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未分類 | TOKYO HEADLINE - Part 20
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4・8 SB  S-cup王者ゾウガリーの相手に海人を抜擢

2017.03.17 Vol.686

 シュートボクシング(SB)「SHOOT BOXING 2017 act.2」(4月8日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが17日、発表された。

 メーンイベント出場が発表されていたS-cup65kg世界トーナメント王者ザカリア・ゾウガリーがSB日本ライト級1位の海人と対戦する。

 海人はデビュー以来、その多彩なテクニックと倒せる力を高く評価され、他団体の新人トーナメントでも優勝を果たすなど次世代のエース候補として期待される存在。

 2017年初戦となったYUSHI戦では圧勝するも契約体重をクリアーできなかったことでノーコンテストとなったが、仕切り直しの一戦となった3月12日の静岡キックでは、J-NETWORKスーパーライト級王者・岩崎悠斗を判定で下し、8連勝をマークした。

 階級を上げることを視野に入れている中で、他団体ながら自身の一つ上となるスーパーライト級の現役王者に勝利を収めたことでさらに自信を付けた海人は、今回、過去最強の相手となるザカリアとの対戦オファーにも「勝つ自信がある。やらせて下さい!」と二つ返事で快諾したという。

 一方、ザカリアは、鈴木博昭、MASAYA、宍戸大樹、山口裕人、裕樹、UMA、水落洋祐といった日本のトップファイターを次々と撃破しており、今回の海人の挑戦を無謀と見る人も多いだろう。

 しかし、シュートボクシングでは過去に、緒形健一がデニー・ビルと、土井広之がボーウィー・チョーワイクンと、村浜武洋がチャモアペット・チョーチャモアンと、シーザー武志会長が期待をかけた選手には、10戦前後の戦績で世界の頂点に君臨するトップファイターと対戦させて絶対的なエースを育ててきた。

 男子トップ選手の不振が続くシュートボクシングに変革を起こすべく、シーザー会長がこの度“SB=挑戦”の歴史を踏襲し、海人に白羽の矢を立てた。

 海人は このザカリア戦をクリアーし、現在空位のSB日本ライト級タイトル、さらには一つ上の鈴木博昭、MASAYAがいるスーパーライト級のタイトル奪取に向けて一気にスターダムを駆け上がることができるのか!?

 同大会ではSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭が5カ月ぶりの復帰戦でWBCムエタイ日本&INNOVATIONスーパーライト級王者・山口裕人と対戦。SB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がSB日本フェザー級1位・元貴と対戦する。

楓(E-girls)が原宿駅をジャック!

2017.03.17 Vol.686

 雑誌「CanCam」最新号5月号(23日発売)の表紙はCanCam専属モデル楓(E-girls)。さらに3月20日~26日の間、楓の特大ポスター20枚がJR原宿駅竹下口通路(改札内)をジャックする。20枚のポスターの楓は、まさに二十面相。楓のさまざまな表情を楽しめる1週間です。

 また楓が出演する15秒テレビCMが23日から流れるほか、原宿アストロなどの街頭ビジョンでも流れます。CMタイアップソングは、E-girlsから飛び出した注目のGIRLS HIP HOPユニット「スダンナユズユリー」の『OH BOY』に決定。?カバーガール・楓と「スダンナユズユリー」のコラボにも注目だ。

<楓コメント>
「今回の表紙はいつものCanCamとは違って、カラーメイクをして表情をおちゃめな感じに撮影したり、誌面ではE-girlsのO型会を特集していただき恋物語を写真で表現しました。自分の中で新たな魅せ方に挑戦したので注目していただきたいです!さらに、原宿駅が自分のポスターでジャックされると聞き、驚きと嬉しさでいっぱいです!!いろいろなバージョンの写真があるので是非チェックしてくださいね!!!」

