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腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 宮地克二

2012.06.25 Vol.556

我が道を行く格闘技雑誌

『Fight&Life』編集長
宮地克二 さん

格闘技雑誌のアルバイトから女子プロレスの雑誌、野球の雑誌などを経て、格闘技雑誌の編集長へ。スポーツ誌に関わるうちに"競技者向けの雑誌があってもいいのでは"と思い立ち『Fight&Life』を立ち上げることに。
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 アメリカのUFCが2月に日本に上陸したときには、さいたまスーパーアリーナに超満員のファンが駆けつけた。ファンの中で格闘技に対する熱は決して衰えてはないのだが、日本の格闘技団体はどうにも元気がない。そんななか、観戦するだけでなく格闘技を実際にやる人の目線で作られた雑誌『Fight&Life』が今年の4月で創刊5周年を迎えた。  編集長の宮地さん曰く「今、格闘技が低迷しているように言われています。確かにプロの興行は迷走しているように見えますが、競技者を含めた競技そのものとしての格闘技や武道というものは低迷しているわけではないんです」  宮地さんは特定の人やイベントに左右されることのない足腰の強い格闘技・武道の世界を作ることにメディアの側から取り組んでいる。「例えば巻頭にキッズの空手の大会の記事をもってくる。これが直接の売り上げに必ずしもつながるわけではないんですが、この子たちの励みになって、やがて底辺の拡大につながっていけばいいと思うんです」  ゆえに記事の切り口も独特。雑誌の名前通り、試合の結果やあおりのようなイベントを中心に置いたものではなく、格闘技を通じて人生や生活を描くような内容のものが多い。ところで23日に発売されたばかりの8月号の見どころは?「K-1のエグゼクティブプロデューサーに就任した魔裟斗さんのロングインタビューですね。あと裏の目玉としてはロンドンオリンピック直前企画として、笹原正三さんという日本が誇るレスリングの名選手の特集を組んでいます。この企画などは弊誌ならではの、ここでしか読めない企画だと思います」
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『Fight&Life』
【価格】880円(税込)隔月刊 現在発売中
【発行】フィットネススポーツ
【問い合わせ】TEL:03-5653-1322

井岡がWBC、WBA世界ミニマム級統一王者に

2012.06.25 Vol.556
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(Photo/AFLO)

 世界ボクシング評議会(WBC)ミニマム級チャンピオンの井岡一翔(井岡)と、世界ボクシング協会(WBA)同級王者の八重樫東(大橋)による、日本人同士による初の両団体の王座統一戦が20日、大阪市のボディメーカーコロシアムで行われ、井岡が3-0で判定勝ち。3度目の防衛に成功した。井岡は日本選手で初めての両団体の統一王者となった。  足を止め、一撃必殺を狙う八重樫に対し、井岡は一歩も引くことなく闘志をぶつけた。「最後は気持ちの勝負。気持ちで負けなかったことが勝因」。3-0の判定ながらジャッジの採点は115-114、115-113、115-113といずれも1~2ポイント差。壮絶な打ち合いの末に小差の勝ちを拾った。  4回を終えての採点は3者ともイーブン。それでも「焦ることなく後半勝負」と自らに言い聞かせた。9回には右ストレートを食らいながらも、ジャブの連打や左右の強打を見舞い、八重樫の両目をみるみるふさいだ。  戦前に自信満々のコメントを重ねたが、万全の体調にはほど遠かった。厳しい減量の影響からか、5日前に扁桃(へんとう)を腫らし発熱。だが、ボクシング界の将来を憂える両陣営が歩み寄り、初めて実現した日本人同士による統一戦。「見応えのある試合をすれば盛り上がる。日本中に勇気と元気を与えたい」。試合終了のゴングと同時に会場は万雷の拍手と歓声に包まれ、思いは確かにファンに伝わった。  日本初の統一王者となった井岡だが、今後はベルトを返上し、1階級上のライトフライ級に上げるのが既定路線。「まだまだ通過点だと思っている。複数階級制覇を目指していきたい」。まずは叔父・弘樹会長が成し遂げた2階級制覇へ向け、23歳は次なる戦いへ踏み出す。  一方、敗れた八重樫は「試合後の両方の顔を見れば分かる」と潔く負けを認め、「また一からやり直せばいい」と出直しを誓った。

