SearchSearch

ハリルジャパン2連勝スタート

2015.04.10 Vol.640

 3月にサッカー日本代表新監督に就任したハリルホジッチ監督の初陣となる国際親善試合チュニジア代表戦(3月27日、大分・大分銀行ドーム)とウズベキスタン代表戦(3月31日、東京・味の素スタジアム)が行われ、日本代表は2−0、5−1で2連勝を飾った。

◆   ◆   ◆

 チュニジア戦は監督が戦前「たくさんプレーしてこなかった選手を使いたい」と語ったとおり、初代表のDF藤春、FW川又がスタメンに名を連ねた。FWも右に永井、左に武藤と若い世代が起用される。また大分トリニータで育ったMF清武がコールされると会場には一際大きな歓声が上がった。

 前半は両サイドのスピードのある永井と武藤がDFの裏を狙い、そこにロングパスを出すという決め事があったのだが、ボールを奪っても横パスや細かいパスを出す場面が見られた。しかしそんななかでも永井、武藤は積極的に裏を突く動きを見せた。川又は前半21分には清武のコーナーキックを頭で合わせるも惜しくもクロスバーを叩き、代表初ゴールを逃す。しかしその打点の高さに大きな印象を残した。藤春もフリーキックのキッカーを務め、フル出場を果たすなど、新戦力が期待を裏切らない動きを見せた。

初得点は岡崎のヘッド

 しかしなかなか点を取るには至らない。

 そんなムードを打破したのはこれまで代表を守ってきた選手たちだった。

 後半15分、永井と清武を下げ、本田と香川を同時投入すると試合が動き出す。27分には、武藤と川又を下げ、岡崎と宇佐美を投入。これで日本は完全に攻撃の主導権を握り。33分にはボールを持った香川がドリブルで切り込み、左の本田にパス。本田は倒れ込みながらクロスを上げると岡崎がドンピシャのタイミングでヘディングシュートを決め、先制。記念すべきハリルジャパンの初得点となった。

 押せ押せムードの日本は38分には、本田からのパスを宇佐美、岡崎、香川とつなぐ。そして香川がペナルティーエリア左から上げたクロスをGKがはじいたところゴール前に詰めていた本田が滑り込みながら決め、2点目をあげた。

 終了間際には香川のスルーパスに反応した宇佐美が右足でシュートを放つも、惜しくもポストに当たり、代表初ゴールを逃した。

 2−0で初陣を飾ったハリルホジッチ監督は試合後「選手を褒めたい。スタートから勇気とやる気を見せてくれた。彼らにブラボーと言いたい」と選手をねぎらった。そして前半のボールを奪った後のパス回しについて「ボールを奪ったあとのゲーム支配にはまだ満足していない。奪ってからの最初のパスがまだ十分ではない。奪ったあとに短いパスを使い過ぎ。もっと長いパスを使いたい。スピードを求めたので、速すぎたところもあった」と改善点もあげた。また本田と香川については「彼らは自分たちのクオリティーを見せてくれた。日本代表のキーとなる選手だと思う。彼らには厳しい要求をした。この2人が自分の能力をすべて出せば、ゲームが変わるというのを見せてくれた。テクニックだけでなく、規律、丁寧さ、勇気、守備のアグレッシブさも見せてくれた。チーム全員がこれを見せないといけない」と語った。

『マッサン』のシャーロット ブロードウェイデビューに意気込み

2015.04.10 Vol.640

 NHK連続テレビ小説『マッサン』でエリーを演じた、シャーロット・ケイト・フォックスが8日、都内で記者会見し、10月にブロードウェイデビューを果たすミュージカル『シカゴ』への意気込みを語った。良妻賢母のエリーとはタイプの異なる小悪魔的な魅力にあふれるロキシー役で、ブロードウェイ公演後には、アメリカ・カンパニーとともに日本に凱旋予定。「生まれ故郷から第2の故郷である日本に何かを持ってこられることにとても興奮しています。(ロキシーは)エリーとは違うけれど、同じだけの喜びを届けられたらと思います」と、話した。

 ブロードウェイデビューが決まった当初は「吐きそうになった」と笑ったが、『マッサン』で培った「勇気と忍耐、強さ」で乗り切るという。
 ブロードウェイ公演は10月。来日公演は12月4〜23日まで、東急シアターオーブで行われる。

当たり?はずれ?くじ引きで兵役

2015.04.10 Vol.640

 タイでは21歳以上の男性に兵役の義務があるのだが、対象者が多いため、希望者以外はくじによって決定されている。そのくじ引きが5日行われた。当たり?を引いた者は最長2年間の兵役が課される。タイでは性転換手術をして体は女性になっている人が多いのだが、戸籍上の性別は変えられないため、くじ引きには参加するという。大概は審査を受け「不適格」とジャッジされるそうだ。

