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東日本大震災チャリティーオークション開催

2013.04.03 Vol.588

 東日本大震災被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」のチャリティーオークションディナーが3日、都内のホテルで開催された。

 同プロジェクトは、被災地の子どもたちに継続的な支援と、その輪を拡げていくことを目的に各国の駐日大使館の協力のもと設立。被災した小学校や児童養護施設での出張授業や海外ホームステイプログラム、駐日大使館ツアー、各種チャリティ企画を通し子どもたちを支援する。

 第4回目となる今回のオークションには約400名が参加。各方面の著名人から提供された貴重な品物を落札、チャリティーを盛り上げた。

 イベントの冒頭に主催者代表として、同プログラムでニュージーランドにホームステイした浅田香菜さんが挨拶。「名前も顔も知らない人たちに支援していただき、とてもうれしかった。そして今日、こんなに大勢の支援をしていただいた方の顔を見られて改めて感謝しています」と言葉を詰まらせながら感謝を述べ、「多くの被災地の子どもたちに私のような素晴らしい体験をしてもらい、未来に羽ばたいて行けるように、これからはサポートする側にまわって、活動を応援したい」と語った。

 続いて、会場に駆けつけた安倍昭恵内閣総理大臣夫人は来賓の挨拶で、「このパーティーにお誘いいただいた時に、素晴らしい取り組みだと思い、ぜひ応援させて欲しいと言いました。浅田さんのお話にも感動しましたし、この活動に協力していただいている各国の大使の方には、日本人として感謝の言葉を申し上げたい。子どもは宝ですから、大人が全力で支えなければならないので、今日皆さんが持ってきたお金をたくさん使って帰って下さい」とユーモアを交えスピーチした。

 オークションは平原綾香やcobaのスペシャルライブステージなども行われ、会場は終始明るく活気のある雰囲気。来場者は安倍総理夫人が言ったように、積極的にオークションに参加し、最終的な売り上げは731万6000円にのぼった。

〈新企画〉二十歳の視点Vol.6
「学生旅行 京都のススメ」

2013.03.29 Vol.588

 京都では現在、様々な場所でライトアップが行われている。桜の開花時期にあわせて4月中旬ごろから始まるものも多いが、今は純粋に建造物自体を照らして浮かび上がらせる幻想的なライトアップを見ることができるのだ。そこで今回は、有名どころ「清水寺」のライトアップについて紹介したいと思う。

 京都といえば学生の定番の修学旅行先である。しかし、修学旅行では決められたところを決められた時間だけ観光していたため、どこへ行ったのかも何をしたのかも正直あまりよく覚えていないという人も多いだろう。今回の目的は、清水寺のライトアップを見ること。しかも行動の全てが人任せではないため、印象に残る旅になるのではないか。行きのバスと民宿のみを予約し、ガイドブック片手にほぼノープランで旅をする。「交通費はケチれ、食費はケチるな」をモットーに、学生旅行らしい京都ひとり旅を行った。

熟女ライターは見た!
大森に紳士のオアシス熟女バルオープン

2013.03.29 Vol.587


〈新企画〉二十歳の視点Vol.5こんなサークルまであるの?早稲田大学のおもしろサークルに潜入!(後編)

2013.03.29 Vol.588

つづいて「早稲田大学バンザイ同盟」。

「バーンザイッ、それ、バーンザイッ」。大学付近の公園からとても大きな掛け声が聞こえてくる。

 結婚式やパーティー等のおめでたい会場に駆けつけてはバンザイをし、さらに会場をおめでたくする早稲田大学バンザイ同盟。総勢30人ほどの小規模なサークルであるにも関わらず、とても有名で歴史のあるサークルなのだ。「人数が少ないから皆本当に仲が良いです。バンザイを共通項として集まってはいるけれど、皆が自由なことをして好きなように楽しんでいます」。

