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希望をのせて戻ってこい!

2012.02.27 Vol.542
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 機械と人の冒険の旅を描いた「おかえり、はやぶさ」が3Dと2Dで同時公開される。2003年に打ち上げられた、小惑星探査機「はやぶさ」。その旅はエンジンからの燃料漏れ、通信途絶、メインエンジン全停止とさまざまな困難に直面する。しかし、それらの予測不能な困難を越え7年後、はやぶさは宇宙の謎を解く星のかけらを届けてくれた。日本中を感動させた実話を、美しく迫力の映像で再現。藤原竜也、杏、三浦友和、宮崎美子、大杉漣ら実力派俳優が出演。同映画のチケットを読者25組50名にプレゼント(係名:「はやぶさ」)。

『おかえり、はやぶさ』3月10日ロードショー 【URL】http://hayabusa3d.jp/index.html


FLOWERインタビュー 「鳥肌パフォーマンス届けたい!」

2012.02.27 Vol.542

SPECIAL INTERVIEW

人気上昇中の9人組ガールズグループ、FLOWERが29日、セカンドシングル『SAKURAリグレット』をリリースする。9人が全身全霊を込めて作り上げたというこの曲について、リーダーの水野絵梨奈、ボーカルの鷲尾伶菜と武藤千春にインタビューした。

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 ボーカルとダンスで魅せる9人組、FLOWER。EXILEの意志を継承するE-Girlsの一組として精力的に活動する一方で、2011年10月にシングル『Still』でデビュー。その後も、さまざまな経験を通じて、一歩ずつ着実に成長中だ。「メンバーで話し合いをすると、あんなこともしたい、こんなこともしたいっていう意見やアイデアがどんどん出てくるんです」と、リーダーの水野絵梨奈(以下、水野)は目を輝かせる。

 29日にセカンドシングル『SAKURAリグレット』をリリースする。桜をモチーフにした失恋ソングで、前作『Still』でも聞かせた切なさが、さらにレベルアップして伝わってくる楽曲だ。メンバーは、この作品に、今持てる力をすべて注ぎ込んだという。

鷲尾伶菜(以下、鷲尾)「私のなかでは、学年が上がったり環境が変わる春って前に進む感じで、リグレット(後悔)というイメージは持っていませんでした。だから、初めて聴かせていただいたときには、正直、なぜって思いましたね」

武藤千春(以下、武藤)「私もそう。ただ、思っていたのとは違った世界観だったことですごく新鮮に感じて。歌にしてもパフォーマンスにしてもいい感じになりそうだなって予感がしました」

水野「FLOWERっぽい楽曲だよねって、メンバーみんなで話してました。『Still』もそうですが、後悔していますとか悲しいですといった口に出して言えないことだとか、強さもあるし弱さもあるみたいな人間らしい部分を表現する曲って、FLOWERの長所が出るんじゃないかなって思うんです。なにより、自分たちってこういう曲が好きなんです」

 自分たちの持ち味を最大限に生かすことができそう――そんな予感は、メンバーのモノづくり意識に火を点けた。

鷲尾「ボーカルに関して言うと、桜、リグレットといったタイトルの言葉や、歌詞がすごくリアルなんで世界観が見えやすかったです。歌詞に出てくる目黒川なんて情景が浮かび上がりすぎて歌う時に気をつけたぐらい」

武藤「何度も歌ったよね(笑)。世界が見えやすかったことで、イメージの共有が早くできたから、他の部分も考えながら進められました。この曲には、強がりな表の自分と隠している自分という二つの人格が出てくるんですけど、強い部分は伶菜が歌い、もうひとつは自分が歌っているんです。どう差をつけるかとか、掛け合いをどうするかとか、歌い分けの意味も表現できたんじゃないかなと思います」

