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東京タワーで世界タワー会議

2016.10.07 Vol.676

 東京タワーで9月26?28日に「世界タワー会議」が開催された。同会議は世界で展望施設を運営する54のタワーやビルが加盟する世界タワー連盟の年次総会で、今年は東京タワーがホストタワー。

 この開催を記念して会議前日の25日には世界タワー連盟の英語略称である「WFGT」を大展望台の東面に電光表示。
 会議初日の26日から28日には、照明デザイナーの石井幹子さんによる「愛と平和と永遠」を願う特別ライトアップを点灯した。

バスケ新リーグ「Bリーグ」開幕戦は完売の9132人

2016.10.07 Vol.676

 バスケットボール男子の新リーグ「Bリーグ」が9月22日、遂に始動した。

 この日は元ナショナルリーグ(NBL)のアルバルク東京と元TKbjリーグの琉球との間で開幕戦が行われ、A東京が80?75で琉球に競り勝った。

 A東京のギレンウオーターがBリーグ初得点をマークした。
 Bリーグ創設に力を注ぎ、今年6月まで日本バスケットボール協会(JBA)会長も務めた日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(79)は開幕戦について「90点。かなり高得点だ」と話した。

 翌23日には開幕シリーズ第2戦が行われ、A東京が琉球に74?53で快勝。開幕2連勝を飾った。

 24日には残る16チームが“開幕戦”。日本人唯一のNBA経験者・田臥を擁し、優勝候補の一角にあげられる栃木が秋田に68?83で敗れた。第2戦(25日)は栃木が61?59で競り勝った。

 1部にあたる「B1」は18チームが6チームずつの3地区に分かれレギュラーシーズン60試合を戦い、各地区2位までと3位以下の勝率上位2チーム(ワイルドカード)の計8チームがプレーオフへ進む。

◆   ◆   ◆
 開幕戦のA東京vs琉球戦に入場券完売の9132人の観衆が詰めかけるなど大きな注目を集めたBリーグ。

 1部(B1)の第1節18試合の入場者総数が7万4834人となり、ホームのクラブが昨季主催した開幕節の入場者数合計3万7877人からほぼ倍増した。開幕シリーズは9カードが2連戦で行われ、18試合中11試合が満員となった。

山本美憂黒星デビューも「負けて終わるわけにはいかない」【9・25 RIZIN】

2016.10.07 Vol.676

 総合格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント開幕戦」が9月25日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 今大会は全13試合中3試合女子の試合が組まれ、中でもセミのRENA vs山本美憂戦は当日放送されたフジテレビの番組中では“メーン”の扱いと、大きな注目を集めた中で行われた。

 RENAはシュートボクシング(SB)の絶対女王で昨年大晦日の総合格闘技(MMA)デビュー戦では鮮やかな飛びつき腕十字を決め一本勝ちを収めるなどプロの世界のキャリアは美憂を上回る。しかし美憂はMMAデビュー戦でありながら、女子レスリングで世界選手権を3度制したキャリアと山本“KID”徳郁、山本聖子といった日本が誇る格闘一家の一員ということもあり、どちらが勝つのか戦前の予想は割れていた。

 試合は美憂が得意のタックルで追い込んだが、グラウンドでの有利な体勢から蹴り上げを食らい形勢逆転。最後はタックルに固執したところをアームトライアングルチョークに捕らえられ、1R4分50秒で無念のギブアップ。デビューを飾ることはできなかった。

 難敵を破りMMA2連勝となったRENAはSBばかりでなくMMAでも日本の女子格闘技を引っ張っていく存在となった。今後のMMA参戦については「ここまでいった以上、次はやらなきゃいけないんだろうなとは思っているんですけど。とりあえず11月11日にシュートボクシングの試合があるので、そっちが終わって考えます」と話した。

 山本は「悔しい。これが打撃のある試合なんだなって思いました。タックルに入れたのはよかったんですが、もうちょっとグラウンドでコントロールできれば。それができなかったので下からの蹴りで…。あれで自分の中でというか、試合中の集中力がどっかいっちゃったかな。くらっと来ましたね。MMAの洗礼を受けたのかなって思います」と試合を振り返った。

 今後については「まだ始めたばかりなので。しかも負けて終わるわけにはいかない。火が付きました」と再挑戦を約束した。

 自らの試合の前には息子のアーセンがMMA初勝利を挙げたが「良かったです。アーセンが勝ってくれたから自分も続こうって思ったんですが、そううまくはいかなかったですね(笑)。アーセンには“大丈夫。ママは強かったし、いい試合をした。大丈夫、俺もそうだったし。次は絶対勝つよ”って言ってくれた。リングチェックも気持ち良かったし、入場も気持ち良かったし、試合の時も“これがMMAなんだ”って、レスリングにはなかった緊張感が素晴らしいものがあって。しかもそれにアーセンと一緒に出られたということがすごくうれしかった。でも自分の試合をあまり覚えていないので“大丈夫かな? いいところあったのかな?”ってそんな感じです。でもRIZINのすべてが私を虜にしたという感じ」と最後は笑顔を見せた。

勝手に洗濯物を畳んでくれる!?

