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喫煙所は単にたばこを吸う場所から別の付加価値を持った施設に発展する予感

2020.12.25 Vol.web original

 2020年4月1日に「改正健康増進法」が全面施行され、喫煙者には厳しい時代が訪れた…のだが、今年はそれより大きな問題「新型コロナウイルスの感染拡大」が起こってしまい、この話題は瞬間最大風速で大きな話題となったものの、すぐにコロナに取って代わられた。

「望まない受動喫煙」を防ぐための法律である改正健康増進法なのだが、ある時期は人と人との接触が制限されていたこともあり、受動喫煙というケース自体が減っていたことも事実。

 しかし新型コロナによる緊急事態宣言が解除され、徐々に街に、オフィスに人が戻ってくると、またぞろ喫煙者への風当たりが強くなってきた。

 現在、喫煙者をめぐる状況は、この法律が施行されるにあたり外での喫煙所が減ったことで路上喫煙をしてしまう喫煙者が増えたり、新型コロナの感染拡大防止で密になる状況を防ぐために、閉鎖される喫煙所が出てきてもいる。やっと見つけた喫煙所も、やはり密にならないようにするために人数制限をかけたり、喫煙者同士の密にならないための自主規制により、順番待ちが起こってしまうといった事象が起きている。

「それなら吸わなければいい」というのは乱暴な意見で、非喫煙者への受動喫煙等の配慮がなされていれば、タバコを吸うこと自体は何ら問題はない。ということで現在はさまざまな工夫を凝らした喫煙所が生まれている。

 最初のうちは施設の管理者も「2人まででお使いください」といった張り紙などで密にならない状況を作っていたのだが、そのうち足元に1メートル間隔にシールを張り、並んでいる状況で密にならないような施策が施された。それは喫煙所内にも及び、立ち位置にシールを張ることで適切な間隔が取れるようになった。

 しかし喫煙所は「第2の会議室」と呼ばれるように、喫煙者同士でどうしてもコミュニケーションを取ってしまうもの。それを防止するために、そのシールの足型を同じ方向や壁側に向かうように張ることで、向き合わないでの喫煙を促すような工夫が講じられた。

 また一部施設での原則敷地内禁煙などが進められた昨年には六本木にデジタルサイネージ(電子看板)付きの屋外喫煙所がオープン。新型コロナ禍では、画面を見る=同じ方向を見る、ということで向かい合っての飛沫感染が防止できるだけでなく、画面を見ることで喫煙しながらの会話を抑制する効果もあった。そしてそこに流れる広告等は企業にとっては一つのビジネスチャンスともなっていた。

 その他にもゲートシティ大崎などでは、スマホから喫煙所の待ちの行列を確認することができるシステムを導入し、行列での密の回避と、喫煙者の待ち時間のロスの解消も行っている。

 新型コロナの影響で、今後も喫煙所にはさまざまな新しい技術が導入されそうで、2021年以降は単にタバコを吸う場所から、別の付加価値を持った施設に発展を遂げていく可能性もありそうだ。

東京2020開閉会式の野村萬斎氏統括の演出チームを解散。佐々木宏氏が新たに総合統括に就任

2020.12.23 Vol.Web Original

コロナ禍で迅速さと効率化を最優先

 東京2020組織委員会が12月23日、東京2020 大会の開・閉会式に関する記者会見を開催した。

 狂言師の野村萬斎氏が統括していた7人で構成されていた演出チームを解散し、パラリンピックの演出統括だったクリエーテイブディレクターの佐々木宏氏が新たな総合統括となることとなった。

 会見の冒頭、武藤敏郎事務総長が「新型コロナウイルスによる大会の延期、それに伴う社会状況の変化を踏まえ、国民の理解と共感を得られる大会の在り方について議論をしてきた。大会の簡素化を推進し、最大の課題であるコロナ対策を踏まえて準備の見直しをしてきた。開会式、閉会式の演出企画について、コロナ禍による社会状況の変化、簡素化等の観点からゼロベースでの見直し、再構築を進めてきた。限られた時間の中でより迅速、かつ効率的に準備を進めていくために、新たな体制を構築していくことが必要との結論に至った」として、野村氏、映画監督の山崎貴氏、佐々木氏、映画プロデューサーの川村元気氏、クリエーティブプロデューサーの栗栖良依氏、ミュージシャンの椎名林檎氏、振付家のMIKIKO氏の7人の演出企画チームについて「任を終え、新たな体制に引き継ぐことになった」とその経緯を説明した。

 そして「延期後の大会全体のコンセプトに鑑み、簡素化、コロナを経たイベントの在り方を踏まえて開閉会式を計画してくために、今年7月に大会1年前イベントの演出企画を担った佐々木氏を両式典の総合企画エグゼクティブクリエイティブディレクターとして迎える。野村氏については組織委のアドバイザーとして、大会の持つ文化的な意味づけ等にご支援をいただきたいと思っている」と今後の体制を発表した。