K-1戦士がスタイリッシュな勝負服で登場

2017.03.16 Vol.686

 ちょいワルオヤジブームの生みの親、男性ファッション誌「LEON」とK-1がコラボレーションしたイベント「K-1 Night」(Lounge LEON)が15日、都内の会場で開催された。同イベントは“第3水曜日の夜に楽しい夜を過ごしたい”という「LEON」が開催している大人の男女参加型イベント「Lounge LEON」に、K-1ファイターが登場するというもの。武尊、卜部弘嵩、卜部功也、城戸康裕、木村“フィリップ”ミノルらが登場し、会場を盛り上げた。
 それぞれ自身の勝負服で登場した選手は、照れながらもポージングを決め、「ちょっと大人なパーティーピーポー」(武尊)、「ワントーンで大人っぽく」(功也)、「よく見ると虎と龍が施されている。全身Gucciでまとめました」(木村)、「同色でブリティッシュに」(弘嵩)、「一番のおしゃれは洋服を着てること」(城戸)と、それぞれのスタイルについてコンセプトを披露。その後トークショーが行われたのだが、やはりトークでは城戸の独壇場。夜の(?)勝負パンツについて聞かれると、「黒」(功也、木村)、「赤」(武尊、弘嵩)と皆が真面目に答える中、城戸は「試合の時の勝負パンツは動きやすいもの。夜の勝負パンツは脱ぎやすいもの」と回答。これには選手たちも苦笑いだった。

 トークショー後は、いつものコスチューム姿で再登場し、代表して武尊が本気のミット打ちを披露。迫力のあるミット打ちと蹴りでの連打に来場者からは、歓声とともに拍手が起こった。

 そして話題は今後の目標について。「全試合KO勝ち」(武尊)、「先日の試合に負けて、人生的にドン底。でもこれから復活して、KO連発してチャンピオンまでいきたい」(木村)、「初代ライト級王座決定トーナメントで負けてしまったが、またタイトル戦線に戻れるようにしたい」(功也)、「2月にタイトルを失ったが、もう一度世界ナンバーワンになるために頑張っていきたい」(弘嵩)、「-70kg(スーパー・ウェルター級)の奴らは強くて強くて『何でコイツら呼んで来たんだ!』という選手が多いが、ちょっと楽しみにしていてください」(城戸)とそれぞれが決意表明。

 最後は選手のサイン入りポスター争奪戦のじゃんけん大会が行われ、ファンとの交流を楽しんだ。
 今年も彼らファイターたちの熱い試合を期待して、「K-1 Nigt」は終了した。

サッカーW杯アジア最終予選 本田招集 今野が復帰

2017.03.16 Vol.686

 日本サッカー協会が16日会見を開き、2018年サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選、UAE代表戦(3月23日、アルアイン、Hazza Bin Zayed Stajium)とタイ代表戦(3月28日、埼玉・埼玉スタジアム2002)の日本代表メンバー25人を発表した。

 所属クラブでの出場機会が減っていることから招集が危ぶまれていたFWの本田圭佑、DF長友佑都が選出された。

 ハリルホジッチ監督はこれまで多くの若手を登用してきたが、今回はベテランのMF今野の復帰をはじめ経験値の高い選手を多く選出。「若手と経験を積んだ選手の融合」(ハリルホジッチ監督)した布陣となった。

 監督は冒頭「まずは1試合目のアウェーのUAE戦で勝利すること。会場がアブダビからアルアインに会場が替わり、小さい会場の独特の雰囲気の中で大きなプレッシャーを感じながらのプレーになる。どんな形でも勝利を収めるということを考えなければいけない。私の頭の中ではもう準備はできている」と語ったうえでメンバーを発表。

 GKは西川、川島、林の布陣。11日のJリーグFC東京戦で負傷した東口順昭(ガンバ大阪)は招集されなかった。ハリルホジッチ監督は「東口を呼べなかったのは悲しい出来事」と話した。

 DFでは「佑都が少し心配。あまり試合に出ていないがクラブの中で激しいポジション争いをしている。ゲームには出ていないがトレーニングで補おうとしている。代表で戦いたいという意欲も持っている」と選出の理由を語った。

 MFでは前回のW杯で主力だった今野が復帰。監督は「コンディションが良さそうに見えた。プラス経験値が高い選手。次の試合は経験が必要な試合になる。最近の試合では若い選手を何人か呼んだ。そこで感じたことは、もしかしたらまだメンタル面、精神面で準備ができていないのではということ。今野のような選手はそこで有用な選手かもしれない」とし、清武についても「怪我でトップコンディションではないが、彼の質と経験値を考慮しリストに入れた」と話した。また高萩が2013年以来、倉田が2015年以来の代表復帰を果たした。