水野「そうやって取り組んでいた2人が頼もしいと思ったし、パフォーマーにとっては刺激になりましたね。今回は、当初の予定を変更して、自分たちで振り付けをしたんです。正直まだまだ勉強不足だし実力もないなかで、不安もあったんですけど、やるからにはいいものを作りたいって、全力で。パフォーマーそれぞれのいいところや得意なところも見えてきたので、ダイナミックさや首や肩、胸を使う女性らしさの動きがほしいと思った大サビなどは藤井萩花、素直さや感情論の踊りの部分は中島美央、トメの多い振りは重留真波といった具合に割り振りました。9人で作るとなると、けんかになりませんか?なんて聞かれるんですけど、そういうこともなくて。そこにボーカルの2人も率直な意見を出してくれて。充実した時間を過ごしています」

 歌とパフォーマンスの両方があって作品が完成する。そのために、9人それぞれが持てる力を注ぎこむ。その作業を思い切りすることで彼女たちはどんどん成長していく。「1人だったら折れていたかもしれないけれど、9人だから頑張っていける」と、武藤。

 セカンドシングルのリリースで、FLOWERの楽曲が増える。夢はもっと曲を増やして「単独ツアーをすること」。そして、デビュー当初に掲げた「アジアで一番のグループになること」だ。

水野「アジアで一番になりたい。途方もない夢だとは思っているし、自分たちにも現実味があるようでなかったりもする。ただ、現実にしたいっていう気持ちはすごくあるんです。そのためにまずは、鳥肌が立つようなパフォーマンスを目指そうってみんなで話しています。涙を流してもらえるような、笑顔になれるような、そんなパフォーマンスを見せられるようになりたいんです」

 喜んだかと思えば、自分たちのダメさに落ち込んだりすることもしばしば。だが、「勉強しなきゃいけないことがいっぱいあります。でも目標があるから、つらさも苦にならない」と、笑顔を見せる。

 現段階では、FLOWERはまだまだ蕾の段階。だが、カラフルで大きな花を咲かせる日も、そう遠くはなさそうだ。

(本紙・酒井紫野)

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New Single 『SAKURA リグレット』

ソニーミュージック・アソシエイテッド・レコーズより2月29日(水)発売。初回生産限定盤(CD+DVD+Photo Book)1600円、通常盤1200円(税込)。詳細や発売記念イベントについては、オフィシャルサイト(http://www.flower-ldh.jp/)で


『THE BEE』凱旋公演 4月からは日本語版で国内ツアーも

2012.02.27 Vol.542
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野田秀樹、英語バージョンに出演するキャサリン・ハンター、宮沢りえ(左から)

 東京芸術劇場の芸術監督で劇作家・演出家・俳優の野田秀樹が1月5日から行っていた『THE BEE』のワールドツアーから帰国。24日からの東京公演を直前に控えた22日、両国の江戸東京博物館で英語バージョンと日本語バージョンに出演する俳優たちと記者発表会を開いた。

『THE BEE』は野田が2006年にロンドンでNODA・MAPの番外公演として上演した作品。今回のワールドツアーではニューヨーク、ロンドン、香港と巡回。現地では「ニューヨークタイムス」「タイムズ」「ガーディアン」紙などから高い評価を得ての東京凱旋。24日から3月11日まで水天宮の水天宮ピット大スタジオで上演される。

 また4月25日から同じく水天宮ピット大スタジオで開幕する日本語バージョンによるジャパンツアーでは大阪、北九州、松本、静岡を回る。NODA・MAPとしては初の国内ツアーとなる。

 野田は今回のワールドツアーについて「どこも反応が良かった。国ごとに反応が違った」と振り返り、ジャパンツアーに対しては「自分が見落としているもの、見失っているものを見つけられるいい機会。どこかに居る誰かの一言で発見できる何かもあるだろう。そういう意味で幸せな企画」とその意義を語った。

 日本語バージョンで加害者の妻を演じる宮沢りえは小規模の劇場への出演は初めてとあって「緊張感がある。想像を超えるような自分に出会いたい。すごく興奮しています」と意欲を語った。


