映画『悪の教典』の試写会が30日、都内にて行われ、主演した俳優の伊藤英明と三池崇史監督が登壇した。
本作は、貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化した作品で、「海猿」シリーズで正義感の強いヒーローを演じてきた伊藤が、目的のためなら殺人もいとわないサイコパス(反社会性人格障害)の教師・蓮実聖司を演じていることも話題。この日は、女子高生を対象としたティーチイン試写会。「蓮実と(「海猿」の)仙崎、どちらが自分に近い?」という質問に、伊藤は「どっちも演じるのは楽しいけど、今回は心労でじんましんが出るくらい大変だったから、やっぱり仙崎かな」と返答。それだけに、現在「海猿」シリーズの原作者・佐藤秀峰氏と、映像化を手掛けたフジテレビとの間にトラブルが発生していることを心配しているようで「ニュースで"海猿"がもうできないというのを見たけど、どうなるのかな。フジテレビがきっと頑張ってますよ」と解決へ期待を寄せていた。
また、ファーストキスについての質問や"ハグしてください"というお願いまで、女子高生たちのリクエストに笑顔で応えた伊藤。最後には参加者全員と握手をするファンサービスぶりだった。
映画『悪の教典』は11月10日より全国東宝系公開。