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SWAY「キスシーンはなくて大丈夫?」品川ヒロシ監督最新作『リスタート』再出発決起会

2021.06.21 Vol.Web Original

 

 

 品川ヒロシ監督の最新映画『リスタート』(7月9日北海道先行ロードショー、7月16日全国公開)の再出発決起会イベントが21日、都内で行われ、主演のEMILY(HONEBONE)、SWAY(DOBERMAN INFINITY / 劇団EXILE)、松田大輔、庄司智春、そして品川監督が登壇した。

 本作は、北海道の下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結び発足したプロジェクトで、クラウドファンディングを経て製作が実現。当初は昨年春に公開予定だったが、コロナ禍で公開延期に。いよいよ7月に公開となった。

 品川監督は「お待たせしているという罪悪感があった。クラウドファンディングに参加してもらっていたので、あのリターンいつ返ってくるのって思ってるんじゃないかなと思って2年経ちました」とあいさつ。

 品川監督の6年ぶりの長編映画最新作で、初めて女性を主人公にした。映画は、シンガーソングライターを目指して上京するも夢破れた主人公が、故郷である下川町に戻り、自然に囲まれながら、自分自身を取り戻していくストーリー。

 初めて女性を主人公においたことについて、品川は「娘が生まれたからかなあ。今までの僕の映画を娘は見たことがないんです。下ネタだったり、暴力描写が多かったり。『リスタート』は娘にも見せられる」。

桐山照史の主演舞台『赤シャツ』、松島聡、高橋ひとみら全キャストを発表

2021.06.21 Vol.Web Original

 

 9月に上演される桐山照史(ジャニーズWEST)の主演舞台『赤シャツ』の出演キャストが発表された。

 松島聡(Sexy Zone)は、赤シャツの弟・武右衛門役。本作で舞台初出演を果たす。

 松島は「舞台出演は今回が初めてとなるので、まずは貴重な機会を与えてくださった事に感謝しております。初舞台ですので不安を感じている部分はありますが、原作の「坊っちゃん」や「赤シャツ」の戯曲を見ながら勉強しているうちに、どんな舞台になるのか楽しみな気持ちが強くなり、今ではワクワクしています」。桐山や宮田の存在を「大変心強い」としたうえで、「「舞台」というものを間近で勉強させていただきながら、精一杯役になりきって頑張りたいと思います」と意気込む。

 赤シャツに仕える下女・ウシを演じる高橋ひとみは、どんな役を演じたいかと聞かれるたびに「昔懐かしいちゃぶ台が出てくるような、割烹着をきてもんぺを履いているような、そんな生活感のある役を演じてみたいです!」と答えていたそうで、オファーにとても驚いたそう。「女優というお仕事はどんな年齢でもどんなものにでもなれる素晴らしいお仕事だと思っています。どんなウシさんが出来上がるか私自身も楽しみです。そして、観に来てくださるお客様にタイムスリップしたかのようなそんな体験していただける事を願っています」とアピールしている。

 おかやまはじめ、矢柴俊博、桜咲彩花、植本純米、神農直隆、越村友一、北香那、吉村卓也、パシャ・ペチコの出演も発表された。

『赤シャツ』は、夏目漱石の名作『坊ちゃん』の敵役・赤シャツの視点から綴られた物語。劇作家のマキノノゾミが書き下ろし、宮田慶子の演出で2001年に初演されから、何度も上演されてきた傑作喜劇。

 9月5~20日に東京・東京建物 Brillia HALL、同25~29日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。

森山未來監督 主演に永山瑛太を起用した理由は「長い手足を持て余していた」から?

2021.06.20 Vol.Web original

 

 開催中の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2021」オフィシャルコンペティションに出品作『in-side-out』が上映され、監督の森山未來がティーチインに登壇。主演・永山瑛太起用の理由などを語った。

『in-side-out』はWOWOWのプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルムの企画で製作された、森山未來監督2作目のショートフィルム。SSFF & ASIA 2021「オフィシャルコンペティション supported by Sony」ジャパン部門に出品している。

 永山瑛太を主演に迎え、閉鎖的な日常を生きる主人公の感覚的世界を描く作品。コロナ禍の自粛による閉塞感や孤独感にも通じる同作に、森山監督は「実は岩井秀人さんに脚本を依頼したのは3年前で、コロナは関係なかったんです。1度製作を断念していたのですが、WOWOWさんの企画でもう1度トライすることができた。コロナともうまくつながらないかというイメージはありました」と振り返った。