 FWでは海外クラブに所属する6人を招集。最近レギュラーに復帰した岡崎をはじめ、クラブでコンスタントに出場している大迫、原口、久保、浅野が選ばれた。

 本田については「試合に出ていなくても今の代表は本田を必要としている。20試合戦ってきたが常に彼の存在があった。トップスコアラーでもある。もちろんミランでより多くの試合に出てはもらいたいが、激しいポジション争いの中で使われていないという状況。しかし彼の代表でプレーするという意欲は常に高い状態にある。この代表は彼の存在を必要としている」と話した。しかし「彼が試合に出るのか、何分出るのか、というのはまた別の問題」とも付け加えた。

 宇佐美については「彼の質の高さ、能力を信じている。1戦目では難しいかもしれないが、2戦目のタイ戦ではよいジョーカーになってくれるのではないかと思っている。ジョーカーとしては彼が最適と判断した」と話した。

「シスコーン」のリニューアルを記念し、新ユニット「シスコーンズ」を結成

2017.03.16 Vol.686

 日清シスコ株式会社は、コーンフレークのロングセラーブランド「シスコーン」のリニューアルを記念して、16日都内で記者発表会を行った。

 同ブランドキャラクターのシスコーン坊やと保育界のアイドル“ケロポンズ”との子どもたち向けの新ユニット「シスコーンズ」を結成し、スペシャルゲストとして登場。

 日本の家族の朝を元気に!というモットーで、「シスコーンズ」は会場にいた子どもたちと一緒に「毎日サクサク体操」と新しいダンスもお披露目。

「毎日サクサク体操」は、ケロポンズが作詞作曲、“日本一多忙な振付師”振付稼業air:manとコラボレーションした、一度見たらすぐ真似したくなるようなワクワクする体操に仕上がっている。

「シスコーン」は、1963年の発売以来、ロングセラー商品となっており、発売から54年を迎える今年、箱入りのパッケージから保存に便利で美味しさ長持ち、誰でも簡単開封できるパッケージにリニューアル。

ぜひ、リニューアルした「シスコーン」と「毎日サクサク体操」で、さらにココロとカラダを元気にしてみては。

「毎日サクサク体操」オフィシャルサイト
http://www.ciscorn.jp/ciscorns/

Dream AmiがDAM CHANNEL TVの新MC「成長できたら」

2017.03.16 Vol.686

 カラオケ店などで見ることができる人気音楽番組『DAM CHANNEL TV』の新MCを、E-girlsやDream、ソロアーティストとしても活躍するDream Amiが務めることになり、16日、都内で行われた就任式に出席した。Dream Amiは、番組第14代目のMCとなる。

 特大マイクを受け取ったDream Amiは、就任についての感想を聞かれ、「カラオケに行って、いつも番組を見ていた1人なので、すごく光栄です。その反面、私で大丈夫かなという不安な気持ちもあるんですけど、いろんなアーティストの方にお話しを聞くことで、MCとして、アーティストとしても成長できたらいいなと思っています」

 番組は4月9日からスタート。

ニュースで大喜利新番組 8億円値引きの真相は「国が閉店間際」!?

2017.03.15 Vol.686

 動画サービス「GYAO!」のオリジナル番組『ニュース生オオギリ!!』が15日配信スタートする。インターネット上で話題の事象やニューストピックスを取り上げ、大喜利でコメントしていく番組だ。

 14日、都内で行われた記者発表イベントには、オオギリ!!コメンテーターを担当する木村祐一、インパルスの板倉俊之、スリムクラブの真栄田賢、Aマッソの加納、司会を務める放送作家の倉本美津留、岡副麻希が登壇して、デモンストレーション。森友学園問題を取り上げた「8億円の値引きの真実は?」のお題では「下の名前で呼び合ってるうちに…」(木村)、「ネット通販サイトのタイムセールだった」(板倉)、「9億円相当の何かが埋まっている」(倉本)といったコメントが飛び出した。1回目「子供達が大量のベルマークを集めていた」の答えで笑いと温かい気持ちまき起こした真栄田の2回目「国が閉店間際だった」という答えには会場は静まり返った。倉本の「国が閉店ってどういう状況なんでしょうね。スリムクラブの笑いを追求していくと予知になるっていうのがあるからね」というコメントで、不穏さは増した。

