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スポーツ | TOKYO HEADLINE - Part 443
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KHAOS.2 龍矢が軍司にK-1甲子園のリベンジ 佐野は里見を返り討ち MVPは晃貴

2017.05.14 Vol.690

 K-1グループのK-1、Krushに続く第3のブランド「KHAOS」の第2回大会「KHAOS.2」が5月13日、東京・新宿FACEで開催された。

 実験的な場でもあるKHAOSは旗揚げ戦で前日の計量後に抽選で対戦相手を決める「KHAOS ROYAL」という斬新な企画を試みた。今回は出場選手全員が10代という「KHAOS TEENS」と、これまた斬新な大会となった。

 メーンでは昨年のK-1甲子園-55kg決勝で拳を交えた軍司泰斗と龍矢が対戦。2-0の小差の判定で龍矢が勝利を収めた。

 試合は1Rから意地と意地がぶつかり合う白熱の展開に。判定の難しいラウンドが続いたが、やや龍矢のほうが有効打が多かったか、30-29が2人、29-29が一人という判定で龍矢が勝利を収めた。

 試合後のマイクで龍矢は「去年のK-1甲子園決勝で軍司選手に負けて、めっちゃ悔しかったので、今日、何とか勝つことができてよかったです。みなさん僕の名前を覚えて帰ってください」と挨拶。

 Krush3月大会で出貝泰佑に勝利を収め、武居由樹の持つ「Krush -53kg王座」への次期挑戦者となっていた軍司にとっては痛恨の敗戦となった。一方、龍矢はこの勝利でトップ戦線入りへ大きなアピールとなる。

【格闘家イケメンファイル Vol.72】K-1甲子園2016−60kg王者 西京佑馬(さいきょう・ゆうま)

2017.05.08 Vol.690

 インタビューに制服で現れた西京佑馬。今年高校2年になったばかりの16歳だ。本連載の第20回が、当時16歳だった実兄の西京春馬。

「兄の記事が掲載されているやつは読んだ記憶があります」と西京。

「小さい頃は双子とかに間違えられるぐらい似ていたんですけど、最近はそんなに似てるって言われないです」と言うが、全体の雰囲気は違うが、よく見るとパーツはそっくり。どちらも正真正銘のイケメンだ。

「格闘技を始めたのは兄が先です。小さなころからK-1を見ていて、まず小学校4年の兄がジムに入り、その1か月後、小学校1年の時に、自分が同じジムに入りました。友達とかにも、空手をやっている子はいましたが、格闘技をやっていたのは僕たち兄弟だけだったので、結構仲は良かったと思います。性格的には、自分はすごく負けず嫌い。多分兄より負けず嫌いですね。ただ、階級が違うので兄に対して対抗意識とかは全然ないです。同じ階級だったら、いつか対戦しなきゃいけない事があるかもしれないので嫌ですね。兄とはやりたくないです」

 2015年、K-1甲子園で優勝した兄に続き、2016年、同大会で優勝し、2年連続兄弟優勝を果たした佑馬。4月のK-1代々木大会で、1RKO勝利という戦慄のプロデビューを飾ると、6月のK-1さいたま大会にも出場が決定。小澤海斗との対戦が決まっていた春馬と兄弟出場が実現した。

K-1大会前恒例の「大決起集会」を5・20スカイツリーで開催

2017.05.07 Vol.690

 K-1の大会前の恒例イベントとなっている東京スカイツリーでの「大決起集会」。

 今回も「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ)を前に、5月20日18時30分から東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5Fの「J:COM Wonder Studio」で開催される。

 今回もトーナメントに参加する選手はもちろん、大会に出場する選手が多数参加の予定。

 試合直前の選手の生の声を身近で聞ける貴重なチャンスとあって、毎回多くのファンが詰めかけている。

 ファンとの交流という面もあることからリラックスムードで臨む者もいれば、同席しないまでも対戦相手が至近距離にいることで発言が過激になる者、あえて淡々とした態度に終始する者など選手の個性が出るイベントとなっており、そんな観点で見るのも一考だ。