MIYAVIプロデュースの日本酒「MIYAVI SAKE」がメルセデス ミー 東京 (六本木) 「UPSTAIRS」に期間限定で登場

2020.12.22 Vol.web original



 世界へ挑戦し続けるサムライギタリストMIYAVIと、京都・伏見の蔵元「月の桂」の四代目当主・増田徳兵衛氏との出会いにより生まれた日本酒ブランド“MIYAVI SAKE”。

 この“MIYAVI SAKE”が、六本木にあるメルセデス ミー 東京 2階のレストラン「UPSTAIRS (アップステアーズ)」にて、2021年1月6日より期間限定で販売される。

 メニューは「MIYAVI SAKE STANDARD」スペシャルセットと「MIYAVI SAKE LIGHT」スペシャルセットの2種類(予定)。どちらのセットも、オリジナルプレゼントつき(プレゼントはなくなり次第終了)。

 ぜひ、この機会にメルセデス ミー 東京(六本木)「UPSTAIRS」で“MIYAVI SAKE”を堪能してみては。

ブラサカ日本代表監督、パラリンピックは「無観客でもやりたい」。コンディションは過去最高

2020.12.21 Vol.Web original

 日本ブラインドサッカー協会は21日、男子日本代表の高田敏志監督によるオンライン活動説明会を行い、2020年の活動総括や来年のパラリンピックに向けた思いを語った。

 ブラインドサッカー男子日本代表チームがかねてより重視しているのが、数値による「見える化」。緊急事態宣言が解除された6月から本格的な活動を再開し、夏の合宿では、昨年の国際大会初戦時と比べた選手たちの走行距離や心拍数などを数値化して、コンディションの回復状況を確認した。この日の説明会では、その後も負荷をコントロールしながらトレーニングを継続したことが示され、10月合宿での体力測定では、ほとんどの選手が過去最高の数値をマーク。高田監督は「トレーニングの成果です」と手応えを口にし、こうした数値の裏付けをもとにトレーニングの負荷、戦術プランのバリエーションを検討するなど、ポジティブな方向に進んでいるとした。

小池都知事が臨時会見。感染者800人超で「年末年始コロナ特別警報」

2020.12.17 Vol.Web original

 東京都の小池百合子知事は17日、都庁で臨時の記者会見を開き、この日、新規の感染者が800人を上回ったことなどから、一層の感染防止策が必要だとして、「年末年始コロナ特別警報」を発出した。

 東京都ではこの日、新たに822人の感染者が確認され、1日の感染者数としては過去最多となった。感染状況や医療提供体制を分析・評価する24回目のモニタリング会議では、コロナ患者のための医療と通常医療の両立に困難が生じているとして、医療提供体制の警戒レベルを最も高い「体制がひっ迫していると思われる」に引き上げた。

 こうした状況を踏まえ、小池知事は「これまで以上に危機感をもつことが必要」と警戒を呼びかけ、人の流れが活発になる年末年始は「普段と違う動きになる。すなわち別の感染リスクが高まることを意味する」とし、感染をストップさせるための特別な時期として、「年末年始コロナ特別警報」を発出した。

 日常生活での感染防止策として、小池知事は、いつもの小さなグループで過ごすことを推奨したほか、久しぶりの人に会うことを避ける、忘年会や新年会・帰省はできるだけ避ける、帰省する場合には、2週間前から会食を控えることを呼びかけた。

 また、事業者へは、1月11日まで酒類の提供を行う飲食店およびカラオケ店での営業時間短縮の要請や、職場での感染防止策の徹底、休暇の分散取得のほか、地域のまちづくり団体等が主催する大規模施設でのイルミネーション中止や点灯時間の短縮、1都3県における大晦日の終夜運転の停止要請について改めて言及した。年末のカウントダウンイベントや終夜営業の店に関しては「お控えいただく方が良い。感染防止の観点も含めてご判断いただきたい」との考えを示した。

コロナを越えて光を世界へ…東京タワーでユダヤ教のお祭り「ハヌカ」を開催

2020.12.17 Vol.web original



 ユダヤ教の光のお祭り「ハヌカ」を祝うイベント「HAPPY CHANUKA FROM CHABAD OF JAPAN2020」が16日、東京タワーにて行われ、駐日イスラエル大使のヤッファ・ベンアリ氏や、自由民主党衆議院議員、防衛副大臣兼内閣府副大臣の中山泰秀氏らが登壇。新型コロナウイルスの多大な影響を受けた今年を振り返りながら、平和を願う光の祭りを多くの参加者とともに祝った。

「ハヌカ」は、紀元前二世紀ごろ、イスラエルの地を占領していたギリシア軍から、ユダヤの人々がエルサレム神殿を奪回した歴史的な出来事をきっかけに行われるようになったユダヤの行事。取り戻した神殿にわずかに残った壺の油で光を灯したところ、8日間も燃え続けたという故事にちなみ、「ハヌキア」という燭台に8日間火を灯し、油を使った料理を食べてお祝いをする。

2021年の釣りフェスティバルはオンラインで開催へ

2020.12.16 Vol.Web Orginal

 道具やサービスなど最先端の釣り情報が集結する「釣りフェスティバル2021」がオンラインで開催されることになった。日程は、2021年1月22~24日。新型コロナウィルス感染症のリスクを鑑み、リアルイベントの開催は中止する。
 