 副幹事長の大井さんは「珍しいとかウケるとかそういうノリではなく、皆が真面目にバンザイをしている姿にひかれてこのサークルに入りました」と語る。「よく驚かれるんですけど実は、普段はおとなしかったり、人見知りだったり、真面目な人がこのサークルには多いんです。でも皆バンザイをするときにはスイッチが入って本気なんですよね。こういうタイプの人がガチでバンザイをするというギャップが面白いんです」。

 普段は部室でまったり過ごしながら時折バンザイをしており、多くの人が他のサークルと掛け持ちしているほど自由な雰囲気。その代わり、合宿ではガチ練が行われる。チームを組んで新しいバンザイを考案してMVPを決めたり、新入生に指導をしたりする。バンザイ数は現在768種類があり、メジャーなものは10種類くらい。この日見せていただいた中でインパクトのあったバンザイは「ハートのバンザイ」(写真)。練習中はバンザイのスピードやメンバーの配置をはじめ、指先から足の角度にまでしっかりこだわっていた。

 月に3、4回ほどランダムにメンバーを5人選出し、おめでたい場所へバンザイをしにいく。東北から九州まで各地から依頼が来るそうだ。依頼には、欠かすことができない「バンザイテンプレ」たるものが存在する。まずは「歓喜のバンザイ」をしながら一列縦隊で入場。その後アドリブでMCを行い、「勝利のバンザイ」「朝日のバンザイ」といかにもおめでたそうな一連のバンザイを行う。

 今まででいちばん辛かった出演依頼は、スポーツ大会のゴールテープ付近でのバンザイ。「雨が降って寒い中、裸足でバンザイをしました。全員がゴールするまで長時間バンザイをしていたので本当に辛かったですね」。これをボランティアとして行うのは確かにきつい。それでもバンザイをしたいと思う気持ちはどこから湧いてくるのだろう。「出演依頼を受けて会場に入ると、場の雰囲気がガラッと変わったことを感じます。場をつかむ感覚が最高なんですよ」。
長期休みには関西を身一つで観光するツアーを開催。「このサークルのおかげで日本のさまざまな姿を見ることができたから、サークルには感謝しています。これからは先輩にもらった恩を返したいですね」と語る。

「このサークルは、長い時間を過ごしているとても大切な場所。今しかできないことを最大限に楽しんでいる空気を伝えたくて、よくゲリラでバンザイをしています。規則に縛られない自由な雰囲気のサークルをバンザイで築いていきたいですね」と語ってくれた大井さんから、サークルが好きだという気持ちがひしひしと伝わってきた。

出演依頼はこちらから。交通費のみでどこにでも駆けつけます。
http://banzaibanzai.web.fc2.com/index.htm

 最後に、女人禁制・早稲田オンリーの超バンカラサークル「早稲田精神昂揚会」。

 高3の時に早稲田大学のオープンキャンパスに来た前代副幹事長の西村さん。学ランを着た集団に「これが偏差値70だー!!」と学生証を突きつけられたのがこのサークルとの出会いだった。

 このサークルは「早稲田祭」「早慶戦」と並んで早稲田三大イベントとされている「本庄早稲田100キロハイク(以降100ハイ)」の企画運営を半年がかりで行っている。100キロハイクとはその名の通り、埼玉県本庄市から早稲田大学までの100キロ強を2日かけて歩くイベント。今年で50回を迎えるこの企画は学生に大人気で、参加するために何日も並んでチケットを取るそうだ。肉体と精神の限界である「ガン極まる(ガンギマル)」状態を経験できる痛ましい企画。その辛さは「意識なく歩く戦時中の兵隊」だというが…。「人の体は思ったより丈夫なんですよ」とドヤ顔の西村さん。
歩くだけならまだしも、どこからそんな元気が沸いてくるのか途中で体育祭が開催されたり、仮装大会が行われたりする。「運営側から仮装しろと頼んだ記憶はないけど皆仮装してくる。もう勝手にしろって感じです」。仮装といってもコスプレのようなものばかりではなく、昨年の仮装優勝者はトラックの模型を担いで一睡もせずに完歩した二人組だったそうだ。賞品として「来年の100ハイ参加券」が贈呈された。