 昨年は最後のフォトセッションでの武尊と小澤海斗の乱闘、主催者側があえて同席させた卜部弘嵩と大雅の微妙な空気など、ある意味“迷場面”を生み出すこのイベント。今回の注目は対戦発表会見で乱闘になりかけた大雅と皇治か? 2人が参加すれば片時も目の離せないことになりそうだ。

K-1に新スター誕生!武居がSバンタム級トーナメント優勝

2017.05.04 Vol.690

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ?第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント?」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで、Krush?53kg王者の武居由樹が優勝を果たした。

 武居は1回戦で初の国際戦となるアントニオ・オルデン、準決勝で石田圭祐と2連続KOで決勝に進む。反対のブロックからは久保賢司が決勝へ上がってきた。

 久保は今回現役復帰しトーナメントに参戦。引退前はボクシングに転向していた時期もあり、そのパンチの技術は折り紙つき。しかし武居はそんな久保にキックばかりではなくパンチの技術でも圧倒。3RにはあわやKOというところまで追い込み、判定ながら完勝した。

 武居は今春、フジテレビで放送された『ザ・ノンフィクション』でその生い立ちが取り上げられ注目を集めていたが、今回その実力も本物であることを証明。会見などで見せる素朴なキャラに女性ファンからは「かわいい」という声があがるなど、武尊に続く新スターの誕生となりそうだ。

 新生K-1がスタート以来ほとんどの大会を開催し、“聖地”と化していた代々木競技場第二体育館は7月から改修工事で休館となるため、K-1は次回大会からさいたまスーパーアリーナに進出する。

6.18、K-1さいたま大会の追加カード発表 

2017.04.27 Vol.689

 6月18日(日)にさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会で行われる「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN?第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント?」の追加カード発表が26日、都内の会場で行われた。新生K-1が誕生して、初進出となるさいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナでの大会とあって、ファンの期待が高まるカードがそろった。

 4月22日の大会で山崎秀晃に勝利し、2度目の防衛に成功したスーパー・ライト級王者ゲーオ・ウィラサクレックは、野杁正明と対戦。ゲーオの3度目の防衛となるタイトルマッチが行われる。両者は昨年の世界最強決定トーナメント準決勝で対戦し、ゲーオが判定で勝利。野杁にとっては、リベンジマッチとなる。4月に続き連続参戦となるゲーオは「いつでも戦う準備ができているので特に問題はない。野杁選手と戦えるのはうれしく思う。強くて怖い選手ですが、全力で挑んで防衛します」とコメント。一方野杁は「僕がベルトを取るのはここしかない。今までの格闘技人生の全てを賭けて取りに行きたい」と決意を述べると「前回ゲーオと戦った時は作戦を練らず、自分を出しましたが、今回は(小比類巻)会長と新しいトレーナーと作戦を練っている。新しい対策がどこまで通用するかですね」と試合に向けて準備を整えている事を示唆した。

 スーパーファイトでは、フェザー級で、ゲーオと同じく4月大会にも出場した武尊が連続参戦。またスーパー・ライト級では平本蓮の出場が発表された。2人の対戦相手は、元K-1ファイター・アルトゥール・キシェンコのジムに所属する兄弟選手。武尊は弟のブバイサ・パスハエフ、そして平本は兄のウマル・パスハエフと対戦する。会見4日前の4月大会で受けたローブローのダメージが心配される武尊だが「新生K-1になって初のさいたま大会なので、俺が出ないとダメだろうと思っていた。すぐ相手を決めてくれて良かったです。昔K-1で活躍した選手が育てている選手だし、アグレッシブなファイターと聞いてすごい楽しみ」と連続出場も意に介さず、初のさいたま大会へ期待を膨らませていた。平本は、対戦相手のウマル・パスハエフの「相手にとって不足はない。自分のキャリアのためにもこの試合は絶対に負けるわけにはいかない」というコメントが読み上げられると「(階級を上げたことで)今はベストの状態。減量のための練習ではなく、試合のための練習ができる。もっと強くなって、すごい試合ができる自信はあります。前回トーナメントを経験してみて、とても大切な宝物になった。それを生かして頑張ります」と自信をのぞかせた。

