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2019年ラグビーW杯 日本大会の開催地決定

2015.03.06 Vol.638

 ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場が2日夜、発表され、立候補した15の自治体から札幌市や埼玉県・熊谷市、東京都、大阪府・東大阪市など12会場の開催地が決定した。仙台市と京都市、長崎県の3会場は落選した。開催地に選ばれた岩手県釜石市はラグビーとゆかりが深く、W杯開催にあたって新設のスタジアムが必要になるが、東日本大震災からの「復興の象徴」として位置づけられそうだ。

 アジア初開催となる19年大会は9回目で、初めて欧州や南半球の伝統国・地域外での開催。11年大会招致でニュージーランドに敗れた日本は2度目の挑戦で招致に成功した。

 日本大会には全20チームが出場。1次リーグを勝ち上がった8チームが決勝トーナメントを戦う。開幕戦と決勝は、20年東京五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場(19年完成予定)で行う方針が決まっている。

 出そろった12会場をみると地域バランスのほか、各地の「ラグビー熱」が大きく考慮された点が目につく。全国高校選抜大会の開かれている熊谷市、全国高校大会の舞台となっている東大阪市は、それぞれ近隣エリアに立候補地が複数あったにもかかわらず、開催地に選出された。

 東北ではスタジアムの収容人数や交通アクセスなどで優位だったはずの仙台市が落選し、釜石市が選出された。東日本大震災で津波の被害を受けた学校跡地に建設される釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム(仮称)の収容人数は1万6187人ともっとも少ないが、かつての強豪、新日鉄釜石の拠点としてラグビー人気が根強い点をW杯組織委が考慮して強く推した可能性が高い。

ラグビー日本選手権でヤマハ発動機が初優勝

2015.03.06 Vol.638

 ラグビー日本選手権の決勝が2月28日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、ヤマハ発動機が15−3でサントリーを破り、初優勝を果たした。

 ヤマハ発動機は、前半7分にCTBサウ、26分にWTB中園がトライを挙げて、15−3で折り返し、後半はボールをつないで揺さぶりをかけるサントリーの攻撃に我慢強く耐え、失点を許さなかった。

 東芝との準決勝に続いて相手をノートライに封じた堅守について清宮監督は「1〜2年で身につくものじゃない。この4年間、選手がどのチームよりも努力したから」と振り返った。

 清宮監督にとってサントリーは現役時代にも在籍した古巣。「私を育ててくれたチームに、こういう形での恩返しになった」と語った。

 ワイルドカードトーナメントからの挑戦で下克上を目指したサントリー。フランカー佐々木は「ミスを重ねたのが悔やまれる。違う結果もあり得たのに、できなかったのは力不足」と唇をかんだ。

KEY WORD で見るニュース 2015.2.20〜2015.3.5

2015.03.06 Vol.638

ランニングポリス
 2月22日に行われた東京マラソンで、警視庁は国内外でも珍しい「ランニングポリス」を試験導入した。
 当日は警視庁の駅伝チームを中心に64人で全コースを分担。参加者と並走し、不審者・不審物への警戒、緊急時の対処に当たった。不測の事態に備え、特殊警棒や催涙スプレーを携帯。頭には小型カメラを装着し、映像をリアルタイムで警視庁本部の指揮所に送り、コース状況の把握に生かされた。

ジャカルタ事件
 1986(昭和61)年にインドネシア・ジャカルタの日米両大使館に迫撃弾が撃ち込まれた事件。
 現場検証で迫撃弾が発射されたホテルの室内などから、日本赤軍メンバー、城崎勉容疑者(67)の指紋が見つかり、公安部が92(平成4)年に国際手配した。
 この事件で警視庁公安部は2月20日、現住建造物等放火未遂と殺人未遂の疑いで、城崎容疑者を逮捕した。
 城崎容疑者は96(同8)年9月、ネパールで潜伏中に身柄拘束された。米国に移送され、ジャカルタ事件で禁錮30年の判決を受けたが先月、釈放されていた。

