外の豪華なゲストたちが約200メートルのグリーンカーペットを練り歩いた。ハリウッド女優のミラ・ジョヴォヴィッチやヴィム・ヴェンダースといった海外組はもちろん、役所広司や阿部寛、小栗旬など日本映画を代表する俳優たちも登場。榮倉奈々や黒木メイサ、仲里依紗らカーペットを華やかに彩った女優陣のドレスアップ姿も注目の的となった。ピンクのドレス姿で登場した、人気絶頂の子役・芦田愛菜にも大きな声援が飛んでいた。映画が好きという野田総理は「三銃士のメンバーと歩けると思ったら枝野さんとだった。でも気持ちは(出演者の)オーランド・ブルームです」とご機嫌。グリーンカーペットのラストを飾ったミラは「3.11の後に来日できてうれしい」と語り、華やかなイベントを締めくくった。


『1911』

2011.10.31 Vol.529

ジャッキー・チェン、100本目の出演作!

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©2011 JACKIE CHAN INTERNATIONAL CINEMA CULTURAL HOLDINGS LTD. JACKIE & JJ PRODUCTIONS LTD. All Rights reserved.

 近代中国の道しるべとなった、1911年の辛亥革命から100周年を迎える今年、世界的スター、ジャッキー・チェンによる、構想10年・総製作費30億円をかけた超大作が誕生! ジャッキーにとっても出演映画100本目という特別な作品だ。

 清王朝末期の中国を舞台に、革命家・孫文の右腕として革命軍の指揮を任された黄興と仲間たちの戦いを描く。日本では知られることのなかった、辛亥革命の“真の英雄”にまつわる感動の秘話を、壮大なスケールで語る。主人公・黄興役のジャッキーをはじめ、黄興を陰で支える女性革命家・徐宗漢役に『ドラゴン・キングダム』のリ−・ビンビン。孫文役に『宗家の三姉妹』のウィンストン・チャオ。さらに、革命軍のキーパーソンとなる張振武役で、ジャッキーの息子であるジェイシー・チャンも出演。総監督・ジャッキーのもとメガホンを撮るのは大ヒット作『レッド・クリフ』で撮影監督を務めたチャン・リー。ジャッキー率いるスタントチーム・成家班も参加しており、迫力のアクションシーンも見どころとなっている。

STORY:20世紀初頭の中国。列強諸国による勢力が強まる一方、清朝は衰退の一途をたどっていた。国を憂いた孫文は清王朝に反旗を翻すが指名手配されてしまい、同志・黄興に指揮を託し国外へと逃れる。

監督:チャン・リー 出演:ジャッキー・チェン、リ−・ビンビン他/2時間2分/東映配給/11月5日より丸の内TOEI他にて公開 http://1911-movie.jp


『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

2011.10.24 Vol.528

あの名作が究極のアドベンチャーエンターテインメントに!

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©2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.

『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が放つ、21世紀版「三銃士」!!

 主人公・ダルタニアン役には『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で注目された若手ローガン・ラーマン。妖艶な悪女・ミレディをミラ・ジョヴォビッチ、目的のためなら手段を選ばないバッキンガム侯爵役に、初の悪役挑戦となるオーランド・ブルーム。ポイントは、これまで幾度も映像化されてきた三銃士の物語が、友情や正義といったテーマをそのままに、まったく新たな冒険活劇に生まれ変わっていること。アクロバティックなソードアクションはもちろん、巨大な飛行船同士の空中戦など、これまでの概念を覆す迫力シーンが満載だ。さらに、世界遺産を含むロケ地で撮影された映像美と、最新デジタル技術の融合によって実現した壮大なイマジネーションの世界も、見ごたえ満点。ダルタニアンと三銃士との友情や正義といったテーマをそのままに、斬新な世界観を痛快アクションとともに楽しめる、21世紀のアドベンチャーに仕上がった。

STORY:17世紀フランス。銃士に憧れ、田舎から上京してきた青年・ダルタニアン。念願かなって三銃士の仲間入りを果たした彼は奪われた王妃の首飾りを取り戻すべくイギリスへと向かう。

監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ローガン・ラーマン、ミラ・ジョヴォビッチ他/1時間50分/ギャガ配給/10月28日(金)よりTOHOシネマズスカラ座他にて公開 2D/3D http://34.gaga.ne.jp/


『カウボーイ&エイリアン』

2011.10.10 Vol.527

襲来したエイリアンにカウボーイが立ち向かう!!

