国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020』が9月にオンライン会場と都内複数の会場にて開催することが決定した。
同映画祭は、コロナウイルスの感染拡大を受け、当初予定していた6月の開催を延期。今回、新たに新テーマを「(ニュー)ボーダレス」とし、9月16日から27日をメインに、オンライン会場での展開を例年以上に拡充、リアル会場と合わせて開催する。
オープニングセレモニーは9月16日に実施。またオフィシャルコンペティションの各優秀賞やグランプリ「ジョージ・ルーカスアワード」の受賞作作品は9月27日に行われるアワードセレモニーで発表される。
今年の映画祭では、世界112の国と地域から応募された作品の中から厳選された約200作品を上映・配信。中でも、カンヌ映画祭パルムドールやアカデミー賞4冠に輝いたポン・ジュノ監督によるショートフィルム『支離滅裂』や、日本初公開となるデビッド・リンチ、ジョニー・デップ出演ホラー(監督:サム・ライミほか)『ブラックガイアンドラ』、『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督作品『夜の車』、ジュリエット・ビノッシュ主演のコメディー『違反』などの特別上映および配信も決定。
またメイン日程に先がけ、オンライン会場を8月1日にオープン。過去受賞作品を9月15日まで限定公開のほか、今年のラインナップからキッズプログラム、U-25プロジェクトなどの作品を順次先行配信する。
映画祭代表の別所哲也は「コロナウイルスの世界的な感染拡大により延期を決定後、9月の開催決定に至るまで、私達はシネマの原点でもあるショートフィルムを通じて世界が繋がり、未来を一緒に築き上げる新たな方法を模索してきました。『(ニュー)ボーダレス』を映画祭としてどんな形で体現できるのか、ぜひ皆さんと一緒に新時代の映画祭を作っていけたら」とコメントを寄せている。