Notice: Function _load_textdomain_just_in_time was called incorrectly. Translation loading for the all-in-one-seo-pack domain was triggered too early. This is usually an indicator for some code in the plugin or theme running too early. Translations should be loaded at the init action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/newthl/www/tokyoheadline/wp-includes/functions.php on line 6114
アカデミー | TOKYO HEADLINE
SearchSearch

米アカデミー賞“渡し間違い”のハプニングも、無名監督が奇跡の受賞

2017.02.28 Vol.685

 アメリカの映画の祭典・第89回アカデミー賞授賞式が27日(現地時間26日)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、最後に発表された作品賞で、受賞した『ムーンライト』ではなく『ラ・ラ・ランド』の名前が間違えて読み上げられるというハプニングがあった。 
 主演女優賞の封筒を作品賞で渡してしまうというアカデミー賞史上初のトラブルにより、『ラ・ラ・ランド』の関係者が壇上に上がりスピーチするも、実際は『ムーンライト』が作品賞を受賞。
 それでも史上最多14ノミネートだった『ラ・ラ・ランド』は下馬評通り、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、美術賞、作曲賞、主題歌賞(City of Stars)の最多6部門を受賞。デイミアン・チャゼル監督(32歳)の監督賞は86年ぶりとなる史上最年少受賞の快挙となった。

 波乱の作品賞受賞となった『ムーンライト』だが、こちらも8部門にノミネートされていた話題作。結果は作品賞をはじめ脚色賞(バリー・ジェンキンス、タレル・アルビン・マクレイニー)、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)の3部門を獲得した。
『ムーンライト』でジェンダーを越えた愛の物語を描いたバリー・ジェンキンス監督は『ラ・ラ・ランド』のチームに敬意を払いながらも「この映画を完成させることは不可能だと思っていました。でもここいる全員が“決してそんなことはない”と必死で励ましてくれました」と振り返り「そして僕に力を貸してくれた皆さんありがとうございました。選んでくれたすべての人に感謝しています。これは夢でない。これが現実なんです。なんてことでしょう!」と歓喜のスピーチで会場を感動の嵐に包んだ。ジェンキンス監督も助演男優賞のアリもアカデミー賞初ノミネートにして初受賞。黒人俳優の助演男優賞・受賞は、第77回のモーガン・フリーマン(『ミリオンダラー・ベイビー』)以来、12年ぶりの受賞となる。

 昨年は“白人チョイスアワード”ともやゆされたアカデミー賞だが、今年は多様性に富み、司会ジミー・キンメルのトランプイジリもあってか笑いと拍手の絶えない式になった。また、スタジオジブリの『レッドタートル ある島の物語』は惜しくも受賞を逃した。

今年の受賞者は多彩な顔ぶれ! 『第39回日本アカデミー賞』リポート

2016.03.12 Vol.662

 その年度に日本で公開された優れた映画を表彰する、日本映画界最大の祭典・日本アカデミー賞が今年も開催。近年は受賞が同じ作品に集中することが多かったが、今年は混戦で大盛り上がり! その華やかな授賞式の模様をリポート。

Copyrighted Image