 イベントには、元フィギュアスケーターの村主章枝、裸にお盆のネタでピン芸人決定戦「R-1ぐらんぷり2017」を制したアキラ100%がゲストで登場。それぞれがお題になって、気の利いたコメントが飛び交った。イベント終了後の取材で村主は「なぜ自分が呼ばれたんだろうって思ったんですが、“脱ぐ”っていうテーマだったんですね。楽しかった」と、笑顔を見せた。村主は先日発表した写真集でヌードも披露している。

 番組は、3月15日、22日、29日の水曜日の午後7時から8時でGYAO!で生配信。翌日からアーカイブ配信の予定。15日は木村祐一とハライチの岩井勇気、22日は笑い飯の西田幸治とスリムクラムの真栄田賢、29日はずんの飯田和樹、インパルスの板倉俊之が出演。Aマッソは全放送回に出演する。

チャン・チェンが妻夫木にジョーズな水着プレゼント「これで勝負します」

2017.03.15 Vol.686

 台湾出身の俳優、チャン・チェンが来日、14日、都内の映画館で、舞台あいさつに立った。自身のデビュー作で、伝説的な存在と称されるエドワード・ヤン監督による映画『?嶺街少年殺人事件』(1991年)が25年ぶりに上演されているため。

 舞台あいさつには、公私ともに親交がある妻夫木聡もサプライズ登場。笑顔を交わし、握手、そしてハグ。「この人、本当にいい人なんです」と、妻夫木は目を細めた。
  
 2人は、映画『黒衣の刺客』(ホウ・シャオシェン監督、2015年)で共演しているが、交流はそれ以前からスタート。

「初めてお会いしたのは、行定組の『春の雪』の現場にチャンさんが見学にいらした時だと思います。その時からフレンドリーで、当時は(チャンは)日本語が話せなかったんですけど、日本がお好きみたいで勉強されて。僕はそれに甘えていつも日本語で話しています。(日本に)来る時には連絡いただいて、ご飯したりしています。つい何か月か前もご飯したばかりで……(今日の再会は)実はそんなに久しぶりでもない(笑)。ちゃんと共演できていないのがが残念。次は映画の現場で会いたいです」

 この日チャンは、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞のお祝いにと、妻夫木にプレゼントを持参してサプライズ返し。「えっ!」と驚きながらも満面の笑みを浮かべた妻夫木。無造作に渡された布のようなものを広げていくと「これは…………どういうことだ?」。プレゼントは、映画『ジョーズ』のジョーズがプリントされたトランクスタイプの水着。妻夫木は「これは、『ウォーターボーイズ』をまたやれってことなのか?」と爆笑した。チャンは「ラッキーパンツを持っているということを読んだので下着にしようと思ったのですが、持って来られなかったので水着です。新婚旅行の時にでも使ってください」と、にんまり。妻夫木は「ではその時に、これを履いて勝負します」と大喜びだった。

 妻夫木はもちろん映画も「独特な力を持っている」と猛プッシュ。

「約4時間ぐらいの長い映画なんですけど、時間の長さを感じさせることがない、映画が持つ力に圧倒されました。光と闇というものが特徴的で、チャン・チェンが持っている懐中電灯の小さなあかりが命の灯みたいにパッと消えてしまうんじゃないかって思春期独特の危さみたいなものを感じさせてくれたり、闇から浮かび上がる人の顔だとか、脳裏に焼き付く独特な力を持った映画だと思います」

 また「いろいろな視点を持っていて、客観的に見せてくれる映画。いろんな顔を持った映画ってなかなかないんじゃないかな。素晴らしい作品だと思います」と話した。

 映画は公開中。

チャン・チェンがデビュー作上映で舞台あいさつ

2017.03.15 Vol.686

 台湾出身の俳優、チャン・チェンが来日、14日、都内の映画館で、舞台あいさつに立った。自身のデビュー作で、伝説的な存在と称されるエドワード・ヤン監督による映画『?嶺街少年殺人事件』(1991年)が25年ぶりに上演されているためで、チャンと同作のプロデューサーのユー・ウェイエン氏が登壇。本作および、エドワード・ヤン監督への思いを語った。