1年5カ月ぶりのカズダンス

2015.04.10 Vol.640

 サッカーJ2、横浜FCの三浦知良が5日に神奈川・三ツ沢球技場で行われたジュビロ磐田戦の前半14分、小池からの右クロスをヘディングで決め、自身が持つJリーグ最年長得点記録を「48歳1か月10日」に更新した。昨年はケガのため2試合、4分の出場に終わったためノーゴール。実に2013年11月3日の松本戦以来、約1年5か月ぶりのゴールとなった。

 今シーズンは3月8日の開幕戦で9年ぶりにスタメンに名を連ねるなど、この試合まで6試合中4試合でスタメン出場と好調な滑り出し。記録の更新が期待される。

同性パートナー条例成立

2015.04.10 Vol.640

 同性カップルに「結婚に相当する関係」を認める証明書の発行を盛り込んだ東京都渋谷区の条例案が3月31日、区議会本会議で賛成多数で可決、成立。4月1日から施行された。パートナーシップ証明は、区内在住の20歳以上の同性カップルが対象。同性カップルは、アパートの入居や病院での面会の際に家族ではないと断られることが多い。証明書に法的拘束力はないが、条例は「区民および事業者はパートナーシップ証明に最大限配慮しなければならない」と明記している。

やりすぎで来年から自粛

2015.04.10 Vol.640

 川崎市にある金山神社で毎年4月の第1日曜日に開催されている「かなまら祭り」。巨大な男性器をかたどったおみこしが街を練り歩き、境内には男性器をかたどった記念撮影用のモニュメントが置かれ、多くの人がそこで記念写真。そして露店では男性器をモチーフとしたさまざまなグッズが売られ…とチンコだらけ。しかしついつい露出しちゃう人やパフォーマンスが過ぎる人も多くなってしまい、来年からは記念撮影用のモニュメントの設置を自粛することになるという由々しき事態に…。

GW最高のデートムービー『フォーカス』

2015.04.10 Vol.640

 ウィル・スミスがセクシーな詐欺師を演じる最新作『フォーカス』が5月1日から全国で公開される。人の視点(フォーカス)を自在に操ることで相手を手玉に取る超一流の詐欺師ニッキー(ウィル・スミス)は、30人もの詐欺師のプロを束ねさまざまな場所で大金を稼いでいた。ある日、彼は美しい女詐欺師と出会い、プロの詐欺師として育てるうちに、師弟関係を超えた関係に。しかし、彼は大きなヤマに勝ったあと、彼女に大金を渡し、忽然とその前から姿を消した。それから数年後、2人は意外な場所で再会するが…。公開を記念し、オリジナルTシャツを読者1名にプレゼント(係名:「フォーカス」)。

さまざまな恋愛の形を描く鴻上尚史の新作舞台『ベター・ハーフ』

2015.04.09 Vol.639

 鴻上尚史の書き下ろしの新作舞台『ベター・ハーフ』が現在上演中。
 タイトルである「ベター・ハーフ」というのは自分が必要とするもう一人の自分。天国でひとつだった魂がこの世に生まれるときに男と女に分かれ、現世でもう片方の自分に出会うと、相性がぴったりと合うという、その片割れのこと。
 作品では若い男女(風間俊介、真野恵里菜)と中年の男性(片桐仁)、トランスジェンダーの女性(中村中)の4人が繰り広げる恋愛模様が描かれる。ちょっとした嘘から始まった出会い。そこから生まれた恋愛は、4人を取り巻く環境の変化やちょっとした感情のすれ違いからさまざまな形を見せ始める。
 初日(3日)に先立ち行われた会見では主演を務める風間が「みなさんが経験した恋愛が詰まっている作品。恋って素敵だなって思ってもらえれば、と思います」と語れば、片桐は「僕はブサイク代表として、恋をあきらめつつある40代の仲間たちに“まだまだあきらめるな。死ぬまで時間はあるぞ”ということを伝えたい。人と触れ合って、なんとか恋をしてもらおうという気持ちで演じています」と話す。
 芸能界を目指すかたわらデリヘルで働く女の子の役の真野は、会見でもごく自然に「デリヘル」という言葉を口にするなど、完全に役になりきっている様子? またホテルのラウンジのピアノ弾きの中村が劇中に弾き語りで披露する恋愛に関わる歌がよりいっそう登場人物たちへの感情移入を誘う。
 東京公演は下北沢の本多劇場で4月20日まで。その後、大阪で4月25、26日に上演され、5月3~5日にはよみうり大手町ホールで東京凱旋公演される。