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©2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

 スティーブン・スピルバーグ、ロン・ハワード、ジョン・ファブローというハリウッドのトップクリエイターが集結し、アメリカで伝説的な人気を誇るSF大作を実写化した話題作。19世紀の西部の町にエイリアンが襲来するという奇抜なアイデアもさることながら、異色ともいえる豪華キャストによる共演も話題となっている一本。エイリアンに立ち向かう主人公のカウボーイ・ジェイク役に『007』シリーズのダニエル・クレイグ。ジェイクと反目しあう町の実力者・ダラーハイド役に『インディ・ジョーンズ』シリーズのハリソン・フォード。さらに『トロン:レガシー』のオリヴィア・ワイルドがミステリアスなヒロイン役で出演。

 カウボーイとエイリアンというミスマッチすぎる取り合わせを料理したのは『アイアンマン』シリーズを大ヒットさせたジョン・ファブロー監督。本格俳優&本格CGで見ごたえたっぷりな娯楽作に仕上がった。

STORY:1873年、アリゾナ。荒野で1人の男が目を覚ます。彼は記憶を失っており、なぜここにいるのか、自分が誰なのかも分からない。腕には奇妙な腕輪がはめられていた。男は西部の町にたどり着くが、そこへ未知の敵が襲来し、町を襲って人々を連れ去ってしまう。

監督:ジョン・ファブロー 出演:ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリビア・ワイルド他/1時間58分/パラマウント ピクチャーズ ジャパン配給/10月22日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://www.cowboy-alien.jp


安藤政信インタビュー「本当にしんどかった」

2011.10.10 Vol.527

4年ぶりの日本映画出演で見せつけた"超えた者"のド迫力!
『スマグラー おまえの未来を運べ』

秘密の運送屋で働くことになった青年が見た究極の世界を、豪華キャストで描く石井克人監督の最新作で鮮烈な存在感を見せつけた安藤政信を直撃!

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撮影・蔦野裕

「すごいインパクトなのに"答え"を押し付けない作品なんですよ。しかも個性的な登場人物ばかりなのに誰も食い合ってない。石井監督の才能ですよね」

 個性的な登場人物...その最たる存在が、安藤演じる伝説の殺し屋"背骨"だ。サエない主人公を演じる妻夫木聡とは『69 sixty nine』以来の仲だが、撮影中はあえて距離を置いたとか。

「久しぶりに会っていきなりシャットアウトするなんて、役作りは成功しても人としてずいぶんな態度ですよね(笑)。でも"背骨"に徹するには、それすら犠牲にしないといけなかった」

 観客がまず衝撃を受けるのは、美しくも過激な"背骨"のアクションシーンだ。なかでもテイ龍進演じる"内臓"とのバトルは激しい肉弾戦。サポーターも無く裸という常識破りのアクションで、安藤は実際にあばら骨を折っている。

「正直、本当にしんどかった(笑)。骨が折れると呼吸もうまくできないし寝返りも打てないんですよ。裸なので当然、背中も傷だらけ。でも最初から全力でやるしかないと思っていたので、ケガしたことも隠して全部受けとめました。互いに全力の熱いシーンだからこそ見てくれる人も心が動くわけでしょ。龍進とは波長が合って、アクションでもそれを大切にしたかった。すごくストイックで繊細なヤツなので僕が骨を折ったと知ったらどこかしら気を使ってしまうと思って」

 ストイックで繊細とは、まさに安藤政信という俳優に感じるイメージだが。

「その通りだと思います(笑)。実際、芝居や作品も繊細なものが好きですしね。例えば今気になるのがキム・ギドク監督やツァイ・ミンリャン監督。実際、本人もデリケートな人でしたね」

 そんな安藤だからこそ強くてもろい背骨を体現できたのだ。それにしても全身に漂う迫力はただ事ではないような。

「今回、日本映画に出ていなかった4年間の穴を埋めたいという思いがあったんですよね。自分という役者の仕事を日本の映画監督やスタッフに焼き付けたかった。やっぱり『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以降、みんなの中で僕という役者の存在が薄れていたと思う。海外映画の撮影から日本に帰って来た時でも"最近、仕事してないね"とか言われたし(笑)。実はあっちで撮影している間、日本映画の仲間とはあえて距離を置きたくて、連絡を取らずにいたんですよ」

 本人は"穴"というが実際は穴どころか大きな飛躍。この間、安藤は主演の中国映画『刀見笑』、ベネチア映画出品作の台湾映画『セデック・バレ』の2本の海外映画を撮影し、今年公開。

「今思えばチェン・カイコーが僕に良い日本兵を演じさせたのは画期的なことでしたね。さまざまな民族がいる世界へ出ていくとき、バックボーンを知らないより知っているほうがいい。確かに嫌なこともあったけど、僕は複雑に感じながら役者をやるってすごい大事なことだと思うんですよ。...いや、あの複雑さは本当に、日本の中だけにいたら絶対に体験できなかったな(笑)」

 日本だけじゃない、アジアで俳優をやるというのはそういうことだからと、さらりと言う。繊細どころか...。

「もちろん今後もアジア圏で仕事をしたいですけど、海外で4年やってきて一番強く思うのは、日本人としてアイデンティティーを大切にして、役者として日本映画を大切にしたいということ。日本でもっと面白い仕事をして、世界に発信していきたい。それには妻夫木みたいに幅広い作品で認められて自分がやりたい仕事ができるところまでいかないとね。お茶の間や広く多くの人に伝えられる場所にも出て行こうと思ってます。でないとただの映画好きで終わりかねないし、また"仕事してないね"って言われるし...傷つくんだよなあ、アレ(笑)」

 俳優としての繊細さを持ち続けながらも、そこには "超えた者"の強さがある。

(本紙・秋吉布由子)

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©真鍋昌平・講談社/2011「スマグラー おまへの未来を運べ」製作委員会

『スマグラー おまえの未来を運べ』

監督:石井克人 出演:妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信他/1時間54分/ワーナー・ブラザース映画配給/10月22日より新宿バルト9他にて公開 http://wwws.warnerbros.co.jp/smuggler/


トム・クルーズが渋谷でミッション遂行!?