堂本剛 ソロライブ映画化「日本に大切な絆」

2012.02.27 Vol.542

 KinKi Kidsの堂本剛が20日、TOHOシネマズ六本木で行われたライブ映画『堂本剛 平安結祈heianyuki』(堤幸彦監督、〜3月11日まで期間限定公開)の完成披露試写会に出席した。

 昨年9月に京都・平安神宮で行ったソロライブの模様を収め、映画化したもの。東日本大震災以降、さまざまな力との闘いや共存を目の当たりにし、「日本人の心を思い出しながら、音楽を超えた音楽を奏でたいと思った」と振り返り、「今の日本に大切な絆、ご縁が生み出した作品だと思う」と胸を張った。


29日解散の東京事変 レーベル主催フェスで8曲熱唱

2012.02.27 Vol.542

 EMIミュージック・ジャパン主催の音楽フェスティバル「EMI ROCKS 2012」が19日、さいたまスーパーアリーナで開かれ、同社に所属するアーティスト16組が出演、熱いライブを繰り広げた。

 29日の日本武道館公演をもって解散する5人組ロックバンド、東京事変はデビュー曲『群青日和』など8曲を披露。解散まであと10日となったこの日は、ボーカルの椎名林檎はピンクのアフロヘアを揺らしながら「皆さんにお目にかかれてうれしい」と、1万6000人の歓声を浴びながらパフォーマンスした。

 吉井和哉は人気バンド9mm Parabellum Bulletとコラボ。THE YELLOW MONKEY時代のヒット曲『SPARK』やロックバンド、BOφWYの『ONLY YOU』などをメドレーで聴かせ、会場を盛り上げた。


サッカー五輪アジア最終予選で日本が首位返り咲き

2012.02.27 Vol.542
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酒井の先制点を呼び込み、自らも得点をあげた原口(Photo/AFLO)

 U−23(23歳以下)によるサッカー男子のロンドン五輪アジア最終予選C組の第5戦が22日行われ、日本はマレーシア・ブキット・ジャリル国立競技場でマレーシアと対戦し、4−0で勝利を収めた。日本は通算4勝1敗で勝ち点を12に伸ばした。

 前戦のシリア戦で敗れ総得点で1下回り首位を陥落し、この試合では大量得点での勝利が義務づけられていた日本。前半35分、ペナルティーエリアで粘った原口(浦和)からのこぼれ球を酒井(柏)が右足で豪快に決め先制。同44分には扇原(C大阪)の右FKを大迫(鹿島)が頭で合わせ前半を2−0で折り返した。後半10分には酒井のクロスを逆サイドを駆け上がってきた原口が押し込み、同15分には扇原のミドルシュートをGKがはじいたところを斎藤(横浜M)が押し込んだ。

 関塚監督は「この蒸し暑い中で、選手は足を止めずに、最後までよくやってくれた」と選手をねぎらった。またキャプテンのGK権田は「守備から攻撃という前の試合ではできなかった自分たちの形ができた」と語った。

 日本戦後に行われたアウェーでのバーレーン戦でシリアが1−2で敗れたため日本は首位に返り咲いた。3月14日に東京・国立競技場で行われるバーレーンとの最終戦で引き分け以上で5大会連続9回目の五輪出場が決まる。


レンジャーズのダルビッシュが初練習から高評価

2012.02.27 Vol.542

 レンジャーズに加入したダルビッシュ有投手が21日、アリゾナ州サプライズのキャンプ地でチームに合流して初めて練習し、ブルペンで約30球を投げた。

 キャンプ地に悠然と現れたダルビッシュ。仕上がりの順調さを示す右腕の姿に、周囲からの期待はさらに高まる気配を見せている。

 この日の投球練習では「自信がある」と自負するスライダーやチェンジアップ、カットボールといった変化球を惜しげもなく披露。ブルペンで投球を見守ったワシントン監督は「低めに投げ込んでいて、意義深いブルペンでの投球だった。これから彼自身も周囲もエキサイトしていくはずだ」と能力の高さを改めて評価した。