 ロシアの兄弟参戦に対抗するわけではないが、日本人では西京春馬、西京佑馬兄弟の出場が発表。小澤海斗と対戦が決定している春馬に加え、4月大会のプレリミナリーファイトでプロデビューを飾った佑馬が連続参戦。デビュー戦でありながら、1RKO勝ちというインパクトを残したことが評価され、出場が決定した(対戦相手は未定)。春馬は「いい勝ち方をして、西京兄弟が一番良かったと言わせたいです」と言うと佑馬も「いつも通り追い込んで、しっかり倒せるように頑張ります」とコメントした。

 なお、平本は、5月13日(土)新宿FACEで行われるKHAOS.2で、父の俊幸さんを相手にミット打ちを披露、また西京兄弟もエキシビションマッチを行うことも決合わせて発表された。

格闘技写真の第一人者・長尾迪氏がヒクソン・グレイシーをテーマに写真展

2017.04.25 Vol.689

 黎明期から日本の格闘技を撮り続けてきたフォトグラファーの長尾迪氏の写真展「MMA LEGEND Vol.1 Rickson Gracie Photo by Susumu Nagao」が5月1日からスタジオf-1成城で開催される。

 写真展のテーマは「MMA LEGEND」で、今回取り上げるのはヒクソン・グレイシー。1994年の初来日から今日までのヒクソンの写真、約50点を展示する。

 長尾氏はUFCやK-1でオフィシャル・フォトグラファーを務めるなど、日本の格闘技写真の第一人者といっても過言ではない存在。展示作は、試合はもちろん、そんな長尾氏ならではともいえるヒクソンのオフショット写真、息子のクロン・グレイシーとともに再び日本にやってきた折の、いわば“伝説の続き”を写した新作など多彩な内容となっている。

 会期中の5日には「バーリ・トゥード・ジャパン・オープン95」でヒクソンと対戦した中井祐樹氏を、6日には日本で初めてヒクソンを招へいした中村頼永氏を招いてトークイベントを開催。

 格闘家、ビジネスマン、被写体といったさまざまな角度からヒクソンの魅力に迫っていく。

アンチェイン 大岩龍矢【格闘家イケメンファイル Vol.71】

2017.04.24 Vol.689

 私服の時はシュッとしたイケメンだが、リングに向かう時は太いチェーンを首から下げ登場する謎のチェーンキャラの大岩。なぜチェーンなのか?

「名古屋から上京してきて、2戦目ぐらいの試合でちょっと格上の選手に勝ったんです。その時に、先輩の(卜部)弘嵩選手が“お前には何か足りない。よし、チェーンをつけよう”って言って(笑)。心の中では“マジっすか?!”って感じでしたが、その時は“ハイ”としか言えなかった。でも次の日に休みだったのでチェーンを見に行って首にかけたら、これ、案外いけるなって(笑)。よく“イケメンなのにもったいない”って言っていただくんですけど、自分ではそんな意識はないですし、逆にギャップになって目立つならいいかなと。そう言われること自体印象に残っているという事だと思うし、あとは試合でどう見せるかなので、入りとしてはいいんじゃないかと思っています」

 そのチェーンを5月28日のKrush.76で対戦する芦澤竜誠に会見でいじられてたが…。

「そうなんですよ。なんかチェーンとかを切る大きなクリッパーを持ってきて、“そのチェーンダサいわ、切ってやる”って(笑)。みんなから面白かったって言われたし、いじられないよりいじられるほうが良かったので、逆にありがたいです(笑)」