2011.10.06 Vol.526
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   今冬公開のトム・クルーズ最新英作『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』の公開記念イベントが、10月6日の“トムの日”に、渋谷ハチ公前広場にて開催された。

 同作は「コカ・コーラ ゼロ」と世界規模のコラボキャンペーンを展開している。

  イベントでは、劇中に登場する高さ828メートルのドバイタワーにちなんで、制限時間内に「コカ・コーラ ゼロ」のコンツアーボトル(コカ・コーラ特有のくびれのある瓶)828本を使って、高さ3メートルの「コカ・コーラ ゼロ」タワーを設置するミッションを敢行。デーブ・スペクターと、トムのそっくりさんとして知られる琉球トム・クルーズ、それに一般の通行人も参加してタワーを完成させた。拍手をもらったデーブは気を良くしたのか「9月6日はデーブ・スペクターの日にしたい。“クール”だから」とコメント。“お約束”のさむ〜い空気で笑いをとっていた。

  映画は12月16日より全国公開。


安藤政信『スマグラー~』は「自分の中で代表作」  

2011.10.04 Vol.526
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   石井克人監督の最新作『スマグラー おまえの未来を運べ』の記者会見が3日、日本外国特派員協会で行われ俳優の安藤政信と、山口雅俊プロデューサーが登壇した。

 安藤は「自分の中で代表作だと感じています」と、4年ぶりの日本映画出演となった本作への意気込みをアピール。"背骨"という名の中国人の暗殺者を演じるに当たり、妻夫木聡演じる砧ら、日本人役との対峙についてどう思うかという質問には「映画の中では中国人役で日本人と対峙する人物を演じていますが、あまり国と国との対比については考えていませんでした」とコメント。また監督から「すさまじいアクションシーンを演じきるためにも、壊れない身体を作ってくださいと言われていました」とコメント。裸でのアクションでケガが絶えなかったことを明かしながらも「主人公と同様に、どれだけ苦しくても最後に監督が一すじの光を指してくれると信じて演じきりました」と、達成感をにじませていた。

  映画は10月22日より新宿バルト9日他にて公開。

第24回東京国際映画祭 10月22日より開催

2011.10.03 Vol.526
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(写真左から)
『キツツキと雨』 ©2012「キツツキと雨」製作委員会
『マネーボール』 ©Columbia TriStar Mark eting Group, Inc. All rights reserved.
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』 2011 Constantin Film Produktion GmbH, NEF Productions, S.A.S., and New Legacy Film Ltd. All rights reserved.

 毎年、世界中から注目の映画が集まる東京国際映画祭(以下TIFF)が10月22日から30日まで六本木ヒルズをメイン会場に、都内の各会場で開催される。

 コンペティション部門では、役所広司と小栗旬が初共演を果たしたヒューマンドラマ『キツツキと雨』や、グレン・クローズが男装して執事を演じるロドリゴ・ガルシア監督作『アルバート・ノッブス』、現代アメリカの教育現場の実態を描いたエイドリアン・ブロディ主演作『デタッチメント』など力作がそろい踏み。東京 サクラ グランプリの行方が楽しみだ。

 ミラ・ジョヴォヴィッチが悪役に扮する『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』や、ブラッド・ピット主演作『マネーボール』など、特別招待作には豪華作品がめじろ押し。ビッグスターの来日も期待できそう?

「震災を越えて」「香川京子と巨匠たち」など、特別上映や特集上映など、今年も見どころ満載だ。

 詳細は公式サイトhttp://2011.tiff-jp.netへ。


レズビアン&ゲイ映画祭は7日からスパイラルホール

2011.10.03 Vol.526
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オープニング作品『ロミオ』

 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が7日から表参道のスパイラルホールで開催される(〜10日まで)。劇場公開される機会の少ないセクシュアリティやジェンダーをテーマにした映画を上映してきた同映画祭も今年で20周年を迎える。回を重ねるごとに観客動員数もうなぎ登りで、同種の映画祭ではアジア最大規模の映画祭にまで成長した。

 かつてはセクシャルマイノリティたちが楽しむためのものという側面が強かったが、今ではひとつのカルチャーイベントとして、定着している。

 上映スケジュールなどはhttp://tokyo-lgff.org/2011/まで。


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