7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。
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スケボー女子で12歳の開が日本人史上最年少でのメダル獲得
東京五輪第13日の8月4日、新競技のスケートボード女子パークで日本の四十住さくらが金メダル、開心那が銀メダルを獲得した。
四十住は今年5月の五輪予選対象大会最終戦で優勝。世界ランキングは2位でメダルの期待がかかっていた。決勝の1本目で、大技の540を2連発し、ノーミスで滑りきって60.09をマークしてトップに立ち、そのまま逃げ切った。開も1回目で2位につけるとそのまま2位をキープした。
四十住は「2、3本目は失敗しちゃったので全力は出し切れなかったけど、結果が金で良かったです」と試合を振り返った。
開は銀メダルについて「すごい重いです。今までで一番重い」と笑顔。そして「自分の滑りができればいいな、って思っていた。すごいうれしい」と話した。開は現在12歳で日本人史上最年少でのメダル獲得となったのだが「年齢とか気にしてないです」とあっさり。夢は「世界一かっこいいスケーター」と語った。
【東京五輪】侍ジャパン、アトランタ以来の決勝進出なるか。8月4日の見どころと放映スケジュールをチェック
7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。
【東京五輪】女子ボクシングで金メダルの入江聖奈が「センキュー、ベリーセンキュー」
女子初の金メダル獲得
東京オリンピック12日目となる8月3日、日本は2つの金メダルと1つの銅メダルを獲得した。日本のメダル獲得は開幕から11日連続で、金19、銀6、銅11となった。
ボクシング女子フェザー級の決勝では入江聖奈がネスティ・ペテシオ(フィリピン)を破り、金メダルを獲得した。
一進一退の攻防が続いた1R、5人のジャッジは5-0で入江を支持。しかし2Rはペテシオが手数で上回り、4-1でペテシオ。勝負の3Rは入江が的確にパンチを当て5-0で取り、トータルでも5-0でポイント勝ちした。
日本人がボクシングで金メダルを取るのは1964年東京の桜井孝雄、2012年ロンドンの村田諒太に続き3人目。女子では初の快挙となった。試合後、リングを降りた入江はカメラに向かい「センキュー、ベリーセンキュー」と感謝の言葉。
男子フライ級の準々決勝では田中亮明がユベルヘンエルネイ・マルティネスリバス(コロンビア)にポイント勝ちし準決勝に進出。ボクシングは3位決定戦がないため銅メダル以上が確定した。田中は元WBO世界ミニマム級、元WBO世界ライトフライ級、元WBO世界フライ級スーパー王者の田中恒成の兄。
最終日となった体操では男子種目別の鉄棒で橋本大輝が金メダルを獲得。この種目の金メダルはロス五輪の森末慎二以来37年ぶり。橋本は男子個人総合に続き2つ目の金メダルとなった。
卓球は女子団体の準決勝で日本は香港と対戦。第1試合のダブルスで石川佳純、平野美宇組が3-0で勝利を収めると、シングルスでも伊藤美誠と平野が危なげなく連勝。3-0で勝利を収め決勝進出を決め、銀メダル以上を確定させた。
男子団体で日本は準々決勝でスウェーデンと対戦。前日とはオーダーを代え、第1試合のダブルスでは張本智和と丹羽孝希が組み、3-1で勝利。第2試合のシングルスを水谷隼が落としたものの、続くシングルスで張本と丹羽が連勝し準決勝に進出した。
【東京五輪】卓球団体で張本、水谷、丹羽が登場!8月2日の見どころと放映スケジュールをチェック
7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。
【東京五輪】陸上男子100mでイタリアのジェイコブスが優勝。男子走り高跳びは2人が金メダル
英国のヒューズがフライングで失格
東京オリンピック10日目となる8月1日、陸上競技3日目に男子100メートル決勝が行われ、ラモントマルチェル・ジェイコブス(イタリア)が9秒80で優勝した。
注目度の高い種目とあって、選手がレーンについたところで場内が暗転し、これから走るコースを使ったきらびやかな演出の中、一人ずつ選手が紹介された。そしてレースが始まるのだが、4レーンのザーネル・ヒューズ(英国)がフライングで失格となるハプニング。仕切り直しとなったスタートでは7選手が無事スタート。5レーンのフレッド・カーリー(米国)が先行するも、後半、3レーンのジェイコブスが驚異的な伸びを見せ、逆転した。2着はカーリー、アンドレ・ドグラス(カナダ)が3位で入線した。
ジェイコブスは予選でイタリア記録を、準決勝では欧州記録を更新するなど絶好調で臨んだ決勝で再び欧州記録を塗り替えた。
100メートル決勝の直前に行われた男子走り高跳び決勝ではムタズエサ・バルシム(カタール)とジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が揃って金メダル獲得という珍しい場面もあった。
2人は2メートル37までノーミスでクリア後、2メートル39をともに3回失敗と全く同じ記録で並んだことから、通常だったら「ジャンプオフ」というプレーオフが行われるはずだった。これは最後に越えた高さの次の高さから、1回ずつ競技を行うというもの。しかしお互いが合意すればジャンプオフを行わず、両者が1位となるというルールがあることから、2人は話し合いの結果、行わないことを決め、揃って金メダルを獲得した。