 ポスティングシステム(入札制度)での入団の経緯や、ほぼ同規模の入札額から松坂とよく比較されるが、ワシントン監督からは「ダルビッシュは速球だけじゃない。彼は松坂より多くの武器を持っている」と高い信頼を得ている。周囲の期待とともに、「世界一の投手」という壮大な夢への挑戦に向かって満を持して第一歩を踏み出す。


3・10修斗後楽園大会に堀口が連続参戦!徹と異次元対決

2012.02.27 Vol.542
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 UFCの激闘が冷めやらぬなか、日本の総合格闘技のパイオニアともいえる修斗の後楽園大会が3月10日に開催される。

 今大会には1月8日の後楽園大会に続き、堀口恭司(写真)が連続参戦。1・8では修斗のパウンドフォーパウンドともいわれる上田将勝と対戦。この試合を最後にアメリカのベラトールFCへ参戦する上田の「絶対に負けられない」という執念の前に判定で屈したが、1月にして「年間ベストバウトは決まり」という声が上がるほどの激闘を繰り広げた。

 デビュー以来初めての敗戦だったが、あらためて“次代のヒーロー”を印象づけた堀口は、いち早くこの3・10大会に参戦の名乗りを上げた。対戦相手は徹肌ィ朗。コスプレでの入場シーンで会場人気も高い徹はグラウンドを得意とするベテランファイター。前戦で堀口は序盤は上田のタックルをしのぎ切ったものの、後半ではやはりテイクダウンを許してしまった。スタンドなら堀口、グラウンドなら徹。どちらが先手を取るかで試合の色合いは全然違ったものになるだろう。

 他にも今大会では日本の金網格闘技団体CAGE FORCEの初代フェザー級王者・星野勇二の初参戦など刺激的なカードがラインアップされている。


光市母子殺害の元少年 上告棄却 死刑確定へ

2012.02.27 Vol.542

ニュースの焦点

 平成11年の山口県光市母子殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪に問われ、20年に広島高裁の差し戻し控訴審判決で死刑とされた元少年(30)の差し戻し上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は20日、元少年側の上告を棄却した。元少年の死刑が確定する。

 上告が棄却されたのは犯行当時18歳1カ月だった元少年の大月(旧姓・福田)孝行被告。事件発生から13年を経て裁判が終結する。

 最高裁が永山則夫元死刑囚の最初の上告審判決で死刑適用基準(永山基準)を示した昭和58年以降、殺害された被害者が2人の事件で、犯行時少年の被告の死刑が確定するのは初めて。最高裁が把握している限り、最も若い犯行時年齢での確定となる。少年でも残虐な犯行を起こせば厳罰で臨む姿勢を改めて示したといえる。裁判員裁判でも既に少年に死刑が言い渡されており、年齢が死刑回避の決定的な要因とならないことを印象づけた。

 同小法廷は「被害者の尊厳を踏みにじった犯行は冷酷、残虐で非人間的。被告は犯行の故意や殺害態様などについて不合理な弁解を述べており、真摯な反省の情をうかがうことはできない」と指摘。その上で「少年だったことや、更生の可能性もないとはいえないことなど酌むべき事情を考慮しても、刑事責任はあまりにも重大」と述べ、死刑判決はやむを得ないとした。

 4人の裁判官のうち3人の多数意見。宮川光治裁判官(弁護士出身)は「年齢に比べて精神的成熟度が低く幼い状態だったとうかがわれ、死刑回避の事情に該当し得る」と述べ、改めて審理を高裁に差し戻すべきだと主張した。死刑判決での反対意見は極めて異例。

