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ニュースの焦点 野田首相がとうとう「衆院解散」民主分裂に拍車

2012.11.19 Vol.573

 野田佳彦首相は14日、安倍晋三自民党総裁らとの党首討論で、来年1月召集の通常国会までに議員定数削減の確約をすれば、16日に衆院を解散する意向を表明。自民党はこれに協力する方針を決定。政府・民主三役会議は14日夜、衆院選日程を12月4日公示−16日投開票とすることを決めた。
 党首討論で首相は特例公債法案の成立、最高裁が「違憲状態」としている「一票の格差」是正、定数削減への協力を要請。このうち与野党調整が難航している定数削減について「通常国会で必ずやると決断してもらえるなら16日に解散してもいい」と述べた。

 今年8月8日、自民党の谷垣禎一総裁(当時)と公明党の山口那津男代表に「近いうち国民に信を問う」と約束して以来、首相は解散のタイミングをうかがってきた。野党からの「嘘つき」批判や田中慶秋前法相の辞任で内閣支持率が急落し、首相に迷いが生じたが、景気悪化への懸念が背中を押した。

 安倍氏は14日、都内での講演で「この国難の政局、政治空白に終止符を打つことができた」と胸を張った。公明党の山口那津男代表も「歴史的な党首討論になった」と述べ、首相に対しても「約束を守るという信頼感は崩れなかった」と評価した。

 解散先送り論が大勢だった民主党内は動揺が走った。低支持率の野田首相の下で衆院選に突っ込めば、政権転落はおろか大量落選の憂き目に遭うのは明らか。自らの生き残りをかけて「第三極」政党などへの移籍を探る離党ドミノが一気に加速しそうだ。

 鳩山由紀夫元首相は14日夜、記者団に対し、首相を退陣に追い込みたいとの考えを示した。自身の離党の可能性に関しては「さまざまなことを考えている」としたうえで、民主党の中でやっていくことは厳しいのではないかとの質問には「おっしゃる通りだ」と答えた。

 14日には閣僚経験もある小沢鋭仁元環境相が日本維新の会に合流するため離党することが発覚。大阪選出の中川治衆院議員も同夜、記者団に「次の選挙に民主党から出馬することはない」と明言した。

 TPP反対派の山田正彦元農林水産相は「首相が交渉参加を表明したら、みんなで覚悟をもって次の行動に移る」と集団離党を示唆した。

 動揺は中間派にも広がった。鹿野道彦副代表は「解散表明はあまりに唐突」と両院議員総会での首相の説明を要求した。民主党を離脱中の横路孝弘衆院議長までもが「年内解散なら違憲」とする文書を配るなど、党内は「首相批判」一色となった。

 連立を組む国民新党幹事長の下地幹郎郵政民営化担当相は記者団に「首相が何を考えているか分からない。一人で突っ走っている」と痛烈に批判した。

ビートルズ・トリビュートショー初来日!

2012.11.19 Vol.573

ビートルズのトリビュートショー『「レイン」〜ビートルズに捧ぐ〜』が初来日公演を行う。同作品は、2011年にブロードウェイでロングラン上演後、全米ツアー公演、ヨーロッパ公演を経て、ビートルズデビュー50周年となる今年、日本へ上陸。ショーはビートルズの初期から、およそすべての時代を網羅、それぞれの時代の衣装やステージを忠実に再現する。楽曲も初期の大ヒットナンバーから、「イエスタディ」など誰もが知っている名曲を含む約30曲を演奏。時代が変わっても色あせないビートルズの魅力を余すところなく伝えてくれる。