日本人選手としては49年ぶりに決勝に出場した戸邉直人は2メートル24で13位に終わった。
また女子三段跳びではユリマル・ロハス(ベネズエラ)が15メートル67の世界新記録で金メダルを獲得した。
【東京五輪】柔道混合団体は仏に敗れ銀メダルに終わる。アーチェリー男子個人の古川は銅メダル
個人戦で金1個のフランスが意地見せる
東京オリンピック第9日となる31日、日本は柔道の混合団体で銀メダル、アーチェリー男子個人の古川高晴が銅メダルを獲得した。
柔道の混合団体五輪では今大会からの新種目。男女3人ずつが出場し、先に4勝したほうが勝ちとなる。世界選手権では2017年から実施され、日本は2019年まで3連覇している。
日本は準々決勝から登場。ドイツと対戦し、第1試合の阿部詩と第2試合の大野将平の2人の金メダリストが敗れるまさかの展開となったが、第3試合では70キロ級金メダリストの新井千鶴が一本勝ちを収め悪い流れを止めると以降3連勝。4-2で日本が逆転勝ちした。
準決勝ではROCと対戦。第1試合に登場した大野は今度は横車でムサ・モグシコフに一本勝ち。第2試合では新井がドイツ戦に続き一本勝ち。向翔一郎、78キロ超級金メダリストの素根輝も勝利を収め、4-0のストレートでROCを破り、決勝に進出。この時点でメダルが確定した。
決勝はフランスとの対戦。第1試合は新井千鶴が、63キロ級金メダリストのクラリス・アグベニェヌと対戦。この日、好調だった新井が小内刈で技ありを2つ奪われ合わせ技一本で敗れると、第2試合の向も延長の末、アクセル・クレルジュに隅落で一本を取られ連敗。
第3試合で78キロ超級金メダリストの素根輝が、同階級銅メダリストのロマヌ・ディコに大内刈と横四方固めの合わせ技一本で勝利を収め1-2としたものの、第4試合でウルフ・アロンがテディ・リネールに延長にもつれ込む熱戦の末、内股で技ありを奪われ敗戦。後がなくなった第5試合、日本は57キロ級銅メダリストの芳田司が、同階級銀メダリストのサラレオニー・シシケと対戦。内股で取られた技ありを返すことができず敗れ、4-1でフランスの勝利。日本は銀メダルに終わった。
今大会、男女合わせて金メダルは1つに終わったフランスが意地を見せた格好となった。
【東京五輪】人類最速スプリンターは誰だ?池江もメドレーリレー決勝!週末の見どころと放映スケジュールをチェック
7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。
【東京五輪】男子エペ団体がフェンシング初の金メダル獲得。柔道は男女合わせて過去最多の9個の金
バドミントン混合ダブルスの渡辺、東野ペアが銅メダル
東京オリンピック第8日となる30日、日本は金メダル2つ、銅メダル1つを獲得した。これで日本の金メダルは17となり、1964年東京と2004年アテネの16を上回り、過去最多となった。
フェンシングの男子エペ団体では日本が金メダルを獲得した。フェンシングで日本の金メダルは初めてとなる。
日本は準々決勝で世界ランキング1位のフランスに45-44で勝ち、勢いに乗ると準決勝では韓国に45-38で勝ち決勝へ進出。決勝ではROC(ロシアオリンピック委員会)と対戦し45-36で勝利を収め、優勝を果たした。
快進撃が続く柔道では女子78キロ超級の素根輝が金メダルを獲得。この階級での金は2004年アテネの塚田真希以来17年ぶりの快挙。これで柔道の金メダルは男女合わせて過去最多の9個となった。
祖根は決勝で世界ランク1位のキューバのイダリス・オルティスと対戦。ゴールデンスコア方式の延長に入ったが、素根は果敢に攻め込みオルティスに3つの指導が与えられ一本勝ちとなった。
男子100キロ超級は2012年ロンドンと2016年リオの金メダリストのテディ・リネール(フランス)が準決勝で敗退。日本の原沢久喜はそのリネールと3位決定戦で対戦し、3つの指導を取られ、一本負け。メダルには届かなかった。
バドミントンでは混合ダブルスの渡辺勇大と東野有紗のペアが3位決定戦で勝利を収め銅メダルを獲得。この種目では日本初のメダル獲得。また今大会のバドミントンは男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗が予選リーグで姿を消し、この日は女子シングルスの奥原希望、山口茜も準々決勝で敗れるなど、ここまでメダルがなく、最後の最後で初のメダルとなった。
水泳では競泳男子200m個人メドレー決勝に瀬戸大也と萩野公介が出場も4、6位とメダルには届かず。レース後、4コースの瀬戸が6コースの萩野のもとに寄って抱き合い、互いの健闘を称え合った。競泳男子200m背泳ぎ決勝には2012年ロンドンの銀メダリスト・入江陵介が出場も7位に終わった。入江は4大会連続の決勝進出だった。入江はその後に行われた男子400mメドレーリレーの予選にも出場し、決勝進出を果たした。池江璃花子が出場した女子の400mメドレーリレーも決勝に進出した。
この日からスタートした陸上では男子3000m障害の三浦龍司と男子走り高跳の戸邉直人が決勝に進出。どちらも日本選手では49年ぶりとなる。
2019年の世界選手権で金メダルを獲得し、今大会でもメダルの期待が高かったトランポリンの森ひかるは2回目の演技で途中でバランスを崩し、すべての演技をこなすことができず、まさかの予選落ち。予選を5位で通過した宇山芽紅が決勝でも5位に入った。
この日から決勝トーナメントがスタートしたサッカー女子の日本代表は準々決勝でスウェーデンと対戦するも1-3で敗れ、2大会ぶりのメダル獲得はならなかった。