ザックジャパンがアジア最終予選で2勝1分けの好発進

2012.06.25 Vol.556
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(Photo/AFLO)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選が6月3日から始まった。B組の日本は初戦のオマーン戦(3日・埼玉スタジアム)で3-0で幸先のいいスタートを切ると、続くヨルダン戦(8日・埼玉スタジアム)では本田のハットトリックを含む6-0で快勝。12日にはブリスベーンでオーストラリアとアウェーで対戦し、1-1で引き分け。6月の3戦を2勝1分けの勝ち点3で終えた。  日本は9月11日、埼玉スタジアムでイラクと第4戦を戦う。  ヨルダン戦は本田がハットトリック。最終予選でのハットトリックは1997年のウズベキスタン戦の三浦知良以来。もちろん本田自身は初めての経験だ。この試合ではFW前田がコーナーキックをヘディングで決め、2試合連続得点。ハーフナー、宮市といった新戦力が代表に名を連ね始めたなか、存在感を見せつけた。また英プレミア・リーグのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まった香川も得点をあげるなど攻撃面での明るい話題が続いた。  その一方で、DFの吉田が右膝内側の靱帯を痛め前半で交代。それに伴い、次戦以降のDF陣の構成も考慮し、DF今野も終盤ベンチに下げることとなった。  本当だったらサブのメンバーで起用したい選手もいたところだったが、かなわなかったのは贅沢な誤算だろうか。  続くオーストラリア戦は前半は決定的なシュートを続けざまに許すなど押され気味。GK川島の好セーブ、内田や前田が体を張ってゴールを守る場面も見られ、一気に試合を決められかねない状態だった。  しかしハーフタイムで、ボールを失っていた低い位置でのパスや横パスに注意するよう示が出されると戦況は一変、後半は立ち上がりから相手ゴールに迫った。  後半20分にはショートコーナーから、本田がドリブル突破から高速パス。ノーマークの栗原がこれを決め均衡を破った。  しかしここからアウェーの不可解判定に泣かされることになる。  25分には内田がペナルティーエリア内で相手を倒したとしてPKを献上する。このPKに関してはオーストラリアのオジェック監督ですら試合後「あれはファウルではない」とコメントするほど。そして後半のロスタイム。ゴール前の絶好の位置でフリーキックを得た日本。キッカーはもちろん本田。最後の最後にやってきた最大の見せ場に固唾をのむスタンドだったが、本田がFKを蹴ろうとした瞬間に試合終了のホイッスル。スタンドからどよめきが巻き起こった。  この3試合で勝ち点7と上々のスタートを切った日本。もちろんB組首位で2位以下を大きく引き離した。  しかしこのオーストラリア戦で累積のイエローカードが2枚となった内田と今野、イエロー2枚で退場となった栗原は次戦は出場停止。DF陣3人がイラン戦へ出場できないという緊急事態。  内田に代わってはハノーバーへの移籍が決まった酒井の起用が予想されるが、オマーン戦ではまだ本領発揮とはいかなかった。加えて、移籍後の出場機会も含め万全の態勢でイラン戦に臨めるかは未知数だ。しかし酒井が内田を脅かすほどの成長を見せれば、代表戦への興味はよりいっそう高くなる。

なでしこは五輪同組のスウェーデンに勝利

2012.06.25 Vol.556
 サッカー女子の「スウェーデン招待」で国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位の日本代表「なでしこジャパン」は18日、同1位の米国と対戦し1-4で敗れた。  日本は、体調不良から復帰したMF沢が、ポルトガルでのアルガルベ杯以来、約3カ月ぶりに代表戦に出場。しかし序盤に米国に立て続けに2点を奪われた。永里が頭で1点を返し、1-2で前半を終了したが、後半に追加点を許した。  対戦成績は日本の1勝5分け(1PK勝ち含む)22敗となった。  続く20日には日本はイエーテボリで五輪の1次リーグで同組のスウェーデン(FIFA4位)と対戦。1-0で勝利を収めた。アメリカ戦から中1日の試合となった日本は沢、川澄ら主力をはずし、代表初選出となったFW大滝を起用するなど控え組でスタート。細かいパス回しでスウェーデンをほんろうし、前半27分、右サイドから中央に切り込んだ安藤のスルーパスを永里がダイレクトで流し込んで先制。スウェーデンの高さを生かした攻撃をしのぎきり、逃げ切った。永里は4月のブラジル戦から3戦連発のゴールとなった。