 毎年、多くの釣り愛好者が集まるイベント。会場はオンラインに移るが、総合メーカーや専門メーカー各社が一挙に集まり、2021年の新製品やイチオシ製品を一堂に紹介するのは同じ。サイトに各メーカーの特設ページが設けられ、釣種別に製品情報が見られる。また、各メーカーの新製品がひとめでわかる「ピックアップ新製品」から情報をいち早くチェックすることもできる。「釣りフェスティバル2021」オリジナルグッズの販売ページも設けられる。

 パシフィコ横浜に設けられるオンライン特設会場からは、トップアングラーによるトークやライブなども配信。オンラインならではの視聴者参加型企画やさまざまなコンテンツの配信を予定しているという。視聴は無料。アーカイブ配信もする予定だ。

「クール・アングラーズ・アワード2021」の授賞式も行われる。

【今月の一言】枝野幸男代表、安倍晋三前首相、吉村洋文知事

2020.12.16 Vol.736

 立憲民主党の枝野幸男代表が、新型コロナウイルス対策としての予備費約3700億円の大半を「Go Toキャンペーン」の継続にあてる政府の方針について「医療関係の支援に回るのかと思ったら、この局面でその話か(12月8日の党会合で)
→今に始まったことじゃない。

 大阪府の吉村洋文知事が新型コロナウイルス感染が拡大する中での年末年始の帰省について「できるだけ分散し、できれば帰省を控えてもらいたい」(12月8日、府庁で記者団に)
→できれば住民投票も控えてもらいたかった。

 安倍晋三前首相が「桜を見る会」前夜祭問題について「まさに今、捜査が行われておりまして、その結論が出る前に、今、申し上げるのは適切ではないと思いますので、お答えを差し控えさせていただきたい」(12月4日、国会内で記者団に)
→捜査には何の支障もないですけどね。

五輪聖火リレー、来年3月25日福島からスタート

2020.12.15 Vol.Web original

 東京2020組織委員会は15日、記者会見を開き、2021年に開催されるオリンピック聖火リレーが3月25日に福島県・ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジでスタートすることを発表した。聖火リレーは47都道府県の859市区町村、121日間をかけて日本全国を巡る。

 株式会社Jヴィレッジの鶴本久也専務取締役は「今年の3月に延期が決まった時は、社会の状況を考えてやむなしと思いながらも、社員全員で落胆してしまった。来年の聖火リレーのスタートもJビレッジと聞いて、震災からまもなく10年の福島から元気に前を向いている様子をお伝えできれば」と意気込んだ。

 東京1964オリンピックで聖火ランナーを務めた遠藤良宏さんは「小学校の教員として当時の聖火リレーの話をすると、生徒がたいへん興味を持ってくれた。誇りに思っていますし、心の財産です。延期が決まった当初は落胆しましたが、従来通りのリレーと聞いてほっとしました」と率直な思いを語った。

 コロナ禍での開催となる点について、布村幸彦組織委員会副事務総⻑は「聖火リレーにおいては、観客、ランナー、運営スタッフ、地域住民の方々の安全・安心の確保が大きなテーマになると思う。沿道やセレブレーション会場での対策など、近いうちに組織委員会から全国の実行委員の皆様へ感染症対策のガイドラインをお示しする。ランナーや沿道の方々の笑顔が聖火リレーを通じて国民に伝わることを願って、しっかり準備していきたい」と語った。

【KEY WORDで見るニュース】一身上の都合、世界都市総合力、ディエム

2020.12.15 Vol.736

一身上の都合

 政府は12月8日、西川公也内閣官房参与が辞任したと発表。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、西川氏から参与辞任の申し出があったと明らかにし、理由は「一身上の都合」と説明した。西川氏は、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による吉川貴盛元農水相への現金提供疑惑にからみ、関与が取り沙汰されている。

世界都市総合力

 森記念財団都市戦略研究所が12月8日、世界の主要48都市を対象に経済、居住など6分野70指標で評価を行う、2020年の世界の都市総合力ランキングを発表。東京は3位を維持したが、人材確保をはじめとする経済に関するスコアの下げ幅が大きく、9年連続で首位となったロンドンと2位のニューヨークに大きく水を開けられた。東京は「清潔さ」が高く評価された一方、「優秀な人材確保の容易性」の指標で評価を下げた。

ディエム

 米交流サイト大手フェイスブック(FB)の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」が名称を「ディエム」に変えて再出発することが12月1日に発表された。早ければ来年1月にも発行されるとみられている。リブラについては複数通貨と連動した仮想通貨の実用化を目指したことから各国の金融当局から金融犯罪に悪用されるなどとする懸念の声が相次いだ。そのためディエムは単一通貨を裏付け資産とする仕組みになったが、7日の先進7カ国(G7)財務相らによる電話会談では、改めて強い規制が必要だとの意見が出ている。

菅首相が就任時以来の会見

2020.12.13 Vol.736

2020.11.6〜12.10 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE MONTH>
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