服の上からでも分かる熱い胸板とがっちりとした肩幅。さすが格闘家!と思いきや、格闘技を始めてまだ3年くらいしか経っていないとか。
「幼稚園の時にはもう泳いでいた記憶があります。その頃からオリンピックを目指し、水泳をやっていたんですけど、中学校2年生ぐらいの時に伸び悩んでしまって…。ほぼ毎日練習していたのに、これだけやってもダメなんだから、この先も無理だろうと。で、もういいいやって思ってやめちゃったんです」。
ジュニアオリンピックにまで出場したのに、何ともあっさりと…。
「学校の部活で陸上もやっていて、そっちのほうが面白くなって、本格的に陸上に転向しました。高校時代は800mでインターハイを目指していましたが、結局インターハイには出場できず、関東大会止まり。その後の記録会で1位になったりもしたんですけど、インターハイに出ていないという事で、希望していた大学に推薦がもらえず、陸上もやめちゃいました。諦めが早いというか、ちょっと投げやりになっちゃう性格なのかも知れない (笑)。その後は、柔道整復師の専門学校に通っていたんですが、1年ぐらい何もしていなかったら、太ってきちゃって(笑)。ダイエット感覚というか、エクササイズ感覚で、現在のジムに通い始めたら、格闘技にはまってしまった。そこから、自分の格闘家としての人生が始まりました」