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豊島区が新たなSDGsプロジェクト アート傘のシェアリングで「誰もが主役になれる」まちへ

2021.07.27 Vol.Web Original

 

 豊島区は、日本たばこ産業株式会社東京支社(以下、JT)、障がいのある作家とアートライセンス契約を結び、アートデータを軸に作品をプロダクト化するアートブランドなどを展開する株式会社ヘラルボニー、傘のシェアリングサービス「アイカサ」の株式会社Nature Innovation Group(以下、アイカサ)と協定を締結し、JTの社会問題と向き合う『Rethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)』の新企画を始動する。27日、豊島区にある重要文化財の自由学園明日館で、それぞれの代表者が出席し、記者会見が行われた。

 障がいのあるアーティストの作品を活用した晴雨兼用のアート傘1000本を、池袋エリアにある「アイカサ」のシェアスポットと、豊島区の本庁舎の1階と豊島区民センターの1階に新たに設けられるシェアスポットで展開するもの。アート傘は順次スポットに配置される。

 これにより、池袋の街歩きをより楽しんでもらうことでエリアを盛り上げるとともに、SDGs(持続可能な開発目標)の4つの項目の10番「人や国の不平等をなくそう」、11番「住み続けられるまちづくりを」、12番「つくる責任つかう責任」、13番「気候変動に具体的な対策を」の達成にも貢献する。

 傘のデザインは、岩手県花巻市のるんびにい美術館に在籍するアーティストの小林覚氏が担当。色々な数字や文字をつなげて描く作風で、喜びを与えるアートとして注目されている。傘はカラフルでポップなデザインで「Rethink PROJECT」の文字が浮かび上がる。

 豊島区は、2020年7月に内閣府からSDGsへの優れた取り組みを行う自治体として「SDGs未来都市」に選定されている。

 豊島区の齊藤雅人副区長はこの取り組みを「池袋にはなくてはならないシステム」とし、「行政だけではいい街は作れません。これからも民間企業のみなさんと手を携えて素晴らしい池袋の街づくりを進めていきたい。SDGsの理念は誰ひとりも取り残さない社会を目指すということ。豊島区も官民一体となって希望の持てる未来を切り開いていきたい。アイカサもそのひとつ。みなさんとともにいろんなところにアピールできればと思う」と、話した。

 

都の新型コロナ感染者、新たに2848人 過去最多

2021.07.27 Vol.Web Original


 東京都は27日、新型コロナウイルスの新規感染者が2848人報告されたと発表した。重症者は82人。

 年代別で見ると、最も多いのは20代で951人。続いて30代で610人、40代が466人。東京オリンピック開催前から”50代問題”として注目している50代がそれに続き、301人だった。

 これまで最多だった2021年1月7日の2520人を超えて、過去最多となった。

福田峰之×SUGIZO スペシャル対談 「水素社会」の実現で未来が変わる。

2021.07.27 Vol.Web Original

 ロックバンドの「LUNA SEA」「X JAPAN」でギタリスト&ヴァイオリニストであり、作曲家のSUGIZOと、元内閣府副大臣、前衆議院議員で、元横浜市会議員の福田峰之氏(多摩大学ルール形成戦略研究所 客員教授)が対談。SDGsに知見のある2人は2017年からLUNA SEAのコンサートに水素エネルギーを運用する取り組みを行ってきた。水素社会の実現に向けて先駆した活動を行う彼らが、今、環境問題・再生エネルギーについて思うことや、お互いの出会い、そして水素コンサート開催の思い出を振り返る。

ミュージシャンと議員、その共通点

――福田さんとSUGIZOさん、出会いのきっかけを教えてください。

SUGIZO:最初に会ったのは、慶應義塾大学でのクールジャパンにまつわるシンポジウムでの、パネルディスカッション。2015年くらいだったかな。衆議院議員の伊藤達也さんと一緒に、自民党の2人と僕とでなぜか日本のポップカルチャーを語るっていう(笑)。

僕の方はお会いする前から水素や再生エネルギーに積極的に動いてらっしゃる方として福田さんのことを存じ上げていたんです。僕ももうその時には長らく再生エネルギーや水素社会に意識がコミットしていたので、楽屋でお会いした時に、ぜひゆっくり水素話をしましょう!とお誘いさせていただいたんです