 今やアジアを代表する俳優となったチャン。すべてのきっかけはこの映画に出演したことだ。「この作品は僕の人生にとって特殊な作品。これがなかったら、この仕事にも付かなかった。初めて日本に来た時もこの作品の縁でした」。ヤン監督については「伝記的というか、特殊な存在の人です」と話した。

 自身が鮮烈なデビューを飾った本作には、実父と実兄が、それぞれ父と兄の役で出演している。「そして、母親も小さな役ですけど顔を出しているんです」とチャン。当時の撮影について、「演技が何か知らなかった時期ですし、実の家族と仕事をすることに困惑したのを覚えています。でも今となっては共に素晴らしい経験だったと思います。家族で一つの作品のなかに自分たちの姿を残せたのは得難い体験だった」と話した。

 ユー氏は「作品の軸となるのはシンプルというか、痴話喧嘩、恋愛のもつれが原因になった殺人事件ですが、(ヤン監督は)それを通じて時代の雰囲気や変化を表したかったのだと思う」と、涙ぐんだ。

 映画は、1961年に台北で起きた14歳の少年によるガールフレンド殺人事件に想を得ている。1960年代の台北を舞台に、思春期、青春期の若本のたちのきらめきや脆さ、中国大陸から移住してきた外省人としての不安感、困難の後ろに見える社会を普遍的な視点で描かれている。

4・16 RIZIN ZSTフライ級王者・伊藤盛一郎が念願の初参戦

2017.03.14 Vol.686

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが14日、都内で会見を開き、「RIZIN 2017 in YOKOHAMA?SAKURA?」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)の追加カードを発表した。

 ZSTフライ級王者の伊藤盛一郎が念願のRIZIN初参戦。才賀紀左衛門と58kg契約で対戦する。

 伊藤は昨年末の大会に参戦が予定されていたが、11月に行った「GRANDSLAM 5」の内藤頌貴戦で網膜裂溝を患い、出場を見送っていた。

 会見で伊藤は「1年前からずっとRIZINに出たいとアピールしていて、去年の11月にGRANDSLAMで勝って、RIZIN出場のチャンスをもらったんですが、その試合で目を怪我してしまい、所(英男)さんと年末に一緒に出たいという夢はかないませんでした。目の怪我はしっかり治してきました。いつか地元の横浜アリーナで試合がしたいという目標があったので、いつも以上に気合が入っています。ZSTのチャンピオンらしくノンストップで、一本かKOを狙ってアグレッシブに動き続けて、最後にきっちり締めて、地元の横浜を盛り上げられれば」と話した。網膜裂溝については「先生からは“網膜剥離手前で、年末に試合に出たら目が見えなくなっていた”と言われました」と話した。

 一方、才賀は「ZSTのチャンピオンの伊藤選手ということでとてもうれしい。フライ級で今、自分がどれくらいの実力かということをがこれで分かると思う。今年はいっぱいチャンピオンたちと試合をしてしっかり勝っていきたいというのがあるので、ここでしっかり勝って飛び級したいと思っています」と話す。

 才賀は伊藤の尊敬する所英男と対戦し、一本負けを喫しているのだが「あのころとは寝技のスキルが違う。くっつかれても大丈夫な練習をしているんで、頑張って返してやろうと思う。立ち技やったら今のRIZINに上がっているフライ級の選手の中でも抜けている自信があります。くっついてネチネチ試合しているより、がんがん殴り合っているほうがお客さんも面白いと思います。安全な試合をして手堅く勝つんじゃなく、がんがん殴り合って沸かせて一番目立って、お客さんも優ちゃんも喜ばせてあげたい」と打撃戦での決着を示唆したが、伊藤は「RIZINの舞台で判定はダメだろうと思います。普段のZSTと一緒で、一本・KOを狙います。自分は寝技でも面白いが試合できるんで、そこを見てもらえれば」と返した。