石原氏が「太陽の党」結成「衆院選前に第三極結集を」

2012.11.19 Vol.573

 石原慎太郎前東京都知事とたちあがれ日本は13日、石原氏とたちあがれの平沼赳夫代表を「共同代表」とする新党「太陽の党」を結成した。石原氏は同日夕、都内のホテルで記者会見を開き、次期衆院選前に日本維新の会やみんなの党と合併することを視野に入れた「大同団結」を急ぐ考えを改めて示し、「既存政党と新たな『関ケ原の戦い』に挑む」と表明した。
 石原氏は「このまま衆院選になると、自民、公明両党が過半数を取りかねない。許せない」と発言。「太陽の党はほんの一過程にしかすぎない。必ず衆院選の前に大同団結する。太陽の党が吸収され、消えても構わない」とも述べた。自身の芥川賞受賞作『太陽の季節』に似た新党名については、「たちあがれの園田博之幹事長の発案だ」と強調した。綱領には、自主憲法の制定や「国民の育成」を目的とした教育の振興などを盛り込んだ。会見に先立ち、たちあがれは政党名を太陽の党に、党の代表を平沼氏から石原氏に変更すると総務相に届け出た。

糖分と脂肪の吸収をダブルで抑える

2012.11.19 Vol.573

食事とともに水、緑茶、紅茶などにサッと溶かして飲むだけで、“糖分”と“脂肪” の吸収をダブルで抑える「賢者の食卓 ダブルサポート」が発売された。同製品は、“糖分や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や中性脂肪の上昇をおだやかにする”の2つの保健用途で特定保健用食品(以下、トクホ)として認可を取得。“糖分”と“脂肪”の吸収を抑えるトクホ製品の新発売となる。また、成分はとうもろこしを原料とした食物繊維(難消化性デキストリン)で、無味無臭なため、食事の風味を妨げることなく摂取可能。年末年始の宴会時の健康管理のサポートとしておすすめ。

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2012.11.19 Vol.573

自民が猪瀬氏支援で一致
 石原慎太郎前東京都知事(80)の辞職に伴う都知事選で、自民党本部と党都連が副知事で作家の猪瀬直樹氏(65)を全面支援する方針で一致したことが13日、分かった。自民党本部は2度にわたる世論調査の結果、猪瀬氏が「4〜5割の支持を得てトップだった」(都連関係者)ことから、猪瀬氏支持に傾いた。

赤字国債27年度まで発行容認
 民主、自民、公明3党は13日、国会内で政調会長会談を開き、平成24年度予算の執行に不可欠な特例公債法案を修正し、27年度まで赤字国債の発行を自動的に認めることで正式合意。3党は将来の年金・医療の在り方を検討する社会保障制度改革国民会議の設置に向け、実務者協議に入ることでも一致した。

陸山会事件 小沢氏2審も無罪
 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された「国民の生活が第一」代表、小沢一郎被告の控訴審判決公判が12日、東京高裁で開かれ、小川正持裁判長は無罪を言い渡した1審東京地裁判決を支持、検察官役の指定弁護士側の控訴を棄却した。

朝日新聞出版社長が辞任
 橋下徹大阪市長の出自を題材とした「週刊朝日」の連載問題で、出版元の朝日新聞出版の篠崎充社長代行ら3人が12日、大阪市役所で橋下氏への謝罪や連載経緯の説明を行い、臨時取締役会で神徳英雄社長の辞任などを決めたことを明らかにした。掲載記事をめぐり発行元の社長が辞任するのは極めて異例。

胡錦濤・温家宝体制に幕
 北京で開かれていた中国共産党の第18回党大会は14日、今後5年間の新たな党指導層となる中央委員・同候補計376人を選出し、閉幕した。最高指導部である政治局常務委員会のうち、習近平国家副主席と李克強副首相は留任したが、序列トップの胡錦濤総書記ら7人は中央委員から外れ、引退が決まった。

腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ! 小林聡さん

2012.11.19 Vol.573

 全日本キックボクシングで活躍した元キックボクサーの小林聡。現役時代は「野良犬」というあだ名を持ち、今でも多くのファンの記憶に残る存在だ。そんな小林が映画『名無しの十字架』を企画・製作。12月1日から銀座シネパトスで公開されることになった。 
「原作は郷一郎さんという方の小説なんですが、読んだときに“これは絶対世に出したいな”と思ったんです。それで手紙を出したら3日後に電話が来ました。僕のことを見ていてくれたみたいで“あこがれていた格闘家からそんなこと言われてうれしい。これは小林さんの作品なんで好きにしてください”って言われたんです。そのうちに、角川で文庫本になることになりまして映画化の話をもっていかれちゃうかなって思っていたら、郷さんが、“映像のプロジェクトは全部小林さんに任せているんで”って言ってくれたんです」
 小林の役柄はかつて虎と戦ったとされる伝説のキックボクサー。
「首輪をしていない虎の撮影はハリウッドでしか許可が下りないようで、ハリウッドまで行ってきました。虎とにらみ合うシーンがあるんですが、首輪のない虎とそこまで対峙したのは日本人では初めてだって言われました」
 郷さんとのエピソードを聞くと小説も読みたくなってきました。
「映画を見ると、なるほど、こう来たかって思いました。原作を読んでから映画を見てもらうと2度面白いと思います。文庫本は22日に角川から出ますので」
 1日から公開だから、みんな早く読み終えないといけませんね。

12・24『VTJ』で佐藤ルミナ vs 所英男戦が実現

2012.11.19 Vol.573

“修斗のカリスマ”佐藤ルミナとHERO’SやDREAMでおなじみの所英男の対戦が実現する。
 12月24日に東京・代々木競技場第2体育館で開催される『VTJ(ブイ・ティー・ジェイ)』で、このドリームカードがメーンイベントとして行われることが11日、プロフェッショナル修斗公式戦(後楽園ホール)で発表された。

 所はリング上で「ルミナ選手という偉大な選手と試合ができて光栄。DREAM日本王者の名に恥じない試合をしたい」とあいさつ。ルミナも「ランキングにも入っていない自分が所選手みたいな選手と戦えるのは光栄。100%のコンディションで臨めるようにしっかり調整してくる」と応えた。

 その後の会見でルミナは「相手のことより、やってきたことを出せる悔いのない試合をしたい」としたうえで、2人のファイトスタイルから「かみ合う、面白い試合になることは間違いない」と語った。

 所は「(ルミナ選手は)プロ中のプロ。オファーをいただいたときに鳥肌が立った」とルミナへの敬意を見せる一方「会場から胸を張って出られる試合がしたい。僕の10年の格闘技人生の集大成となる」とこの試合への思いを語った。

 所は先日発表された、大晦日の『DREAM.18』への参戦という選択肢もあったが、「燃えられる相手」としてルミナとの戦いを選んだ。

『VTJ』はケージで行われる試合での日本人の勝率が悪いことから、そこで勝てる日本人ファイターを輩出したいとの思いから立ち上げられたイベント。

 この日は世界ウェルター級王者・弘中邦佳vsカーロ・プラター(アメリカ)、マモルvsダレル・モナヒュー、堀口恭司vsイアン・ラブランドの3試合も発表された。

 プラターとラブランドは元UFCファイター。モナヒューは北米のグレディエーター・チャレンジの現役王者で、UFCに出場していない最後の大物選手といわれる存在。日本での知名度は低いが『VTJ』にふさわしい実力者がマッチメークされた。

 この大会は16時試合開始で、スカパー!でペイパービュー放送される。

フットサル日本代表 ベスト16で力尽く

2012.11.19 Vol.573

 タイで開催されたフットサルのワールドカップ(W杯)で初の決勝トーナメント進出を果たした日本は11日、ウクライナと対戦し、3−6で敗れた。
 日本は前半3分から失点を重ね、前半で0−6と大差をつけられる。おまけに今大会3点をあげている稲葉が15分にレッドカードで退場する苦しい展開に。しかし後半、パワープレーで30分、31分に森岡、32分に北原と立て続けに3点をあげ、あわやと思わせたが、6点差は大きすぎた。
 三浦知良はこの日は計7回ピッチに立ち、今大会最長の10分22秒の出場だったが、W杯初得点をあげることはできなかった。

