シンディ・ローパーが応援 「日本人はとても強い!」
米女性歌手、シンディ・ローパーが16日、渋谷のオーチャードホールで「メンフィス・ブルース ジャパン ツアー 2011」の東京公演をスタートさせた。東日本大震災の影響を考慮し、前日15日の夕方まで本人と主催者側が話し合いを重ねたうえで、ライブを決行。いつもの来日公演とは違った緊張感のなか、無事に成功させるために、この日は、パフォーマンス時のカメラ撮影はなかった。
この日のチケット2000枚は完売していたものの、来場者は1700人と会場には空席が目立ったが、最新アルバム「メンフィス・ブルース」の収録曲を中心に16曲をパワフルにプレー。何度もステージから客席に降りると、観客の手を借りながらシートの上に上ってパフォーマンス。観客はシンディをぐるりと囲んで、大合唱した。震災で被災した人たちのことを考えて、心から楽しむことがはばかられるような毎日。「皆さん5分だけ全部忘れましょう」というシンディの言葉に、参加者はこの時間だけは大きな声を出したり心からの笑顔を見せていた。
シンディは、「日本人はとても強いと信じています。今、直面している事態をハートで乗り切れると思っています」と、神妙な表情でエールを送った。
会場内のロビーには義援金箱も設置し、一刻も早い復興を願っていた。
GACKTいち早く被災者基金立ち上げ
GACKTは13日、東日本大震災の被災者に向けた基金「SHOW YOUR HEART」を立ち上げた。震災当日の11日夜から基金設立へ動き「まず日本人である僕らが今、助け合わなきゃいけない。僕も、僕たちもできることから始めようと、この基金を設立することを決めました」と説明。藤原紀香、大リーグ・エンゼルスの高橋尚成投手ら著名人が賛同し、企業にも参加を呼びかけている。集まった義援金は日本赤十字社、各県自治体、社会福祉法人などを通じ被災者に寄付される。
ワタナベエンタ総出で復興支援
中山秀征、ホンジャマカ、中川翔子らを抱える大手芸能事務所、ワタナベエンターテインメントが15日、「WAEチャリティープロジェクト『〜輪へ〜今こそ団結!』」を発表した。内容は、同社が1億円を寄付することに加え、�@全所属タレントが参加するチャリティーオークションの開催�Aファンから義援金を募る�BD☆DATEの着うた配信料や中川、城田優ら5組の待ち受け画像配信料を寄付する−の3つが軸。詳細はHP(http://www.watanabepro.co.jp/wae/)で。
「AKB48グループ」が義援金5億円
AKB48の運営会社AKSが15日、AKB48とその姉妹グループ、秋元康総合プロデューサーの事務所などが共同で、5億円を寄付すると発表した。日本赤十字社と協議して14日までに開設した「AKB48プロジェクト」の口座に振り込む。一般からの寄付も受け付け中。振込先は、りそな銀行渋谷支店(普通)2871105「エーケービー48プロジェクトギエンキン」、三菱東京UFJ銀行五反田支店(普通)0167382「同上」。
EXILEが飲料水5万本寄贈、寄付金も
EXILEは14日、被災地への義援金を日本赤十字を通じて寄付するとともに、救援物資として飲料水約5万本などを寄贈することを発表した。「『僕らで力になれることは何か?』を考えていくべきだと思っています。節電協力や、不要な携帯電話の使用を控えることなど、僕らも皆さんとともに実行していきます」などとするコメントも発表した。
ジャニーズ トラックを無償貸し出し
ジャニーズ事務所は15日、所属グループおよびタレントが今月中に開催予定だった国内ライブ公演をすべて自粛するとともに、同公演用の輸送トラックと電源車両を災害対策用として被災地に無償で貸し出す方針を明らかにした。被災地の自治体などから申し出があれば検討する。また、軽油2000リットルも提供する。