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東京2020 | TOKYO HEADLINE - Part 2
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小池百合子都知事が「デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいる」と脅威訴える

2021.08.20 Vol.Web Original

「他人事ではなく自分事として考えていただきたい」

 東京都の小池百合子知事が8月20日夕に行った定例会見で、改めて新型コロナウイルスによる感染症の拡大に危機感を現した。

 小池知事は冒頭「医療非常事態対応体制として都庁の総力を挙げて取り組んでいく」と話した。そしてここ7日間平均で新規陽性者が4600人という数字を挙げ「3週連続で過去最多を更新している」と現状を語ったうえで、人流については「宣言が出る直前の7月初旬に比べると35%下がっている。それだけ人流を意識してくれた成果かと思うが、お盆明けからは下げ止まっている。先生方からは感染力が強くなっているデルタ株への変異、すでに置き換わっているということも報告されている」と警鐘を鳴らした。

 また「これまでは“自分の周りにかかった人はいない”という人は多かったが、最近は職場や学校、あるいは家庭などで身近で感染された方が出てきて“自分も大丈夫かな?”と感じている方が増えている。デルタ株はもう皆さんのすぐ隣にいるという意識を持っていただきたい。その意識が人流を下げたり、夜の時間帯の行動に気を付けたりという行動変容につながるのではないかと思う。この時期にどうやってみんなで押さえ込んでいくか、人と人との接触を可能な限り減らしていけるか、ということを他人事ではなく自分事として考えていただきたい。みんなで意識を共有していきたい」と訴えた。そして「お盆明けの初の週末を迎えるが、外出したい気持ちをぐっと押さえて、やむを得ず外出する場合は頻度、人数、時間を半減していただきたい」と週末の過ごし方についても言及した。

 入院できない感染者がいるという逼迫した状況については都内の医療機関に対し「一昨日の段階で中等症病床の一部を重症病床への転換をお願いしている」とし、「入院待機患者を一時的に受け入れる『TOKYO入院待機ステーション』は現在の平成立石病院のほかに八王子市内の医療機関で設置するよう調整中」と話した。17日に発表した酸素ステーションについても「明日土曜から荏原病院で、来週の23日には都民の城(旧こどもの城)で開設する。今後、感染状況を考慮しながら順次拡大していく」とした。

 また、18日に発表した若者を対象としたワクチン接種会場については渋谷区立勤労福祉会館に開設し、期間は8月27日~10月8日まで。16歳以上39歳以下の都内在住、在勤、在学者を対象とすることを発表した。接種券と身分証明書を持参すれば予約なしで接種ができる。規模は1日200人程度となっている。

 小池氏は「ワクチンという武器をいかに得るか。重症化させないためにも、まだ済んでいない方は1日も早く打ってほしい。人流を下げるのは人と人との接触を下げるという意味で大きな守りになる」と“守りと攻め”の両面で感染拡大を防ぎたいという考えを改めて示した。

パラアスリートが新型コロナの陽性になった場合にスムーズに入院することはできるのか

2021.08.20 Vol.Web Original

新型コロナウイルス対策の専門家会議を開催

 東京2020組織委員会が8月20日、「第5回 東京2020大会における新型コロナウイルス対策のための専門家ラウンドテーブル」を開催した。その後に行われた会見には座長を務めた川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長と組織委の中村英正MOC・チーフが出席した。

 岡部氏は冒頭、この日の専門家会議について「ようやく前半戦が終わって、今はハーフタイム。前半戦もかなりきつかったが、結果的に見れば五輪を契機に感染が大きく染み出たとか、そこでの大きな爆発はなかったのは幸いと思っているが後半戦に向けて同じことをやっていたのでは具合が悪いのではないか。また五輪が始まった時の状況と今日現在の状況は大きく違っているので、それを踏まえてどういうサポートができるかというのが今日のラウンドテーブルの主なディスカッションであったと思う。そういう状況の中で、パラリンピックを開催するという方針だが、その意義は何なんだということについてもっと説明すべきではないかという議論が行われた」などと語った。

 続いて中村氏は「プレイブックの中で来日の14日前からの健康管理、到着前の2回の検査、ワクチン接種といったことを要請したことから水際でかなり防げた」と振り返った。また海外からの入国者の陽性者数/陽性率から「プレイブックに基づく行動管理は一定の機能を果たしたのではないかと思う」とし、大会前の“入国者に占める感染者数”や“空港検査での陽性者数”といった数字がシミュレーションを下回っていることから「プレイブック、ワクチン、行動管理等により、事前のシミュレーションの想定内の数字に収まっている」などと語った。これらの数字について「大過なく過ぎたという一つの例示」とした。