福田峰之(以下、福田):日本でも世界でも活躍してるSUGIZOさんに「僕、福田さんのこと、知ってるんですよ」と言われて、本当にびっくりしましたよ。でも、話しているうちに世界観や価値観が合ってきて、こんなことを考えてくれているアーティストの方がいるんだということをうれしく思いました。そのくらいSUGIZOさんが本気だったから

SUGIZO:もともとは、自民党の議員の方々って、どちらかっていうとエネルギーや環境問題に積極的ではない印象があったんです。でも福田さんとは、水素社会、脱炭素社会というテーマで意識がキレイに一致して……それからはずっと意気投合させていただいてます

福田:シンポジウムの時も、クールジャパン、ジャパンカルチャーをテーマに呼ばれていたのに、僕ら2人が話すとどうしてもエネルギー関係の話になってしまってね。進行役の方は大変だっただろうなと……今考えると、申し訳なかったなあという思い出ですね

――それから、お二人はどのように交流し環境問題やSDGsにアプローチしているんでしょうか。

SUGIZO:僕はミュージシャン、福田さんは政治の方。僕と福田さんにできることはまったく違うと思っていました。ミュージシャンの僕がいくら環境問題を叫んでも市民運動でしかありませんから。だからこそ、国や自治体を動かせる福田さんの力を借りることができるのは、すごくありがたいことでした

福田:とはいえ、発信力の大きさは一兵卒の衆議院議員の僕よりもSUGIZOさんのほうが圧倒的です。僕としても本当に心強い仲間ができたなと。

【東京五輪】ソフトボールは金メダルで有終の美なるか。7月27日の見どころと放映スケジュールをチェック

2021.07.27 Vol.Web original

 7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。

◎7月27日の見どころ

 五輪競技で先陣を切って始まったソフトボールが、この日、最終日を迎える。初戦のオーストラリア戦から次々と快勝を続け、順調に好成績を積んできた日本。リーグ全勝が期待されたが、最終戦では、宿敵アメリカに1-2でサヨナラ負けし、4勝1敗の2位通過で予選リーグを終えた。最終日の27日、決勝で再びアメリカと対戦する日本。次回のパリ五輪では正式競技からの除外が決まっている中、開会式前日に39歳になったエース、上野由岐子率いる日本は、金メダルで有終の美を飾れるか。

 競泳では、男子200m自由形で、松元克央がローマ大会以来の男子自由形のメダル獲得を狙う。体操競技は女子団体の決勝。サッカー女子はグループリーグの最終戦が行われ、決勝トーナメントに進む8カ国が決まる。

【東京五輪】水谷隼、伊藤美誠組が「混合ダブルス」で日本卓球界悲願の金メダル

2021.07.27 Vol.Web Original

柔道男子73キロ級で大野将平が連覇達成

 東京オリンピック第4日となる7月26日、日本は金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した。

 卓球の新種目となる「混合ダブルス」では日本の水谷隼、伊藤美誠組が決勝で中国の許昕、劉詩雯組を破り、日本卓球界で初の金メダルを獲得した。

 水谷、伊藤組は前日の準々決勝でドイツのパトリック・フランツィスカ、ペトリッサ・ゾルヤ組と対戦し、3-3で迎えた第7ゲームで相手に一時は7点差をつけられ、6-10でマッチポイントを握られたがそこから連続4得点でジュースに持ち込むと、一進一退の攻防から16-14で逆転勝ち。その勢いで準決勝も突破し、この日の決勝に臨んだ。

 決勝では中国ペアに2ゲームを連取されピンチとなるが、そこから3ゲームを取り返し逆転。第6ゲームは中国が取り3-3と白熱の展開に。勝負の第7ゲームは水谷、伊藤組が8-0でリードすると中国ペアの反撃を振り切り、ゲームカウント4-3で勝利を収め、中国を抑え新種目の初代王者となった。

 柔道男子73キロ級では大野将平が決勝でラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)と対戦。5分の本戦では決着がつかず、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。ともに1つずつの指導を受けた後の延長2分に大野は2回目の指導を受けてしまう。指導は3つで負けとなることから絶体絶命のピンチとなったが、大野は慌てず一本を取るべく我慢の柔道。最後は支釣込足で技ありを奪い、トータル9分26秒の死闘の末、勝利を収め、柔道男子日本勢史上4人目の五輪連覇を達成した。