 アパートの一室で外界と断絶したような日々を送る主人公の、とめどなく広がる“感覚”を言葉と身体、音楽と映像で表現していく独特な世界観。森山監督は「岩井さんは実際に引きこもりを何年か経験した人。隔絶されていても自分の部屋の中はその人にとっては世界そのもので、その中でいろいろな思考が巡るだろう、それが言葉でも音楽でも、その人の思考1つで逸脱できるものなんじゃないか…というやりとりの後、岩井さんから出てきたのがこのテキストの原文だった」と振り返り「脚本を読んで、僕もこれをどう映像化しようかと思いました(笑)。岩井さんは、自分の引きこもり時代をほぼ忠実に再現できたと思うと言っていました」と明かした。

 身体的表現も求められる主人公役にダンス経験者ではない永山を起用した理由について、森山監督は、プロのダンサーの手法ではなく役者に演じてもらいたかったと語り「瑛太くんとは旧知の仲で、彼は日常的にもすごく思慮深い人。あと、何となく体を持て余しているような感じがしていて。単純に、彼の四肢はすごく長いんです。僕からするといい意味で持て余しているように感じていて、それを前から拾い上げてみたかった」と語り「パフォーマンスは言うことなしでした」とたたえた。

 撮影は2日、編集は1日で仕上げたという本作。監督・出演もした前作『DELIVERY HEALTH』と比べ、森山監督は「今回は外側からモニターでしっかり見ることができた」と振り返り「今まで役者としては、監督は“神の視点”を持っていて、その中で僕ら役者がどう映りこむか、だと思っていたんですが、いろいろなスタッフがその場その場で組み上げていく瞬間が多いので、現場では、一人で作っているというよりみんなで作っていて監督もその一部ということを実感できました」と2作目の監督経験を振り返っていた。

 また、この日は『君の芝生は青い』の亀井樹監督と声優の松井美樹も登壇。大学で映像を学びながらほぼ一人で製作したという亀井監督に、松井は「最初に簡単な台本と画像を見てすぐ、これはすごいものになるとこだわりを感じました」と感嘆していた。

 米国アカデミー賞ノミネート候補となるグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」などの受賞結果は21日のアワードセレモニーで発表される。

神木隆之介「僕は小学6年で時が止まってたのに」再会した木村昴から丁寧にあいさつされショック

2021.06.20 Vol.Web original

 

 アニメーション映画『100日間生きたワニ』のオンラインイベントが20日、都内にて行われ、キャストの神木隆之介、木村昴、ファーストサマーウイカ、上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督が登壇した。

 きくちゆうきによる、Twitterでトレンド記録も出した話題作のアニメーション映画化。

 製作について「大変なことしかなかった」と苦笑した上田監督。「原作を2日目から見始めて、30日くらいで(映画化の)企画書を書きました。最初は実写映画として考えたこともありました。ワニの被り物して、とかじゃないですよ(笑)」というエピソードも明かしつつ「試写会を見た人の感想が届くようになり、それを聞いて、ふくだと一緒に作ってよかったと言いました」と完成作に胸を張った。

 主人公ワニ役の神木も「キャラクターが動いている姿がかわくていとおしかった。その中に込められているメッセージが僕の中にすごく刺さって、見終わったあとすぐにしゃべれなかった」と本作への思いを語り、イヌ役のファーストサマーウイカは「アニメ化ならまだしも映画化というのはビックリした。“その後”どうなったんだろうと思っていたので、それをオリジナルで描いていてまたビックリした」と振り返り、モグラ役の木村は「もし一人で見ていたらトイレで爆泣きしてた」と完成作に太鼓判。

 またVTRで参加した中村倫也は「こんにちわー、聞こえますかー」と、さもライブでリモート参加しているかのようなフリをして登壇者たちを笑わせつつ「映画を見て、より身近な気分になりました」。

 この日は、オンラインの視聴者からの質問も。それぞれのキャスティングの理由を聞かれた上田監督とふくだ監督は「ワニ役の神木さんはピュアさやまっすぐさ、失ったときの喪失感というところで、すぐに思いついた。ネズミ役の中村さんは、実際にワニと仲がいいということもあり、また、クールに見えて、さっきのVTRのようにおどける感じもネズミっぽい。モグラ役の木村さんは明るくなる声質でいい意味で三枚目感がよかった」。さらに上田監督から「イヌ役は合コンとか飲み会にいてほしい人というイメージ」と言われると、ファーストサマーウイカは「よく言われる(笑)」と大笑い。

本田翼と町田啓太で『嘘から始まる恋』! 男女のホンネを描く胸キュンラブコメディー

2021.06.20 Vol.Web Original

 

 