 榊原信行RIZIN 実行委員長は「UFCで3位で世界のトップを狙える存在だった堀口恭司選手の参戦でにわかにRIZINのフライ級が脚光を浴びている。その堀口と元谷の対決とはまた違った意味で勝負論のあるカード。2人でしか見せられないスリリングでスピード感があって、やるかやられるかという試合になる。このタイミングでこのカードが出せるというのは主催者としてはとてもうれしく思っている。結果として伊藤と才賀の試合のほうが面白かったというような試合になれば」とこのカードへの高い期待を見せた。

 4月大会はこの日で10試合が決定。あと1試合、ヘビー級の試合を予定しているという。

格闘家のOBが中心となり「自閉症啓発イベント Fight4u.1」開催

2017.03.14 Vol.686

 かつてPRIDEで活躍し、2011年に引退した小路晃氏と社会保険労務士の平野厚雄氏が中心となり「NPO法人 日本総合格闘技OBクラブ」が設立された。

 これは総合格闘技のOBらを中心として、発達障害児・者を主とした障害者に対して、自立支援や療育、保育、就労支援を行い、障害者を扶養する保護者や家族と各種イベントや交流会を一般市民とともに開催し、いじめ・差別・虐待のない豊かで明るい家庭環境づくりに寄与することを目的としたもの。

 14日、都内でともに理事長を務める小路氏と平野氏、そして榊原信行RIZIN 実行委員長が出席し会見が開かれた。

 小路氏は引退後に富山でラーメン屋を営む中で改めて格闘技の素晴らしさと影響力を実感。「現役時代は人に貢献するという気持ちは全く持っていなかった。for meの考え方だった。しかし、もしその時に“日本を良くしたい”“みんなを良くしたい”“テレビを通じて人の心に灯をともしたい”という思いを持っていれば私の戦い方、言動も大きく変わったのではないかと感じている」と振り返るに至った。

 そして「テレビを見れば毎日のようにいじめや差別が原因で自殺したり人間関係に悩む声が流れている。なんとか我々格闘家から少しでもこの世の中を良くしていく活動を広げていきたいという思いを持っていたところで平野さんと出会いました。平野さんの2人のお子さんはともに自閉症。自閉症は情報が少ないことから、いろいろ誤解を受けやすい。平野さんはその知識を少しでも世の中に広めようとしている。その思いに共感し、2人でなにかやれることはないかと考え、その思いを榊原社長に伝えましたら、榊原社長に “一緒にやろう”と言っていただき、今回このような形になりました」と設立の経緯を語った。

 平野氏はかつて平直行氏のもとで柔術を学び、パンクラスのアマチュア大会に出場した経験もある元格闘家。平野氏は「私自身も自分の子供が自閉症になるまで、自閉症のことは分からなかった。自分もそうだったように、世の中の人に自閉症とか発達障害というものが知れ渡っていないという現状があることは感じていた。そういった時にふと思ったのが“自分はこの子を残して先に死んでいく。親がいるうちはいいがもし親がいなくなった後、この子たちはどうなってしまうんだろう?”という思いが出てきた。自閉症は見た目は普通。ただ言動が特殊なので、いじめに遭ってしまうという現状がある。自分にこういう使命があるのならば格闘技を通じて1人でも多くの人に、こういう障害があるということを知ってもらいたい、世の中に発信していきたいという思いでこの活動を始めました」と小路氏が共感したその活動について話した。

 榊原氏は「RIZINで関わる選手たちには地域貢献、そして社会貢献という意識をしっかり持って活動していってもらいたいという思いを持っているなかで、今回平野さんと出会うことができた。そのきっかけは志を持った小路晃。ともにPRIDE.1から突っ走ってきた男からの提案。僕にとってもいい機会だった。言うのは簡単だが、テイクアクションをしようということ。積極的に我々が媒介として、日本や世界の格闘家を通じて、自閉症をもっと多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 まずは「世界自閉症啓発デー」の4月2日に「自閉症啓発イベント Fight4u.1」(中央区立総合スポーツセンター 第1武道場)を開催する。同イベントでは柔術の練習会やプロファイターとの交流イベントなどが行われる。現在、把瑠都の参加が決定。その他のRIZINファイターの参加も予定されている。イベントの詳細は公式サイト( http://www.fight4u.jp/ )から。

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