 柔道では女子57キロ級で五輪初出場の芳田司が銅メダルを獲得した。芳田は準決勝でノラ・ジャコバ(コソボ)と対戦。ゴールデンスコア方式の延長戦で小外掛けで技ありを奪われ敗れ、3位決定戦へ。3位決定戦でエテリ・リパルテリアニ(ジョージア)と対戦し、内股で一本勝ちを収めた。しかし試合後のインタビューで「金メダルを目指していたので悔しい」と言う芳田に笑顔はなかった。

 新競技のスケートボードでは女子ストリートで13歳の西矢椛が日本選手では史上最年少となる金メダルを獲得。16歳の中山楓奈も銅メダルを獲得し、10代のメダリストが2人誕生した。これまでの最年少記録は1992年バルセロナでの競泳の岩崎恭子の14歳だった。

 体操は男子団体総合が行われ、日本はトータル0.103点差で惜しくも銀メダルに終わった。またアーチェリーでは男子団体で日本は3位決定戦でオランダに勝利を収め、男子団体史上初のメダルとなる銅メダルを獲得した。45年ぶりの五輪出場となった男子バスケットボールは予選ラウンド初戦でスペインと対戦し、77-88で敗れた。しかし第2クォーターに一時26-26と同点に追いつくなど善戦。第4クォーターの終盤には一ケタ得点差まで追い上げるなど次戦に希望を持たせる内容だった。

 第4日までの日本のメダル獲得数は、金8、銀2、銅3となった。

【東京五輪24日】日本柔道、男子60キロ級の高藤が金! 日本初メダルは女子48キロ級の渡名喜の銀

2021.07.24 Vol.Web Original


 東京オリンピックの2日目の24日、
柔道男子60キロ級の髙藤直寿が優勝、日本勢初となる金メダルを受賞した。柔道では女子48キロ級の渡名喜風南(となき・ふうな)が銀メダルを奪取し、日本選手団初のメダルももたらした。お家芸の柔道のメダル奪取で、他競技の日本代表にいい刺激を与えそうだ。

 髙藤は、決勝で楊勇緯(台湾)と対戦。延長の末、相手に指導が3度与えられ反則となり、結着。この階級では4大会ぶりの金メダルとなった。髙藤は目を潤ませながら「コーチや井上康生監督に迷惑をかけてばかりだったので、結果を残せて良かったと思っています。こうやって(東京オリンピックを)開催していただいたおかげです」と感謝。「豪快に勝つことができなかったのですが、これが僕の柔道です。今まで応援してくれていただいてありがとうございました。金メダリストとして柔道を磨いていきたいと思います」と話した。

 渡名喜は、準決勝でここまで1勝4敗のダリア・ビロディド(ウクライナ)と対戦。延長に持ち込んで抑え込み一本勝ちで破った。決勝では、ディストリア・クラスニチ(コソボ)と対戦。終了間際に内股で技ありをとられて銀メダル。渡名喜は、悔し涙を拭いながら「自分の弱さが出てしまった。しっかりとこの負けを認めていきたい」とコメントした。

 

【東京五輪】聖火が有明の「夢の大橋」に移動も観覧は「自粛」の呼びかけ

2021.07.24 Vol.Web Original

本番の約3分の1サイズ

 東京オリンピックの開会式から一夜明けた7月24日、聖火リレーの最終ランナーを務めた大坂なおみが灯した聖火が東京・有明にある「夢の大橋」に設置された聖火台に移された。

 これは国立競技場には聖火台を置くスペースがないための措置。有明地区には競技会場が多く集まっている。

 ここに設置されるのは開会式で使用したものと形状は同じだがサイズは3分の1で直径約1.2メートルで高さ約0.9メートルのもの。それでも重さは約200kg。聖火台を置く架台を含めた全体のサイズは高さ約3.7メートルになる。