 常にニコニコと笑顔だが、格闘技への思いを断ち切れず、上京してきたという意志の強さも。

「やっぱり1番を目指すなら東京かなと思い3年前に上京してきました。名古屋で大学を卒業して、普通だったら就職するんでしょうけど、格闘技をやりたいという気持ちが強く、就職活動にまったく身が入らなかった。大学まで出してくれた親には、なかなか言い出せなかったんですけど、多分中途半端な気持ちで就活をやっているっていうのが伝わったのか、真剣にやるなら東京に行ってこいと言ってくれました。実家は名古屋で“まんぷく”っていう焼き肉屋をやっているんですけど、小さいころは商品だからダメだといって肉はあまり食べさせてもらえなかった。でも今は帰ったら食べさせてくれるし、肉を送ってくれたりもして、応援してくれています。実家の周りでは“まんぷくのところの息子”って言われてますが、いつか“大岩龍矢の実家のまんぷく”って言われるようにしたいですね」

 強い思いで上京してきたが、つらい日々が続いたという。

「自分が一番強くて、一番厳しいジムだと思っていたチームドラゴンに入門しました。そこは想像以上に厳しく、正直きつ過ぎて毎日帰りたいって思っていた。そこでは週に2回のスパーリングがあって、チャンピオンとか関係なくみんなでやるので、ボコボコにされるんです。だから、スパーリングの前日とか怖くて眠れなかった。それがずっと続いていたので、ヤバいなって…。でも、快く送り出してくれた親とか、周りの人たちの応援があって、なんとか続けてこられました。またジムにはチャンピオンもいっぱいいたんですけど、刺激になると同時に、落ち込んだ時にはいろいろ声をかけてアドバイスをくれたりしたことで、なんとかモチベーションを保つことができたので、チームのみんなには感謝しています。特に武尊は、入った時に一番最初に“俺も同い年だよ。やっと同い年の仲間が来た”って声をかけてくれて。それから仲良くしています」

 まずは5月28日の試合に勝つことが目標だ。

「対戦相手の芦澤選手は、3月に行われた『KHAOS.1』でKO勝利を飾った上、MVP賞としてAbemaTVボーナスを獲得している強豪。しかも強い上に個性的で会場を盛り上げたり、パフォーマンスもうまい。今、すごく勢いがあるし、華もある選手なので、めちゃくちゃ対戦が楽しみです。相手も攻撃的な選手で、自分もとにかく前に行くスタイルなので、バチバチでおもしろい試合がお見せできると思います。最終的にはKrushのベルトが欲しいです。そのためには、現チャンピオンの小澤海斗選手を破らなければならない。去年8月の地元名古屋での試合では、もう一歩のところでベルトを逃したので、今回いい試合をして、今年の名古屋大会でリベンジするチャンスをもらえるように頑張りたいと思っています」

 ズバリ、アピールポイントは?

「まずは、この減量で鍛えた肉体です(笑)。チェーンを巻いてセクシーに…なるのかどうか分かりませんが、とにかく鍛え抜いた裸にチェーンという姿を見に来て下さい。あとはお互いアグレッシブに行くと思うので、豪快なKOをお見せできれば最高ですね」

4・22K-1 武尊が復帰戦でKO勝ち 山崎はリベンジならず

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で初代フェザー級王者の武尊がスーパーファイトでビクトー・サラビアを3R2分23秒、KOで破った。

 武尊は昨年行われた初代フェザー級王座決定トーナメントで優勝したものの、右拳を骨折。今回は5カ月ぶりの復帰戦となった。

 ともに倒しに行くスタイルで激しい打ち合いを展開。途中、ともにノーガードで笑顔を見せ、互いの気持ちがシンクロする場面もあった。

 試合は体格で勝る武尊が徐々にペースを握る。三日月蹴りで動きを止めると、パンチの連打で追い込む。しかし3Rにサラビアのバックスピンキックがローブローとなり試合は中断。