 事件の遺族、本村洋さん(35)は20日の最高裁判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで開かれた会見で、「この判決に勝者はいない」と苦悩に満ちた13年間を神妙に振り返った。「死の恐怖から罪の重さを悔い、かみしめる日々がくると思う。大変だと思うが乗り越えてほしい」と大月被告に語りかける場面もあった。その大月被告は判決前に広島拘置所で面会した関係者らによると、本村さんに対し「おわびしたい」と謝罪の言葉を述べる一方、事件そのものについては「殺意はなかった」と強い口調で訴えかけたという。

 大月被告の弁護団は20日、上告を棄却した最高裁判決について「極めて不当。誤った判決を正すため、今後とも最善を尽くす」と非難する声明を発表した。

 弁護団は声明で「被告に強姦目的も殺意もないことは客観証拠などから明らかにされたが、捜査段階で作成された虚偽の自白に依拠し、判断を誤った」と指摘。反省の日々を送っている態度に目を向けず更生の可能性を否定したと訴えた。

 また大月被告が幼児期に虐待を受けていたことから、「成長が阻害され、実質的に18歳未満の少年だった。未成熟な少年に死刑を科すことはできない」と主張。裁判官1人が反対意見を述べたことにも触れ、「死刑判決は全員一致でなければならないとする不文律を変えるもので、強く非難されなければならない」とした。

 少年への死刑適用については、最高裁の司法研修所が平成18年にまとめた調査で、殺人事件の被告が少年だった場合、「成人より刑を軽くすべきだ」としたのは、国民では25%だったのに対し、裁判官は90%を超え、国民と裁判官の意識の乖離が浮き彫りにもなった。

 ただ、量刑を決める明確で客観的な基準はなく、プロの裁判官でも結論が分かれるケースは少なくない。


武田真治 インタビュー「こんなにずっと脱いでたっけ?」

2012.02.27 Vol.542

その魅力、危険すぎ!

人気の男優と女性写真家が毎回刺激的なコラボを繰り広げる「月刊MEN」シリーズ。今回は蜷川実花×武田真治!

「まず感じたのは驚きでしたね。こんなにずっと脱いでたっけ?と(笑)」

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ヘアメイク・Machiko Horie スタイリスト・Shinya Itoh(ATHENA) 撮影・蔦野裕

 蜷川実花×武田真治…これは、大人同士ならではの刺激が期待できそう…と思っていたら、いきなり表紙でノックアウトされてしまった。でも、当の本人も驚いたというのは一体…?

「実は、当初の方向性は大人の男性のオンとオフ、というものだったんです。大人っぽいものもありナチュラルなものもあり、という。僕ももう40歳になるしパパ的なイメージもいいなと思って、下北沢で散歩したり、よその子と遊んだりしている写真とか、けっこう撮ったんですけどね。上がってきたものを見たら、ほぼ半裸か全裸で…あれ、セーター着て散歩したくだりが一切無いぞ、と(笑)。オンとオフのはずが、ほぼ “オンパレード”」

 ページをめくるたび、胸板が…腹筋が…何よりも、妖艶すぎるまなざしが…!

「どうかするとナルシストかと思われるかもしれませんが、ずっとこんなに裸だったわけじゃないんですよ(笑)。しかも3割以上、実物より男前に盛られているので、驚きに加えて気恥ずかしさも、かなりあります」

 俳優とはいえ、カメラの前でここまでさらけ出すのは緊張するものなのでは?

