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異例!コリジョンルールがシーズン中に基準見直し

2016.07.22 Vol.671

 本塁上の危険な衝突を回避するために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は20日、新基準を22日のセ・パ公式戦(ファーム公式戦を含む)から適用すると発表した。

 シーズン中のルール適用基準見直しは異例。
 これまでは守備側の走路への侵入を禁止する指針を厳格に運用し、例えば送球がそれて捕手がやむを得ず走路に入り、走者との接触が避けられなかった場合も対象だったが、新基準では適用外となる。

 NPBはオールスターゲームの中断を利用し、後半からの運用見直しを目指していたが、日本プロ野球選手会は15日に福岡で開催した臨時大会で、選手への説明が不十分なことなどを理由に後半戦開始時からの新基準導入には反対で一致。一時は後半戦からの導入は見送られたが、この日までに全球団の選手会が導入に理解を示し、了解を得た。

 前半戦はルール適用をめぐり混乱が続いた。5月11日の阪神−巨人(甲子園)で阪神の捕手・原口が走路に入ったとみなされ、判定がセーフに覆ったケースをはじめ、検証された11件のうち4件が適用を受けた。阪神がNPBに意見書を提出するなど複数の球団が判定に不服を申し立てる事態となっていた。

WADAが露の国家ぐるみのドーピング隠ぺいを報告

2016.07.22 Vol.671

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームは18日、カナダのトロントで会見を開き、ロシアのスポーツ界の組織的ドーピング問題についての報告書を発表した。

 報告書では、ロシアは検体をすり替えるなど国家ぐるみでドーピングを隠蔽していたとしている。

 これを受けWADAは、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックでロシア選手団の全面的出場禁止を検討すべきだと国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)に勧告した。

 ロシアのプーチン大統領は声明で、「スポーツへの政治介入だ」と反発。ただ、直接関与したと名指しされた当局者について、ロシア側の調査が終わるまで職務を停止するとした。

西洋美術館が世界遺産に

2016.07.22 Vol.671

 トルコ・イスタンブールで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は17日、世界文化遺産に国立西洋美術館(東京都台東区)など近代建築の巨匠、ル・コルビュジエ(1887〜1965年)が設計した7カ国計17作品を登録することを決めた。大陸をまたぐ世界遺産は初めて。近代建築の新しい考え方を革新的な作品で示し、世界に広めたと評価した。日本国内の世界遺産は20件目で、文化遺産が16件、自然遺産が4件。東京都内では初の文化遺産となる。

修斗新時代の幕開け!飛鳥が澤田を破り世界王座獲得

2016.07.22 Vol.671

 プロフェッショナル修斗公式戦(17日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた修斗世界フライ級チャンピオン決定戦で飛鳥拳が澤田龍人を2R4分41秒、KOで破り、第6代王者に就いた。

 今大会は後楽園ホールの公式戦でケージを解禁、ラウンドガールの採用、久しぶりの女子の公式戦「浅倉カンナvs檜山美樹子」がマッチメークされるなど新時代を感じさせる大会となった。

 今回の決定戦は前王者・内藤のび太の王座返上に伴い行われたもの。
 飛鳥は内藤と同門ということで、2014年に行われた同級インフィニティリーグで優勝したものの挑戦を見送り、澤田が先に挑戦した経緯もあったことから、飛鳥にとっては満を持しての試合となった。

 同リーグ戦で一度対戦した2人だが、その時は飛鳥がフルマークの判定勝利を収めていた。しかしタイトル戦を経験した澤田は大きく成長。この日はキレ味を増したタックルで主導権を握ると、チョークスリーパーであわやの場面を演出。あと一歩のところまで追い詰めたが、2Rに入ってやや失速したところで飛鳥が一瞬のすきを突いたハイキックで形勢逆転。粘る澤田をパウンドの連打でKOした。

トルコでクーデターも失敗

2016.07.22 Vol.671

 トルコ軍の一部が15日夜(日本時間16日未明)、首都アンカラや最大都市イスタンブールなどで部隊を展開してクーデターを企てた。反乱部隊と正規軍の戦闘が各地で発生し、群衆にも多数の死傷者が出たが16日朝には鎮圧され、クーデターは失敗に終わった。17日の段階で死者数は290人以上。

 治安当局は19日までに軍将兵や司法関係者8000人超を拘束。反政権派の粛清対象は約2万4000人に達した。

フランスで今度はトラックテロ

2016.07.22 Vol.671

 フランス南部ニースで、14日深夜(日本時間15日朝)、大型トラックが革命記念日の休日を楽しむ群衆に突っ込み、観光客らを次々はね飛ばした。運転していた男は群衆に向け銃も発砲。男はその場で警官隊に射殺された。84人が死亡した。

 容疑者はニース在住でチュニジア国籍のモハメド・ラフエジブフレル(31)。

 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系メディアは16日、ラフエジブフレル容疑者は「ISの戦闘員」だとするIS関係者の声明を報じた。