 本田翼主演のスペシャルドラマ『嘘から始まる恋』(日本テレビ系、6月27日23時~)放送が決定した。
 
 訳ありな嘘を抱えた4人の男女の恋愛模様を描く。嘘に喜んだり、泣かされたり、時に騙し、騙されたフリをする……恋の駆け引きが描かれる。

 本田が演じるのは10年付き合った彼氏に嘘をつかれて婚約破棄をされて嘘で恋が信じられなくなった女。その恋の相手役を演じるのは町田啓太で自分に嘘をつかないと恋を始められない男という役どころだ。

 本田は、本作について「些細な嘘から大きな嘘まで色々な嘘がつまっている男女のホンネが描かれているラブコメディー」だとし、「夜11時から放送ということで、皆さんのお休み前の“笑い”のお供になれればうれしいです。笑いあり、胸キュンあり、そして心に刺さる感動あり。様々な感情をしっかり表現していきたいと思います」と、コメント。

 町田も「ラブコメディーということで、特有の可笑しみを役を通してどれだけ出していけるかなど、今回の撮影ではまた新たな挑戦をさせていただきます」と、意気込む。役どころについては「僕自身は友達になれないかな(笑)というくらい、イラッとするキャラクター性ですが、見て下さる皆さんにはイラっとしながらも笑って楽しんでもらえるように演じたいです。今まで演じさせていただいたキャラクターの中でも、より濃く、様子のおかしいキャラクターになるのではないでしょうか」。その上で「見ていただける皆さんにはとにかく笑って見ていただきたいです」とアピールしている。

 他出演に、山本舞香、神尾楓珠ら。

 Huluでは、地上波放送のあと、オリジナルストーリーとして、地上波では描かれなかった、隠された嘘や恋のその後を盛り込んだ「嘘つき達のホンネ編」を配信する予定。

 

戸塚祥太が内博貴に復讐⁉ 舞台『フォーティンブラス』8月上演

2021.06.20 Vol.Web Original

 

 戸塚祥太(A.B.C-Z)が主演し、内博貴が出演する、舞台『フォーティンブラス』が8月に上演されることがわかった。演出は中屋敷法仁。

 シェークスピアの代表作『ハムレット』の中に2回だけ登場するノルウェーの王子フォーティンブラスにスポットライトを当て、横内謙介が1990年に書き下ろした作品。シェークスピアの書き換え戯曲で、劇団善人会議(現、扉座)で初演され、その後も多くの俳優たちによって演じ継がれている。

 物語の舞台は『ハムレット』を上演している劇場。フォーティンブラスを演じる売れない役者・羽沢武年の前に「フォーティンブラスの父」だと名乗る亡霊が姿を現わし、ハムレットに復讐を誓えと言う。ハムレット役の大スターは、横暴で、陰険。芝居を勝手に変え、若い女優に手を出そうとしたりタチが悪い。とまどいながらも武年は亡霊に復讐を誓うが……。

 主人公フォーティンブラスを演じる戸塚は「旧知の仲である内博貴とタッグが組める事は、心くすぐられる楽しみの中に、成功させたいというプレッシャーも感じております」としたうえで、「そこも含めて新鮮な気持ちで表現していきたいと思います。このような時期に新たな舞台に立てる事、新しい世界に飛び込めるチャンスを頂けた事に感謝をしています。また、安心安全に稽古を重ね、皆様にも安心して楽しんで頂けるように自分自身の役を全うしていきたいです」と、意気込む。

 対立するハムレットを演じる内も、「戸塚と同じ作品に出演できる事をうれしく思いました」とし、「彼とは同い年であり昔からお互いを知っている仲間でもあります。ジャニーズ舞台では同じステージに立った事がありますが、外部の舞台では初めてなのでとても 楽しみにしています。きっとお互いのファンの方にも喜んでもらえると信じています。まだまだコロナ禍の最中ですが、その中でも皆さんに楽しんでいただけたらなと思っています。我々も 感染対策をしっかり行い挑めるよう努めます」とコメントしている。

 8月19~29日にBunkamura シアターコクーンで。

森崎ウィンとCrystal Kayでブロードウェイミュージカル!『ピピン』2022年夏に再演

2021.06.19 Vol.Web Original

 

 ブロードウェイミュージカル『ピピン』の日本語版の再演が2022年夏に決定した。主演は森崎ウィン。

『ピピン』は、ボブ・フォッシーの演出と振付で1972年にブロードウェイで初演。当時もトニー賞5冠に輝いた、ブロードウェイミュージカルの名作中の名作。刺激的なダンスと、シルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手掛けたサーカスアクロバットなど、新しいミュージカルエンターテインメントだ。