 この聖火台は大会史上初めて燃料に水素を使用。水素は燃焼時に無色透明なことから炭酸ナトリウムによる炎色反応で着色し、自然な炎の色にしているという。

【東京五輪】日本勢メダル第1号出るか。7月24日の見どころと放映スケジュールをチェック

2021.07.24 Vol.Web original

 7月23日〜8月8日まで、史上最多33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京オリンピック。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など、気になるポイントをまとめてチェック。

【東京五輪】開会式開始後も国立競技場付近での五輪反対デモは続いた

2021.07.24 Vol.Web Original

新型コロナの感染拡大は収まらず

 東京オリンピックの開会式が7月23日に行われ、聖火の最終ランナーである女子テニスの大坂なおみが聖火台に火を灯し、8月8日までのスポーツの祭典がなんとか無事スタートした。

 今回の東京五輪は昨年初頭からの新型コロナウイルスによる感染症の拡大により、五輪史上初の延期となった。1年の延期は時の総理大臣、安倍晋三首相によって決断された。その当時から「1年でコロナ禍が収まるのか?」という不安の声が挙がっていたのだが、案の定というべきか、昨年末から感染が再び拡大。政府は緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の発出を繰り返し、感染の抑え込みを図ったが、施策は常に後手後手に。場当たり的な緊急事態宣言の発出にその効果は薄れ、感染拡大に歯止めはかからなかった。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の来日といった東京五輪に関係するカレンダーに緊急事態宣言等の施策が左右されているといった印象を持たれ、徐々に五輪開催に反対の声が大きくなっていった。

【東京五輪】開会式が無事終了。聖火の最終ランナーは大坂なおみ

2021.07.24 Vol.Web Original

国立競技場の上空に地球が浮かび「イマジン」が流れる

 東京オリンピックが7月23日開幕した。夜8時から行われた開会式は「コロナ禍での開催だからこそ、地に足のついた式典を」という思いのもとに制作された黒板にチョークで描かれたコマ撮り映像からスタート。

 フィールドではコロナ禍の中でもトレーニングを続けてきたアスリートたちの姿を表現するパフォーマンスが行われ、その後、場内の貴賓席に天皇陛下がご臨席。続いて菅義偉首相、小池百合子東京都知事、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長が現れた。

 日本国旗が入場後に、MISIAが「君が代」を独唱。国旗掲揚が行われた。続いて俳優でダンサーの森山未來が死者にささげるダンスを披露。「オリンピック大会の最中に命を落とした人たちを追悼します」というアナウンスが入り、会場では黙とうが捧げられた。

小池都知事「希望のあかりとなるような、そんなすばらしい大会に」東京五輪開幕控えメッセージ

2021.07.23 Vol.Web Original

 

小池百合子都知事は23日、東京2020オリンピック競技大会の開幕にあたり、都庁から都民や国民、そして世界に向けてメッセージを発信した。

「いよいよこの日がやってきました」と始めたメッセ―ジで、知事は、開幕の日を迎えられたことについての感謝を各所に述べたうえで、「東京2020年大会のモットーは復興五輪」と強調。「2011年、東日本を襲った地震と津波は被災地はもとより日本中を深い悲しみに突き落としました。その時に世界中の皆様からいただきました温かいご支援を励ましを私たちはいつまでも忘れることができません」としたうえで、「これまでの世界からの応援支援に対し開催都市の知事といたしまして、また日本人として改めて感謝を申し上げます」と頭を下げた。

 また、1964年の東京大会は都市の基盤整備が行われ、本大会は「人が生き生きと活躍でき、未来に向けて持続的な社会を築くことに向けられている」といい、「世界が直面している感染症や気候変動の危機にも対処をして、大会を通じて、持続的な回復(Sustainable Recovery)を目指していく」と宣言。

 また、大会の開催が決定してから、「バリアフリー化や多言語対応などによって、誰もが優しさを感じられる街づくりを進めてきた」。今後も、感染症対策のひとつでもあるスムースビズを推し進めることで、「多様な働き方や快適な都市環境に貢献していく」とした。

 最後に、都知事は「東京2020大会を多くの人々の記憶にいつまでも残り続ける、世界中の人々にとっての希望のあかりとなるような、そんなすばらしい大会にしてまいりましょう」と、結んだ。

 開会式は20時から。

 メッセージはアーカイブされている。

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