巨人・原監督が女性問題収拾に1億支払う

2012.06.25 Vol.556
 プロ野球巨人は20日、東京・大手町の球団事務所で、21日発売の週刊文春(6月28日号)に「原辰徳監督が女性スキャンダルで元暴力団員に1億円支払っていた」とする趣旨の記事が掲載されることを明かし、原監督のコメントを文書で発表した。原監督は不適切な女性関係を理由に第三者に1億円を渡していたことを認め、「浅はかなことをした」とファンに謝罪した。  一方、球団は、記事について「支払った相手は反社会的勢力に属する者ではない」とし、同誌に名誉毀損の損害賠償請求訴訟を起こすと発表した。  記事では、原監督は平成18年、プロ野球関係者を名乗る2人組から、昭和63年ごろに関係があった女性の日記のコピーを示された。原監督は球団や警察に伝えないまま、要求通り1億円を支払ったとしている。球団も現金の支払いについては認めている。

フットサル大会「EXILE CUP」参加チーム募集中

2012.06.25 Vol.556
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 EXILEが所属する株式会社LDHが主催する小学校4年生から6年生によるフットサル大会「EXILE CUP」が今年も開催される。  この大会はEXILEがサッカー日本代表の応援ソングを歌ったことをきっかけに、2010年からLDHの社会貢献活動の一つとしてスタートしたもの。今年で3回目を迎える。  今年は7月23日に国立代々木競技場フットサルコートで行われる関東大会を皮切りに、九州、東海、北海道、東北、北信越、関西、中国・四国の全国8カ所で予選大会を開催。9月に各予選大会優勝チームによる決勝大会が開催される。  参加チームの募集は6月30日(土)まで。HPから応募用紙をダウンロードして、FAXで申し込みできる。詳細はWEBサイト(www.exilecup.jp)まで。

東京食道楽第83回

2012.06.25 Vol.556

中村梅雀が仲間を呼びたくなるお店。

吉祥寺・まつひろ
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撮影協力:まつひろ/撮影:蔦野裕

食べ道楽と語る中村梅雀が一度来てハマったお店は、同じ吉祥寺っ子のご主人が作る本格中国料理の店。7月に行われる舞台「男の花道」の稽古も始まり、思い出すと無性に食べたくなるという料理をガッツリ食べてパワーをチャージ!
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 生まれも育ちも吉祥寺の中村梅雀が"絶品"と称賛する中華料理「吉祥寺 まつひろ」。店を知るきっかけはテレビ番組のロケだったとか。 「TBSの『キズナ食堂』という番組で、吉祥寺を案内することになりまして。その時にテレビ局側から紹介されたのがこの店だったんです。その時に料理をいただいたら、これがすごくおいしくて、完璧にハマってしまった。時々猛烈に食べたくなる味です。四川料理なので、辛いものはめちゃくちゃ辛いんですけど、ただ辛いだけじゃなくて、深い味わいがあるんですよ。もう本当に病みつきになりますね。辛いものだけじゃなくて全部がおいしいので、お店に来た時にここから電話して友人を呼び出して、たくさん注文して食べちゃうことも」  月に数回、ハマりだすと週に2回くらい来ることもあるというこの店で最初に頼んだのが四川料理の定番麻婆豆腐。 「ここは、普通のものと激辛の麻婆豆腐があるんですけど、話題になると思って、いきなり激辛を食べたんです。そしたらもう辛いのなんのって。汗がぶわーって噴き出して、最初むせちゃうぐらい辛いんですよ。でもすごく美味しい。それと卵チャーハンがセットで頼めるんですけど、それがまたほんのりと甘くておいしいので、麻婆豆腐と一緒に食べるともうたまりません(笑)」  ほかにオススメのメニューは?
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(1)「朝天唐辛子と鶏肉の炒め」(小1880円、中2880円)。 (2)「沖縄豚三枚肉の醤油煮 蒸しパン添え」(小2400円、中4000円)「お腹いっぱいでもペろっと食べられちゃう」(梅雀) (3)「マコモ茸と芝えびのユカリ・シソ炒め」(2480円)。季節のメニュー。 (4)「ちょっと贅沢な春捲」(1本680円、2本より注文できる)※小は2~3人用、中は4~5人用