「出来上がった写真集を見るとわりと緊迫感もありますけど、実際にはごくリラックスしていましたね。“ほのぼの系”も撮っていましたから。公園で子どもとベーゴマで遊んだりブランコ乗ったり…結局、あの撮影は、僕をリラックスさせるためのものだったりして(笑)。それはそれで、蜷川実花という写真家のすごさだと思いますけどね。彼女はフォトグラファーという技術を持った演出家なんでしょう」

 同時に、男性でありながら、蜷川作品ならではの絢爛な色彩、とくに赤色をここまで“自分の色”にしてしまう武田も見事。

「蜷川さんが“これまでの『月刊MEN』シリーズでは私の特色である色彩を押さえてきたけど、今回その封印を解いた”とメイキングでおっしゃっていたのを見て、そうだったんだ、と(笑)。蜷川さんいわく、ハードルを上げていたけれど、(武田は)それができる人だから、とも言ってくれていて。そんなことを一切僕に直接言うことなく、これだけのものを作る。男前な人ですよね」

 実は蜷川実花が初めて写真を撮った芸能人こそ武田真治その人。今回の撮影は、それから16年後の“再会”だ。

「ある部分、少女に戻っているようなところもあるし、器が大きくなったなと思わせられるところもありました。相手に要求するというより、自然と引き出していくところとか」

 今回、蜷川が引き出したのは、強烈な色気を漂わせながらも、構えも気負いもない、武田真治の“大人の男の余裕”。

「今後、父親役なんかを見越してほのぼの系のイメージも必要かな、なんて思って、オンとオフというテーマでいこうとしたけれど、今回、蜷川さんに教えられた気がします。“あなたは、オンの部分だけ切り取っても成立するんだよ”と言ってもらったような気がして、とてもうれしかった」

 20代のころと変わらない、というのは彼にとってほめ言葉ではない。

「でも自分も“大人”になったなあ、と思いますよ(笑)。例えば以前は、自分のアイデンティティーを表明するためにサックスを吹いていたような気がするんですけど、今は、僕のことなんか見向きもせず僕の音で楽しそうに踊ってくれている若い人を見るのがすごくうれしいんですよね。まだ演奏中なのに、女の子の手を引いてバーカウンターに向かうヤツとか見ると自分も役に立っているのかな、と思えて(笑)。もちろん、僕らにとって自分と向き合うことは大事なことなんだけど、今は他の人の幸せを心から願えるし喜べる。若いころって、ちょっとでも辛いことがあると“もう何もかも滅びちゃえ”とか思いませんでした?(笑)」

 30代最後の写真集に焼き付けられたのは、ミュージシャンとして俳優として進化し続ける、エンターテイナー・武田真治。この魅力に抗うのは、正直言って、難しい。

「最も危険な“主演作”ができたなと思います(笑)」

(本紙・秋吉布由子)

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★月刊MEN 武田真治(DVD付写真集)2625円 発売中
http://www.gekkan.jp/men/
★舞台『ピーター・パン』(7月、東京国際フォーラムホールC)フック船長役


天皇陛下の心臓冠動脈バイパス手術無事終了

2012.02.27 Vol.542

 天皇陛下の心臓の冠動脈バイパス手術が18日、ご入院先の東京大学医学部付属病院(東京都文京区)で行われ、無事終了した。執刀した東大と順天堂大の合同チームは「ベストのタイミングだった。予定通りの成果」と評価した。陛下は手術後、集中治療室に移られた。順調なら2週間程度で退院される見通し。

 陛下は午前9時24分、手術室に歩いて入り、約6時間半後の午後3時55分に出られた。手術室に入る前、医師団に「ありがとう」と声をかけられたという。手術時間は午前11時1分から午後2時57分までの3時間56分だった。予定のバイパス手術に加え、手術中に不整脈が起きたため、心臓の左心耳を縫い縮める処置を行った。血栓(血の塊)ができ脳梗塞につながるのを防ぐ措置という。

 合同チームは看護師を含め約10人。同日夜、手術を担当した東大病院の門脇孝院長と永井良三、小野稔の両医師、順天堂大の天野篤医師、宮内庁の金沢一郎皇室医務主管の5人が記者会見し「出血はほとんどなく、麻酔からのお目覚めも順調だった」と述べた。

 また陛下は20日午前にはICUから特別病室に移られた。宮内庁が同日発表した。


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