 また本庄は本庄でも、新潟県の本庄市からはるばる歩こうと試みた人もいたという。「笹かましか食べないで歩くって意気込んでいたんですけど、250キロ地点で栄養失調で倒れました。こういう馬鹿に応えるためにがんばりたいですね」。

 100ハイは地元の人たちにも愛されている行事だ。「早稲田周辺の飲食店が100ハイにちなんだメニューを作ってくれたり、店員さん自ら100ハイに参加してくれたりするんです。ゴールしたときには地元の方が出迎えてくれて、ハイタッチしたりとか。騒音等の問題もあるんですけど、それ以上に地元の人はあたたかいですね」と語る西村さん。

「企画運営は10人程度で行います。企画に比べたら歩くほうがぜんぜん楽っすね。でも参加者はすごく楽しんでくれてるから、それを見ていると楽しいです。100ハイを通じてみんなが早稲田を好きになってくれたらうれしい。このサークルの人たちはみんな早稲田が大好きで、3浪してきた1年生や、単位が足らなくて5年かかっても卒業できなそうな1年生もいますよ。」ちょっと違う気がする。

 このサークルの合宿では、山口ー京都間を1日100円で10日間歩くというからすごい。「米30合を背負って歩きました。毎日3合ずつ背中の米が減っていくことだけが楽しみでしたね」。さまざまな事象にありがたみを覚えそうな企画である。

 この人たちは本当に歩くことが好きなんだなと思っていたら、「歩くのは大嫌いです。この企画はモータリゼーションへのアンチテーゼ。でも、普段の僕達はモータリゼーションへのアンチテーゼへのアンチテーゼを掲げているので、タクシー大好きっすね」と一蹴された。

 仮面浪人を経て早稲田に入学した西村さん。「面白いやつが集まって好き勝手やってればそりゃ楽しくなりますよね。そんな早稲田が大好きです」と話す。「この世に大学は2つしかない。早稲田か、それ以外だ!」早稲田魂を見せ付けてくれた。

100ハイ、社会人出場枠あります!
http://100hai.mond.jp/51/

 ここに挙げたサークルは氷山の一角に過ぎない。しかしどのサークルのどの人もとても個性に溢れていて、今を煌いている面々ばかりであった。
(本誌インターン・沢井めぐみ)

2013年度の東京タワーアンバサダーが決定!

2013.03.28 Vol.587

20130328d.jpg 東京タワーは、その活動を全世界に広める役割を担う「2013年度 東京タワー アンバサダー」にヴァイオリニストのMei(メイ)を任命。その就任式が28日、東京タワー第一展望台で行われた。


 就任の挨拶でMeiは「東京タワーを初めて見たのは、7歳で父の故郷イスラエルに渡り、18歳で日本に帰国した時の飛行機の中でした。美しく広がる光の景色の中でオレンジ色に輝いていたのがすごくきれいで、印象的でした」と東京タワーの思い出を披露。日本の魅力を「歴史や文化とモダンなファッションや流行がミックスされているところ」と語るMeiはアンバサダーとして「東京タワーの歴史や魅力を日本だけでなく、全世界に発信したい」と決意表明。さらに「大好きなエッフェル塔と姉妹タワーにするお手伝いができれば」と夢を語った。


 この日は、アンバサダーとして初仕事となる「Tokyo Warm light(トーキョーウォームライト)」のハート型のオブジェ「Tokyo Warm Heart」の点灯式にも参加。今年で2回目となる同企画は、桜をイメージしたあたたかな光が特徴の春限定の室内イルミネーション。5月26日まで東京タワーがあたたかく優しい光に包まれる。

〈新企画〉二十歳の視点Vol.5
こんなサークルまであるの?
早稲田大学のおもしろサークルに潜入!(前編)