世界長者番付
 米経済誌フォーブスが2日、2015年版の世界長者番付を発表した。保有資産が10億ドル(約1200億円)を超える日本人は、41位に入ったファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(202億ドル)を筆頭にソフトバンクの孫正義社長(75位、141億ドル)、楽天の三木谷浩史会長兼社長(151位、87億ドル)ら24人。
 全体の首位は米マイクロソフト(MS)創業者のビル・ゲイツ氏(792億ドル)で2年連続。

復興補助金
 東日本大震災からの復興に向け、各自治体などが設置した102の復興関連基金事業で、平成25年度までに交付された国の補助金など約3兆4000億円のうち、使われたのは1兆3785億円(執行率約40.5%)だったことが2日、会計検査院の調査で分かった。複数年度にまたがるなどの事情はあるものの、執行率が0%の事業もあった。
 執行率が0%だったのは「仮設住宅のサポート拠点運営費等」や「産業政策と一体となった被災地の雇用支援等」「災害復興住宅融資等」など。
 東北の被災3県(岩手、宮城、福島)に設置された62の基金事業をみると、交付された国庫補助金などは計約1兆7000億円で、執行率は50.9%だった。

反プーチン急先鋒が射殺される

2015.03.06 Vol.638

 ロシアの野党有力指導者、ネムツォフ元第1副首相(55)が2月27日夜、クレムリンや赤の広場に近いモスクワ中心部の橋で何者かに銃撃され、死亡した。

 ネムツォフ氏はエリツィン政権下で第1副首相を務めた後、野党に転じた。プーチン政権批判の急先鋒として知られ、1日にはモスクワ市内でロシアのウクライナ介入に反対する大規模デモを計画していた。

ウィリアム王子をパクリ!?

2015.03.06 Vol.638

 英国のウィリアム王子が2月26日に初来日した。27日午前、横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地で慰霊塔に献花し、先の大戦中に日本国内の収容所などで死亡した英連邦の兵士らを追悼。午後には天皇、皇后両陛下に招かれ皇居・御所で昼食をともにして懇談。昼食後は、皇太子ご夫妻のご招待を受け、東宮御所を訪問した。

 28日には安倍首相とともに東日本大震災で被災した福島を慰問。同宿先の温泉旅館で浴衣姿でくつろぎ、福島県産食材による和食に舌鼓を打った。1日には宮城県を訪問した。

“爆買”で1000億円以上を消費

2015.03.06 Vol.638

 中華圏の旧正月である「春節」休暇(18〜24日)に中国人らが約45万人が訪日。これは史上最高の数字。炊飯器や高級時計などを大量購入、いわゆる“爆買”し、合計1000億円以上を消費した。

 百貨店大手4社は2日、2月の既存店売上高(速報)を発表したが、いずれも前年同月を上回った。訪日中国人客が高額品を買い求め、全体を押し上げたとみられている。

米とイスラエル間の亀裂深まる

2015.03.06 Vol.638

 イスラエルのネタニヤフ首相は3日、米野党・共和党の招きで米議会の上下両院合同会議で演説し、米欧など6カ国とイランによる核協議について「イランの核兵器開発を阻止することはできない。多数の核兵器取得を保証するだけだ」と断言した。

 オバマ氏は演説内容に不快感を表明。「ネタニヤフ氏の主張通り核協議を行わないとしたら、イランは即座に核開発計画を再開し、加速させる」と警告した。

千原ジュニア 鍵落とし「泣きたい」

2015.03.03 Vol.636
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 千原ジュニアが3日、都内のライブハウスで、自身がMCを務めるクイズバラエティ『ダラケ!~お金を払ってでも見たいクイズ~』(BSスカパー!、毎週木曜午後9時)の初の公開収録を行った。