パラ日本選手団、史上最多の255人でメダルに挑む!「多様性と調和」を象徴

2021.08.17 Vol.Web original

 「東京2020パラリンピック競技大会 日本代表選手団 結団式・記者会見」が17日、都内で行われ、日本選手団で主将を務める車いすテニスの国枝慎吾や、副主将のゴールボール・浦田理恵、旗手を務める卓球の岩渕幸洋、トライアスロンの谷真海らが出席した。

 8月24日に開会式を迎える東京パラリンピック。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、16日には、全会場で一般観客の無観客開催が決まった。この日は、日本選手団団長の河合純一氏ら9名が出席したほか、オンラインでは374名の日本選手団の選手・コーチらが参加し、大会での活躍を誓った。

 日本選手団団長の河合純一氏は「このように日本選手団の結団式を挙行して下さったことに感謝しています。最高のパフォーマンスを発揮することが私たちの使命」と覚悟を語った上で、「選手255名、史上最大の選手団になりました。年齢は10〜60代まで、63%が初出場の選手で、夏冬合わせて8回出場の選手もいます。女性の割合も42%を超えるなど、多様性と調和を象徴する選手団になりました。(選手の)皆さんが大会を通じて、勇気や強い意志、インスピレーション、公平といった、パラリンピックの価値を世界中に発信してくれることを願っています」と選手にエールを送った。

前日の武藤総長のワクチン接種率「把握していない」発言は「事務的なミス」と高谷スポークスパーソンが謝罪

2021.08.17 Vol.Web Original

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が8月17日、東京都内でパラリンピックの観戦チケットに関する会見を行った。

 その中で高谷正哲スポークスパーソンが前日に行われた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、東京都、政府、国際パラリンピック委員会(IPC)による四者協議後の会見で武藤敏郎事務総長がパラリンピック関係者のワクチン接種率についての質問について「(政府と同様)私どもも詳細を把握していない。パラアスリートの場合にはオリンピアンとは違ってさまざまな事情があって、ワクチンを打てない方もおられるということなので。IPCにおいても、そこまで把握していないと聞いている」などと発言したことについて「事務的なミスで(橋本聖子)会長と総長に伝わっているべき数字が伝わっておらず、お答えすることができなかった。事務的なミスですので、その点お詫び申し上げたい」と説明。

 前日に出てこなかった数字について「IPCから伝えられたところによると選手村に居住するアスリート、チームオフィシャルの88%がワクチンを接種して来日する」と話した。東京五輪の選手村に居住するアスリート、チームオフィシャルのワクチン接種率は85%だった。

パラリンピックの払い戻しチケットは77万枚。返金は五輪同様大会終了後

2021.08.17 Vol.Web Original

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が8月17日、東京都内でパラリンピックの観戦チケットに関する会見を行った。

 これは前日に行われた組織委、東京都、政府、国際パラリンピック委員会(IPC)による四者協議で「全ての競技について無観客(学校連携観戦除く)」という方針が示されたことを受けてのものでチケッティング担当の鈴木秀紀マーケティング局次長が出席した。

 学校連携観戦については「共生社会の実現に向けた教育的要素が大きい」という判断のもと、保護者等の意向を踏まえ自治体や学校設置者が希望する場合には、安全対策を講じた上で実施できるようにする。

 開閉会式を含む無観客で行うセッション数は東京、千葉、埼玉、静岡の1都3県で306となる。払い戻しになるチケット数は77万枚で公式チケット販売サイトのマイチケット上では全て「入場不可/無効」と表示され、ダウンロードすることはできない。今回の件での対応に伴うメンテナンスのため、8月18日12時以降に確認することができる。

 この公式チケット販売サイトで購入したチケットに関しては自動的に払い戻しの対象となるため、払い戻しの申請は必要なし。ただし現金支払いでの購入者は後日、金融機関口座の登録が必要になる。

 払い戻しについては大会終了後に、購入者の登録メールアドレスあてに返金の案内メールを送付後に順次返金作業を行うという。

【東京五輪】閉会式に「マツケンサンバ」は流れず

2021.08.08 Vol.Web Original

 東京オリンピックの閉会式が8月8日、東京・国立競技場で開催された。

 開会式直前に開・閉会式の音楽担当の小山田圭吾氏が辞任、「ショーディレクター」の小林賢太郎氏が解任された際にSNS上で待望論が盛り上がった「マツケンサンバ」は閉会式前にも再び待望論が浮上したのだが、その旋律が会場に流れることはなかった。

 閉会式は花火が打ち上がりスタート。秋篠宮殿下、IOCのバッハ会長が貴賓席へ着くと、今大会で金メダルを獲得した水泳の大橋悠依らが日の丸を持って入場。宝塚歌劇団の真風涼帆、礼真琴、柚香光が国歌を斉唱した後、各国の選手が入場した。日本の旗手は空手の喜友名諒が務めた。
 
