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クレイジー・フォー・マウンテン | TOKYO HEADLINE
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【インタビュー】究極の山岳エクストリームをクラシックで見せる!

2018.07.21 Vol.708

 映画『クレイジー・フォー・マウンテン』のジェニファー・ピードン監督は「日本の雪山は他のどこの国とも違う、おとぎ話のような光景を見せてくれるの」と語る。同作は、世界各地の山岳で極限の冒険に挑む人々をとらえた“クレイジー”な映像を、世界的音楽家リチャード・トネッティ率いるオーストラリア室内管弦楽団の奏でるクラシック音楽とともに映し出すドキュメンタリー。

「実は本作の製作中、日本で“合宿”をしたんです。トネッティさんは本当に多忙な人なんですけど、毎年冬にはニセコで休暇を過ごしていて、どうしても彼と一緒に作業する時間が必要だったので我々がそこにお邪魔したの。ラフカットを見ながら話し合ったり、楽団のメンバーがその場で音をあてていったり、重要な時間を過ごすことができました」

 山岳ドキュメンタリー『Sherpa』で高い評価を受けたピードン監督のチームに山岳撮影の第1人者レナン・オズタークも参加。五大陸の難関峰への登頂をはじめ、エクストリーム・スポーツとしての、ロック・クライミング、スキー、ウィングスーツでの滑空など究極の映像体験が繰り広げられる。

「映像を通して山の美しさを楽しめるのは素晴らしいことだけど、この映画では実際の山は美しいばかりではなく、寒くて危険で辛くて痛い…(笑)ということも伝えています。劇中に登場するウィングスーツでの滑空は本当にクレイジー。あの2人は本作の撮影後、別の場所で同じようなチャレンジをして命を落としてしまいました」

 単にクレイジーな挑戦をロックでクールに描くのではなく、人はなぜ極限に挑むのかという根源的な問いをクラシック音楽が引き出す、珠玉のドキュメンタリー。

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