2016.10.07 Vol.676

 アジア最大級のIT展示会「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン)」が4?7日、千葉県・幕張メッセで開催された。今年はデジタル家電の「見本市」から脱却し、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「モノのインターネット(IoT)」による快適な社会の提案に軸足を移したのが特徴。電機業界以外からの参加が目立ち、繊維や観光といった異業種組のほか、ベンチャー企業の出展も前年比2.5倍の139社と急増。新たな企業連携をもたらしそうな気配を見せた。

過激発言が止まらない

2016.10.07 Vol.676

 米大統領選の共和党候補トランプ氏に負けず劣らず…いやトランプ氏以上の過激発言を続けるのがフィリピンのドゥテルテ大統領。容疑者の射殺も辞さない薬物犯罪取り締まりが、欧米や国連から非難されていることに反論し、9月30日にはダバオでの演説で「ヒトラーは300万人のユダヤ人を虐殺した。(フィリピンには)現在300万人の麻薬中毒者がいる。私は喜んで彼らを虐殺しよう」と発言。4日にはマニラでの演説でオバマ米大統領に対し「地獄に落ちろ」とも発言した。

榮倉奈々が安心「冬の雰囲気出ている」

2016.10.07 Vol.676

 榮倉奈々が5日、都内で行われた「じっくりコトコト」ブランド新CM発表会に出席した。同ブランドのイメージキャラクターとして起用したもので、榮倉は、最高気温が30度を超えた日の撮影を振り返ると「冬らしい雰囲気が出ていて、とても安心しました」。当日は汗との戦いだったという。

 発表会ではまた、ブランドメッセージである「UPGRADE YOUR LIFE」にちなんで、最近アップグレードしたことを聞かれると、「大々的に発表することではないですが、(CM)撮影時の衣装のようなニットを保存する方法をアップグレードさせました」と話した。

 ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社の「じっくりコトコト」ブランドは今年で20周年を迎える。

副大統領候補も激しく討論

2016.10.07 Vol.676

 11月8日の米大統領選に向けた副大統領候補による唯一の討論会が4日、米南部バージニア州ファームビルで開かれた。
 民主党候補のティム・ケーン上院議員はトランプ氏が長年にわたって所得税の支払いを免除されてきた問題や人工妊娠中絶手術を受けた女性を処罰するとした発言を追及。共和党候補のマイク・ペンス・インディアナ州知事はクリントン氏の私用メール問題などを追及しつつ、オバマ大統領とクリントン氏が体現する「ワシントン政治」を強く批判した。

報告書は出てきたものの…

2016.10.07 Vol.676

 東京都の小池百合子知事の就任後初となる都議会定例会が9月28日、開会した。小池知事は所信表明で、豊洲市場の主要施設下で盛り土が行われていなかった問題について「何を隠したのか。原因を探求する義務が、私たちにはある」と述べ、全容解明への決意を示した。30日には調査報告書を公表。定例会見で「今回の報告書で終わりにするのではなく、さらに精査する」とし、内部告発などの受け皿となる公益通報制度を近く整備する考えを示した。その後に中西充副知事、東京都中央卸売市場長の岸本良一氏、同次長の澤章氏らによって自己検証報告書の詳細が説明された。平成23年8月18日の新市場整備部の部課長会で「地下にモニタリング空間を設置する方針を確認」したことが分かるなど、核心に迫りつつも結局「誰が」「なぜ」といった肝心なところになると玉虫色に。

 小池氏は5日の都議会の一般質問で「退職者も含めて懲戒処分などのしかるべき対応を取っていく」と、処分について初めて言及。そんななか、東京都の調査への協力姿勢を示していた元都知事の石原慎太郎氏が公開の場でのヒアリングに難色を示し、その報道が流れると「協力の意思に変わりはなく、戸惑っている」というコメントを発表。…みんなが戸惑っている。

卜部兄弟、武尊らの「チームドラゴン」離脱問題で会見 「前田先生と奥様に、もうお二人にはついていけませんと伝えました」

2016.10.01 Vol.675

 K-1やKrushに参戦する有名選手が多く所属するジム「チームドラゴン」から9月25日にほとんどのプロ選手と代表の渡辺雅和氏が退会した問題について、1日、都内で会見が開かれた。
 会見には渡辺氏と卜部弘嵩ら退会した選手たちが登壇した。

 事の経緯は9月25日の夜に卜部弘嵩がツイッターでチームドラゴンからの退会を発表したことをきっかけに、次々と選手たちが退会を発表。最後に代表の渡辺氏までが退会を発表した。9月20日にジムの創始者の前田憲作氏がK-1のプロデューサーを退いていたこともあり、SNS上ではさまざまな噂が飛び交っていた。