 各国の選手が出そろうと無数の光の点がスタジアムに舞い上がり上空で五輪マークを形作る。

 ここから東京スカパラダイスオーケストラの演奏のもの「休日の公園で思い思いに過ごす人々」をコンセプトとしたパフォーマンス。その後、音楽は故坂本九さんの「上を向いて歩こう」、映画「鬼滅の刃」のオープニングテーマ、Creepy NutsのDJ松永のパフォーマンス、miletの歌う「愛の賛歌」と続いた。

 そしてギリシャ国家と国旗掲揚の後、前日と今日に行われた男女マラソンの表彰式、新しくIOCのアスリート委員になった日本の太田雄貴氏ら3人を発表。その3人が大会を支えたボランティアの代表へ花束を贈った。

競技を見ながら編み物<ニュースな写真>

2021.08.08 Vol.744

【NEWS HEADLINE 2021.7.9~2021.8.5 PHOTO OF THE MONTH】

 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

【東京五輪】マラソン大迫、有終の美を飾れるか。最終日8月8日の見どころと放映スケジュールをチェック

2021.08.07 Vol.Web original

 7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。

飛び込みのレジェンド・寺内 メダルには届かず

2021.08.07 Vol.744

 東京オリンピック第12日の8月3日、男子板飛び込みの決勝が行われ、6度目の五輪出場となる40歳の寺内健は359.70点の12位に終わった。

 6度の出場というのは夏季大会日本人最多タイ記録。寺内は2日の予選、準決勝とベテランらしい安定感のある演技を見せ、2008年北京五輪以来13年ぶりとなる決勝へ駒を進めた。

 決勝では3回目でミスをするも、最終の6回目でこの日最高となる74.40をマークするなど最後まで気持ちを切らさず安定した演技を見せた。しかし上位陣は80〜90点台を連発。残念ながらメダルには届かなかった。

 6度目の五輪を戦い抜いた寺内には各国の選手やコーチが総立ちで拍手を送った。12人中の最下位ではあったが「前だったら恥ずかしくてそそくさと帰っていたかも。でも、これが自分の今日の演技」と胸を張った。

 寺内は15歳だった1996年アトランタ五輪から4大会連続出場。28歳で一度引退したが、五輪のメダルへの渇望から2年後に復帰。2016年のリオデジャネイロ、そして今回の東京と2大会連続の出場を果たした。

史上初のトランスジェンダー選手

2021.08.07 Vol.744 

【NEWS HEADLINE 2021.7.9~2021.8.5 PHOTO OF THE MONTH】

 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

【東京五輪】男子400mリレーはバトンがつながらずまさかの棄権。バスケット女子は日本が決勝進出

2021.08.07 Vol.Web Original

陸上女子1500メートルで田中希実が8位入賞

 東京オリンピック第15日となる8月6日、陸上競技の男子4×100mリレー決勝でメダルが期待されていた日本は1走・多田修平から2走・山縣亮太へのバトンが渡らず、途中棄権という結果に終わった。

 日本は5日の予選では1走・多田修平、2走・山縣亮太、3走・桐生祥秀、アンカー・小池祐貴のオーダーで臨み、1組の3位で決勝進出を果たしたのだが、山縣と桐生の間でややバトンが詰まるなど安全運転のバトンワーク。メダルがかかる決勝では攻めのバトンワークで臨んだが、無念の結果となった。

 女子1500メートル決勝では、この種目で日本人として初めて決勝に進んだ田中希実が、3分59秒95のタイムで8位入賞を果たした。田中はスタートから積極的に前に出て一時は2番手。道中は4、5番手につけると、ラスト1周も先団に食らいつき、8位でゴール。準決勝に続き4分を切る快走を見せた。日本人の女子選手が五輪の中距離種目で入賞したのは1928年アムステルダム五輪800メートルの人見絹枝以来93年ぶり、トラック種目に広げても1996年アトランタ五輪5000メートルで4位に入った志水見千子以来25年ぶりの快挙だった。

 札幌で行われた陸上男子50キロ競歩では川野将虎が3時間51分56秒でで6位入賞した。

 また女子400メートル決勝で、アリソン・フェリックス(アメリカ)が最後の100メートルでのステファニー アン・マクファーソン(ジャマイカ)とのデッドヒートを制し49秒46で3位に入り、オリンピックで10個目のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 レスリングでは女子53キロ級で、初出場の向田真優が金メダルを獲得した。向田は前半0-4とリードされるが、後半、じわじわと追いつくと終了間際に場外押し出しで1ポイントを獲得し5-4で逆転勝ちを収めた。

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