 2019年の日本語版公演初演には城田優主演。城田の誘いで、物語をいざなっていくリーディングプレイヤーを演じたCrystal Kayは、ミュージカルに初挑戦ながら読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した。

 森崎は、前回公演を見ていたそうで、「こんなエンターテイメントが日本にあるんだ!と、とても興奮、感動したことを今でも覚えています。初演が素晴らしかった分、緊張感やプレッシャーもありますが、自分に準備できることは全てやって、観に来てくださる方々に、実際に自分が感じたような感動をお届けできるように頑張りたいです!」と、意気込んでいる。

 再演では、森崎のほか、キャサリン役に愛加あゆの新キャストを迎える。Crystal Kay、今井清隆、霧矢大夢、岡田亮介、中尾ミエ、前田美波里ら初演時のキャストは続投する。

 Crystal Kayは、「初演は始まってから、すぐに終わってしまったような、あっという間の感覚でした。私の周りでも、観たかった!という声をたくさんいただいでいたので、再演が決まった時は本当にうれしかったです。2年前の上演時はミュージカル初挑戦だったので、すべてのことが初めてだったのですが、今回はより役に深みが出せればと思っています。リーディングプレイヤーとして、観てくださる全ての方々を夢のような世界に導いていきたいと思います」と、コメントしている。

 2022年8月から東急シアターオーブで上演。大阪公演もある。

「過去は振り返らない」山﨑賢人 10年前の初主演振り返り「自分も大人になったんだな」

2021.06.18 Vol.Web original

 

 映画『夏への扉-キミのいる未来へ-』公開記念イベントが18日、都内にて行われ、主演の山﨑賢人と、主題歌を担当したLiSA、三木孝浩監督が登壇。LiSAの生歌披露に山﨑も感激していた。

 ロバート・A・ハインラインの名作SFを、日本を舞台に再構築。罠にはめられすべてを失った科学者が1995年から2025年へ時を超え大切な人を救おうとする物語。

 山﨑は、初主演映画『管制塔』以来10年ぶりのタッグとなる三木監督に「その当時は何も分からなくて。思い出に残っているのは、三木さんの優しい人柄と北海道の寒さとおいしいごはん」と懐かしそうに振り返りつつ「10年経ってこうしてお会いして、その時には気づけなかった三木さんの監督としてのこだわりというか、この映画の主題にもなっている、あきらめなければ失敗じゃないという、監督があきらめないで映画を撮り続ける姿勢が分かって、自分もそういうのが見えるくらい大人になったんだなと思いました」。

 一方の三木監督も「当時の賢人くんがいいなと思ったのは、青臭さの中に揺るがない強さがあって、常に物事に対して身一つで乗り込んでいくハートの強さがあるな、と」と振り返りながら「この10年で経験値もものすごく上がっているけど、僕の演出に柔軟に対応してくれたり、いい意味で変わらなくてうれしかった」と笑顔を見せた。

フジロックにザ・クロマニヨンズ、DYGLら出演ラインアップ第3弾&ステージ割も発表

2021.06.18 Vol.Web Original

 

 人気野外音楽フェスのフジロックフェスティバルが18日、出演ラインアップ第3弾として、DYGL、ザ・クロマニヨンズ、FINALBY(  )、砂原良徳(出演日順)の4組を発表、またこれまでに発表された出演アーティストのステージ割も明らかにした。

 DYGLは国内外で活躍するロックバンド。これまでにもフジロックへの出演した経験はあるが、今年は初日20日にサイト内で2番目に大きいホワイトステージに立つ。
 
 フジロック常連といっても過言ではないザ・クロマニヨンズは2日目のグリーンステージでロックする。

 FINALBY(  )は、EY∃(BOREDOMS)、COSMIC LAB、TAIKI NIIMI、KANTA HORIOによるプロジェクトで、最終日のホワイトステージに登場。この日のレッドマーキー/SUNDAY SESSIONには砂原良徳も出演する。

 フジロックフェスティバルは、8月20~22日の3日間、新潟県湯沢町苗場スキー場で開催される。入場券は発売中。

板垣李光人が 『青天を衝け』でプリンス・トクガワ! でも実際は「ほど遠い(笑)」

2021.06.18 Vol.Web Original

 

 近代日本資本主義の父、実業の父とされる渋沢栄一のジェットコースターのような人生を描いて人気を集めている大河ドラマ『天を衝け』。栄一は恩師である平岡円四郎を失って、徳川慶喜との距離がぐっと近くなり、物語は新たな展開を見せている。