 渡辺氏は冒頭「今回こういう経緯になった理由は、2年ほど前から前田代表の変化に気づき始め、我慢はしていたのですが我慢の限界にきて、9月25日をもって退団という形になりました。(しばらくの間があって)そして僕はここにいる仲間たちと新チームを作りたいと思います。新チームは『KREST(クレスト)』。頂上を目指すという意味を込めています。Cの部分をKに変えております」と挨拶した。続けて「そして最後に言いたいことがあります。いまツイッターやSNS上で、僕たちは…お金で動いた。みんなをおいしい話でたぶらかしたということが言われていますが、そんなことは絶対にありません。むしろ僕が選んだ、僕たちが選んだこの道は元いた所よりも険しい道だと思っております。なので、そのようなことは絶対にありません。僕は選手たちを何があっても守り続けます」と涙を流しながら訴えた。

 続いて選手を代表して卜部弘嵩が「前田先生には大変お世話になりましたが、いつからか方向性の違いを感じるようになり、退会することになりました。これからは最後まで僕ら選手のことを親身になり指導してくれた雅和さんについていこうと決めました。僕らが見ているのは前だけ。強くなること、勝つことためにさらに努力していきます。期待してください」と挨拶した。

 方向性の違いについては渡辺氏は「具体的なことは言えません」とし「積もり積もったもの」と話すにとどめた。ただ具体的な退会日を話す中で「9月25日に前田先生と奥様に伝えさせていただきました。もうお二人にはついていけませんと伝えました」と説明した。
 現在の練習環境については「相手に迷惑がかかるので言えないが、ちゃんとみんな揃って練習しています」とし、今後については「ジムは作りたいと思っていますが、未定」と話した。
 ツイッターでの発表については「ファンのみなさまにはすぐにお伝えしたかった」と話し、その後この日の会見までタイムラグができたことについては「昨日の試合(Krush.69)もあったのと、みんなとミーティングをしながら考えました」とした。この日の会見ではなく25日の突然の発表になったことについては「気持ち的に限界だった」とした。

 ファンが最も気になる今後については「使っていただけるのなら継続して参戦したい」とK-1、Krushへの参戦を希望した。

Krush.69 寺戸とKANAがともにKOで防衛

2016.10.01 Vol.675

 立ち技格闘技「krush.69」(9月30日、東京・後楽園ホール)のダブルメーンイベントで、Krush-55kgと女子のタイトルマッチが行われた。
 -55kgは王者・寺戸伸近にフランスのチャールズ・ボンジョバーニが挑戦。
 1R3分で寺戸がKOで初防衛に成功した。
 序盤こそローを主体にした静かな立ち上がりだったが、中盤に寺戸が右ストレートからの左フックでダウンを奪う。ボンジョバーニが尻もちをついたところに流れでキックが入ってしまうアクシデントはあったが、ボンジョバーニのダメージは大きい。立ち上がったボンジョバーニだったが、寺戸はコーナーに追い込みラッシュをかけるとレフェリーがスタンディングダウンを取る。この時点で残り時間はわずか10秒だったが、勝負どころと見た寺戸はなおもラッシュ。終了間際に3度目のダウンを奪い勝利を収めた。
 ボンジョバーニはK-1のリングで武尊に敗れはしたものの、ダウンを奪い、追い込んだ強者。その相手からの完璧な勝利に「次はK-1?」と水を向けられると、「出る時は出るべきして出るんじゃないですか」とクールに切り返した。

豊洲市場「盛り土」問題 都が自己検証報告も肝心なところは…

2016.09.30 Vol.675

 東京都の小池百合子知事は9月30日の定例記者会見で、豊洲市場の盛り土問題で、9月いっぱいを期限としていた調査報告書が事務方から届いたこと、そしてその中身を発表した。
「豊洲市場の地下空間設置と盛土がなされなかったことに関する自己検証報告」というタイトルの報告書について、まず小池氏の口から「重要な2点」が語られた。
 それは「いつ、どの時点で誰が決定して、盛土をしないことになったのか」と「なぜ、都議会、都民等への説明責任を果たしてこなかったのか」という2つ。
 小池氏は報告書を受けたうえで「今回の事態を招いた最も大きな要因は、ガバナンス、責任感の欠如。前の答弁をそのままコピーするといったような点、それからチェックが不足している点、さらには意思決定プロセスの不備。職種間での連携の不足」といった原因をあげ、「個人の問題もありますが、一言で言えば組織運営上のシステムの問題ということもあり、だからこそむしろ問題なのだと思っています。だからこそ都政大改革なのだというふうに思っております」と語った。
 そして今後の対策として「公益通報制度」を設けることを準備をしていることを明かした。公益通報というのは職務遂行上の法令違反を通報する制度で、いわゆる内部告発。現在、通報の受け皿を弁護士事務所にするなど、内部告発者が不利益を被らないような、通報のしやすい環境を整えているという。
 また、今回の問題を踏まえ、都庁のマネジメント、ガバナンス機能を強化すべく「都庁マネジメント本部」を設置。これは副知事、各局長らが参加して縦割りを超えて情報を共有していくためのもので、この日午前に早速第1回目の会議が開催されたという。

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