 まともに食らった武尊はおう吐し、けいれんも見られるなど危険な状況となったが、試合後「ここで止められたら大会的にもダメ」と振り返ったように、とにかく続行を望み、5分近くの休みを取る。

 試合再開後、いきなりサラビアがボディーに前蹴りを放つが武尊はひるむことなく前に出る。最後はロープに詰め、右ストレートからの左フックで完全KOした。

 試合後のマイクで武尊は「途中でストップしてつまらない時間があったんですけど、KOしたんで許してください」と話した。

武居由樹がK-1第2代スーパー・バンタム級王座に輝く

2017.04.23 Vol.688

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで武居由樹が優勝。第2代王者となった。武居はKrush-53kg王座と合わせて2冠王となった。

 武居は1回戦でスペインのアントニオ・オルデンと対戦。初の国際戦で一つ上のフェザー級でも戦い階級を落としての参戦となったオルデンのパワーに手を焼く場面もあったが、スピードとテクニックで徐々にペースをつかむ。3Rにはオルデンがヒジ打ちを放ってしまい、口頭注意が与えられる。以降、動きが鈍ったオルデンに武居は右ボディーでダウンを奪う。オルデンは組みつきが多くなり、もつれて投げられるような場面もあったが、武居は右ハイから右ボディーを放つとオルデンは背を向けかがみこむ。レフェリーがダウンを取って、武居がKO勝ちを収めた。

 準決勝は初代王者・武尊のチームメイトの石田圭祐。石田は武尊が王者だったことから挑戦のチャンスに恵まれなかったが、陰の実力者ともいえる存在。1回戦でチャールズ・ボンジョバーニを2RKOで破り、その実力を見せつけ準決勝に上がってきた。
 しかし武居は1R、ガードのすき間から左ストレートを打ち込みダウンを奪うと、立ち上がった石田に右フック3連発で2度目のダウンを奪いKO勝ち。ほぼノーダメージで決勝に勝ち上がった。

RIZIN 今年はバンタム級トーナメント開催。堀口が階級を上げて参加

2017.04.17 Vol.688

「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が17日、都内で行われた。

 階級が未定だった男子のトーナメントがバンタム級(61.0kg)で行われることが発表された。昨日RIZINデビュー戦で元谷友貴相手に勝利を収めたフライ級の堀口恭司が階級を上げトーナメントに参加することも合わせて発表された。

 フライ級、フェザー級と候補があったなかでバンタム級での開催になったことについて榊原信行RIZIN実行委員長は「元谷選手も本当に強い選手。どこまで堀口と元谷の差があるのかは戦わせてみないと分からないというところがあったが、階級を超えた異次元の強さがあった。昨日の大会後、堀口選手と話しをして、“今年は階級を上げてやってみないか”と相談したところ、“それがRIZINと日本の格闘技界にとってプラスになるのであれば自分はチャレンジする。受けて立つ。今年ベルトが巻けるなら巻きたい”という心強い言葉があって、それを受け止めさせてもらった」と経緯を説明。堀口も「もともと自分は“階級ってあまり関係ないでしょ”という考え方。誰でも来いという感じ。名前のある選手をしっかり倒していきたい」と話した。

たむたむきんに君 田村淳【格闘家イケメンファイル Vol.70】

2017.04.10 Vol.688

 あのお笑い芸人と同姓同名の格闘家が登場! 実際、ロンドンブーツ1号2号の田村淳から、Twitterでつぶやかれたこともあるとか。

「正城(ユウキ)選手という修斗のランカーの選手と対戦が決まった時に、Twitterで田村さんから“世界ランカーと戦う田村選手”というようなツイートをしてもらいました。まさか自分がつぶやかれるなんて思ってもいなかったからびっくりしました(笑)」