 そのなかで新たに登場する注目の人物が慶喜の異母兄弟にあたる徳川昭武。将軍となった慶喜の名代として、パリ万国博覧会へと出向き、随行した栄一とは特別な絆を結ぶ。

 演じるのは、『仮面ライダージオウ』のウール役や、ドラマ『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』(読売テレビ・日本テレビ系)でめぐる役を演じた板垣李光人だ。

 大河ドラマに出演するのは2回目。2015年に放送された『花燃ゆ』で吉田松陰の子ども時代を演じた。

「以前出演した時は中学生で13歳、今は19歳になりました。十代のうちに、大河ドラマに2回も出演させていただけるのは贅沢なことだなと思っています」

 オーディションを経て出演が決定。オファーが来たのはずいぶん時間が経ってからで「正直オーディションに行ったことも忘れていたぐらいのときにお話をいただいて、すごく驚きました」

 昭武の写真を見て「気高そうな印象で、鋭いんだけど柔らかさもある人だろうと感じた」と話す。

「昭武は14歳で日本を背負ってパリに行くのですが、その年齢にしては重すぎるぐらいの大役だと思います。昭武それだけの品位やカリスマ性があったのだと思いますし、佇まいや話し方が大事になってくるんだろうなと思いました」

 プリンス・トクガワと呼ばれる人物。板垣自身の凛とした佇まいやこれまで演じてきた役どころを振りかえるとプリンスのフレーズが重なる部分もある。ただ、本人は、仕事を離れると、「日常生活はすごく堕落していてプリンスからはほど遠い」と笑う。「だから撮影が近くなると、ちゃんと意識しないとというところがあります」

 パリ万博には吉沢亮演じる栄一を連れて訪れ、日本から遠く離れた異国でこれまでにない経験や刺激を受けて、2人は特別な絆を結ぶ。見逃せないシーン、心を揺さぶるフレーズの連続だ。

「昭武には近しい家臣もいるのに栄一を信頼し関係を築いていきます。どうしてかといえば、栄一の柔軟な考えがあるところにひかれたのだと思います。自分のお父さん(徳川斉昭・竹中直人)は堅くてその元で育って、すごく柔らかい考えを持ってい慶喜のような考え方に影響を受けていたとも思います。パリでもいろんな問題があり、水戸の人たちの考え方の違いも出てきたりするなかで、自分と通ずる考え方を持ってい栄一にひかれていきます。昭武が身分を超えて心を動かされていくところは見どころになっていくと思います」

 パリのシーンは見ごたえもあるが撮影には苦労も少なくなかったそう。グリーンバックで撮影している。

「皇帝ナポレオン三世に謁見するシーンは、豪華絢爛な宮殿で人がたくさん並んでいて、ナポレオンがいてというところをおずおずと進んでいきます。撮影の前に映像を見せていただいて、それを自分の中で想像しながら演じていくので、集中力が求められました。栄一とセーヌ川の川辺を歩くシーンもそうでした。(演技するうえで)風だったり、川のにおいとか、パリの景色だったり、環境に助けられるところがあるのですが、全部想像しながらやらなければいけなかった」

 謁見シーンとセーヌ川の川辺を歩くシーンは、板垣いわく、昭武のかっこいいシーンだという。

「謁見のシーンは昭武のなかでも大きな仕事でしたし、日本の歴史を含めて自分が先頭に立って歩いていくシーンになっているので、かっこいいシーンになっていればいいなと思います。個人的に好きなのはセーヌ川を歩いているシーン。栄一に対してすごく正直な想いを伝えられていると思います」

 そんな栄一を演じる吉沢との共演の感想を聞くと、「目がすてきできれい」。

「いろんな作品は拝見していたのですが、一緒に芝居をさせていていただいて、目がすてきできれいな方だなと思いました。初めて見る世界に目を輝かせている子どものような澄んだ目をされているときもあれば、動物のように鋭い目をされているときもあって、それを間近で感じられたのはうれしかったです。芝居以外のところでは、僕が5月に朝の情報番組のパーソナリティをしていて、朝2時半起きでその後大河の撮影にきた時、心配して声をかけてくださいました。あとは、服の話とかしてます」

 吉沢と特別な絆もできたかも?

『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時~。BSプレミアム・BS4Kで18時~。再放送土曜13時5分~。

 

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)

劇団EXILEの佐藤寛太がパーソナルブック発売「愛されて育ってきたと実感」北村匠海も撮影

2021.06.17 Vol.Web Original

 

 劇団EXILEの佐藤寛太が16日、都内で行われたパーソナルブック『NEXT BREAK』の発売を記念した取材会を行った。

 完成したパーソナルブックについて、佐藤は「これまで7年間、周りの方々に愛されて育ってきたと実感する1冊になりました。ひとりの人間が分かる読み物として楽しめると思います」とアピールした。

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