 この日のテーマは「泣きたい人」。収録前に取材に応じたジュニアは「誰にでも泣きたい時がある」とコメント。自身が泣きたいことを聞かれ、自宅やバイク、金庫などの鍵すべてを1週間前に落とし、まだ見つかっていないことを明かした。「毎朝恋愛している女の子みたいに、マネージャーから"見つかった!"という連絡が入っていないかとスマホを見ます」と、切実。さらに「笑っていても、鍵落としたんやなって思ってます」と、続けた。また、「(自宅に)入られたらすべてですからね......でも、入られたほうがいいのかな(笑)」と、独身をこじらせていた。

 同番組は、「まくら営業をしているキャバ嬢」や「AV男優」など特定の興味深い世界で生きる人を集めて、彼らしか答えを知り得ないクイズを出していくもの。この日収録された「泣きたい人ダラケ」は、特別番組として26日に放送。また、4月16日からは新シーズンの放送がスタートする。

浅田舞と真央がスケートレッスン「今日は100点」

2015.03.02 Vol.636
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 浅田舞と真央姉妹が2月28日、名古屋市の日本ガイシアリーナ・アイススケートリンクで開催された『LOTTE フィギュアスケート教室』でコーチを務めた。小学生約100名が参加したもので、ストレッチや前進歩行などをティーチング。真央は子供たちにスパイラルやY字スピン、ビールマンスピンを披露するシーンもあった。
 
 レッスンを終えた真央は「初めて滑る子も多かったんですけど、みんな成長するのが早くて、いろんな技を教えるのが楽しかった」、舞も「子供たちが楽しそうにスケートしている姿がすごくうれしくて楽しい時間でした」と、満足げだった。

 スケート教室の出来栄えは、2人とも「100点」。舞は「子供たちが元気すぎて汗だくになっちゃったので、先生としてはもうちょっと体力をつけないといけないな」と笑っていた。

ZSTはタッグマッチ、グラップリング、そしてユーチューバーも出場となんでもあり感満載

2015.02.23 Vol.637

 日本には多くの格闘技の団体、イベントがあるのだが、そのなかでも一際異彩を放つのが「ZST」。
 所英男らメジャーイベントでも活躍する選手も輩出する一方で、“バトルエンターテインメント”という方向性での試合も組まれている。
 格闘技というとどうしても「1対1」の戦いをイメージするが、ZSTには「2対2」で戦うタッグマッチが存在する。ZSTは22日、東京・ディファ有明で今年の開幕戦「ZST.44」を迎えたのだが、この日も房野哲也、柏崎剛vs鈴木廣二、大久保謙吾の試合が行われた。タッグマッチとはいってもプロレスで行われるようなものとは違い、タッチは5回まで、乱入はもちろん禁止、タッチは手と手でといったルールが設けられている。リング上はあくまで1対1。しかし写真のようにピンチになるとタッチで脱出するという場面もあり、多少ゲーム性が盛り込まれている。
 試合は9分32秒、まず柏崎が鈴木から腕ひしぎ十字固めで一本を奪う。鈴木が退場となり一人となった大久保が奮闘するものの、最後は房野の猛攻をしのぐに留まり、15分時間切れでゴング。1-0で房野、柏崎組が勝利を収めた。
 試合後、柏崎が「ZST.46」(5月24、ディファ有明)でZSTバンタム級の絶対王者・藤原敬典に挑戦することが発表された。
 柏崎は「まずご結婚おめでとうございます。結婚早々悪いんですけど、藤原選手がベルトを持っていられるのもあと3カ月。残りの新婚生活をエンジョイしてください。5月24日は絶対王者が僕に代わる時。藤原選手、首洗って待ってろ」とアピール。
 呼応しリングに上がった藤原は「6・28、ちなみにこの日は何の日か知ってますか? 俺の結婚式なんですよ。その直前にこんなタイトルマッチ組まれるなんて、ホントに迷惑なんですよ。俺が勝って柏崎選手を(結婚式に)招待したいと思います」と応じた。結果いかんでは勢力図が大きく変わる一戦となる。
 またこの日は前田日明氏が主宰する「アウトサイダー」の名物ファイターで人気ユーチューバーという異色のプロフィルを持つシバターという選手が出場した。
 シバターは「リアルアマレスラー」というキャッチフレーズを持つだけあって、試合中の動きもプロレスラーっぽい動きが目立つ。猪木アリ状態の相手にストンピングを狙ったり、「胸に打ってこい!」と挑発してローキックを食らってしまったり、コーナーポストから攻撃を試みレフェリーに注意されたり。しかし随所では重いパンチを放ち、対戦相手の伊達李和をヒヤリとさせる場面もあった。1R終盤には伊達のタックルを潰し、パイルドライバーを放つなど、地力を感じさせる動きを随所に見せる。そのパイルドライバーもご丁寧にゴッチ式であった。試合は残り10秒でフロントチョークにギブアップ。勝利こそならなかったが、会場を沸かせ、格闘技の可能性も垣間見せた…と言っては言い過ぎだろうか…。
 ZSTはこのほかにも、打撃なしのグラップリングに特化した「GTルール」の試合があり、この日も太田裕之と牧野仁史がグラウンドの攻防を展開。観客はその緻密な動きをかたずを飲んで見守った。
 なおこのGTルールの試合については、4月、5月大会でGTタッグトーナメントを開催。今年の10月ごろにグラップリングの全日本選手権といった形での大会が計画されている。