2013.03.28 Vol.588

 大学時代の思い出と言えば何を思い浮かべる人が多いのだろう。留学、専門の勉強、ゼミ、アルバイトetc…、現在では「就活です(笑)」という人も多いかもしれないが、「サークル」をいちばんの思い出に挙げる人は多いのではないだろうか。

 都の西北・早稲田大学(東京都新宿区)は、日本一のサークル数を有している。中には100年以上の伝統を持つものも。大学側から公認されているサークルだけで500団体あり、非公式のものは把握しきれてないものの2000〜3000団体ほどあると言われている。学生のサークル所属率も7割を越えているとされており、サークル活動がどれほど盛んであるかお分かりいただけるだろう。

 そんな早稲田大学の中でも一風変わったサークルを紹介したいと思う。

最初は「資格ゲッターズ」。

 その名の通り、みんなで勉強してさまざまなジャンルの資格をいっぱい取るサークルだ。部室に入ると参考書がずらり。

 幹事長(早稲田大学ではサークル代表者を幹事長と呼んでいる)の皆川さんは高校時代は水泳部だったそうだが、新しいことがしたいと思いこのサークルに入った。珍しいサークルゆえ、他の大学の学生も多く所属している。

 サークルに入った当初は2ヶ月かけてひとつの資格を取得していた皆川さん。今では2週間にひとつのペースで資格を取れるようになっている。「いくつかの資格を並行して取る人もいますよ。寝る時間も削って詰め込んだり。でも、やっぱり計画性がある人が強いです」。現在2年生は平均20〜25個程度資格を持っているそうだ。

 男子は毒物劇物取扱責任者や危険物取扱者など、女子はメディカルハーブやアロマセラピーなどの資格を取る人が多い。また理系メンバーには、基本情報技術者という記者にはちょっと理解不能な資格を目指している人もいる。人によって受ける資格の難易度もジャンルもさまざまだ。ちなみに初心者にお勧めなのは秘書検定2級。「簡単すぎず、難しすぎない資格です。会場の9割が女性だったので、すごくアウェーでした(苦笑)」。今回の取材で見せてもらった検定書の中で一番目を引いたのは、水木しげるの妖怪検定。もともとは島根県のご当地検定だったそうだが、『ゲゲゲの女房』のヒットを受けて調布でも年に1回受験できるようになった。受けられる場所や日にちがきわめて少ないため、かなりレアな資格である。

 資格は、大学生にとって大きなイベントである就活でも役に立つ。「面接官は資格に目が肥えてます。趣味系の検定を取る学生はあまりいないので、おもしろい資格をワンポイントとして書くことで話題づくりになる。履歴書におもしろい資格をいっぱい書きたいというのもサークル理念の一つですね」。

 新歓イベントや合宿などの行事は、みんなで一緒の資格を取ることを目的として企画される。スキー、スノーボード、パラグライダーなどのアウトドア系合宿から池袋のナムコナンジャタウンでの日帰り行事までさまざまだ。「みんなが楽しく資格を取得して帰ってくることを目標としているので、難しくない資格を選んでいます。せっかくなら、皆でちゃんと合格して帰ってきたほうが気持ちいいじゃないですか。でも滋賀県で受けた忍者検定はペーパー試験がかなり難しかったんです。僕は手裏剣を投げる実技試験の出来がよくて合格したんですよ(笑)」。

 幹事長として100人ものメンバーを支えている皆川さん。「これだけ人数がいるから、人によって取りたい資格のジャンルはぜんぜん違う。簡単な資格を数多く取りたい人もいれば、難しい資格をじっくり取りたい人もいる。皆が満足してくれているかどうかということを常に考え、幹部同士で相談しています。下の学年の子に面白いなって思ってもらえるように、日々勉強しています」と笑顔で語った。