 芸能界からも密かに注目されている(?)田村。地元愛が強く、現在も群馬県に在住。

「群馬の玉村というすっごい田舎で田んぼだらけの場所です(笑)。周りの人たちは“プロで突き進んで行くなら、東京に出て練習したほうがいいんじゃない”とか言ってくれるんですけど、地元を愛しているので(笑)、出たくないんですよね、群馬から。だから体を作るのも地元の普通の市民体育館です。1回200円ぐらいだったかな? 普通のおじさんたちと一緒にやっていますが、設備は割と整っているので全然大丈夫。自分で試行錯誤をしながら鍛えていますが、今のところちゃんと鍛えられているので。一つだけ不便な事があるとすれば減量の時にちょっと辛い事ですかね。大体試合会場は東京なので、お腹を減らして、のどがカラカラの状態で、電車に乗らなきゃいけない。その時間は唯一辛いと感じます。都内に住んでいる選手は、すぐに会場に行けるので、ギリギリまで粘ったりしているみたいですから」

 ストイックで真面目な印象だが、休日は…。

「休みの日は…筋トレかな? あんまりじっとしていられないので、家でまったり過ごすこともありますが、外に出て筋トレとかしているほうが多いです。総合は打撃のほかに、柔術やらレスリングやら、いろいろかじって、かじって、それを混ぜて自分の形を作っていかなきゃいけないので。僕は試合前にあまり相手を想定したシミュレーションはしないんです。相手も必死ですから、どう動いてくるかなんて全然分からない。自分が練習したものが、瞬発的に出ると思っているので、むしろあまり考えないようにしています。練習でやったことがそのまま出ると思うので、自分の打撃で行くというスタイルは変えずに、ガンガン打撃で押していきたい。相手が打撃なら打撃でバチバチできるし、寝技なら寝技で回避しながら、当てていくだけなので。もう自分のスタイルが出来上がっているので、相手によって変える事はないですね。」

 勝つことももちろんだが、観客に魅せる戦いも意識している。

「自分のスタイルは打撃だと思っていますが、トリッキーといいますか、ちょっと変わった動きをするといわれています。道場の会長が極真空手をやっている人なので、極真空手混じりのキックボクシングを教えてくれたり、極真を取り入れた打撃スタイルですね。あとは、ガードを低くして、ノーガードでよけながら戦う。これが見ている人には面白いと言われます。ZSTの試合を見に来た時に、プログラムの名前を見て“この人面白いから見ていこう”って言ってもらえたらうれしいですね。自分はZSTで勝ち上がっていきたいんです。PANCRASEやDEEPなどの他の団体にはあまり興味がなくて、今はZSTで頑張って行こうと思っています。昔からそうなんですが、ZSTの試合は1本とかKOを目標とする試合がメインなんですね。ですから、見ている人は絶対にそっちのほうが面白いと思う。判定とかで、どっちか分からないってモヤモヤするよりは、どんどん狙ってきれいに終わるほうが断然いいと思いませんか?」

 次の試合で夢に少しでも近づきたい。

「5月6日に新宿FACEで試合をやります。相手は、昨年の8月にチャンピオンの伊藤(盛一郎)選手と対戦した韓国のユン・ホヨン選手。チャンピオンに一本で決められ負けていますが、2Rまで引っ張って、いい試合をしていた。映像を見ても体つきもよく、身体能力も高そうなので、結構強そうです。でも僕は強ければ強いほどやりたいタイプ。なので、本当に楽しみです。目標はZSTのチャンピオンとやること。チャンピオンはZSTの中で一番強いので、その一番強い選手とやったら、一番おもしろいかなと。今はまだ早いかなと思いますが、いつか伊藤選手に近づき、試合ができるように練習していきたいと思います。総合はとっつきにくいと思われるかも知れませんが、打撃や寝技など幅広く展開するので、きっと好きなスタイルが見つかると思う。そこもぜひ注目して下さい」

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