LINEが日米で同時上場

2016.07.22 Vol.671

 無料通信アプリ「LINE(ライン)」を提供するLINEは15日、東京証券取引所に上場した。初値は4900円で公開価格(3300円)の約1.5倍だった。初値ベースでの時価総額は約1兆300億円で今年最大のIPO(新規株式公開)となった。

 同社は14日(現地時間)にはニューヨーク証券取引所にも上場しており、日米で同時上場した会社は初めて。出沢剛社長は会見で、「世界中の人に当社のサービスを使ってほしいという決意の表れだ」と述べた。

トランプ氏夫人にパクリ疑惑

2016.07.22 Vol.671

 米共和党の全国大会が中西部オハイオ州クリーブランドで18日から開催され、初日は大統領選候補の指名に際し、各州が従来通り、予備選・党員集会の結果に拘束されるとした党規約を採択。不法移民対策として、メキシコ国境に「壁」を建設することなど、不動産王ドナルド・トランプ氏(70)の主張を取り込んだ政策綱領も採択した。2日目の19日には大統領選の候補者を選ぶ投票を行い、トランプ氏を指名した。トランプ氏は既存の政治の枠組みに縛られない変革者のイメージが人気を集め、5月には候補指名を確実にしていた。

 18日にはトランプ氏がホワイトハウス入りした場合のファーストレディーとなる妻で元モデルのメラニアさん(46)が応援演説したのだが、オバマ大統領夫人の演説と酷似しているとの疑惑も浮上した。またトランプ氏が登場時に『伝説のチャンピオン』を使用したことについて英ロックバンド「クイーン」は「われわれの望みに反する無断使用だ」とツイッターで不快感を示した。

 なお“反トランプ派”とされるジョージ・H・Wブッシュ元大統領、ジョージ・W・ブッシュ前大統領、過去2回の大統領候補だったマケイン上院軍事委員長、ロムニー元マサチューセッツ州知事は今大会を欠席している。

昭和の競馬界盛り上げた大橋巨泉さん逝く

2016.07.21 Vol.671

『11PM』や『クイズダービー』などの人気テレビ番組の司会者として親しまれた大橋巨泉(おおはし・きょせん、本名克巳=かつみ)さんが12日午後9時29分、急性呼吸不全のため、千葉県内の病院で死去したことが20日、分かった。82歳だった。

 2005年以降、胃がんや中咽頭がんを患い、手術を受けていた。葬儀・告別式は親族のみで行われ、複数の関係者によると8月下旬に「大橋巨泉を偲ぶ会」が開かれる予定だ。

スピードワゴン小沢、チュート徳井と倦怠期!?

2016.07.21 Vol.671

 お笑いコンビ、スピードワゴンの小沢一敬が20日、都内で行われたスマートフォン向けゲームアプリ『街コロマッチ!』の記者発表会に出席した。イベントでは、「日本一かわいい女子高生」の、りこぴんこと、永井理子とゲームで対決。「ゲームはどうあれ、君とのゲームは君が勝ってる…!」と、甘〜いコメント。また、ハウスシェアをしているチュートリアルの徳井と「倦怠期じゃないけど、会話が少なくなってきている」といい、同ゲームを徳井とプレーしたいと話した。

 イベント終了後の取材で、小島よしおから直接結婚の報告を受けたことを明かした。小沢、徳井、家をシェアしている構成作家の前で「お話ししたいことが…」と始めた小島を3人で「言うなー!」と静止。「先を越されて悔しいのと、おめでとうの涙」にくれたという。自身については「結婚願望は今はない」ときっぱり。「遊んでいたい。誰かのために生きられない」と説明した。

7・18『Krush.67』ピケオーとKANAが初防衛に成功

2016.07.19 Vol.670

 立ち技格闘技の『Krush.67』(7月18日、東京・後楽園ホール)のダブルメーンで2つのタイトル戦が行われた。

 Krush-70kgタイトルマッチでは王者・ジョーダン・ピケオーが山崎陽一を2R2分42秒、KOで下し、初防衛に成功した。
 ピケオーは1Rからプレッシャーをかけ前へ。山崎のガードのすき間からパンチを上下に打ち分け主導権を握る。2R開始早々にピケオーは出会い頭の左ジャブで最初のダウンを奪う。ノーダメージと思われたが、その後のピケオーの一気のラッシュに山崎は防戦一方。最後はロープに詰めたピケオーが左フックから返しの右フックを放つと、山崎はロープの反動でマットに前のめりにたたきつけられるようにダウン。レフェリーが即座に試合を止めた。

 試合後のリング上でピケオーは「今後はK-1のチャンピオンベルトを獲りたい」とアピール。そして会見では「自分にとってこのベルトを引退するまで守り続けることが仕事」と話す。実際、ここまでK-1とKrushで渡部太基、サニー・ダルベック、中島弘貴、この日の山崎と並み居る強豪を退けており、その言葉も現実味がありそうだ。

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