橘ケンチ、新しいドラキュラ像に自信

2015.04.09 Vol.639
20150409a.JPG
 EXILEのパフォーマーで役者としても活躍する橘ケンチが主演する舞台『ドン・ドラキュラ』が9日、渋谷のアイア 2.5 シアタートーキョーで開幕。公演前には公開稽古が行われ、これまでにないドラキュラ像で観客を笑わせた。
 
 手塚治虫の名作を初めて舞台化したもの。ルーマニアから練馬に移り住んだドラキュラの親子が、ひょんなことから科学者のヘルシング教授に狙われるというストーリー。ケンチ演じるドン・ドラキュラ伯爵は、反抗期の娘を持て余していたり、美人に弱かったり、ドラキュラを信じない現代社会におけるドラキュラのイメージとのギャップに悩まされたり。笑いあり、感動あり、ダンスもちょっとありと、見どころが満載のドタバタコメディーだ。 

 ドン・ドラキュラ伯爵は、金髪に赤いマント、さらには赤い瞳といったルックス。一般的なドラキュラ像とは異なることについて、ケンチは「(イメージとして)黒いマントっていうのを覆して赤にしました。(赤い)目もお客さんにどこまで分かるか分からないですが......」と、コメント。

 脇を固める共演者も個性派ぞろい。共演の池田鉄洋は「新しいドラキュラ、エンターテインメントを見せられると思います。いつものケンチさんとは違うケンチさんも見られます」と話した。

 14日まで同所で。

『マッサン』のシャーロットが美声披露、ブロードウェイデビューにやる気

2015.04.08 Vol.639
20150408b.JPG
『マッサン』でエリーを演じた、シャーロット・ケイト・フォックスが8日、都内で記者会見し、ブロードウェイデビューを果たすミュージカル『シカゴ』への意気込みを語った。良妻賢母のエリーとはタイプの異なる小悪魔的な魅力にあふれるロキシー役で、ブロードウェイ公演後には、アメリカ・カンパニーとともに日本公演も行われる。「生まれ故郷から第2の故郷である日本にこの作品を持ってこれることにとても興奮しています。エリーとは違うけれど、同じだけの喜びを届けられたらと思います」と、話した。

 胸元にブラックレースをのぞかせたブラックのパンツスーツ姿で登場したシャーロットは、ピアノ、ドラム、コントラバスの3ピースをバックに、『ROXIE』『NOWADAYS』など劇中のロキシーのナンバーを表情たっぷりにメドレーで披露。堂々とした歌いっぷりだったが、パフォーマンスを終えると、「この手を見て~!」とブルブルと震える手を見せた。

 ブロードウェイデビューが決まった当初は「吐きそうになった」と言うが、『マッサン』で培った、「勇気と忍耐、強さ」で乗り切る。

「先日、ブロードウェイの劇場に行った時、『シカゴ』の出演者に会ったのですが、みんな美しいし、背が高いし、力強い体を持ってるんです。まずは、ジムに通って体作りをしようと思っています」と、話した。

 ブロードウェイデビューは10月。来日公演は12月4~23日まで、東急シアターオーブで行われる。
 

K-1 WORLD GP、ゲーオ欠場。野杁の対戦相手は未定

2015.04.07 Vol.639

 4月19日(日)に開催される『K-1 WORLD GP 2015 IN JAPAN~-55kg初代王座決定トーナメント~』に関し6日、都内の会場で会見が行われ、K-1 WORLD GP-65kg王者ゲーオ・フェアテックスの欠場が発表された。
 ゲーオは同大会の「スーパーファイト/K-1 -65kg Fight」で、第2代Krush -67kg級王者の野杁正明と対戦することが決まっていたが、3月22日にディファ有明で行われた試合で負傷。当初は出場可能だと話していたが、帰国後怪我の状態が悪化しドクターストップがかかったという。
 これを受けて前田憲作K-1プロデューサーは「とても魅力のあるカードだったので残念です。いずれいいタイミングで2人の対戦が実現できれば。野杁選手の相手は外国人選手の招聘を考えているが今はまだ白紙。決まり次第発表します」とコメント。野杁は「試合がなくなって残念だが、ある程度予想はしていた。万全じゃないゲーオと戦って勝っても意味がないから、かえって良かったと思っている。ゲーオが万全な状態になったら、その復帰戦の相手の第一候補として考えてほしい」と語った。

Copyrighted Image