資格ゲッターズ 公式ホームページhttp://license-getters.com/

つづいて「早稲田大学ジャグリングサークル〜infinity〜」。

 さまざまな道具を操るジャグリング、大道芸をどこかで一度は見たことがあるという方も多いのではないか。

 お手玉のような「ボール」、ボーリングのピンのような「クラブ」、中国ゴマ通称「ディアボロ」、複数の箱を回転させたり投げたりする「シガーボックス」、輪っかを投げる「リング」、水晶玉のような「クリスタル」、バトンのような棒を何本も操る「スティック」等々さまざまな道具がある。ひとつの道具を極める人もいれば、多くの道具を操る人もいる。皆それぞれとても楽しそうにジャグっている(※ジャグる=ジャグリングをする)。

 メンバーはここ数年で一気に急増し、今では50人程度の現役生が活動している。メンバーの大半を理系男子が占めているのが大きな特徴だ。引退した先輩方も時折練習に顔を出してくれて、練習場所はいつも多くの人とたくさんのカラフルなジャグリング道具でにぎわっている。

 公式な練習は週に2回、大学近くの公園で行われている。練習をしているとお年寄りや小さな子供が寄ってきて交流の場となることもあり、とてもオープンな環境が築かれている。公式練習日以外にも、授業の合間の空き時間には自然と公園に人が集まって練習をしている。それだけ皆ジャグリングが好きなのだ。多くのメンバーは公園練習だけでは事足りず、学校の施設や体育館で自主練に励んでいる。練習の成果はジャグリングの大会や早稲田祭などのイベントや、出演依頼を受けて披露することが主。競技人口の少なさゆえ横のつながりも強く、他の大学のジャグリングサークルやプロのパフォーマーと交流する機会もある。海外大会への出場も頻繁に行われているというから驚きだ。

 そんなジャグリングサークルの幹事長yuさんは高校1年生のころ、先輩のパフォーマンスに一目ぼれしてシガーボックスを始めた。来る日も来る日も練習を重ね、高校3年生の時には高校生大会において見事優勝。「高校の入学試験に合格したときよりもうれしかった」と語るyuさんは、現在は同じ道具を操る仲間とチームを組み、多くの大会で目覚ましい記録を残している。これに関しては「仲間と助け合って入賞しました」と非常に謙虚。「何より、ジャグリングの大会が増えてきていることがうれしいですね」。ジャグリングをはじめてもうすぐ6年が経とうとしているyuさん。つらかった事、やめたいと思ったことはないのだろうか。「出演依頼をいただいたら、いろんなところへ行ってジャグリングパフォーマンスをするんですけど、本番で大失敗すると相手に申し訳ないし嫌になりますね。でも、成功すると本当に楽しい。知らない人から拍手もらえるってすごいことじゃないですか。ありがとう、と言われたら本当にうれしいですよね」と少年のように語ってくれた。

「サークルに入ってくれた人に、ジャグリングを好きだなって思ってもらいたい。楽しいなと思って続けてほしいです。でも、楽しくなかったら続かないか(笑)」。そんな後輩想いの幹事長。「みんなをいいパフォーマーに育てて、infinityを有名にしたい」とまっすぐに語る姿が印象的だった。

出演依頼はこちらから。愉快なメンバーが駆けつけます。
http://www.geocities.jp/juggling_infinity/

後編へ続く

世界最大のUTストアが東横線渋谷駅跡地に出現!

2013.03.28 Vol.587

20130328c.jpg  200坪という巨大な敷地に1000種類以上、1万2000枚ものTシャツが展示・販売される、世界最大のUTストアが、東横線渋谷駅跡地「SHIBUYA ekiato」にオープン。4月7日までの期間限定で『UT POP-UP!TYO』というイベントを開催する。


 今年3月、同路線が地下化のため使われなくなった駅のホームにTシャツがずらりと展示。枚数もさることながら、2週間前まで、多くの人が利用していた駅が丸ごとストアになっている様子は圧巻だ。