日本が2−1でオマーン下しW杯に王手

2012.11.19 Vol.573

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会アジア最終予選B組の日本は14日、マスカットでオマーンと対戦。2−1で勝ち、勝ち点3を獲得、通算勝ち点を13に伸ばし、首位を守った。日本は来年3月26日のヨルダン戦に勝てば、5大会連続5度目のW杯出場が決まる。
 前半はホームでの戦いに圧倒的な強さを誇るオマーンに決定的なシーンを許す場面も見られたが、20分、長友の左クロスから、清武が日本代表初ゴールを決め、1点を先制。
 しかし暑さのせいかいつもより動きに精彩を欠く日本は、後半32分、微妙な判定ながら、ゴールに近い位置で許したフリーキックをマハイジリに決められる。会場のムードが一変したオマーンはその後も攻勢を続けるが、最後にドラマが待っていた。1−1のままロスタイム突入かと思われた後半44分、途中出場の酒井高がドリブルで仕掛け、鋭い左クロス。遠藤が近いサイドで触ったボールは逆サイドに流れ、駆け上がった岡崎が押し込んで決勝ゴールを奪った。

小栗「ウイスキーのように熟成させたい」

2012.11.19 Vol.573

 ウイスキーの価値観に相通じる著名人を称える「ウイスキーヒルズアワード2012」の授賞式が12日、都内で開かれ、ベストウイスキー・ラバー賞に小栗旬と観月ありさ、ウイスキー・マスターに作家の北方謙三が選ばれた。熟成を経て人を喜ばせるウイスキーと、経験や研さんを積み重ね自分の世界を作るために努力を惜しまない姿が重なると受賞理由を説明された小栗は「(ウイスキーのように)ここまでいろいろな良い色が出るように年齢を重ねてこられたとはまだ思っていない。これからウイスキーのように熟成させていけたらと思っています」と、コメント。観月も「ウイスキーが似合う女性になったんだなと感動しています」と喜びの声を伝えた。普段からウイスキーをたしなむ2人は、「ひとつ仕事を終えた時に飲む」と意気投合していた。

 この1年の振り返りを問われた小栗は「30歳を目前にして結婚したのが大きい出来事かな」と、女優の山田優との家庭円満をアピールしていた。

 六本木ヒルズでは、12月25日までウイスキーを身近に感じられるイベント「ウイスキーヒルズ」が行われる。

森光子さんが肺炎で死去 92歳、家族に看取られ

2012.11.19 Vol.573

女優の森光子さんが10日に肺炎による心不全のため、都内の病院で死去したことを東宝株式会社が14日、発表した。92歳だった。森さんのおい・柳田敏朗氏は「生前から本人の希望でしたので、家族だけで本日密葬を相済ませました。これまでも栄養管理のために、短期間入院することもあり、この度も、9月から大事を取って入院しておりましたところ、静かに眠るように息を引き取りました。これまで長きにわたり、森光子を愛してくださった多くのファンの皆様、そして支えてくださった方々に、心からの御礼と感謝を申し上げます」とコメントした。

 体力の衰えなどを理由に2010年4月から、公の場に姿を見せていなかった森さん。入退院を繰り返していたが、関係者によると、病室でも最近まで「舞台に復帰したい」と意欲を見せていたという。生前の希望で、14日に親族4人だけで密葬を済ませ、この日の公表となった。

 後日、本葬を行う予定で、喪主を務める柳田さんは「仕事柄ゆっくりと時間が作れなかったので、家族とともに、この最期の時を一緒に過ごすことができましたこと、ありがたく存じております」とコメント。「『放浪記』というライフワークとも出会って、本人にとっては大変に幸せな人生だったと存じます。多くのファンの皆様、支えてくださった方々に心からのお礼と感謝を申し上げます」としている。

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