「メニューはほぼ制覇していますが必ず頼むのが春巻き。フカヒレが入った春巻きですごくジューシーなんです。皮はパリパリだけど、中は気をつけないと火傷しそうなぐらい熱々。超贅沢な味ですね。あと、「朝天唐辛子の炒め」は、食べきれなかった唐辛子を持ち帰りして、家でご飯なんかにちょっと乗っけてかじりながら食べるんです。そのぐらい好き。鶏と炒めているので、辛いけどいい味が出てるし、寒い日にロケ弁にちょっと入れると、おいしくて体の中から温まります。この店をやっているご夫婦が自分たちの料理のファンみたいなところがあるので、絶対においしいし、文句なしですね」  ところで、7月に中村福助と舞台「男の花道」で共演する中村梅雀。これまで何度も映画や舞台でやられてきたという作品だという。 「以前、長谷川一夫さんと古川ロッパさんが映画で共演して、大ヒットした作品です。その後当たり役として、長谷川さんが舞台でもやるようになって、私の父中村梅之助も出演しました。その父と同じ役をやることになるとは思わなかったし、相手役が福助さんだったので、最初お話をいただいたときは、まさかと思いました」  福助は人気歌舞伎役者歌右衛門、梅雀は歌右衛門と固い絆で結ばれる眼科医土生玄碩を演じる。 「僕の中にも玄碩のような夢中になると突っ走って周りが見えなくなるところがあるので、共感できる人物ですね。とても他人とは思えない(笑)。そんな人物が歌右衛門と人間同士、魂のぶつかり合いをして絆を結び、より深い友情をはぐくんでいくという話です。これは人間の普遍的なことだと思うので、昔の作品だからといって決して古くないし、脚本もそんな人間の魅力を描いているので、新鮮に楽しめると思います」  福助、梅雀は言うに及ばず、実力派の役者が集結した同作品。最初の本読みで演出のマキノ雅彦が思わず涙したという。 「そうなんですよ。本当に腕達者な役者が揃っているので、要所要所で見事にしめてくれる。なんといっても齋藤さんの脚本が面白い。それに弟子役の風間(俊介)君と僕のコンビネーションがチャーミングで笑っちゃうし、福助さんの踊り、宇崎さんの音楽、ファンタスティックな舞台装置。もういろいろな要素が含まれたエンターテインメントになっています。笑えて泣けて楽しめて。僕がこんなにワクワクしているんだから、見て下さる方も絶対にワクワクできる作品だと思いますね」
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吉祥寺 まつひろ

【住所】武蔵野市吉祥寺北町1-18-4 【営業時間】平日18~22時(入店)22時30分(L.O.)、日・祝18~20時30分(入店)21時(L.O.)(宴会・法要等の予約は昼も可。要問合せ) 【定休日】不定休 【問い合わせ】0422-20-5855


INFORMATION

不朽の名作「男の花道」が中村福助×中村梅雀の夢の顔合わせで甦る

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 講談や映画、舞台の題材にも幾度となく取り上げられ、友情物語の代名詞ともいえる「男の花道」が、中村福助、中村梅雀ら豪華キャストにより舞台化される。演出は、映画監督としても注目を集めるマキノ雅彦(=津川雅彦)。齋藤雅文の脚本、宇崎竜童の音楽が新たな「男の花道」の世界を作り上げる。  江戸時代後期、失明の危機を隠しながら舞台に立ち続けた名優加賀屋歌右衛門(中村福助)と困難な大手術に賭けてその眼病を治した名医土生玄碩(中村梅雀)。互いの意気で共に難局を乗り越えた二人は、信じ合い、競い合っていくことを誓い、歌右衛門はいつか玄碩の大恩に報いたいと心に決める。視力が回復し、役者としてより一層輝きを見せる歌右衛門の元に、玄碩が命がけの窮地に陥ったという連絡が。満員御礼の舞台上演の最中に、歌右衛門は玄碩を救うことができるのか!? 中村福助が演じる美しい女形役者や、泣き笑いを巻き起こす中村梅雀の円熟した芝居に宇崎竜童の音楽が花を添える同作は、エンターテインメントとしても見どころが満載だ。