 また、同イベント開催に合わせて、ユニクロが新開発したスマートフォンの動画アプリ「UT CAMERA」もリリース。アプリをダウンロードしてムービーを撮影すると、ユニークなアニメーションに変換される新感覚のカメラアプリだ。撮影したムービーはその場でUTのオフィシャルサイトにアップロードして、世界中の人へ向け発信できる。


 さらに、会場内には「UT CAMERA」の巨大な撮影ブースを設置。会場での撮影に参加すると、生成されたムービーが会場の壁面にすぐにプロジェクションマッピングされ、自分がキャンペーンビジュアルの一部になっていることが体験できる。

 世界一新しく、世界一クールな空間で、渋谷と世界をつなぐイベントに参加しよう! 詳細は特設サイト(http://ut.uniqlo.com/tyo/)で。

大人気のシロクマくん 新宿に期間限定ショップ

2013.03.26 Vol.579
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   人気テレビアニメ「しろくまカフェ」のキャラクターイベントショップ「しろくまカフェ テラスショップ produced by ナムコ・ナンジャタウン」が、30日に新宿マルイワン1階にオープンする。4月19日までの期間限定で、限定デザインのグッズが当たるショップ限定アトラクションや、エプロンやコースターなど限定デザイングッズの販売コーナー、等身大のシロクマくんたちと写真が撮れるフォトスポットなどが登場する。

   営業時間は11~21時まで。日・祝のみ20時30分まで。入場は無料。詳細は特設サイト(http://www.namco.co.jp/ar/shirokumacafe/)で。

ユネスコ世界記憶遺産日本登録第1号の作品を創った
「世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展」

2013.03.25 Vol.587

「アンネの日記」や「ベートーベン交響曲第九番の自筆譜」などが登録されているユネスコ世界記憶遺産の日本登録第1号を描いた山本作兵衛の展覧会が東京タワーで開催中。明治25年に日本有数の炭坑町・福岡県筑豊に生まれた山本作兵衛は7〜8歳から約50年、石炭採掘の現場で働き、退職後の60代半ばから炭坑生活の様子を絵と文章で記録。没後20年以上を経て2011年に炭坑画や日記などが「歴史的に重要な時代を記録している」とされ、その資料697点が国内初のユネスコ世界記憶遺産に登録された。世界記憶遺産の登録物件は、外部への出品・展示が厳しく制限されているため、今回は登録後に奇跡的に発見された作品など秘蔵の原画59点と登録作品の複製画10点を東京タワーの1階特設会場に展示。山本の描く作品は、温かな色味と絵の中に文字で説明が書かれているのが特徴。自身の経験に基づいており炭坑町、炭坑労働者の歴史の中でもなかなかうかがい知ることができなかった一面を見ることができる。ある時期日本を支えてきた炭坑について、より理解を深めることができるまたとない機会となる同展覧会、その時代を生きた人はもちろん、若い世代にもぜひ見てほしい。

 また、第2会場では山本が本格的に絵筆を握り始めた1958年(昭和33年)の東京の風景を等身大で再現。同年は東京タワーが開業した年でもあり、日本が新しい時代を迎える転換期ともいえる年。「三丁目の夕日」に見られるような懐かしい日本の原風景が体験できる。失くなりつつある炭坑町と東京タワーの建設で発展の希望にあふれる東京。どちらも日本の重要な歴史であり、今の日本を生きる者がしっかりと記憶しておくべき日本の姿だ。

マリンレジャーの魅力満載

2013.03.25 Vol.587

 3月7日(木)から10日(日)までの4日間、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2会場で「ジャパンインターナショナルボートショー2013」が開催された。今年は昨年を上回る3万8000人以上が来場、大盛況のうちに幕を閉じた。

 第一会場のパシフィコ横浜では、ボートやヨット、水上オートバイのニューモデル、さらにカヌー、フィッシングなどの関連用品やアパレルを展示。さかなくんをはじめ海やボートフィッシングが好きなゲストによる「安全講座」、「ボートフィッシング講座」をはじめとするトークショーやマリンレジャーに関する各種講座も行われた。