ZST.44 本紙イケメンコラムに登場の伊藤が第3代王者に輝く 

2015.02.23 Vol.637

 総合格闘技「ZST」の2015年開幕戦「ZST.44」が22日、東京・ディファ有明で開催された。メーンで行われた「ZSTフライ級タイトルマッチ」で挑戦者・伊藤盛一郎が王者・八田亮を2R 3分9秒、 TKOで破り、第3代王者に輝いた。
 伊藤は元修斗世界フェザー級王者でZST、HERO’Sでも活躍した勝村周一朗の秘蔵っ子として、昨年2月にZST本戦にデビュー。以降、順調に勝ち星を重ね、1年で王座挑戦にこぎつけた。一方、八田はこの試合を最後に料理人になるという夢を追いかけるため、格闘家としての活動をいったん休止するという。
 ここで八田に勝ち逃げされるわけにはいかず、伊藤にとっては何がなんでも負けられない戦いだった。
 伊藤は右フックからタックルにくる八田を組み止め潰し、パンチ。スタンドではヒザを叩き込むなど、1R序盤から落ち着いた動きを見せる。中盤には八田の右フックを食らいふらつく場面もあったが、なんとか持ちこたえ、追ってくる八田に組み付き勢いを止めると、打ち合いからの右フックで八田を倒し、上のポジションをキープするやパウンドの嵐。あわやKOという場面を演出する。
 2Rに入ると伊藤は重い右のロー、ミドル、ハイで八田を削っていく。タックルで戦況の打開を図った八田だったが、伊藤はこれを潰し、上を取ってパウンド。猪木アリ状態になってもキックを放ち続ける。最後はコーナーに下がった八田に飛び膝蹴り。腰が落ちた八田にパウンドの連打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。
 伊藤は「自分の実力はまだこんなものではないです。今日がゴールではなく、ここからがスタート。ZSTを盛り上げるのは自分だと思っているので、これからもよろしくお願いします」とアピールした。
 伊藤の今後について、ZSTの上原譲代表は翌日の会見で「オファー次第で国内の他大会に王者として出場することも、海外で試合をすることもある。海外での試合は全然違うものなので、そういう試合も経験してもらいたい。彼は将来的にはUFCといった大会に出ていくような存在だと思っているので、ZSTとネットワークのある海外の大会に行って、アウェイというものはどういうものなのかということを経験するのもいいと思う。逆に他団体の選手がZSTに上がって伊藤と戦うこともある。どちらにしても彼にとってプラスになるテーマのある試合を組んでいきたい」と語った。
 今年は他団体でもフライ級で熱い戦いが展開されており、今後の伊藤の戦いにも注目が集まる。

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