【日程】7月12日(木)~26日(木) 【会場】ル テアトル銀座 by PARCO 【入場料金】9500円※14(土)、17(火)、21(土)16時30分の回は9000円、U-25チケット6000円(25歳以下対象/枚数限定/当日指定席券引換/要身分証明書)(全席指定・税込)
【チケット取り扱い】
<パルコ劇場チケットレスサービス>http://www.parco-ts.com/
<チケットWeb松竹>http://www1.ticket-web-shochiku.com/pc/(PC) http://www1.ticket-web-shochiku.com/(携帯)
<チケットぴあ>0570-02-9999(Pコード:418-416) http://pia.jp/t/otoko/
<ローソンチケット>0570-084-003(Lコード:33344)0570-000-407(オペレーター対応)http://l-tike.com/otoko/
<イープラス>http://eplus.jp/otoko/
<JTBエンタメチケット>0570-03-0311(オペレーター対応)http://www.jtb.co.jp/ticket/(PC)JTB・JTB総合提携店各店頭
<tvkチケットカウンター>045-663-999(オペレーター対応)http://www.tvkcom.net/
【問い合わせ】パルコ TEL:03-3477-5858 http://www.parco-play.com/

新a-nation 100万人フェスへ

2012.06.25 Vol.556

渋谷を10日間ジャックするタウンフェス、スタジアム公演も!

日本の夏のメーンイベントの1つ、a-nationが変わる。すでに報道されているように、渋谷を10日間ジャックして行う 【musicweek】と、東京と大阪でトータル4デイズの 【stadium fes.】で構成される大型イベントになる。今も揺るぎない人気を誇るa-nationは、なぜこのタイミングで新たな体制で再スタートを切るのか。エイベックス・ライヴ・クリエイティヴの林寿朗代表取締役副社長に聞いた。
ジャンルやレーベルを越えたラインアップで
音楽・エンターテインメントのプラットフォームに
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 昨年10周年を迎えた「a-nation」は、毎年、各会場でチケットが手に入りにくい状況が生まれているほどの人気だ。そんななか、a-nationは大々的な改革を発表。渋谷で10日間にわたって行う【musicweek】と、東京と大阪での【stadium fes.】の構成で、新たなスタートを切る。 「サーキット型では完成形といえる段階で、言うなら次はピークアウトを迎えるだけ。公演数を増やすだとか、ライブ以外の部分を充実させるような、ちょっとしたリニューアルではいけない時期にさしかかった。10年後も楽しめるということを考えての決断でした」  地方巡業から一極集中へ。ステージの輸送や設営・解体に掛かっていた費用を、イベントそのものに集中させ、「自分たちの目指すクオリティーに近づける」のが狙い。今夏からは、a-nationがもともと目指していたコンセプト"音楽のテーマパーク"づくりをする。渋谷全体を会場ととらえ、「100万人の動員を想定」している(チケット券売は30万枚)。  渋谷を選んだのは、音楽やファッションなどいろいろなカルチャーが生まれてきた街で、さまざまな文化、年代層、考え方が集まる場所であること、これから音楽を発信していくことにおいても「ポテンシャルがある街」であるのが理由。そして、決定のダメ押しとなったのが、世界最大級のダンス・ミュージックの見本市「ウインター・ミュージック・カンファレンス」だったという。 「街全体が会場になるんです。一般的なファミレスに、DJが入ってていきなりクラブみたいになったりして。それを考えたら、さまざまなサイズの会場がある渋谷は理想的な場所です。【musicweek】のライブ会場である国立代々木競技場第一体育館やその一帯はもちろん、センター街や公園通りをはじめとする街頭にフラッグを立てたり、ファッションビルや百貨店には、テーマ性のある音楽が流れ、その音楽と関係があるファッションが提案される。カフェやレストランでは特別なメニューがあったり......、渋谷の街が会場になる、タウンフェスのイメージです。【stadium fes.】が渋谷でできたら完璧だったんですが、会場がないので残念ですね」
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撮影・蔦野裕