 また第二会場の横浜ベイサイドマリーナでは、大型ボートやヨットのフローティング展示をはじめ、ボートやヨットの楽しさと魅力が分かる体験乗船会を開催。海、そしてマリンレジャーの魅力を存分に満喫できるイベントとなった。

〈新企画〉二十歳の視点Vol.4 「ダブルダッチ」

2013.03.22 Vol.587

縄とダンスのパフォーマンス「ダブルダッチ」の魅力

 これを『なわとび』と言っているようでは、もう遅い! 今や『ダブルダッチ』とカタカナ表記になり、『二重とび』や『あやとび』ではなく、2分間でどれだけ多く飛べるか競う『スピード競技』や、音楽とダンス的要素を取り入れた『フュージョン』といった新たなジャンルを確立している。

 縄2本でアクロバティックに繰り広げられるパフォーマンスは、見る者の視線を釘付けにして離さない。個人の能力と縄のタイミングから成る、ある種の「曲芸」。なわとびの域を超えた「新境地」。今注目のスポーツのひとつだ!

 今回は「ダブルダッチについて広く知ってもらう!」をテーマに、その魅力を存分に紹介。この記事を読んだ後、きっと身体がウズウズしているはず。

 2月中旬と3月中旬に都内小学校で行われた、ダブルダッチの普及を目的とする講演会を取材。そこでは、日本体育大学のサークル「乱縄(らんなわ)」に所属する学生たちが招かれ、その魅力について話していた。このような講演会は、春休みなど学生の長い休みを利用して、1人20回以上行くときもあるという。

 これが実際に使われている縄。写真・左は登山用ロープを少し加工したもので『フュージョン』のときに使われる。右はスポーツメーカーから出されているもので、主に大会指定として使われる。チームによって縄の使い方は異なるようだ。ちなみに、縄を飛ぶ人のことをジャンパー、回す人をターナーと呼ぶ。

『フュージョン』には構成にもこだわりが。「掴み」や「山場への持っていき方」、「音楽との兼ね合い」を考えながら、入念に組み立てていく。男女に限らず、メンバーそれぞれの「見せ場」もあるという。

  しかし、より質の良いパフォーマンスにするには「女子のチカラ」が欠かせない。どこのチームも一定のレベルに達してしまうと、男子のチカラは拮抗するようで、そこで身軽な女子をいかに「華」として組み込むかが鍵となるらしい。

 女子のパフォーマンスには「しなやかさ」が出る。構成全体にも、男子の気迫あふれる動きに、女子のしなやかさが加わることにより、メリハリが生まれる。また、その身軽さを生かし、より難易度の高い技を取り入れることもできる。結果、チームの底上げにつながるようだ。

 講演会中、子どもたちに楽しくレクチャー し、運動が苦手そうな子にも優しく接していたのが印象的だった。2月の講演会終了後には、すっかりダブルダッチの虜になった子どもたちが、控室に戻った彼らにサインを求め、押しかけてきた。

 5月にはニューヨークで世界大会が開催され、乱縄のチームである惚翔魅(クウカイ)の5人も出場が決定している。大会はシングルス(ターナー:2人×ジャンパー:1人)とダブルス(ターナー:2人×ジャンパー:2人)の合計点で競われる。大会の進行について「予選を勝ち抜いた上位チームが…」と説明されるが、理解に苦しんでいる記者に「陸上の大会みたいな感じだよ!」と、さすが体育大生らしい例え。

 このチームのリーダー、淵貝くんは、まだダブルダッチを知らない人に向けて「ここの5人みんな大学から始めたし、いつから始めても遅くないので、興味を持ったらぜひやってください!」と初めてのインタビューにやや緊張気味に答えてくれた。

 運命の赤い「縄」で結ばれた5人が世界へ飛び立つ。ぜひ世界大会では1位になって帰ってきてもらいたい! そんなエールも込めて。

(本紙インターン・川合健悟)

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