 新しいa-nationではさまざまな挑戦が行われるが、なかでも【musicweek】は、「もっとも挑戦している」部分。クラブ系、バンド、アニメ、アジア、アイドル、ロックなど日替わりで設けられたテーマの下、音楽レーベルや事務所、国境といった枠を超え、さまざまなアーティストが出演。「今ある音楽シーン、楽しめる音楽シーンで作り上げる」。  浜崎あゆみ、EXILE、AAA、BIGBANGらが出演する【stadium fes.】も変わる。それぞれの出演時間を延ばしたり、日程ごとに出演アーティストを大幅に変えるなど、「ここだけでしか見られないライブ」を追求。【musicweek】同様、ボーダレスなラインアップも推し進める。 「今はもう、1つのレーベルとして活動すればいい時代ではないですし、a-nationもエイベックスのa-nationではなくて、音楽・エンターテインメントのプラットフォームとしてあるべきだと考えています。ジャンルやレーベルを越えたラインアップで、さまざまなアーティストに触れていただく。それが、音楽シーンの盛り上がりにつながっていけばいい」  開幕まであと1カ月と少し。2年前から進めてきた準備も大詰めだ。 「プレッシャーは感じていますが、楽しいんですよ。制作している者が楽しんでやる――エンターテインメントにおいて一番大切なことができているんです」 【musicweek】は、8月3日からスタート。【stadium fes.】は、8月18、19日が大阪・長居スタジアム、同25、26日が東京・味の素スタジアムで。詳細は、公式サイト(http://a-nation.net/)で。

DAIGO「SSS(最高に、Sな、執事)を目指す!」

2012.06.22 Vol.555

20120621b.jpg 累計275万部を売り上げた東川篤也の『謎解きはディナーのあとで』が舞台化、出演のDAIGO、西山茉希、ウエンツ瑛士が21日、SHOTO GALLERYで行われた制作発表会に登場した。
 毒舌の執事、影山を演じるDAIGOは、「僕は基本ドSなので、稽古しながら影山と共通点を見つけられれば。舞台の経験は少ないですが、この3人が集まればいけるなと確信しました」と自信満々。ウエンツから「その自信はどこからきてるの?」と突っ込まれていた。また、お嬢さん刑事宝生麗子役の西山は「舞台は初めて。未知の世界に飛び込んで不安とプレッシャーしかない。勝手にテンパリ過ぎないように楽しさ感じながら演じたい」と不安な様子。舞台経験のあるウエンツは二人にアドバイスを求められ「チームワークが重要だから、どこかで緩んだら主演のDAIGOが一回キレてみて。ケンカしてそこからスタートすればいい」と言うとDAIGOは「わかりました。よろしければ、キレるタイミングをメールで教えて下さい」と答え会場を笑わせた。
 8月31日(金)から9月9日(日)まで、天王洲銀河劇場で上演される。

相武紗季「西海岸の風、吹かす」新月9ドラマで

2012.06.22 Vol.555
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新ドラマ『リッチマン、プアウーマン』の制作発表が21日、渋谷ヒカリエホールで開かれ、主演の小栗旬、ヒロインの石原さとみ、共演の相武紗季、井浦新が出席した。

ドラマは億万長者となった若きIT企業社長と、就職活動にあえぐ女子学生を中心としたラブストーリー。また、それぞれの生き方や仕事を通じて、現代を切り取っていくという。

相武は、井浦演じる主人公の友人の妹で、小栗演じるIT社長に想いを寄せるという役どころ。エリート街道を突っ走ってきた兄に劣等感を抱き、カルフォルニアに渡って料理の修行をし、指折りのシェフになったという力強い女性だ。

相武は「カルフォルニア帰りということで、西海岸の風を吹かせていきたいと思います」と、あいさつ。オールバックという新鮮なヘアスタイルで「ここで意気込みを感じてもらえれば」と笑った。

フジテレビ系にて毎週月曜9時放送。初回は7月9日から。

いつでも生気分! 今夏マストチェックのビールガジェット

2012.06.20 Vol.555
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 梅雨入り宣言とともに蒸し暑さがやってきた。それとともに、大人にとってはビールの季節の到来だ。ビアホールやビヤガーデンなどで思う存分飲む際はともかく、相変わらずお寒いお財布事情に、イエナカでビールやビールタイプの飲料を飲むという場合も少なくないのでは? 
 
 イエナカビールタイムをより充実させたいあなたにおすすめなのが、タカラトミーアーツから発売中の「ジョッキアワー」(1575円・税込)。いつでも"生気分"を味わえるアイテムだ。

 使い方はいたって簡単。本体にビールを注ぎ、取ってについている「スパークリングレバー」を碗プッシュ。すると、「スパークリングハンマー」が底を打つことで、ジョッキに均一に振動を与えることで、みるみるうちに極上の泡が発生する。飲みかけの泡が減ったビールにも有効だ。乾電池は不要なので、イエナカはもちろん、アウトドアでも利用可能だ。

 極上な泡で素敵なビールタイムを。もちろん、発泡酒や新ジャンルでもどうぞ!

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